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2017年5月29日 (月)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (394)    (通算2392回)

日常生活語 「に」②

 

にぎやか【賑やか】《形容動詞や()》 ①人やものがたくさん集まって、活気のある様子。「今日・の・ 出し物・は・ にぎやかや・なー。」②いろいろな音が聞こえてくる様子。明るくて陽気であったり、よくしゃべったりする様子。「葬式・の・ とき・は・ にぎやかな・ 人・は・ ちょっと・ 困る・なー。」■対語=①「さびしい【寂しい】」「さみしい【寂しい】」「さぶしい【(寂しい)】」。②「しずか【静か】」〔⇒にんぎゃか(賑んぎゃか)、にんやか(賑やか)

にぎり【握り】《名詞》 ①道具などの、手に持つように作ってある部分。「木ー・で・ でけ・た・ にぎり」②酢を入れたご飯の上に生の魚や貝などをのせて、いっしょに握ったもの。「うまい・ にぎり・が・ 食える・ 店」③水で湿した手に塩をつけて、ご飯を三角形や丸形に握り固めたもの。「竹の皮・に・ にぎり・を・ 包む。」◆③は、中に具を入れたり外側に海苔を巻いたりするものもある。⇒て【手】、とって【取っ手】⇒にぎりずし【握り鮨、握り寿司】、すし【鮨、寿司】⇒にぎりめし【握り飯】、おにぎり【お握り、むすび【結び】】、おむすび【お結び】

にぎりこぶし【握り拳】《名詞》 ぐっと握り固めた手の指。「にぎりこぶし・で・ 殴る。」「にぎしこぶし・ ひとつ分・の・ 塩・を・ 撒く。」〔⇒げんこつ【拳骨】、ごんけつ〕

にぎりずし【握り鮨、握り寿司】《名詞》 酢を入れたご飯の上に生の魚や貝などをのせて、いっしょに握ったもの。「回転寿司・で・ にぎりずし・を・ 食う。」〔⇒にぎり【握り】、すし【鮨、寿司】

にぎりばし【握り箸】《名詞》 箸をうまく使えなくて、2本の箸をいっしょに握るような形で持つこと。「子ども・の・ にぎりばし・は・ 早()よ・ 直さ・んと・ あか・ん。」

にぎりめし【握り飯】《名詞》 水で湿した手に塩をつけて、ご飯を三角形や丸形に握り固めたもの。「にぎりめし・と・ 漬け物・を・ 持っ・ていく。」◆中に具を入れたり外側に海苔を巻いたりするものもある。〔⇒にぎり【握り】、むすび【結び】、おにぎり【お握り】、おむすび【お結び】

にぎる【握る】《動詞・ラ行五段活用》 ①手の指をすべて内側に曲げて、何かをその中に収めている形にする。「にぎっ・て・ 手・の・ 中・を・ 見せ・へん。」②手の指を曲げて、ものをつかむ。また、そのものを放すまいとする。「ハンドル・を・ にぎっ・て・ 運転する。」③飯を両手で押し固めて、握り寿司や、握り飯を作る。「鮪・を・ にぎっ・てんか。」

にく【肉】《名詞》 ①人や動物の体の皮膚の下にあるもの。「大けが・を・ し・て・ にく・が・ 見え・た。」②食用にする、動物や魚の骨を包んでいる柔らかい部分。「食べ物・は・ にく・が・ 大好きな・ん・や。」③果実の皮の内側にあって、種などを除く部分。「梅・の・ にく」④印鑑に赤い色を付けるために使う、顔料を染み込ませたもの。「印鑑・に・ にく・を・ つける。」 ①②⇒み【身】⇒いんにく【印肉】、しゅにく【朱肉】

にくい【憎い】《形容詞》 しゃくにさわって、うとましい。可愛らしさがなくて嫌だ。「にくい・と・ 思(おも)・とっ・た・けど・ 今・で・は・ 好きに・ なっ・た。」

にくい【難い】《接尾語》〔動詞の連用形に付く〕 ①ものごとを簡単には行えないという意味を表す言葉。「漢字・が・ いっぱい・ 出・てき・て・ 読みにくい・ 本・や。」「短こー・て・ 書きにくい・ 鉛筆・や。」「遠ー・て・ 行きにくい・ 所」②気持ちの上で、そうすることができないという意味を表す言葉。「言ーにくい・ 話・を・ 思い切っ・て・ する。」③そのような可能性が低いという意味を表す言葉。「競争率・が・ 高(たこ)ー・て・ 合格しにくい・ 学校」「汚れにくい・ 床板」■対語=「やすい【易い】」①②⇒づらい【辛い】

にくたらしい〔にくたらしー〕【憎たらしい】《形容詞》 まったく可愛らしさがない。うとましく思う気持ちが強い。とてもしゃくにさわる。「にくたらしー・ こと・を・ する・ やつ・や。」

にくづき【肉付き】《名詞》 体の肉のつき具合。太ったりやせたりしている具合や、その程度。「にくずき・の・ えー・ 人」

にくてん《名詞》 鉄板などの上に生地を引いて焼き、その上に肉、野菜などの具を載せて。全体をひっくり返しながら両面を焼いて作る食べ物。「腹・が・ 減っ・た・ん・やっ・たら・ にくてん・を・ 焼い・たろ・か。」◆本来は肉が入っていたものかどうか、よくわからないが、戦後すぐの頃は、肉類がなく野菜を入れただけのものであっても「にくてん」と言っていたように思う。現在では、高砂市が「にくてんの町」として売り出しているが、高砂の場合はこんにゃくが入ることを必須としているようである。

にくむ【憎む】《動詞・マ行五段活用》 しゃくにさわって、うとましく感じる。可愛らしさがないと思って嫌う。「友だち・を・ にくん・だら・ あか・ん・よ。」 

にぐるま【荷車】《名詞》 人力や牛馬の力によって引き、荷物を運ぶ車。「醤油・の・ 樽・を・ にぐるま・で・ 運ぶ。」◆4輪で馬に荷台を引かせるものを「ばりき【馬力】」と言い、2輪で人力で引くものを「しゃりき【車力】」と言った。広義では「リヤカー【和製英語=rear car】」のようなものも「にぐるま【荷車】」である。

にげごし【逃げ腰】《形容動詞や()》 任務や責任などから逃れようとする様子。「にげごし・で・ 勉強し・とっ・たら・ 成績・は・ あがら・へん・ぞ。」

にげみち【逃げ道】《名詞》 ①その場から逃れることのできる道筋。「にげみち・を・ 考え・とい・て・ 隠れん坊・を・ する。」「火事・の・ とき・の・ にげみち」②任務や責任などから逃れる方法。「言い訳し・て・ にげみち・に・ し・よー・と・ 考え・とる。」

にげる【逃げる】《動詞・ガ行下一段活用》 ①人につかまらないように、あるいは危険な目に遭わないように、その場から遠くへ離れる。「泥棒・に・ にげら・れ・ても・た。」「津波・から・ 山・へ・ にげる。」②捕らえられたところから抜け出す。「紐・を・ 切っ・て・ 犬・が・ にげ・とる。」③仕事や責任を避ける。面倒なことから身を避ける。「しんどい・ 仕事・から・ にげ・たら・ あか・ん。」■名詞化=にげ【逃げ】

にごす【濁す】《動詞・サ行五段活用》 透明な水や液体などを、汚したりかき混ぜたりして、透き通らなくする。「雨・が・ 降っ・て・ 池・を・ にごし・ても・た。」■自動詞は「にごる【濁る】」〔⇒にごらす【濁らす】

にこっと《副詞、動詞する》 笑いを浮かべて、嬉しそうな顔を瞬間的にする様子。「赤ちゃん・の・ にこっとする・ 顔・は・ かいらしい・なー。」〔⇒にっこり〕

にこにこ《副詞と、動詞する》 笑いを浮かべて、嬉しそうな顔をする様子。「にこにこし・とら・なんだら・ お客さん・が・ 来・てくれ・へん。」

にこむ【煮込む】《動詞・マ行五段活用》 ①いろいろなものを混ぜて一緒に煮る。「大きな・ 鍋・に・ いろんな・ 野菜・を・ 入れ・て・ にこん・だ。」②時間をかけて、よく煮る。「カレー・を・ にこむ。」■名詞化=にこみ【煮込み】

にごらす【濁らす】《動詞・サ行五段活用》 透明な水や液体などを、汚したりかき混ぜたりして、透き通らなくする。「瓶・を・ 振り回し・て・ にごらさ・ん・よーに・ し・なはれ。」■自動詞は「にごる【濁る】」〔⇒にごす【濁す】

にごり【濁り】《名詞》 透明な水や液体が、透き通らなくなっていること。また、そのようなものや、そのような部分。「瓶・の・ 底・に・ にごり・が・ ある。」

 

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