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2017年6月17日 (土)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (413)    (通算2411回)

日常生活語 「の」⑤

 

のり【糊】《名詞》 ①物を貼り付けるのに使う、粘り気のあるもの。②布地をしゃんとさせるためにつけるもの。「ワイシャツ・に・ のり・を・ かう〔=施す〕。」◆①は、接着剤一般のことについても言う。「のり・で・ 封・を・ する。」

のりあい【乗り合い】《名詞》 ①同じ乗り物に、大勢が一緒に乗ること。また、その乗り物。また、一緒に乗っている人。「べら釣り・に・は・ のりあい・で・ 行き・まほ・か。」②誰でも乗ることができて、運転する路線が決まっている自動車。「この・ 道・は・ のりあい・が・ 通っ・とる。」◆②の意味は、今ではほとんど使われなくなった。⇒バス【英語=bus

のりあわす【乗り合わす】《動詞・サ行五段活用》 同じ乗り物に、偶然に一緒に乗る。「久しぶりに・ 友だち・と・ 同じ・ 電車・に・ のりあわし・て・ びっくりし・た。」

のりおり【乗り降り】《名詞、動詞する》 乗り物に乗ることと降りること。「のりおり・は・ 急い・でください。」

のりかえ【乗り換え】《名詞、動詞する》 ①鉄道の駅で別の線への列車に乗ること。「西脇・へ・ 行く・の・やっ・たら・ 加古川・で・ のりかえする・ん・や。」②種類の違う列車に乗る移ること。「明石・で・ 特急・に・ のりかえ・や。」③ある乗り物から、別の種類の乗り物に乗ること。「船・に・ のりかえし・て・ 淡路島・へ・ 行く。」

のりかえる【乗り換える】《動詞・ア行下一段活用》 ①鉄道の駅で別の線への列車に乗る。「姫路・で・ 播但線・に・ のりかえ・た。」②種類の違う列車に乗る。「急行・から・ 普通・に・ のりかえ・た。」③ある乗り物から、別の乗り物に乗ること。「駅前・から・ バス・に・ のりかえる。」■名詞化=のりかえ【乗り換え】

のりこ【乗り子】《名詞》 秋祭りの「だんじり【檀尻】」に乗って太鼓をたたく役割を務める子ども。「西島・の・ 檀尻・の・ のりこ・は・ 小学校・の・ 子ども・や。」

のりこえる【乗り越える】《動詞・ア行下一段活用》 ①ものの上に乗って、それを越えて、向こう側へ出る。「垣・を・ のりこえ・て・ 入っ・てき・た。」②他の人を抜き去って、さらに前へ進む。「上・の・ 級・の・ 人・を・ のりこえ・て・ 入賞し・た。」③苦しいところを切り抜ける。「風邪・は・ 峠・を・ のりこえ・た・みたいや。」⇒のりこす【乗り越す】

のりごこち【乗り心地】《名詞》 乗り物などに乗ったときの、座席の様子や、振動の具合などの感じや気持ち。「のりごこち・の・ えー・ 車」

のりこす【乗り越す】《動詞・サ行五段活用》 ①乗り物で、降りようと予定していたところの先まで乗っていく。「居眠りし・とっ・て・ のりこし・ても・た。」②ものの上に乗って、それを越えて、向こう側へ出る。「塀・を・ のりこし・て・ 泥棒・が・ はいっ・た。」■名詞化=のりこし【乗り越し】⇒のりこえる【乗り越える】

のりつぐ【乗り継ぐ】《動詞・ガ行五段活用》 ある乗り物から別の乗り物に乗り換えて進む。別の線に乗り換えて進む。「電車・と・ バス・を・ のりつい・で・ やっと・ 着い・た。」■名詞化=のりつぎ【乗り継ぎ】

のりづけ【糊付け】《名詞、動詞する》 ①物と物とを糊で貼り付けること。「小包・に・ 宛名・を・ 書い・た・ 紙・を・ のりづけする。」②洗濯した衣類や布の形を整えるために糊を施すこと。「机・の・ 上・に・ のりづけし・た・ 白い・ 布・を・ 敷く。」

のりて【乗り手】《名詞》 車・舟・屋台などのような、動くものに乗る人。「祭り・の・ 太鼓〔=布団屋台〕・の・ のりて・が・ 集まら・へん。」

のりと【祝詞】《名詞》 神をまつったり神に祈ったりするときに神主が唱える、古代の言葉を用いた文章。「地鎮祭・で・ のりと・を・ あげ・てもらう。」

のりば【乗り場】《名詞》 電車・バス、船などの乗り物に乗るために定められている場所。「駅前・の・ バス・の・ のりば・が・ 変わっ・た。」

のりまわす〔のりまーす〕【乗り回す】《動詞・サ行五段活用》 車や馬などに乗って、自分の意思にそって、あちらこちらを走り回る。「オートバイ・を・ のりまーし・て・ 遊ん・どる。」

のりもん【乗り物】《名詞》 列車、バス、タクシー、船、飛行機など、客を乗せて運ぶ交通機関。「そこ・まで・は・ のりもん・は・ 何・が・ あり・ます・の。」「子ども・は・ のりもん・の・ 絵本・が・ 好きや。」◆遊園地などにある、子どもを乗せる遊戯用のものをも言う。

のりもんよい【乗り物酔い】《名詞、動詞する》 列車、バス、タクシー、船、飛行機などに乗って揺られることによって、気分が悪くなったり、吐き気をもよおしたりすること。「のりもんよい・に・ なら・ん・よーに・ 薬・を・ 飲む。」

のる【乗る】《動詞・ラ行五段活用》 ①乗り物や動物などの上に体を置く。乗り物や動物などに積まれている。「電車・に・ のる。」「トラック・の・ 荷台・に・ のっ・とる。」②十分に付く。よくなじむ。「よー・ 炊か・んと・ 味・が・ のら・へん。」■対語=①「おりる【降りる、下りる】」。■他動詞は「のせる【乗せる】」

のる【載る】《動詞・ラ行五段活用》 ①ものが台や棚などの上に置かれる。「新聞・の・ 上・に・ 本・が・ のっ・とる。」②文章や写真などが、新聞・雑誌・本などに出る。「昨日・の・ 火事・が・ 新聞・に・ のっ・とる。」■他動詞は「のせる【載せる】」

のれん〔のーれん〕【暖簾】《名詞》 ①風通しを良くするために、夏などに、部屋と部屋との間に吊す布。「水玉模様・の・ のーれん・ 吊っ・たら・ 涼しそーに・ なっ・た。」②店の名や商品名を書いて、店先にかける布。「のれん・が・ 出・とら・へん・さかい・ 店・は・ まだ・ 開い・とら・へん。」

のろ【鈍】《形容動詞や(ナ・ノ)、名詞》 動作がゆっくりしていて、てきぱきと動けない様子。決断力が乏しくて、ものごとに対する反応が鈍い様子。また、そのような人。「のろや・さかい・ いっつも・ 遅れ・て・ 来る。」「あいつ・の・ のろ・に・は・ あきれる・なー。」〔⇒のろま【鈍間】、のそま(鈍間)、のそ()、ぐず【愚図】、ぐずま【愚図間】

のろい【鈍い】《形容詞》 ①人がものごとを行うのに時間がかかる。動いたり考えたりする力がすばしこくない。鈍感で、まだるっこい。「のそい・ 仕事・で・ もの・の・ 役・に・ 立た・ん。」「歩く・の・が・ のろい。」②ものの動きや回転などが弱くてゆっくりしている。「のそい・ モーター・や・なー。」「今年・は・ 涼しー・ なる・の・が・ のそい・なー。」③水や液体の流れや、火の勢いなど弱い。「火力・が・ のろー・て・ 沸騰せー・へん。」④勾配がゆるい。「この・ 坂・は・ さっき・ 通っ・た・ 坂・より・も・ のろい。」■対語=①②「はやい【早い】」、③「きつい」①②⇒のそい(鈍い)、ぐずい【愚図い】、おそい【遅い】

のろのろ《副詞と、動詞する》 ものがゆっくり動いたり回転したりする様子。ものごとをゆっくり行う様子。「霧・が・ 濃いー・さかい・ 電車・が・ のろのろ・ 動い・とる。」〔⇒のそのそ、とろとろ、ちょろちょろ〕

のろま【鈍間】《形容動詞や(ナ・ノ)、名詞》 動作がゆっくりしていて、てきぱきと動けない様子。決断力が乏しくて、ものごとに対する反応が鈍い様子。また、そのような人。「のろま・や・さかい・ なかなか・ 出来上がら・へん。」〔⇒のそま(鈍間)、のろ【鈍】、のそ()、ぐず【愚図】、ぐずま【愚図間】

のん《格助詞(準体助詞)》 ①前の用言的な内容を、体言として扱うことを表す言葉。「そんな・ 役・を・ する・のん・は・ 厭や。」「行っ・てくれる・のん・は・ 誰・や。」②前の体言を受けて、「…のもの」「…のこと」という意味を表す言葉。「わし・のん・は・ どの・ 箱・や。」〔⇒の、ん〕

のん《終助詞》 相手に対して疑問を表したり質問したりする気持ちを表す言葉。「今日・は・ 仕事・を・ せー・へん・のん。」「そんな・ こと・を・ する・のん。」◆強い調子で発音すると、相手を説得したり禁止したりする意味にもなる。〔⇒の、ん〕

のんき【暢気】《形容動詞や()》 ①あわてることもせず、心配や苦労がなさそうな様子。「のんきに・ 一日・を・ 過ごし・ても・た。」「退職し・て・ のんきに・ 過ごし・とる・ねん。」②几帳面さや注意深さが欠けている様子。「のんきに・ 考え・て・ 過ごし・とっ・たら・ あと・で・ 困る・ぞ。」

のんだくれ【飲んだくれ】《名詞》 ①酒をよく飲んで、だらしない人。「1升・も・ 飲む・よーな・ のんだくれ」②酒を飲んで、酔いつぶれている人。「のんだくれ・が・ 道・で・ 寝・とる。」

のんのする《動詞・サ行変格活用》 ①自分の家や、元いた場所に戻る。「のんのし・て・ ご飯・を・ 食べ・よー・な。」②来ていた人が去って、いなくなる。「暗(くろ)ー・ なっ・てき・た・さかい・ みんな・ のんのし・ても・た。」◆幼児語。〔⇒いぬ【去ぬ】、かえる【帰る】、かいる(帰る)

のんびり《副詞と、動詞する》 ①特別な制約を受けることもなく、心や体がゆったりしている様子。「のんびりと・ 野原・を・ ハイキングする。」②几帳面さや注意深さが欠けている様子。「のんびり・ 答え・を・ 書い・て・ 間違い・が・ ぎょーさん・ あっ・た。」

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