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2017年6月20日 (火)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (416)    (通算2414回)

日常生活語 「は」③

 

はいな《感動詞》 ①呼びかけに応えて、返事をするときに使う言葉。「はいな・ 何・ぞ・ 用・です・か。」②承知した気持ちを表す言葉。「はいな・ わかっ・とり・ます・がな。」◆「はい」よりは、ややぞんざいな感じを伴う。

パイナップル〔ぱいなっぷる〕【英語=pineapple】《名詞》 松かさを大きくしたような形の皮の中に、黄色い果肉がある熱帯産の果物。「九州・へ・ 修学旅行・に・ 行っ・て・ ぱいなっぷる・が・ 珍しー・と 思(おも)・た・ 時代・が・ あっ・た。」

はいのう〔はいのー〕【背嚢】《名詞》 軍人などが物品を入れて背中に負う鞄。「肩・に・ 掛ける・より・は・ はいのー・の・ 方・が・ 楽(らく)や。」◆小学生などが学用品を入れて背中に負う鞄のことも言うことがあった。〔⇒ランドセル【オランダ語=ranselの変化】

はいはい【這い這い】《名詞、動詞する》 乳幼児が、うつぶせになった状態のままで、手足を使って動くこと。「はいはい・が・ でける・よーに・ なっ・た。」「はいはいし・て・ こっち・まで・ 来・た。」

はいはい《副詞と》 相手の言うことをそのまま受け入れている様子。相手の言うことに抵抗できない様子。「はいはい・ そない・ する・ つもり・だす。」〔⇒はあはあ〕

はいはい《感動詞》 相手の言うことに気軽に応じて発する言葉。「はいはい・ あんた・も・ 元気だす・なー。」◆「はい」よりも、ぞんざいな言い方のように感じることもある。〔⇒はあはあ〕

はいびょう〔はいびょー〕【肺病】《名詞》 結核菌によって肺などが冒される伝染病。「昔・は・ はいびょー・は 治ら・ん・もん・や・と・ 思(おも)・とっ・た。」〔⇒けっかく【結核】、はいけっかく【肺結核】

はいひんかいしゅう〔はいひんかいしゅー〕【廃品回収】《名詞、動詞する》 要らなくなり、役に立たなくなったりしたものを集めること。「はいひんかいしゅー・の・ 業者・が・ 回っ・てき・た。」「次の 日曜・に・ 高年クラブ・が・ はいひんかいしゅーする。」

パイプ〔ぱいぷ〕【英語=pipe】《名詞》 ①液体やガスなどを送るのに使う、金属や合成樹脂などで作られたもの。「夜中・に・ 冷え・て・ 水道・の・ ぱいぷ・が・ 破裂し・た。」②刻み煙草を吸うときに使う器具。紙巻き煙草に用いる吸い口の部分。「えー・ 格好(かっこ)し・て・ ぱいぷ・なんか・ 吸ー・とる。」⇒くだ【管】

ハイヤー〔はいやー、はいや〕【英語=hire】《名詞》 貸し切りにした営業用乗用車。「はいや・に・ 乗っ・て・ 温泉・へ・ 行っ・た。」「駅前・に・は・ はいやー・が・ おら・なんだ。」◆かつての高齢者は、「タクシー」という言葉を使わずに、もっぱら「ハイヤー」を使っていたように思う。

はいりこぐち【入り小口】《名詞》 ①門や玄関などに作られている、小さな入口。「大戸・を・ 閉め・て・ はいりこぐち・を・ 開け・とく。」②建物などに入ってすぐの場所。「公会堂・の・ はいりこぐち・で・ 友達・に・ 会()ー・た。」⇒こぐち【小口】

はいる【入る】《動詞・ラ行五段活用》 ①外から、ある限られたところへ進み行く。外から中へ移る。「友だち・と・ 映画館・へ・ はいる。」②見えていたものの姿が隠れる。「お日さん・が・ 雲・の・ 中・に・ はいっ・た。」③中に収まる。「この・ 箱・に・は・ 饅頭・が・ 10個・ はいる・」④手元の金銭が増える。「給料・が・ はいっ・た・さかい・ 飲み・に・ 行こ・か。」⑤学校に入学する。「娘・が・ 高等学校・に・ はいっ・た。」⑥団体などのメンバーになる。「高校生・に・ なっ・て・ 青年団・に・ はいっ・た。」⑦別のものや、異色のものが加わる。「鉛筆・の・ 中・に・ 赤鉛筆・が・ 1本・ はいっ・とる。」⑧その時期になる。「いつ・の・間・に・やら・ 2月・に・ はいっ・とっ・た。」「寒(かん)・に・ はいる。」⑨懸命になって、力を加える。「力・が・ はいっ・とる・ 相撲・やっ・た。」⑩入学試験やコンクール選考などに合格する。「今日・ 発表・やっ・た・ん・や・けど・ はいっ・とっ・た・で。」⑪テレビやラジオが受信可能な状態になる。「中国語・の・ ラジオ・の・ 放送・が・ はいる。」「うち・の・ テレビ・は・ アンテナ・の・ 加減・で・ 四国・の・ 局・も・ はいる・ねん。」⑫動作や作用などが加わる。「念・の・ はいっ・た・ 話」■他動詞は「いれる【入れる】」「ええる【(入える)】」「えれる【(入れる)】」■対語=「でる【出る】」③⑫⇒いる【入る】

はう【這う】《動詞・ワア行五段活用》 ①うつぶせになって、手足や腹をつけて進む。「赤ちゃん・が・ はう・よーに・ なっ・た。」②立ち上がらないで、擦るようにして動く。四つんばいになる。「足・が・ 弱なっ・て・ 立た・れ・へん・さかい・ 家・の・ 中・を・ ほー・て・ 動く。」③虫などが体を擦って進む。「でんでん虫・が・ 葉ー・の・ 上・を・ はい・よる。」「蛇・が・ ほー・とる。」「みみず・が・ はう・よーな・ 字ー・を・ 書く。」④小さな虫が動く。「蟻・が・ 砂糖・に・ ほー・て・ 集まる。」⑤草木の根や、ツタのような植物が、地面や木などにまつわりついて伸びる。「つた・が・ 電信柱・を・ ほー・て・ 上がっ・とる。

はえ【蝿】《名詞》 食べ物に群がり集まったり台所を飛び回ったりして伝染病を広めることもある、黒色の小さな昆虫。「はえ・が・ たから・ん・よーに・ 気ーつけ・や。」〔⇒はい()

はえ()】《名詞》 ものが燃えたあとに残る粉状のもの。「ストーブ・の・ はえ・を・ 掻き出す。」〔⇒はい【灰】

はえたたき【蝿叩き】《名詞》 飛び回っている蝿を落としたり殺したりするための、短い柄の先に小さな網を取り付けた道具。◆「はいたたき」と言う方が多い。「はえたたき・を・ 使(つこ)ー・たら・ 洗わ・んと・ 汚い・がな。」〔⇒はいたたき(蝿叩き)

はえとりがみ【蝿取り紙】《名詞》 蝿を捕るために吊しておく、粘着性の強い薬品を塗った紙。「台所・の・ 隅・に・ はえとりがみ・を・ 吊っ・とく。」◆「はいとりがみ」と言う方が多い。〔⇒はいとりがみ(蝿取り紙)

はえる【生える】《動詞・ア行下一段活用》 ①植物の芽や根が出る。木や草が伸びて育つ。「朝顔・が・ はえ・てき・た。」「岩・に・ 木ー・が・ はえ・とる。」②歯が表面に出る。「赤ん坊・に・ 歯・が・ はえ・た。」③髭や毛が表面に伸びる。「髭・が・ はえる・よーな・ 年頃・に・ なっ・た。」「毛ー・が・ はえる・ 薬」◆「はえ・へん」(打ち消し)を「はえら・へん」と言ったりして、ラ行五段活用への変化が見られる。■他動詞は「はやす【生やす】」

はおり【羽織】《名詞》 和服の上に着る、防寒用または装飾用のたけの短い衣服。「はおり・を・ 羽織っ・て・ 買い物・に・ 行く。」

はおる【羽織る】《動詞・ラ行五段活用》 着ているものの上に、きちんと着るのではなく、軽くかけて着る。「ジャンパー・を・ はおっ・て・ 歩く。」■名詞化=はおり【羽織】《

はか【墓】《名詞》 ①亡くなった人や動物の遺体や遺骨などを埋める場所。「盆・に・ なっ・たら・ 行灯・を・ 持っ・て・ はか・へ・ 参る。」②亡くなった人を葬った場所に立てる、石で作った墓標。「はか・に・ 名前・を・ 刻む。」◆①については、両墓制の名残があるところでは、かつて埋め墓であったところを「さんまい【三昧】」と言い、それとは別に、寺の周りに「はか【墓】」を持っていた。現在では、その区別なく「はか【墓】」と言うことが多くなっている。⇒さんまい【三昧】、はかば【墓場】⇒はかいし【墓石】、せきひ【石碑】、せきとう【石塔】

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