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2017年6月15日 (木)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (411)    (通算2409回)

日常生活語 「の」③

 

のせる【乗せる】《動詞・サ行下一段活用》 乗り物や動物などの上に体を置くようにさせる。乗り物や動物などに、ものを積む。「トラック・に・ 箱・を・ のせる」◆「のせ・てんか【乗せ・てんか】」が「のし・てんか【乗し・てんか】」となることがあるが、終止形が「のす」という言葉はない。■対語=「おろす【降ろす、下ろす】」■自動詞は「のる【乗る】」

のせる【載せる】《動詞・サ行下一段活用》 ①動物の背中、乗り物の上、台や棚などの上に、ものを置く。「本・を・ 棚・に・ のせる。」②文章や写真などを、新聞・雑誌・本などに出す。「みんな・の・ 書い・た・ もん・を・ 文集・に・ のせる。」■対語=①「おろす【下ろす】」■自動詞は「のる【載る】」

のそ《名詞》 鮫や鱶の幼魚。「のそ・は・ 炊い・たら・ こりこりし・て・ うまい。」

のそ()】《形容動詞や(ナ・ノ)、名詞》 動作がゆっくりしていて、てきぱきと動けない様子。決断力が乏しくて、ものごとに対する反応が鈍い様子。また、そのような人。「のそ・が・ また・ 遅刻し・てき・た。」「あんな・ のそな・ 人・に・は・ 仕事・を・ 頼ま・れ・へん。」〔⇒のろま【鈍間】、のそま(鈍間)、のろ【鈍】、ぐず【愚図】、ぐずま【愚図間】

のそい(鈍い)】《形容詞》 ①人がものごとを行うのに時間がかかる。動いたり考えたりする力がすばしこくない。鈍感で、まだるっこい。「のそい・ 人・と・ 一緒に・ 仕事・を・ し・たら・ いらいらする。」②ものの動きや回転などが弱くてゆっくりしている。「昔・の・ 電車・は・ のそかっ・た。」■対語=「はやい【早い】」〔⇒のろい【鈍い】、ぐずい【愚図い】、おそい【遅い】

のぞく【覗く】《動詞・カ行五段活用》 ①隙間や小さな穴を通して、向こうの様子を見る。相手に気付かれないようにして、見る。「節穴・から・ 小屋・の・ 中・を・ のぞく。」②身を乗り出すようにして、高いところから低いところを見下ろす。「2階・の・ ベランダ・から・ 下・を・ のぞく。」③立ち寄ってちょっと見る。ざっと見る。「夜店・を・ のぞい・てみる。」■名詞化=のぞき【覗き】〔⇒のどく(覗く)

のそのそ《副詞と、動詞する》 ものがゆっくり動いたり回転したりする様子。ものごとをゆっくり行う様子。「のそのそ・ 今頃・ 起き・てき・た・ん・かいな。」〔⇒のろのろ、とろとろ、ちょろちょろ〕

のそま(鈍間)】《形容動詞や(ナ・ノ)、名詞》 動作がゆっくりしていて、てきぱきと動けない様子。決断力が乏しくて、ものごとに対する反応が鈍い様子。また、そのような人。「のそま・に・ 任し・たら・ いつ・ 出来上がる・ん・か・ わから・へん。」〔⇒のろま【鈍間】、のろ【鈍】、のそ()、ぐず【愚図】、ぐずま【愚図間】

のぞみ【望み】《名詞》 ①将来、実現させたいと思うことがら。実現することを願うことがら。また、そのような気持ち。こうあってほしいと心から強く望むこと。また、望む内容。「将来・の・ のぞみ・は・ 外国・で・ 働く・ こと・や。」②後々に良くなっていくという、明るい可能性。「勝てる・ のぞみ・は・ あら・へん。」〔⇒きぼう【希望】⇒ゆめ【夢】、ねがい【願い】

のぞむ【望む】《動詞・マ行五段活用》 こうでありたい、こうしたいと、実現することを願う。「早(はよ)ー・ 元気に・ なっ・てほしー・と・ のぞん・どり・ます・ねん。」◆自分のことについても言い、相手のことについても言う。■名詞化=のぞみ【望み】

のたうつ【のた打つ】《動詞・タ行五段活用》 苦しんで、転がり回る。「昨日・は・ 腹・が・ 痛(いと)ー・て・ のたうっ・とっ・てん。」

のち【後】《名詞、副詞に》 ①ある時から、ある時間が過ぎたあと。また、そのときの事態の展開。「天気予報・は・ 曇り・ のち・ 晴れ・や。」②これから先。将来。「のち・の・ 生活・が・ 心配や。」

のっぺら《形容動詞や()、動詞する》 一面に平らで、凹凸がない様子。つるつるで変化に乏しい様子。「のっぺらし・た・ 顔」〔⇒のっぺり、のっぺらぼう、のっぺらぼん、ずんべら、ずんべり、ずんべらぼう、ずんべらぼん、ぼんべらぼう、ぼんべらぼん〕

のっぺらぼう〔のっぺらぼー〕《形容動詞や()》 一面に平らで、凹凸がない様子。つるつるで変化に乏しい様子。「のっぺらぼーの・ 顔立ち・の・ 人」〔⇒のっぺら、のっぺり、のっぺらぼん、ずんべら、ずんべり、ずんべらぼう、ずんべらぼん、ぼんべらぼう、ぼんべらぼん〕

のっぺらぼん《形容動詞や()》 一面に平らで、凹凸がない様子。つるつるで変化に乏しい様子。「顔・が・ のっぺらぼんの・ お化け」〔⇒のっぺら、のっぺり、のっぺらぼう、ずんべら、ずんべり、ずんべらぼう、ずんべらぼん、ぼんべらぼう、ぼんべらぼん〕

のっぺり《形容動詞や()、動詞する》 一面に平らで、凹凸がない様子。つるつるで変化に乏しい様子。「大きく・て・ のっぺりし・た・ 瓜」〔⇒のっぺら、のっぺらぼう、のっぺらぼん、ずんべら、ずんべり、ずんべらぼう、ずんべらぼん、ぼんべらぼう、ぼんべらぼん〕

のっぽ《名詞、形容動詞や()》 背が水準を超えて高いこと。細くて背がたいへん高いこと。また、そのような人。「のっぽや・さかい・ よー・ 目立つ・ 人・や。」〔⇒せいたかのっぽ【背高のっぽ】

ので《接続助詞》 理由や根拠などを表す言葉。前に述べることが原因や理由となって、後ろに述べることが起こることを表す言葉。「高い・ので・ 買わ・れ・へん。」〔⇒さかい、さかいに、さけ、さけに、はかい、はかいに、から、し〕

ので《終助詞》 相手に対して念を押して言う気持ちを表す言葉。「わし・に・は・ わから・へん・ 話・や・ので。」〔⇒さかい、さかいに、さけ、さけに、はかい、はかいに、から〕

のど【喉】《名詞》 ①口の奥から、食道や気管につながる部分で、声の出るところ。「走っ・たら・ のど・が・ 渇い・た。」②首の前のところ。「襟・が・ 細ー・て・ のど・が・ 苦しー。」③歌う声。「えー・ のど・を・ し・とる。」⇒のどちんこ【喉ちんこ】

のどがつまる【喉が詰まる】《動詞・ラ行五段活用》 食べた物が食道のあたりに詰まって、息苦しくなる。「冷たい・ 弁当・やっ・た・さかい・ のどがつまっ・て・ 苦しかっ・た。」〔⇒むねがつまる【胸が詰まる】

のどく(覗く)】《動詞・カ行五段活用》 ①隙間や小さな穴を通して、向こうの様子を見る。相手に気付かれないようにして、見る。「柱・の・ 蔭・から・ のどく。」②身を乗り出すようにして、高いところから低いところを見下ろす。「崖・の・ 下・を・ のどい・たら・ 恐(おと)ろしかっ・た。」③立ち寄ってちょっと見る。ざっと見る。「買い物・の・ 帰り・に・ 本屋・を・ のどく。」■名詞化=のどき(覗き)〔⇒のぞく【覗く】

のどじまん【喉自慢】《名詞》 ①歌うことの上手下手を競うこと。「余興・で・ のどじまん・が・ ある・そーや。」②歌うことが上手であると得意げになること。「あいつ・の・ のどじまん・が・ 始まっ・た。」

のどちんこ【喉ちんこ】《名詞》 ①口の奥から、食道や気管につながる部分で、声の出るところ。「のどちんこ・から・ 大きな・ 声・を・ 出せ。」②口の奥に垂れ下がって見える、やわらかい部分。「のどちんこ・が・ 赤(あこ)ーに・ 腫れ・とる。」⇒のど【喉】

のどぼとけ【喉仏】《名詞》 特に成人男性にはっきりあらわれる、首の部分で前に出っ張っている軟骨。「痩せ・て・ のどぼとけ・が・ 出・てき・た。」

のに《接続助詞》 普通に考えられる事柄や、期待をしている事柄に対して、反するような状況や結果になっていることを表す言葉。「言ー・とる・のに・ 聞い・てくれ・へん。」「寒い・のに・ 薄着し・とる・ん・か。」「自分・で・ 言()ー・た・のに・ 実行せ・ん・の・は・ おかしー・ぞ。」◆「のに」より前で述べられている事柄が話し手自身のことであれば、「くせに」に置き換えることはできない。〔⇒のにから、くせに〕

のに《終助詞》 起こってしまった結果を残念がる気持ちを表す言葉。そのような結果となっていることを残念に思う気持ちを表す言葉。望ましい結果とならなかったことを残念に思う気持ちを表す言葉。「そんな・ こと・は・ せ・ん・でも・ よかっ・た・のに。」「そんな・ こと・(は・) せ・なんだら・ よかっ・た・のに。」「あんた・が・ べっちょない・(と・) 言ー・た・さかい・ し・た・のに。」〔⇒のにから〕

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