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2017年6月 5日 (月)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (401)    (通算2399回)

日常生活語 「ぬ」①

 

ぬいぐるみ【縫いぐるみ】《名詞》 ①袋のようなものに綿などを詰めて、人や動物の形などに似せて作ったもの。「孫・は・ 熊・の・ ぬいぐるみ・が・ 好きや・ねん。」②人や動物の形などに作って、中に人が入って着る布製の衣装。「兵庫県・に・は・ はばたん・の・ ぬいぐるみ・が・ あっ・て・ 人気・が・ ある・ねん。」

ぬいしろ【縫い代】《名詞》 布を縫い合わせるとき、中に縫い込まれる、端の部分。「ぬいしろ・が・ 細い・さかい・ 気ー・ つけ・て・ 縫い・よ。」 

ぬいめ【縫い目】《名詞》 ①縫い合わせた布と布との境目。「ぬいめ・の・ 糸・が・ 切れ・ても・た。」②布の上に見えている、縫った糸目。「まっすぐな・ ぬいめ・が・ 綺麗や。」

ぬいもん【縫い物】《名詞、動詞する》 ①布を裁って、和服や洋服などに縫い上げること。「内職・で・ ぬいもん・を・ する。」②縫って作ったもの。「出来上がっ・た・ ぬいもん・を・ 届け・に・ 行く。」⇒さいほう【裁縫】、はりしごと【針仕事】

ぬう【縫う】《動詞・ワア行五段活用》 ①糸を通した針で布などを指し貫いて、つなぎ合わせる。「着物・の・ 破れ・た・ ところ・を・ ぬう。」②体の傷口をとじ合わせる。「怪我・を・ し・て・ 3針・ ぬー・た。」

ぬか【糠】《名詞》 玄米などを精白するときに、はがれた果皮が粉のようになったもの。「ぬか・で・ 筍・の・ あく・を・ 取る。」

ぬかす【抜かす】《動詞・サ行五段活用》 ①自分より前を進んでいるものをとらえて、それより前に出る。「途中・で・ 5人・ ぬかし・て・ 一番・で・ ゴールインし・た。」②力や能力などが、他の人よりも上になる。「1年生・や・けど・ 3年生・を・ ぬかし・て・ 入選し・た。」③入れたり加えたりすべきものを漏らす。すべきものを意識的に省略する。「せ・な・ いか・ん・ 仕事・を・ 一つ・ ぬかし・ても・た。」■名詞化=ぬかし【抜かし】①②⇒ぬく【抜く】、おいぬく【追い抜く】、おいこす【追い越す】⇒おとす【落とす】

ぬかす【吐かす】《動詞・サ行五段活用》 無遠慮に堂々と言い放つ。「何・を・ あほみたいな・ こと・(を・) ぬかし・てけつかる・ねん。」◆相手の言っている内容や言い方について、批判的に述べる場合に使う言葉。■名詞化=ぬかし【吐かし】〔⇒たたく【叩く】、こく、くち()たたく【口()叩く】

ぬかづけ【糠漬け】《名詞、動詞する》 野菜などを糠と塩で漬けること。また、そのようにしてできたもの。「なすび・を・ ぬかづけする。」「ぬかづけ・の・ 胡瓜・が・ うまい。」

ぬかり【抜かり】《名詞》 ①ものごとを行うときの手続きや手段などが不十分であること。「ぬかり・が・ ない・よーに・ 点検し・なはれ。」②気をゆるめたり安心したりして、必要な注意を怠ること。「ぬかり・が・ あっ・たら・ 勝た・れ・へん・ぞ。」⇒ゆだん【油断】

ぬかる【抜かる】《動詞・ラ行五段活用》 ①手続きや手段などが不十分なまま、ものごとを行う。「要る・ 書類・が・ 揃わ・んと・ ぬかっ・とっ・た。」②気をゆるめたり安心したりして、必要な注意を怠る。「あんた・が・ ぬかっ・とっ・た・さかい・ わしらー・は・ 負け・ても・た・ん・や。」■名詞化=ぬかり【抜かり】⇒ゆだん【油断】(する)

ぬき【抜き】《接尾語》[名詞に付く] ①続けて相手を負かすことを表す言葉。「3人ぬき・で・ 勝っ・た。」②ものごとを省くことを表す言葉。「練習ぬき・で・ 試合・に・ 出・たっ・て・ 勝た・れ・へん・やろ。」「朝飯ぬき・で・ 検査・を・ 受ける。」

ぬきあめ【抜き飴】《名詞》 絵などの輪郭線のところが薄くなっていて、なめることによって外れて、一定の形を抜き出せるようにしてある薄い板状の飴。「上手に・ なめ・なんだら・ ぬきあめ・が・ 割れる・ぞ。」

ぬく【抜く】《動詞・カ行五段活用》 ①堅く止められているものや、きちんとはまっているものを取り出す。「板・の・ 釘・を・ ぬく。」「風呂・の・ 栓・を・ ぬく。」②いくつかの中から選んで取る。「棚・から・ 1冊・を・ ぬい・て・ 読む。」③取り払って、きれいにする。「染み・を・ ぬく。」④自分より前を進んでいるものをとらえて、それより前に出る。「1人・ ぬい・て・ 3位・に・ 上がっ・た。」⑤力や能力などが、他の人よりも上になる。「上級生・を・ ぬい・て・ 代表・に・ 選ば・れる。」⑥入れたり加えたりすべきものを漏らす。すべきものを意識的に省略する。「休み・を・ ぬい・て・ 働く。」⑦気持ちを緩めたり、力を省いたりする。「手ー・ ぬい・たら・ あか・ん。」「気ー・ ぬい・たら・ 負け・や・で。」■自動詞は「ぬける【抜ける】」■名詞化=ぬき【抜き】⇒とりだす【取り出す】④⑤⇒ぬかす【抜かす】、おいぬく【追い抜く】、おいこす【追い越す】

ぬぐ【脱ぐ】《動詞・ガ行五段活用》 ①身に着けているものを取り去る。「帽子・を・ ぬい・で・ 挨拶する。」「温い・さかい・ 手袋・を・ ぬぐ。」「上着・を・ ぬい・で・ 手ー・に・ 持つ。」「すててこ・を・ ぬぐ。」②身に着けているものすべてを取り去って、裸になる。「ぬい・で・ 風呂・に・ 入る。」

ぬくい【温い】《形容詞》 ほんのり暖かい。温度などがほどよく、気持ちがよい。「買()ー・てき・た・ 鯛焼き・が・ まだ・ ぬくい。」「奈良・の・ お水取り・が・ すん・で・ ぬくー・ なり・まし・た・な。」

ぬくごはん【温ご飯】《名詞》 温かいご飯。「朝・は・ ぬくごはん・と・ 味噌汁・が・ 一番・ 良()ー。」◆「ぬくめし【温飯】」よりは丁寧な言い方。■対語=「ひやごはん【冷やご飯】」。〔⇒ぬくめし【温飯】

ぬくぬく【温々】《形容動詞や()、名詞、動詞する》 ①部屋や体などが、ほどよく暖かくて気持ちがよい様子。「炬燵・で・ ぬくぬくと・ し・て・ 本・を・ 読む。」②食べ物などが、ほどよく温かい様子。「できたて・で・ ぬくぬくの・ 豚饅」「生みたて・で・ ぬくぬくの・ 卵」③特別な苦労をせず、楽をしている様子。「みんな・と・ 同じ・よーに・ 働か・んと・ ぬくぬくし・とる。」

ぬくみ【温味】《名詞》 ほのかな温かさ。「生ん・で・ まだ・ ぬくみ・の・ 残っ・とる・ 卵」

ぬくめし【温飯】《名詞》 温かいご飯。「ぬくめし・に・ 卵・を・ かける。」■対語=「ひやめし【冷や飯】」〔⇒ぬくごはん【温ご飯】

ぬくめる【温める】《動詞・マ行下一段活用》 体・水・液体・空気などを暖める。「風呂・の・ 追い炊き・を・ し・て・ ぬくめる。」「懐炉・で・ 体・を・ ぬくめる。」■自動詞は「ぬくもる【温もる】」■名詞化=ぬくめ【温め】

ぬくもり【温もり】《名詞》 体やものに感じられる、かすかな暖かさ。「湯たんぽ・は・ 朝・に・ なっ・ても・ ぬくもり・が・ 残っ・とる。」

ぬくもる【温もる】《動詞・ラ行五段活用》 体・水・液体・空気などが暖まる。「ゆっくり・ 風呂・に・ 入っ・て・ ぬくもる。」■他動詞は「ぬくめる【温める】」■名詞化=ぬくもり【温もり】

ぬけ【抜け】《名詞、形容動詞や()》 ①あるべきものが、落ちていること。落ちている内容。「帳面・に・ 付け忘れ・て・ ぬけ・が・ある。」②ぼんやりしていて、頼りないところがあること。鋭さに欠けたり手抜かりが生じたりすること。また、そのような人。「あの・ ぬけ・が・ また・ 失敗・を・ し・やがっ・た。」⇒もれ【漏れ】⇒まぬけ【間抜け】、あほう【阿呆】、あっぽ【阿っ呆】、だぼ、ぼけ【呆け】、ばか【馬鹿】、ぬけさく【抜け作】、あほうたれ【阿呆垂れ】、あほうだら【阿呆垂ら】、あほんだら(阿呆垂ら)、あほんだれ(阿呆垂れ)、だぼさく【だぼ作】、ぼけさく【呆け作】、ぼけなす【呆けなす】、とぼけさく【惚け作】、ばかもん【馬鹿者】、ばかたれ【馬鹿垂れ】

ぬけあな【抜け穴】《名詞》 ①通り抜けられる穴。「蟻・の・ ぬけあな・が・ 続い・とる。」②人が通れるようにするために、密かに掘った穴。「三木城・が・ 攻めら・れ・た・ とき・ 魚住城・から・ 三木城・まで・ ぬけあな・が・ あっ・た・と・ ゆー・ 言い伝え・が・ 残っ・とる。」

ぬけがら【抜け殻】《名詞》 昆虫や蛇などが脱皮したあとに残る外皮など。「蝉・の・ ぬけがら・が・ 木ー・に・ いっぱい・ つい・とる。」「蛇・の・ ぬけがら」〔⇒から【殻】

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