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2017年6月12日 (月)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (408)    (通算2406回)

日常生活語 「ね」⑥

 

ねる(満る)】《動詞・ラ行五段活用》 海面が沖の方から海岸へ寄せてきて、海面が高くなる。潮が寄せてくる。「もー・ これ以上・は・ ねら・へん・やろ。」■対語=「ひく【引く】」〔⇒につ(満つ)、ねつ〕

ねれる【練れる】《動詞・ラ行下一段活用》 ①いろいろな経験を積んで、人格が円満になる。「ねれ・て・ おだやかな・ 人」②粉末状のものが伸ばされたり固められたりしている。固いものや粗いものが質の良いものになっている「餡・が・ よー・ ねれ・た。」

ねん【年】《名詞》 1年の12か月をまとめて表す言葉。「ねん・に・ いっぺん・の・ 祭り」「ねん・に・ 1割・の・ 利子」〔⇒とし【年】

ねん【念】《名詞》 手落ちのないように、じゅうぶんに気をつけること。心配り。「ねん・が・ 入っ・た・ 丁寧な・ 仕事・を・ し・とる。」

ねん【年】《助数詞》 年号や西暦などを数える言葉。年次を数える言葉。「今年・は・ 平成・の・ 何ねん・や。」「中学校・の・ 何ねん・に・ なっ・た・ん・かいなー。」

ねん《終助詞》 ①現在および未来に関することで、相手に念を押したり、強調したりするときに使う言葉。「これ・(を・) 買い・たい・ねん。」「わし・は・ 行く・ つもり・は・ ない・ねん。」②相手に命令や指示をするときに使う言葉。「あんた・から・ 頼む・ねん・ぜ。」◆①の場合、過去に関することを述べる場合は「てん」を使う。「ねん」は文末に使われるが、打ち消しの言葉「ない」を付けて禁止の意味を表す用法もある。「無駄遣い・を・ する・ねん・ない。」〔⇒ねや〕

ねんいり【念入り】《形容動詞や()》 細かい点まで気を付けて、丁寧にものごとを行う様子。「表書き・は・ ねんいりに・ 書か・んと・ いかん。」

ねんがじょう〔ねんがじょー〕【年賀状】《名詞》 新年を祝って、挨拶として出す葉書や手紙。「今年・は・ 正月・に・ なっ・て・から・ ねんがじょー・を・ 書い・た。」

ねんがっぴ【年月日】《名詞》 あることが行われたり予定されたりしている、年と月と日。何年何月何日という時。「生まれ・た・ ねんがっび・を・ 書い・てください。」

ねんがらねんじゅう〔ねんがらねんじゅー〕【年がら年中】《副詞、名詞》 そうでない日がないくらい、その状況がいつも常に続いていることを表す言葉。「ねんがらねんじゅー・ 孫・の・ 相手・を・ し・て・ 過ごし・とる。」〔⇒ねんびゃくねんじゅう【年百年中】、いちねんじゅう【一年中】、ねんじゅう【年中】

ねんかん【年間】《名詞》 ①一年の間。年頭から年末までの、すべての日。「ねんかん・に・ 百日・は・ 雨・が・ 降る。」②ある年代の間。「昭和・の・ ねんかん・に・ 亡くなっ・た。」

ねんき【年季、年期】《名詞》 一定の、長い期間。「修業する・ ねんき・が・ 長い。」

ねんきがはいる【年季が入る、年期が入る】《動詞・ラ行五段活用》 長い期間をかけて、技術や能力などが磨かれる。「あんたの・ 歌・は・ ねんきがはいっ・とる・なー。」

ねんきん【年金】《名詞》 ある期間、決まった額を掛け続けておいたことと引き替えに、定年後などに毎年いくらと決まって継続して受け取る金。「ねんきん・から・ 介護保険料・を・ 引か・れ・とる。」

ねんぐ【年貢】《名詞》 田畑を借りている人が、地主に納める米や金。「江戸時代・は・ ねんぐ・が・ 高かっ・た・そーや。」

ねんげつ【年月】《名詞》 長い間にわたる、年と月。長い時間の流れ。「20年・の・ ねんげつ・が・ たっ・た。」〔⇒としつき【年月】

ねんごう〔ねんごー〕【年号】《名詞》 明治・大正・昭和・平成など、その天皇が在位していることをもとにして、日本の年に付ける称号。「ねんごー・が・ 平成・に・ なっ・て・から・も・ 20何年・に・ なる。」

ねんざ【捻挫】《名詞、動詞する》 手や足の関節に無理な力が加わって、くじいて損傷が起こること。「こけ・て・ 足・を・ ねんざし・た。」動詞⇒くんにゃかす、くねる〕

ねんじゅう〔ねんじゅー〕【年中】《名詞、副詞》 ①一年の間。年頭から年末までの、すべての日。「ねんじゅー・ 休み・なし・の・ 店」②そうでない日がないくらい、その状況がいつも常に続いていることを表す言葉。「ねんじゅー・ 忙しー・に・ 働い・とる。」〔⇒いちねんじゅう【一年中】⇒ねんがらねんじゅう【年がら年中】、ねんびゃくねんじゅう【年百年中】

ねんじん(人参)】《名詞》 赤みがかった太く長い根を食用にする野菜。「カレー・に・ ねんじん・や・ 玉葱・を・ 入れる。」〔⇒にんじん【人参】

ねんだい【年代】《名詞》 ①時の流れを区切った、ある一定の時期。「昭和・の・ 40・ねんだい」②だいたいの年齢。世代。「みんな・ ねんだい・が・ 同じ・な・ん・や。」⇒ねんぱい【年配、年輩】

ねんど【年度】《名詞》 1月から始まる暦とは違って、仕事や事務の都合によって決めた1年の期間。「自治会・の・ 新しー・ ねんど・は・ 3月・から・や・ねん」

ねんど【粘土】《名詞》 粘り気のある、きめの細かい土。「ねんど・に・ よー・ 似・た・ ゴム・ねんど」〔⇒ねばつち【粘土】

ねんどざいく【粘土細工】《名詞、動詞する》 粘土を使って、ものの形を作ること。また、その作ったもの。「図画工作・の・ 時間・に・ 動物・の・ ねんどざいく・を・ 作っ・た。」

ねんない【年内】《名詞》 その年が終わるまでの期間。「年賀状・は・ ねんない・に・ 書け・なんだ。」

ねんね【寝ん寝】《名詞、動詞する》 眠ること。「いつ・の・ 間・に・やら・ ねんねし・ても・とー・なー。」◆幼児語。〔⇒ねんねん【寝ん寝ん】

ねんねこ《名詞》 乳幼児を背中に背負うときに、上から覆い被せて着る綿入れのはんてん。「この頃・は・ ねんねこ・を・ 着・とる・ 人・を・ あんまり・ 見・ん・よーに・ なっ・た。」〔⇒おいこ【負いこ】

ねんねん【寝ん寝ん】《名詞、動詞する》 眠ること。「早(はよ)ー・ ねんねんし・なはれ。」◆幼児語。〔⇒ねんね【寝ん寝】

ねんねん【年々】《副詞》 ①その状況が毎年、同じように繰り返されることを表す言葉。「庭・の・ 梅・は・ ねんねん・ きれーな・ 花・が・ 咲い・てくれる。」②その状況が年を追って、一定の傾向をもって変化していくことを表す言葉。「ねんねん・ 歳・を・ とっ・て・ 足・が・ 弱っ・てき・た。」〔⇒まいとし〕

ねんねんよう〔ねんねんよー〕【寝ん寝んよう】《感動詞》 眠りなさいよ、と優しく呼びかける言葉。◆小さな子どもを寝かしつけるときなどに言う。

ねんのため【念の為】《副詞に》 伝える内容を確実にして、間違いのないようにするために。「ねんのために・ 帳面・に・ 書い・とく。」

ねんぱい【年配、年輩】《名詞》 ①だいたいの年齢。世代。「来・た・の・は・ どの・ぐらい・の・ ねんぱい・の・ 人・やっ・た・か。」②かなりの年齢の人。中高年の人。「ねんぱい・の・ 男・の・ 人・が・ 来・た。」③生まれてからの年数が、他の人より多いこと。また、その人。「わし・より・ 10・ほど・ ねんぱい・の・ 人」⇒ねんだい【年代】⇒としうえ【年上】

ねんびゃくねんじゅう〔ねんびゃくねんじゅー〕【年百年中】《副詞、名詞》 ①そうでない日がないくらい、その状況がいつも常に続いていることを表す言葉。「ねんびゃくねんじゅう・ 朝・ 八時・から・ 店・を・ 開け・とる。」「ねんびゃくねんじゅー・ 文句・を・ 言わ・れ・とる。」②その年その年。どの年も。来る年ごとに。「ねんびゃくねんじゅう・ 違(ちご)ー・た・ 子ども・が・ 入学し・てくる。」⇒ねんがらねんじゅう【年がら年中】、いちねんじゅう【一年中】、ねんじゅう【年中】⇒まいとし【毎年】、まいねん【毎年】

ねんぶつ【念仏】《名詞》 仏に祈るときに唱える、一定の言葉。「西国三十三番・の・ ねんぶつ・を・ あげる。」

ねんまつ【年末】《名詞》 一年の終わりの頃。歳末。「ねんまつ・まで・に・ 仕上げ・ます。」〔⇒くれ【暮れ】、としのくれ【年の暮れ】

ねんりょう〔ねんりょー〕【燃料】《名詞》 燃やして熱や光のエネルギーを得るための、薪・炭・石油・ガスなど。「風呂・の・ ねんりょー・も・ 昔・と・は・ 変わっ・てしまい・まし・た・なー。」

ねんりん【年輪】《名詞》 木を横に切ったときに見える、同心円のようになった輪。「ねんりん・が・ つん・どる〔=詰まっている〕・ 木ー」

ねんれい〔ねんれー〕【年齢】《名詞》 生まれてからの経過時間を年という単位で表したもの。「みんな・ お互いに・ ねんれー・の・ こと・は・ あんまり・ 言ー・と・ない・なー。」〔⇒とし【年】

ねん()いれる【念()入れる】《動詞・ラ行下一段活用》 間違いが起こらないように、十分に注意する。「ねんをいれ・て・ 勘定する。」

ねん()おす【念()押す】《動詞・サ行五段活用》 相手に対して、改めて確かめたり注意を促したりする。「間違い・が・ ない・か・ ねんをおし・て・ 確かめる。」

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