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2017年6月30日 (金)

【掲載記事の一覧】

 「【書籍版】『明石日常生活語辞典』」の連載を続けるとともに、7月からは「奥の細道を読む・歩く」の連載を再開します。

 ブログをお読みくださってありがとうございます。

 お気づきのことなどは、下記あてにメールでお願いします。

 gaact108@actv.zaq.ne.jp

 これまでに連載した内容の一覧を記します。

 

◆奥の細道を読む・歩く ()(178)~継続予定

    [2016年9月1日開始~ 最新は2017年2月25日]

 

◆【明石方言】 明石日常生活語辞典 ()(2424)~継続予定

    [2009年7月8日開始~ 最新は2017年6月30日]

 

◆ところ変われば ()()~継続予定

    [2017年3月1日開始~ 最新は2017年5月4日]

 

◆日本語への信頼 ()(261)~再開の可能性あり

    [2015年6月9日開始~ 最新は2016年7月8日]

 

◆名寸隅舟人日記 ()(16)~再開の可能性あり

    [2016年1月1日開始~ 最新は2016年4月2日]

 

◆新・言葉カメラ ()(18)~再開の可能性あり

    [201310月1日開始~ 最新は20131031日]

 

◆名寸隅の記 ()(138)~再開の可能性あり

    [2012年9月20日開始~ 最新は2013年9月5日]

 

……【以下は、連載を終了したものです。】……………………

 

◆名寸隅の船瀬があったところ ()()

    [2016年1月10日~2016年1月14日]

 

◆言葉カメラ ()(385)

    [2007年1月5日~2010年3月10日]

 

◆『明石日常生活語辞典』写真版 ()()

    [2010年9月10日~2011年9月13日]

 

◆新西国霊場を訪ねる ()(21)

 2014年5月10日~2014年5月30日]

 

◆放射状に歩く ()(139)

 2013年4月13日~2014年5月9日]

 

◆百載一遇 ()()

    [2014年1月1日~2014年1月30日]

 

◆茜の空 ()(27)

    [2012年7月4日~2013年8月28日]

 

◆国語教育を素朴に語る ()(51)

    [2006年8月29日~20071212日]

 

◆改稿「国語教育を素朴に語る」 ()(102)

    [2008年2月25日~2008年7月20日]

 

◆消えたもの惜別 ()(10)

    [2009年9月1日~2009年9月10日]

 

◆地名のウフフ ()()

    [2012年1月1日~2012年1月4日]

 

◆ことことてくてく ()(26)

    [2012年4月3日~2012年5月3日]

 

◆テクのろヂイ ()(40)

    [2009年1月11日~2009年6月30日]

 

◆神戸圏の文学散歩 ()()

    [20061227日~20061231日]

 

◆母なる言葉 ()(10)

    [2008年1月1日~2008年1月10日]

 

◆六甲の山並み[言葉つれづれ] ()()

   [20061223日~20061226日]

 

◆おもしろ日本語・ふしぎ日本語 ()(29)

    [2007年1月1日~2009年6月4日]

 

◆西島物語 ()()

    [2008年1月11日~2008年1月18日]

 

◆鉄道切符コレクション ()(24)

    [2007年7月8日~2007年7月31日]

 

◆足下の観光案内 ()(12)

    [20081114日~20081125日]

 

◆写真特集・薔薇 ()(31)

    [2009年5月18日~2009年6月22日]

 

◆写真特集・さくら ()(71)

    [2007年4月7日~2009年5月8日]

 

◆写真特集・うめ ()(42)

    [2008年2月11日~2009年3月16日]

 

◆写真特集・きく ()()

    [20071127日~20081113日]

 

◆写真特集・紅葉黄葉 ()(19)

    [200712月1日~20081215日]

 

◆写真特集・季節の花 ()()

    [2007年5月8日~2007年6月30日]

 

◆屏風ヶ浦の四季 [2007年8月31日]

 

◆昔むかしの物語 [2007年4月18日]

 

◆小さなニュース [2008年2月28日]

 

◆辰の絵馬    [2012年1月1日]

 

◆しょんがつ ゆうたら ええもんや ()(13)

    [2009年1月1日~2010年1月3日]

 

◆文章の作成法 ()()

    [2012年7月2日~2012年7月8日]

 

◆朔日・名寸隅 ()(19)

    [200912月1日~2011年6月1日]

 

◆江井ヶ島と魚住の桜 ()()

    [2014年4月7日~2014年4月12日]

 

◆教職課程での試み ()(24)

    [2008年9月1日~2008年9月24日]

 

◆相手を思いやる姿勢と、自分を表現する力 ()()

    [200610月2日~200610月4日]

 

◆学力づくりのための基本的な視点 ()()

    [200610月5日~20061011日]

 

◆教員志望者に必要な読解力・表現力 ()(18)

    [20061016日~200611月2日]

 

◆教職をめざす若い人たちに ()()

    [2007年6月1日~2007年6月6日]

 

◆これからの国語科教育 ()(10)

    [2007年8月1日~2007年8月10日]

 

◆現代の言葉について考える ()()

    [2007年7月1日~2007年7月7日]

 

◆自分を表現する文章を書くために ()(11)

    [20071020日~20071030日]

 

◆兵庫県の方言 ()()

    [20061012日~20061015日]

 

◆暮らしに息づく郷土の方言 ()(10)

    [2007年8月11日~2007年8月20日]

 

◆姫路ことばの今昔 ()(12)

    [2007年9月1日~2007年9月12日]

 

◆私の鉄道方言辞典 ()(17)

    [2007年9月13日~2007年9月29日]

 

◆高校生に語りかけたこと ()(29)

    [200611月9日~200612月7日]

 

◆ゆったり ほっこり 方言詩 ()(42)

    [2007年2月1日~2007年5月7日]

 

◆高校生に向かって書いたこと ()(15)

    [200612月8日~20061222日]

 

◆1年たちました ()()

    [2007年8月21日~2007年8月27日]

 

◆明石焼の歌 ()()

    [2007年8月28日~2007年8月30日]

 

◆中山道をたどる ()(424)

    [201311月1日~2015年3月31日]

 

◆日光道中ひとり旅 ()(58)

    [2015年4月1日~2015年6月23日]

 

◆奥州道中10次 ()(35)

    [20151012日~20151121日]

 

◆失って考えること ()()

    [2012年9月14日~2012年9月19日]

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【書籍版】明石日常生活語辞典 (426)    (通算2424回)

日常生活語 「は」⑬

 

はだざわり【肌触り】《名詞》 肌に触れたときの良い・悪いなどの感じ。「えー・ はだざわり・の・ タオル・や・なー。」

はだし【裸足】《名詞》 ①足に靴下などをつけないこと。また、その足。「靴下・を・ 脱い・で・ はだし・に・ なる。」②足に履き物を履かないこと。また、その足。「はだし・で・ 庭・に・ 下り・たら・ 靴下・が・ 汚れる・やろ。」⇒すあし【素足】

はたち【二十歳】《名詞》 20歳の年齢。「はたち・に・ なっ・ても・ まだ・ 親・の・ すね・を・ かじっ・とる。」

ばたっと《副詞》 ①ものごとが急に途絶えたり、急に様子が変化したりする様子。「客・が・ ばたっと・ 来・ん・よーに・ なっ・た。」②ものを勢いよく動かしたり閉めたりする様子。また、その音。「戸ー・を・ ばたっと・ 閉める。」〔⇒ばたん()⇒ぱたっと、ばったり〕

ぱたっと《副詞》 ものごとが急に途絶えたり、急に様子が変化したりする様子。「風・が・ ぱたっと・ 止ん・だ。」〔⇒ばたっと、ばたん()、ばったり〕

ばたばた《名詞》 ①荷物を運搬するための、前が1輪、後ろが2輪の小型自動車。オート3輪車。「ばたばた・が やっと・ 入れる・ぐらい・の・ 狭い・ 道」②原動機によって走る2輪車。「新聞配達・の 人・は・ ばたばた・に・ 乗っ・とる。」〔⇒ばたこ。⇒オートバイ【英語=auto bicycleの略】、たんしゃ【単車】

ばたばた《名詞》 足で水を打ちながら、手は犬かきのようにする不器用な泳ぎ方。「ばたばた・で・ 泳ぐ・ん・やっ・たら・ でける。」

ばたばた《副詞と》 ①落ちつきなく動く様子。あわただしくものごとを行う様子。「足・を・ ばたばたと・ さし・て・ 泳ぐ。」②たたいたりして、大きな音を立てる様子。「干し・とる・ 布団・を・ ばたばた・ 叩く。」③小さなものを、続けざまに激しく動かす様子。また、その音。「かんてき・を うちわ・で・ ばたばた・ あおぐ。」④ものが続けざまに倒れたり、生きていたものが次々に死んだりする様子。「強い・ 風・で・ 看板・が・ ばたばたと・ 落ち・た。」「釣っ・た・ 魚・が・ ばたばたと・ 死ん・でも・た。」

ぱたぱた《副詞と》 ①軽く払いのけたり打ったりする様子。また、その音。「服・に・ つい・た・ ごみ・を・ ぱたぱた・ 払う。」②軽い音をたてて勢いよく歩く様子。また、その音。「草履・を・ はい・て・ ぱたぱたと・ 歩く。」③続けざまに軽く動かす様子。また、その音。「扇子・で・ ぱたぱた・ あおぐ。」

ばたばたする《動詞・サ行変格活用》 ①落ち着きを失った様子で動く。「朝・から・ みんな・ ばたばたし・て・ 出かけ・ていっ・た。」「「ばたばたし・たら・ ほこり・が・ 立つ。」②忙しく立ち働く。「ばたばたし・て・ 休む・ 時間・が・ ない。」③足で水を打ちながら、手は犬かきのようにして不器用に泳ぐ。「まだ・ ばたばたする・ こと・しか・ でけ・へん。」

ぱたぱたする《動詞・サ行変格活用》 はたきで建具や家具などのちりを払って、掃除をする。「障子・を・ ぱたぱたし・て・から・ 掃除機・を・ かける。」

はたまわり〔はたまーり〕【端周り】《名詞》 ①自分が住んでいる家などから近いところ。「はたまーり・は・ 田圃・ばっかり・や。」「宿替えし・て・ はたまーり・に・ 挨拶・に・ 行く。」②ある場所から近いところ。あるもののそば。「机・の・ はたまわり・を・ 掃除する。」〔⇒きんじょまわり【近所周り】、きんじょ【近所】⇒はた【端】

はたらかす【働かす】《動詞・サ行五段活用》 ①人に仕事をさせる。「朝・から・ 晩・まで・ はたらかさ・れ・た。」②持っている能力を発揮させて活用する。「頭・を・ はたらかし・たら・ わかる・やろ。」

はたらき【働き】《名詞》 ①それによって生計を立てていくための職業。また、その内容。「昼から・は・ はたらき・に・ 出・て・ます・ねん。」②能力や機能を活用すること。「頭・の・ はたらき・が・ 弱い。」⇒しごと【仕事】、つとめ【勤め】

はたらきざかり【働き盛り】《名詞、形容動詞や()》 熟練などをして、最も能力を発揮して仕事のできる年齢層。体力的に最も仕事に打ち込める年齢層。「はたらきざかり・で・ 死ん・でしも・て・やっ・てん・と。」

はたらきて【働き手】《名詞》 ①その家の中心になって、収入を得て暮らしを立てていく人。「はたらきて・が・ 病気・に・ なっ・たら・ 困る・がな。」②その仕事に熱心に取り組むことのできる人。「良()ー・ はたらきて・が・ 会社・を・ やめ・て・ 困っ・とる・ねん。」〔⇒はたらきど【働き人】⇒はたらきもん【働き者】

はたらきど【働き人】《名詞》 ①その家の中心になって、収入を得て暮らしを立てていく人。「あんたとこ・は・ はたらきど・が・ 二人・も・ おる・やない・か。」②その仕事に熱心に取り組むことのできる人。「30代・の・ はたらきど」〔⇒はたらきて【働き手】⇒はたらきもん【働き者】

はたらきもん【働き者】《名詞》 その仕事に熱心に取り組むことのできる人。「はたらきもん・で・ 人柄・の・ えー・ 若者(わかもん)・や。」「うち・の・ 会社・の・ はたらきもん・の・ 二人・や。」〔⇒はたらきて【働き手】、はたらきど【働き人】

はたらく【働く】《動詞・カ行五段活用》 ①生計を立てていくために、仕事をする。「田圃・で・ はたらく。」②能力や機能を発揮する。「頭・が・ よー・ はたらい・とる。」「よー・ はたらく・ モーター・や。」■名詞化=はたらき【働き】

ばたん《副詞と》 ①ものを勢いよく動かしたり閉めたりする様子。ものや風が強く当たって、大きな音がする様子。また、それらの音。「看板・が・ 風・で・ ばたん・ばたん・ 言()ー・とる。」「戸ー・を・ ばたんと・ 閉める。」②急に倒れる様子。「走っ・とっ・て・ ばたんと・ こけ・た。」③ものごとが急に途絶えたり、急に様子が変化したりする様子。「ばたんと・ 手紙・が・ 来・ん・よーに・ なっ・た。」「去年・ぐらい・から・ ばたんと・ 姿・を・ 見・ん・よーに・ なっ・た。」④思いがけなく出会う様子。「2年・ぶり・にめ ばたんと・ 会()ー・た。」②③④⇒ばったり。①③⇒ばたっと。⇒ぱたっと〕

ばたんきゅう〔ばたんきゅー〕《形容動詞や()》 疲れや酔いなどで、横になるとすぐに眠ってしまう様子。たどりついた段階で倒れ込んでしまう様子。「忘年会・から・ 帰っ・たら・ もー・ ばたんきゅーやっ・た。」「マラソン・の・ ゴール・で・ ばたんきゅーと・ なっ・た。」

はち【鉢】《名詞》 ①皿よりも深くて、上が開いた形になっている食器。「漬け物・を・ 入れる・ はち・を・ 買う。」②木や草を直接に地面に植えるのではなく、置き場所を変えることができるようにして植えるときに使う、陶器製などの入れ物。「はち・に・ 朝顔・の・ 種・を・ まく。」〔⇒はっち()⇒うえきばち【植木鉢】

はち【蜂】《名詞》 細長い体がくびれていて、針を持っていて敵を刺すことがある、小さな昆虫。「はち・が・ 巣ー・を・ 作っ・とる。」〔⇒ぶんぶん〕

はち【八】《名詞(数詞)》 ①自然数の7に、1を加えた数。「蛸・の・ 足・の・ 数・は・ はち・や。」②ものごとの順序7順位などを表す言葉で、7番目の次に位置するもの。⇒や【八】、やっつ【八つ】⇒はちばんめ〕

ばち【罰】《名詞》 悪い行いに対して、神や仏が与える懲らしめ。「えらそーに・ し・とっ・た・ ばち・が・ あたっ・た。」

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2017年6月29日 (木)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (425)    (通算2423回)

日常生活語 「は」⑫

 

はそみ()】《名詞》 ①二枚の刃で布や紙などを切る道具。「はそみ・で・ 布(きれ)・を・ 切る。」②切符などの硬い紙に穴や切れ込みを入れる道具。「切符・の・ はそみ・の・ 形・は・ 駅・に・ よっ・て・ 違う・ん・や。」③炭や塵などをつまむときに使う道具。「はそみ・で・ 燃え・とる・ 木・を・ はそむ。」④蟹などの脚の、ものを挟む爪の部分。「蟹・の・ はそみ・に・ はそま・れ・た。」⑤じゃんけんで、2本の指を突き出す形。「かみ・や・さかい・ はそみ・に・ 負け・た。」⑥ 将棋の駒を盤の上に動かして、相手の駒を挟み取る遊び。「はそみ・は・ おもろい・なー。」〔⇒はさみ【鋏】⇒ぴい。⇒はさみしょうぎ【挟み将棋】、はそみしょうぎ(挟み将棋)

はそみしょうぎ〔はそみしょーぎ〕(挟み将棋)】《名詞、動詞する》 将棋の駒を盤の上に動かして、相手の駒を前後または左右から挟み取る遊び。「ほんま・の・ 将棋・を・ 知ら・ん・ 子ども・が・ はそみしょーぎ・を・ し・とる。」〔⇒はさみ【鋏】、はそみ()、はさみしょうぎ【挟み将棋】

はそむ(挟む、挿む)】《動詞・マ行五段活用》 ①ものとものとの間に何かを入れる。「本・に・ しおり・を・ はそむ。」②両側から押さえて動かないようにする。「蟹・を・ はそん・で・ バケツ・に・ 入れる。」③人と人との間や、ものとものとの間に位置する。「若い・ 人・に・ はそま・れ・て・ 坐っ・た。」「小さい・ 公園・を・ はそん・で・ 家・が・ 続い・とる。」④他人が話をしているところへ口出しをする。「人・の・ 話・に・ 口・を・ はそん・で・ うるさい・ やつ・や。」■自動詞は「はさまる【挟まる】」■名詞化=はそみ(挟み、挿み)〔⇒はさむ【挟む】

はた【旗】《名詞》 布や紙などで作り、竿などの先に付けて、飾りにしたり団体などの目印にしたりするもの。「日本・の・ はた」「大漁・の・ はた」

はた【端】《名詞》 ①あるもののすぐ近くの場所。「学校・の・ はた・に・ 文房具屋・が・ ある。」②他の人のかたわら。当事者以外の立場。「はた・から・ ごちゃごちゃ・ 構わ・んとい・てんか。」③何かの行動などをしたすぐ後。「読ん・だ・ はた・から・ 忘れ・ていく。」〔⇒わき【脇】、そば【傍、側】、ねき。⇒きわ【際】、ふち【縁】、へり【縁】、はたまわり【端周り】、きんじょまわり【近所周り】、きんじょ【近所】⇒よこ【横】

はだ【肌】《名詞》 ①人や動物の体を覆い包んでいる、外側の皮。「はだ・が・ 荒れ・ん・よーに・ クリーム・を・ 塗る。」②その人から受ける感じや、ものの考え方。「はだ・の・ 合わ・ん・ やつ・と・ つきあう・の・は・ しんどい。」③ものの表面。「はだ・の・ 白い・ 大根」⇒ひふ【皮膚】

バター〔ばたー〕【英語=butter】《名詞》 牛乳から取った脂を固めて、塩を加えて作った柔らかい食品。「フライパン・に・ ばたー・を・ 塗る。」

はだいろ【肌色】《名詞》 ①人の肌のような、すこし赤みを帯びた、薄い黄色。「はだいろ・の・ 絆創膏・や・と・ 目立た・ん・で・ 良()ー。」②皮膚の表面の色つや。「元気そーな・ はだいろ・や。」

はだか【裸】《名詞》 ①衣類などを身に付けていない体。「はだか・に・ なっ・て・ 着替え・を・ する。」②衣類などを身に付けていない上半身。「はだか・で・ 歩い・たら・ 日ー・に・ 焼ける・ぞ。」③覆うものがないこと。「風呂敷・に・ 包ま・んと・ はだか・で・ 渡す。」「はだか・の・ 電球」④財産や所持品などがないこと。「火事・で・ はだか・に・ なっ・ても・た。」〔⇒はだかんぼう【裸ん坊】

はたかる《動詞・ラ行五段活用》 物と物との狭い間に入る。狭い間に入って動けない状態になる。「帳面・ 一冊・が・ 壁・と・ タンス・の・ 間・に・ はたかっ・とる。」〔⇒はざかる、はだかる、はさまる【挟まる】

はだかる《動詞・ラ行五段活用》 物と物との狭い間に入る。狭い間に入って動けない状態になる。「肉・が・ 歯ー・に・ はだかっ・た。」〔⇒はざかる、はたかる、はさまる【挟まる】

はだかんぼう〔はだかんぼー、はだかんぼ〕【裸ん坊】《名詞》 ①衣類などを身に付けていない体。「はだかんぼー・に・ なっ・て・ 風呂・に・ 入る。」②衣類などを身に付けていない上半身。「パンツ・ 一丁・の・ はだかんぼー・や・さかい・ 涼しー・なー。」③覆うものがないこと。「はだかんぼ・で・ お金・を・ 渡し・たら・ 失礼や。」④財産や所持品などがないこと。「終戦後・に・ はだかんぼー・から・ 出直し・た・」〔⇒はだか【裸ん坊】

はたき【叩き】《名詞》 部屋や器物の塵をはらうための、棒の先に細く裂いた布などをつけた道具。「はたき・で・ 置物・の・ ごみ・を・ はらう。」〔⇒うちはらい【打ち払い】

はだぎ【肌着】《名詞》 肌に直接つけて着る下着。「汗・ かい・た・さかい・ はだぎ・を・ 替える。」

はたく(叩く)】《動詞・カ行五段活用》 ①手やものを使って、力を込めて、瞬間的にものに当てる。「腹・ 立っ・た・さかい・ ほっぺた・を・ はたい・たっ・てん。」②振るようにして取り除く。たたいて落とす。「服・に・ つい・とる・ ごみ・を・ はたく。」③有り金などを全部使う。「財布・を・ はたい・て・ 宝くじ・を・ 買う。」◆①は、手を前後に動かして殴りつけるということではなく、平たい手を左右に動かして払うようにたたくことである。■名詞化=はたき(叩き)⇒たたく【叩く】、うつ【打つ】⇒はらう【払う】

はたけ【畑】《名詞》 水を張らないで野菜などを育てる耕地。「はたけ・に・ 芋・を・ 植える。」「はたけ・を・ かじく。」■対語=「たんぼ【田圃】」「た【田】」

はたけ《名詞》 頭の皮膚が白くなる病気。「でぼちん・に・ はたけ・が・ でけ・た。」〔⇒しらくも【白雲】

はたけしごと【畑仕事】《名詞》 畑で行う、作物を植えたり収穫したりするような仕事。「もんぺ・で・ はたけしごと・を・ する。」◆「たんぼしごと【田圃仕事】」という言葉もある。

はたけする【畑する】《動詞・サ行変格活用》 畑を持って、作物を植えたり収穫したりする。「はたけし・てまっ・さかい・ 野菜・は・ 自分とこ・で・ とれ・ます・ねん。」■類語=「たんぼする【田圃する】」〔⇒はたけつくる【畑作る】

はたけつくる【畑作る】《動詞・ラ行五段活用》 畑を持って、作物を植えたり収穫したりする。「休み・の・ 日・は・ はたけつくっ・て・ 忙しー・ し・てます。」■類語=「たんぼつくる【田圃作る】」〔⇒はたけする【畑する】

はたける《動詞・カ行下一段活用》 ものとものとの間に挟む。差し入れる。「本・に・ 押し花・を・ はたける。」「回覧板・を・ 郵便ポスト・に・ はたけ・とい・た・よ。」〔⇒はだける〕

はだける《動詞・カ行下一段活用》 ①着ているものの胸元や裾などの合わせ目を開く。「着物・の・ 胸・を・ はだけ・て・みっともない・ 恰好(かっこ)・やないか。」②ものとものとの間に挟む。差し入れる「鉛筆・を・ 耳・に・ はだける。」「留守やっ・た・さかい・ プリント・を・ 戸・の・ 間・に・ はだけ・た。」⇒はたける〕

ばたこ《名詞》 ①荷物を運搬するための、前が1輪、後ろが2輪の小型自動車。オート3輪車。「ばたこ・の・ 荷台・に・ 大けな・ 箱・を・ 積む。」②原動機によって走る2輪車。「競走し・て・ 走り回る・ ばたこ・の・ 音・が・ うるさい。」〔⇒ばたばた。⇒オートバイ【英語=auto bicycleの略】、たんしゃ【単車】

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2017年6月28日 (水)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (424)    (通算2422回)

日常生活語 「は」⑪

 

はしる【走る】《動詞・ラ行五段活用》 ①足を交互に素早く動かして、地面を蹴って進む。「運動場・で・ はしる。」「天井・で・ ねずみ・が・ はしっ・とる。」②目的地へ急いで行く。「はしっ・て・ 醤油・を・ 買()ー・てき・てんか。」③乗り物などが速く動く。「国道・を・ トラック・が・ はしっ・とる。」④道や川などのように、線状のものが通っている。「家・の・ 前・を・ 国道・が・ はしっ・とる。」「道・の・ 上・を・ 電線・が・ はしっ・とる。」■名詞化=はしり【走り】

ばしん《副詞と》 固いものや分厚いものを勢いよくたたく様子。また、その重い音。「干し・た・ 畳・を・ 竹・で・ ばしんと・ たたい・て・ ほこり・を・ 出す。」〔⇒ぱしん〕

ぱしん《副詞と》 固いものや分厚いものを勢いよくたたく様子。また、そのやや軽い音。「机・を・ 物差し・で・ ぱしんと・ 叩い・た。」〔⇒ばしん〕

はす【蓮】《名詞》 里芋の葉に似た丸くて大きな葉があり、夏に白や桃色の花が咲く、池などに生えている水草。「はす・の・ 葉ー・に・ お供え・を・ 載せる。」◆食用とする根は「れんこん【蓮根】」であって、それを「はす」とは言わない。

■世界通信社というところが発行している教材学習ニュースに「オニバス」を扱ったものがものがあった。ちょっと古くて1999(平成11)7月15日の発行である。

 「絶滅が心配される貴重な水草」というタイトルで、「直径2メートルにもなる大きな葉と全身をおおう鋭いトゲが特徴の水草で、スイレン科の一年草です。太平洋側は宮城県、日本海側は新潟県を北限として、本州、四国、九州の主に平野部に分布していますが、近年、埋め立てや水質汚濁などが進み、激減しています。全国に6070か所となってしまった産地の保護が急がれます。」という説明がある。

 載せられている写真は「兵庫県明石市の西島大池」で、「日本一の群生地で、池一面をびっしりとオニバスの大きな葉がおおっています。」と書かれている。

 この希少な植物は、兵庫県レッドデータブックのBランクだそうである。オニバスの観察会は西島ため池協議会の主催で、毎年夏に開催されている。

はず【筈】《名詞》 ①それまでの状況などから判断して、当然そうなるであろうという道理を表す言葉。「あいつ・に・ 限っ・て・ そんな・ 事件・を・ 起こす・ はず・は・ ない・やろ。」②確実だと思われることがらを表す言葉。「6時・に・は・ 帰っ・てくる・ はず・や。」「明日・は・ 天気・に・ なる・ はず・や。」③現実が必然的な結論と食い違っていることに対する不審の気持ちを表す言葉。「勝てる・ はず・や・のに・ 負け・ても・た。」◆形式名詞的に使われるので、「はず」の前には何らかの言葉(修飾語)が置かれる。

バス〔ばす〕【英語=bus】《名詞》 ①大勢の人を乗せることができる、大型の自動車。「観光ばす」②誰でも乗ることができて、運転する路線が決まっている自動車。「ばす・の・ 停留所(てーりゅーしょ)・で 待つ。」◆老齢の人の中には、「ぱす」という発音をする人もあった。⇒のりあい【乗り合い】

はすかい【斜交い】《名詞、形容動詞や()》 ①直角でなく、斜めの角度に交わっていること。「道・が・ はすかい・に・ なっ・とる・ 四つ角」②斜め前の位置。「うち・の・ はすかい・に・ 店・が・ でけ・た。」③2つのものを、斜めに交差させること。「はすかいに・ たすき・を・ かける。」①②⇒すじかい【筋交い】

はずかしい〔はずかしー〕【恥ずかしい】《形容詞》 ①欠点があったり、なさけないことをしたりして、他人に対してきまりが悪く、面目がない。「道・で・ こけ・て・ はずかしー。」②相手と比較して気後れがして、引け目を感じる。「試験・に・ 落ち・て・ はずかしー。」③嬉しいとともに困ってしまうような気持ちである。「そない・ 褒め・られ・たら・ はずかしー・がな。」

はずかしがり【恥ずかしがり】《名詞、形容動詞や()》 きまりが悪いとか引け目を感じるとかいう態度を示すことが多い様子。また、そのような人。「はずかしがりで・ 一人・で・ よー・ 行か・へん・ねん。」

はずかしがる【恥ずかしがる】《動詞・ラ行五段活用》 きまりが悪いとか引け目を感じるとかいう態度を示す。「遅刻し・て・ はずかしがっ・とる。」■名詞化=はずかしがり【恥ずかしがり】

はずす【外す】《動詞・サ行五段活用》 ①つながっていたものを、次々と取り離す。「服・の・ ボタン・を・ はずす。」②固定されたり収まったりしているものを、取って離れさせる。「ネクタイ・を・ はずす。」「眼鏡・を・ はずす。」③その場から離れたり、別の場所へ追いやったりする。「席・を・ はずし・とる・ 間・に・ 会議・が・ 終わっ・とっ・た。」「ちょっと・ この・ 場ー・から・ はずし・とっ・てんか。」■自動詞は「はずれる【外れる】」

はずみて【弾み手】《名詞》 話術や芸事などによって、その場を盛り上げるような人。調子よく振る舞う人。「はずみて・で・ 踊り・が・ 好きな・ 人」

はずむ【弾む】《動詞・マ行五段活用》 ①調子に乗って勢いづく。ものごとを盛大に行う。「話・が・ はずん・で・ 同窓会・が・ 長引ー・た。」②気持ちよく歌ったり踊ったりする。「あの・ 人・は・ はずん・で・ 歌・を・ 歌い・よっ・てや。」③金品を奮発して、人に与える。「もー・ ちょっと・ はずん・でくれ・ても・ 良()ー・のに・なー。」

パズル〔ぱずる〕【英語=puzzle】《名詞》 考えて問題を解く、知的な遊び。「漢字・の・ ぱずる・を・ し・て・ 考える。」

はずれ【外れ】《名詞》 ①くじや抽選などに当たらないこと。あてが外れること。「宝くじ・の・ はずれ・の・ 券」「見当はずれ」②中心から離れた場所。ある一定の範囲から外に出ていること。「町・の・ はずれ・の・ 方・に・ ある・ 店」■対語=①「あたり【当たり】」⇒すか、すかたん、すこたん、から【空】

はずれる【外れる】《動詞・ラ行下一段活用》 ①固定されたり収まったりしているものが、取れて離れる。「風・で・ 障子・が・ はずれる。」②抽選や思惑からそれて、当たらない。「競馬・の・ 予想・が・ はずれる。」「宝くじ・に・ はずれ・ても・た。」③目的としている部分や中心から離れた位置にある。「矢ー・が・ 的・から・ はずれ・た。」■対語=②③「あたる【当たる】」■他動詞は「はずす【外す】」■名詞化=はずれ【外れ】

はぜ【鯊】《名詞》 海や河口にすむ、口が大きく体が平たく、小さな茶色の魚。「目・の・ 前・を・ はぜ・が・ 泳い・どる。」

はぜ《名詞》 ①洋服やシャツなどの重なる部分の一方に付けて、他方の穴などに通して、衣服などの合わせ目を留めるのに用いるもの。「ワイシャツ・の・ はぜ・が・ 取れ・た。」②爪の形をしていて、足袋や脚絆などの合わせ目を留めるのに用いるもの。「洗濯し・たら・ 足袋・が・ 縮ん・で・ はぜ・が・ とまりにくい。」⇒ボタン【ポルトガル語=botao

はぜる【爆ぜる】《動詞・ラ行五段活用》 勢いよく裂けて開いたり、飛び散ったりする。激しい勢いで爆発する。「燃え・とる・ 竹・が・ 大けな・ 音・で・ はぜっ・た。」「煎()っ・とる・ 胡麻・が・ はぜる。」〔⇒はでる(爆でる)

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2017年6月27日 (火)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (423)    (通算2421回)

日常生活語 「は」⑩

 

ぱしゃっと《副詞》 ①水面などをたたく様子。また、そのやや軽い音。「池・に・ 小石・を・ ぱしゃっと・ 放り込む。」②水がものに当たって飛び散る様子。また、そのやや軽い音。「小さい・ 魚・が・ 跳び上がっ・て・ ぱしゃっと・ 聞こえ・た。」〔⇒ばしゃっと、ばしゃんと、ぱしゃんと〕

ばしゃばしゃ《副詞と、動詞する》 ①水面などを続けてたたいている様子。また、そのやや鈍い音。「行水・を・ し・て・ ばしゃばしゃと・ 遊ぶ。」②水がものに当たって飛び散り続けている様子。また、そのやや鈍い音。「ばしゃばしゃ・ 水・を・ かけ合う。」〔⇒ぱしゃぱしゃ〕

ぱしゃぱしゃ《副詞と、動詞する》 ①水面などを続けてたたいている様子。また、その軽快感のある音。「子ども・が・ 風呂・に・ 入っ・て・ ぱしゃぱしゃと・ 湯・を・ たたい・て・ 遊ん・どる。」②水がものに当たって飛び散り続けている様子。また、その軽快感のある音。「回っ・ている・ 洗濯機・で・ ぱしゃぱしゃと・ 音・が・ し・とる。」〔⇒ばしゃばしゃ〕

ばしゃんと《副詞》 ①水面などをたたく様子。また、そのやや鈍い音。「ばしゃん・と・ プール・に・ 飛び込む。」②水がものに当たって飛び散る様子。また、そのやや鈍い音。「バケツ・の・ 水・を・ ばしゃんと・ 溝・に・ あける。」〔⇒ばしゃっと、ぱしゃっと、ぱしゃんと〕

ぱしゃんと《副詞》 ①水面などをたたく様子。また、そのやや軽い音。「棒切れ・で・ 水面・を・ ぱしゃんと・ 叩く。」②水がものに当たって飛び散る様子。また、そのやや軽い音。「雨だれ・が・ ぱしゃんと・ 落ちる。」〔⇒ばしゃっと、ぱしゃっと、ばしゃんと〕

ばしょ【場所】《名詞》 ①そこにいるところ。「座る・ ばしょ・が・ あら・へん。」②あることが行われたり、ある目的のために設けられるところ。「信号・の・ ある・ ばしょ・で・ 横断する。」③状況の変化や流れなどによって作られたことがら。「わし・の・ 言()ー・ ばしょ・が・ あら・へん。」〔⇒ば【場】

はしょう〔はしょー〕【歯性】《名詞》 歯の並び方や健康度。「はしょー・が・ 悪い・さかい・ 治す。」

ばしょう〔ばしょー〕【芭蕉】《名詞》 庭などに植える、長い楕円形の葉を持ち、背の高い植物。「雨・が・ 降っ・て・ ばしょー・の・ 葉ー・に・ 当たっ・て・ ぱらぱらと・ 大けな・ 音・が・ する。」

ばしょがら【場所柄】《名詞》 その場がどのような性質や雰囲気などを持つものであるのかということ。その場にふさわしいことがら。「ばしょがら・を・ わきまえ・て・ もの・を・ 言ー・なはれ。」

ばしょとり【場所取り】《名詞、動詞する》 ものを置いたり人を配置したりして、見物などをする位置や場所をあらかじめ確保すること。「花見・の・ ばしょとり・を・ する。」「ばしょとり・は・ やめ・てんか。」

はしら【柱】《名詞》 ①家や橋などを作るときに、土台の上にまっすぐに立てて、上の重いものを支える役割を果たすもの。「はしら・に・は・ 太い・ 木ー・を 使う。」②まっすぐに立っているもの。「杭・を・ はしら・に・ し・て・ 針金・を・ 引っ張る。」「旗・を・ 揚げる・ はしら」

はしらす【走らす】《動詞・サ行五段活用》 ①走るようにさせる。動くようにさせる。「練習・の・ため・に・ 運動場・を・ はしらす。」「おもちゃ・の・ 自動車・を・ はしらす。」②急いで行かせる。「醤油・が・ 切れ・た・ん・で・ 買い物・に・ はしらす。」

はしらどけい〔はしらどけー〕【柱時計】《名詞》 柱や壁などに掛けて用いる時計。「はしらどけー・の・ ねじ・を・ 巻く。」

はしり【走り】《名詞》 ①走って速さや順位を競うこと。かけっこ。「お前・の・ はしり・は・ 遅い・なー。」②一緒に走って、走る速さを競う競技。「百メートル・の・ はしり・に・ 出る・ねん。」③魚、野菜、果物などの、季節に先がけて出回るもの。「筍・の・ はしり・を・ 売っ・とる。」⇒はしりあい【走り合い】、はしりやい(走り合い)、はしっりゃい(走り合い)、はしりごく【走りごく】⇒ときょうそう【徒競争】〕、よういどん【用意どん】

はしり【走り】《名詞》 台所でものを洗ったり、洗い水を流したりする場所。「はしり・に・ 水・を・ 張っ・て・ 西瓜・を・ 冷やす。」〔⇒はしりもと【走り元】、ながし【流し】、ながしもと【流し元】

はしりあい【走り合い】《名詞、動詞する》 走って速さや順位を競うこと。かけっこ。「千メートル・の・ はしりあい・に・ 出る・ねん。」〔⇒はしりやい(走り合い)、はしっりゃい(走り合い)、はしりごく【走りごく】、はしり【走り】

はしりがき【走り書き】《名詞、動詞する》 ①文字を急いで続けて書くこと。急いで続けて書いた文字。「電話・を・ 聞ー・て・ 中身・を・ はしりがきし・とい・た。」「はしりがき・の・ メモ・で・ すん・まへ・ん。」②読みにくいほどの、乱雑に書いた文字。「あいつ・が・ 書く・の・は・ いつも・ はしりがき・や・さかい・ 読ま・れ・へん。」

はしりごく【走りごく】《名詞、動詞する》 走って速さや順位を競うこと。かけっこ。「はしりごくし・たら・ 誰・に・も・ 負け・へん・ぞ。」◆「はしりごっこ【走りごっこ】」の発音が転じたものである。〔⇒はしりあい【走り合い】、はしりやい(走り合い)、はしっりゃい(走り合い)、はしり【走り】

はしりたかとび【走り高跳び】《名詞、動詞する》 助走をしてきて踏み切って、横に渡したバーを跳び越えて、その高さを競う競技。「はしりたかとび・は・ 人・の・ 背ー・ほど・ 跳べる。」〔⇒たかとび【高跳び】

はしりづかい【走り使い】《名詞、動詞する》 あちこちへ動き回って、頼まれた用事を果たすこと。また、それをする人。「会社・へ・ 入っ・た・ 時・は・ はしりづかい・ばっかり・ し・とっ・た。」

はしりはばとび【走り幅跳び】《名詞、動詞する》 助走をしてきて片足で踏み切って、できるだけ遠くへ跳んで、その距離を競う競技。「はしりはばとびし・て・ 砂場・に・ しりもち・を・ つい・た。」■対語=「たちはばとび【立ち幅跳び】」〔⇒はばとび【幅跳び】

はしりもと【走り元】《名詞》 台所でものを洗ったり、洗い水を流したりする場所。「はしりもと・の・ 隅・に・ 生ゴミ・を・ 集める。」「お茶碗・は・ はしりもと・に・ つけ・とい・てんか。」〔⇒はしり【走り】、ながし【流し】、ながしもと【流し元】

はしりやい(走り合い)】《名詞、動詞する》 走って速さや順位を競うこと。かけっこ。「向こー・の・ 木ー・の・ とこ・まで・ はしりやいし・ょー・か。」〔⇒はしりあい【走り合い】、はしっりゃい(走り合い)、はしりごく【走りごく】、はしり【走り】

はしりよみ【走り読み】《名詞、動詞する》 急いで、ざっと読んだり飛び飛びに読んだりすること。「はしりよみし・た・けど・ 頭・に・ 入ら・なんだ。」

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2017年6月26日 (月)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (422)    (通算2420回)

日常生活語 「は」⑨

 

はじく【弾く】《動詞・カ行五段活用》 ①瞬間的に力を加えて、ものを跳ね飛ばす。「ラムネ・の・ 玉・で・ 相手・の・ 玉・を・ はじく。」②性質の違うもの同士が、はねのけて寄せ付けない。「フライパン・が・ 水・を・ はじく。」③望ましくないものを除外する。「悪い・ 品物・を・ はじい・ていく。」④算盤の珠を指先で動かして、計算する。「なんぼ・で・ 売っ・たら・ 良()ー・か・ はじい・てみ・てくれ。」

はしくれ【端くれ】《名詞》 ①組織や仲間などの一員であるが、役に立ったり目立ったりしない人。「自治会・の・ 役員・の・ はしくれ・に・ なっ・て・ます・ねん。」②木材などを切った、残りの短い部分。「木ー・の・ はしくれ・を・ 燃やし・て・ あたる。」◆①は、取るに足りない人というイメージで、自分のことを謙遜して言うことが多い。

はしけ【艀】《名詞》 貨物を運ぶ船で、自分で動くための動力を持たず、他の船に曳いてもらう船。「沖・の・ 方・を・ ボート・に・ 曳か・れ・て・ はしけ・が・ 通っ・とる。」

はしご【梯子】《名詞》 ①高いところへ上るときに使う、左右2本の材木に何段もの横木をつけた道具。「屋根・に・ はしご・を・ かける。」②民家などの建物で上の階に行くときに使う、簡単な階段。「はしご・を・ 1段・ずつ・ 雑巾・で・ 拭く。」⇒はしごだん【梯子段】、だんばしご【段梯子】、だんだん【段々】、かいだん【階段】

はしごだん【梯子段】《名詞》 民家などの建物で上の階に行くときに使う、簡単な階段。「はしごだん・の・ 下・を・ 押入・に・ する。」◆仮設の感じで、上の階に差し渡したものを言うこともある。〔⇒はしご【梯子】、だんばしご【段梯子】、だんだん【段々】、かいだん【階段】

はじさらし【恥晒し】《名詞、形容動詞や()》 ①恥ずかしいことを、周りの人にさらけ出すこと。また、そのようにしている人。「試合・に・ 負け・て・ はじさらしな・ こと・を・ し・ても・た。」②世間の物笑いになること。また、そのようになっている人。「警察・の・ 世話・に・ なる・よーな・ はじさらし・を・ し・て・は・ いか・ん・ぞ。」

はじしらず【恥知らず】《名詞、形容動詞や(ナ・ノ)》 ①普通の人にとっては恥ずかしいことでも平気ですること。また、そのようなことをする人。また、そのようにする様子。「舞台・に・ 上げ・られ・て・ はじしらずな・ 隠し芸・を・ させ・られ・た。」②わざと恥ずかしいことをすること。また、そのようにする人。「はじしらず・を・ 承知・で・ カラオケ・を・ 歌(うと)・てみる。」

はした【端】《名詞》 数量が、満たされるようには揃っていないこと。ちょうどの数に満たないこと。また、そのようなものや、そのような数字。「はした・の・ 額・は・ 勉強し・とき・まっ・さ。」〔⇒はんぱ【半端】、はんつ【半つ】

はしたがね【端金】《名詞》 ある額に達しない、半端な金。わずかの金。「小遣い・の・よーな・ はしたがね・で・は・ 買わ・れ・へん。」

はしっこ【端っこ】《名詞》 ①広がりのあるものの、中心から離れた隅の方の場所。「公園・の・ はしっこ・で・ 遊ん・どる。」②細長く続いているものの末の部分。「棒・の・ はしっこ・を・ 切り落とす。」〔⇒はし【端】⇒はな【端】

はしっていく【走って行く】《動詞・カ行五段活用》 ①急いで移動する。「忘れ物・を・ 思い出し・た・さかい・ 自転車・で・ はしっていっ・てくる。」②地上を走って、移動する。「歩か・んと・ はしっていけ・よ。」⇒とんでいく【飛んで行く、跳んで行く】

はしっりゃい(走り合い)】《名詞、動詞する》 走って速さや順位を競うこと。かけっこ。「運動会・の・ はしっりゃい・は・ 苦手や・ねん。」〔⇒はしりあい【走り合い】、はしりやい(走り合い)、はしりごく【走りごく】、はしり【走り】

ばしっと《副詞》 ①ものを力強く叩く様子。また、その音。「思い切り・ ばしっと・ 背中・を・ たたく。」②ものが大きく割れたり飛び散ったりする様子。また、その音。「西瓜・が・ ばしっと・ 割れ・た。」「水・が・ ばしっと・ 辺り・に・ 飛び散っ・た。」③遠慮なくものを言う様子。「ばしっと 言()ー・たら・なんだら・ あいつ・は・ わかっ・てくれ・へん・ねん。」⇒はっきり〕

はじまり【始まり】《名詞》 ①新しいことが起こること。また、そのようなとき。「1学期・の・ はじまり・は・ 4月7日・や。」②ものごとの起こりやきっかけなど。「はじまり・は・ ちょっと・し・た・ 事・やっ・てん・けど、だんだん・ 大けな・ 喧嘩・に・ なっ・ても・た。」■対語=「おわり【終わり】」

はじまる【始まる】《動詞・ラ行五段活用》 ①新しいことが起こって、続いていく。発生する。「今年・から・ 会社勤め・が・ はじまっ・た。」「不景気・が・ はじまる。」②動作や状態などが繰り返されて、いつものようになる。「また・ 悪い・ 癖・が・ はじまっ・た。」■他動詞は「はじめる【始める】」■対語=「おわる【終わる】」■名詞化=はじまり【始まり】

はじめ【始め、初め】《名詞》 ①ものごとの起こりの時。「はじめ・は・ 小()んまい・ 会社・やっ・てん。」②時間の移りゆきの起こりの部分。「はじめ・は・ 一番・で・ 走っ・とっ・てん・けど・ だんだん・ 抜か・れ・ても・た。」「月・の・ はじめ・に・ 計画・を・ 立てる。」③いくつか並べ上げるうちの一番目。「プログラム・の・ はじめ・に・ 乾杯・を・ する。」■対語=「おわり【終わり】」⇒はな【端】

はじめ【初め、始め】《接尾語》[動詞の連用形に付く] それが最初の機会であったということを表す言葉。「ゴルフ・の・ 行きはじめ・は・ あんた・に・ 誘わ・れ・た・ とき・やっ・てん。」■対語=「しまい【終い】」

はじめごろ【初め頃】《名詞》 その期間や時代が、新たに起こるあたり。「10月・の・ はじめごろ」「江戸時代・の・ はじめごろ・から・ 参勤交代・が・ 始まっ・た。」■対語=「おわりごろ【終わり頃】」「しまいごろ【終い頃】」

はじめて【初めて】《副詞》 ①今までに一度もなかったことで、それが最初である様子。「村・に・ はじめて・ 信号・が・ でけ・た。」②その時になって、かろうじて実現したというような様子。ある経験を経てようやくその状態になる様子。「今・に・ なっ・て・ はじめて・ わかっ・た。」「はじめて・ ひとり・で・ 自転車・に・ 乗れ・た。」

はじめる【始める】《動詞・マ行下一段活用》 ①新たに動き出すようにする。開始する。「うどん屋・を・ はじめる。」②動作や状態などを繰り返して、いつものようにする。「また・ 言い訳・を・ はじめ・やがっ・た。」■自動詞は「はじまる【始まる】」■対語=「おわる【終わる】」■名詞化=はじめ【始め】

はじめる【始める】《接尾語・マ行下一段活用》[動詞の連用形に付く] その動作や状態などの新たな動きが認められる、その動作を開始する、という意味を表す言葉。「電車・が・ 動きはじめる。」「字引・を・ 引い・て・ 読みはじめる。」

ばしゃ【馬車】《名詞》 人や荷物を乗せて、馬に引かせる車。「観光・に・ 行っ・て・ ばしゃ・に・ 乗っ・た。」

ばしゃっと《副詞》 ①水面などをたたく様子。また、そのやや鈍い音。「投網・を・ ばしゃっと・ 打つ。」②水がものに当たって飛び散る様子。また、そのやや鈍い音。「池・の・ 鯉・が・ 跳ね・て・ ばしゃっと・ 音・が・ し・た。」〔⇒ぱしゃっと、ばしゃんと、ぱしゃんと〕

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2017年6月25日 (日)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (421)    (通算2419回)

日常生活語 「は」⑧

 

バザー〔ばざー〕【英語=bazaar】《名詞、動詞する》 資金を集めるために、持っているものや作ったものを持ち寄って売る、奉仕的な催し。「育友会〔=PTA〕・が・ ばざー・を・ する。」「ばざーし・た・けど・ あんまり・ お金・が・ 集まら・なんだ。」

はざかる《動詞・ラ行五段活用》 物と物との狭い間に入る。狭い間に入って動けない状態になる。「新聞・が・ ポスト・の・ 中・に・ はざかっ・て・ 取ら・れ・へん。」「するめ・が・ 歯ー・に・ はざかっ・て・ 気持ち・が・ 悪い。」〔⇒はたかる、はだかる、はさまる【挟まる】

ばさつく《動詞・カ行五段活用》 ①ご飯などの水分が少なく、ばらばらになりそうな様子になる。「ご飯・が・ ばさつい・とる・さかい・ お茶漬け・に・でも・ し・なはれ。」②髪の毛などが、一つにまとまらないで、ばらばらになっている。「風・が・ 強ー・て・ 頭・が・ ばさつい・とる・ねん。」⇒ぱさつく〕

ぱさつく《動詞・カ行五段活用》 ご飯などの水分が少なく、ばらばらになりそうな様子になる。「チャーハン・が・ ぱさつい・て・ ぽろぽろと・ こぼれる。」〔⇒ばさつく〕

ばさっと《副詞》 ①ものが落ちたり覆いかぶさったりして音をたてる様子。また、その音。「かかえ・てい・た・ 帳面・が・ ばさっと・ 落ち・た。」「屋根・から・ 雪・が・ ばさっと・ 落ちる。」②ものを勢いよく広げたり切ったりする様子。また、その音。「新聞・を・ ばさっと・ 広げ・て・ 読む。」

ばさばさ《形容動詞や()、動詞する》 ①まとまっていたものが、ばらばらに乱れている様子。髪の毛などをきちんと整えていない様子。「ばさばさに・ なっ・た・ 髪・の・ 毛」「朝・ 起き・たら・ 髪・が・ ばさばさやっ・た。」②乾いたものが触れ合っている様子。また、その音。「棕櫚(しゅーろ)・の・ 葉ー・が・ ばさばさする。」③大きな音をたてて離れ落ちる様子。また、その音。「柿・の・ 実ー・が・ ばさばさと・ 落ちる。」⇒ぼさぼさ〕

ぱさぱさ《形容動詞や()、動詞する》 水分や油気(脂気)が少なく、潤いがない様子。「ご飯・が・ ぱさぱさに・ なっ・ても・とる。」「ぱさぱさし・た・ 髪・の・ 毛ー」

はさまる【挟まる】《動詞・ラ行五段活用》 ①物と物との狭い間に入る。狭い間に入って動けない状態になる。「食べ・た・ もん・が・ 歯ー・に・ はさまる。」②人と人との間や、ものとものとの間に位置するようになる。「知ら・ん・ 人・の・ 間・に・ はさまっ・て・ 座る。」■他動詞は「はさむ【挟む】」「はそむ【(挟む)】」⇒はざかる、はたかる、はだかる〕

はさみ【鋏】《名詞》 ①二枚の刃で布や紙などを切る道具。「紙・を・ はさみ・で・ 切る。」②切符などの硬い紙に穴や切れ込みを入れる道具。「切符・に・ はさみ・を 入れ・てもらう。」③炭や塵などをつまむときに使う道具。「はさみ・を・ 持っ・て・ ごみ拾い・に・ 行く。」④蟹などの脚の、ものを挟む爪の部分。「赤爪・の・ 蟹・の・ 大きな・ はさみ」⑤じゃんけんで、2本の指を突き出す形。「はさみ・は・ 石・に・ 負ける。」⑥ 将棋の駒を盤の上に動かして、相手の駒を前後または左右から挟み取る遊び。「はさみ・ し・て・ 遊ば・へん・か。」〔⇒はそみ()⇒ぴい。⇒はさみしょうぎ【挟み将棋】、はそみしょうぎ(挟み将棋)

はさみしょうぎ〔はさみしょーぎ〕【挟み将棋】《名詞、動詞する》 将棋の駒を盤の上に動かして、相手の駒を前後または左右から挟み取る遊び。「はさみしょーぎ・を・ し・て・ 時間・を・ つぶす。」〔⇒はさみ【鋏】、はそみ()、はそみしょうぎ(挟み将棋)

はさむ【挟む、挿む】《動詞・マ行五段活用》 ①ものとものとの間に何かを入れる。「パン・に・ ソーセージ・を・ はさん・で・ 食べる。」②両側から押さえて動かないようにする。「箸・で・ はさん・で・ つまむ。」③人と人との間や、ものとものとの間に位置する。「男・の・ 人・と・ 女・の・ 人・に・ 1人・ずつ・ はさん・で・ 坐っ・てもらう。」「大阪・を・ はさん・で・ 京都・と・ 神戸・が・ ある。」④他人が話をしているところへ口出しをする。「要ら・ん・ 口・を・ はさま・んとい・てんか。」■自動詞は「はさまる【挟まる】」■名詞化=はさみ【挟み、挿み】〔⇒はそむ(挟む)

はざわり【歯触り】《名詞》 食べ物をかんだときに、歯に受ける感じ。そのうちでも特に、柔らかく優しい感じ。「はざわり・の・ 良()ー・ 豆腐」◆歯に受ける感じのうち、柔らかく弾力性の弱いものを表すときに「はざわり【歯触り】」を使い、堅さや弾力性の強いものを表すときには「はごたえ【歯応え】」を使うことが多いように思われる。

はし【橋】《名詞》 ①川や海や谷などの上に架け渡して、行き来できるようにしたもの。「淡路島・へ・ はし・が・ 架かっ・た。」②道路や鉄道線路などを越えるために、その上に架け渡した施設。「はし・を・ 渡っ・て・ 乗り換え・を・ する。」⇒りっきょう【陸橋】

はし【端】《名詞》 ①広がりのあるものの、中心から離れた隅の方の場所。「座敷・の・ はし・の・ 方・に・ 座る。」②細長く続いているものの末の部分。「竿・の・ はし・に・ ぶらさげる。」③要らないとして切り離したものの、小さい方の部分。切れ端。「切っ・た・ 木ー・の・ はし」④ちょっとした部分。一部分。「話・の・ はし・だけ・を 聞ー・た。」①②⇒はしっこ【端っこ】⇒はな【端】

はし【箸】《名詞》 食べ物を挟むのに使う、2本の細い棒。「はし・の・ 持ち方・が・ おかしい。」

はじ【恥】《名詞》 世間の人に対して、恥ずかしいと感じたり、不名誉だと感じたりすること。自分の弱点を引け目に思うこと。また、そのように感じる具体的な内容。「道・で・ 転ん・で・ はじ・を・ かい・た。」

はしか【麻疹】《名詞》 体に赤い斑点ができて発熱する、子どもがかかることが多い感染症。「大き・ なっ・て・から・ はしか・に・ なっ・た。」

はしかい《形容詞》 ①動作が目立って素早い。「はしかい・ 動き・で・ 相手・の・ チーム・の・ 裏・を・ かく。」②人のすきをうかがって行動し、抜け目がない。「目・を・ 放し・たら・ じっきに・ おら・ん・よーに・ なる・ はしかい・ やつ・や。」「はしかい・ こと・を・ 考え・とる。」③あくが強い食べ物で、喉を刺すような味や臭いなどが感じられる。喉などがむずがゆい。「風邪・(を・) ひー・て・ 喉・が・ はしかい。」◆①は、一直線に速く走るという印象ではなく、相手を避けて、右へ左へと敏捷に動き回るという印象である。①②⇒すばしこい。⇒わるがしこい【悪賢い】⇒いがらい【い辛い】

はしがき【端書き】《名詞》 本や文章のはじめに書く言葉。「文集・の・ はしがき・を・ 書く。」

はしから【端から】《副詞》 一つの動作が終わる瞬間にすぐ、という意味を表す言葉。「並べる・ はしから・ みんな・が・ 手ー・を・ 出す。」「読む・ はしから・ 忘れ・てまう・さかい・ 困る。」◆前に動詞を伴うのが普通であるが、その動詞が自明である場合は、「はしから・ はしから・ 売れ・ていく。」というように、動詞を省略することもある。

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2017年6月24日 (土)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (420)    (通算2418回)

日常生活語 「は」⑦

 

はぐるま【歯車】《名詞》 歯と歯とを組み合わせて回転を伝達するための、周りに一定の大きさの歯が刻んである、車の形をした部品。「機械・の・ はぐるま」

はぐれる《動詞・ラ行下一段活用》 同行している人や仲間の人を見失って離れ離れになる。「祭り・で・ 友だち・と・ はぐれ・ても・た。」

ばくろう〔ばくろー、ばくろ〕【博労】《名詞》 牛や馬の売買を仕事にしている人。「ばくろ・が・ 牛・を・ 買い・に・ 来・た。」

はけ【刷毛】《名詞》 絵の具やペンキや糊などを塗ったり、汚れを払ったりするために、毛を束ねて植えて柄などをつけた道具。「はけ・で・ 模様・を・ 描く。」〔⇒ブラシ【英語=brush

はげ【禿げ】《名詞》 ①頭のあるべきところに毛がないこと。また、頭の毛がない場所。また、頭に毛がない人。「耳・の・ 横・に・ はげ・が・ ある。」②塗ったものがはがれ落ちたり、塗った色があせていること。また、そのような場所。「看板・に・ はげ・が・ でけ・とる。」⇒ちゃびん【茶瓶】、はげちゃびん【禿げ茶瓶】、はげちゃん【禿げちゃん】、はげあたま【禿げ頭】

はげあたま【禿げ頭】《名詞》 頭のあるべきところに毛がないこと。また、頭の毛がない場所。また、頭に毛がない人。「前・の・ 方・の・ 席・に・ 座っ・とっ・た・ はげあたま・の・ 人・は・ 誰・やっ・てん。」〔⇒ちゃびん【茶瓶】、はげ【禿げ】、はげちゃびん【禿げ茶瓶】、はげちゃん【禿げちゃん】

はげこむ【填げ込む】《動詞・マ行五段活用》 特定の空間、枠組み、穴などのようなところに、ぴったりと合うように入れる。「枠・の・ 中・に・ はげこむ。」■名詞化=はげこみ【填げ込み】〔⇒はめる【填める】、はげる【填げる】、はめこむ【填め込む】

はげしい〔はげしー〕【激しい】《形容詞》 ①勢いが強くて、弱まる気配がない。「昨日・は・ はげしー・ 雨風・やっ・た。」②迫ってくるような力などもあって、ものごとの程度がはなはだしい。「食べ物・の・ 好き嫌い・が・ はげしー・ 子ー・や。」

はげちゃびん【禿げ茶瓶】《名詞》 頭のあるべきところに毛がないこと。また、頭の毛がない場所。また、頭に毛がない人。「うち・の・ 親父・は・ はげちゃびん・や・ねん。」〔⇒ちゃびん【茶瓶】、はげ【禿げ】、はげちゃん【禿げちゃん】、はげあたま【禿げ頭】

はげちゃん【禿げちゃん】《名詞》 頭のあるべきところに毛がないこと。また、頭の毛がない場所。また、頭に毛がない人。「てっぺん・が・ はげちやん・に・ なっ・とる。」〔⇒ちゃびん【茶瓶】、はげ【禿げ】、はげちゃびん【禿げ茶瓶】、はげあたま【禿げ頭】

はげちょろけ【禿げちょろけ】《形容動詞や()》 ①色などが薄くなってしまっている様子。あせている様子。「はげっちょろけ・の・ 服・を・ 着・とる。」②ペンキなどがはがれて落ちている様子。塗り物などの表面が剥がれたり取れたりしている様子。「郵便ポスト・が・ はげっちょろけに・ なっ・ても・とる。」〔⇒はげっちょろけ【禿げっちょろけ】

バケツ〔ばけつ〕【英語=bucket。馬穴】《名詞》 ブリキなどでできていて、上が広がった桶の形で、持ち運びのためのつるが付いていて、水などを入れる物。「ばけつ・で・ 泥水・を・ かえ出す。」

はげっちょろけ【禿げっちょろけ】《形容動詞や()》 ①色などが薄くなってしまっている様子。あせている様子。「服・の・ 色・が・ ほげっちょろけに・ なっ・とる。」②ペンキなどがはがれて落ちている様子。塗り物などの表面が剥がれたり取れたりしている様子。「はげっちょろけの・ 漆・の・ 箱」〔⇒はげちょろけ【禿げちょろけ】

ばけのかわ【化けの皮】《名詞》 ごまかすための、うわべを飾った見せかけ。「ばけのかわ・を・ はがし・たら・ 安物・やっ・た。」

はげます【励ます】《動詞・サ行五段活用》 他人に言葉をかけて、気持ちを奮い立たせてやる。力づけて努力をさせる。「早(はよ)ー・ 治れ・ゆーて・ はげまし・たっ・た。」

ばけもん【化け物】《名詞》 ①正体のわからないものや、異形のものに姿を変えて現れてくるもの。「ばけもん・の・ 出・てくる・ 童話」②非常に大きなもの。「ばけもん・の・ 蛸・が・ 釣れ・た。」③他の人たちとは異なった力の持ち主。「あの・ ばけもん・に・は・ 力・で・は・ 勝た・れ・へん。」〔⇒おばけ【お化け】

はける【捌ける】《動詞・カ行下一段活用》 ①水などが溜まらないで、よく流れる。「溝・の・ 泥・を・ さらえ・たら・ 水・が・ よー・ はける・よーに・ なっ・た。」②品物がよく売れて、残りがなくなる。「百個・ 仕入れ・とっ・たら・ いつ・の・間・に・か・ はけ・ても・た。」

はげる【剥げる、禿げる】《動詞・ガ行下一段活用》 ①表面を覆っていたものが、めくれて取れる。「重箱・の・ 漆・が・ はげ・た。」「メッキ・が・ はげる。」②色や艶などが薄くなる。「ペンキ・の・ 色・が・ はげ・てき・た。」③生えていた毛が抜け落ちる。「でぼちん・の・ はげ・た・ 人・が・ 来・た。」■名詞化=はげ【剥げ、禿げ】

はげる【填げる】《動詞・ガ行下一段活用》 ①特定の空間、枠組み、穴などのようなところに、ぴったりと合うように入れる。「窓・に・ ガラス・を・ はげる。」②ぴったりするように手足などに被せる。「手袋・を・ はげ・て・ 仕事・を・ する。」■自動詞は「はがる【填る】」〔⇒はめる【填める】⇒はめこむ【填め込む】、はげこむ【填げ込む】

ばける【化ける】《動詞・カ行下一段活用》 ①異形のものに姿を変えて出る。「狐・が・ ばけ・て・ 人・を・ だます。」②姿形や身につけるものを変えたり、もともとの素性を隠したりして、別人を装う。「刑事・が・ 会社員・に・ ばけ・て・ 怪しい・ 男・を・ 尾行する。」■名詞化=ばけ【化け】

はこ【箱】《名詞》 ものが傷んだり汚れたりしないように入れるための、木・紙・金属・プラスチックなどで作った、四角い形をした容器。「蜜柑・を・ はこ・に・ 詰める。」

はごいた【羽子板】《名詞》 羽根つきに使う、絵や飾りがあって柄の付いた細長い板。「孫・に・ はごいた・を・ 買()ー・てやる。」

はごたえ【歯応え】《名詞》 食べ物をかんだときに、堅さなどの歯に受ける感じ。「はごたえ・の・ ある・ うどん・を 食べ・た。」◆歯に受ける感じのうち、堅さや弾力性の強いものを表すときに「はごたえ【歯応え】」を使い、柔らかく弾力性の弱いものを表すときには「はざわり【歯触り】」を使うことが多いように思われる。

はこにわ【箱庭】《名詞》 浅く広い箱に土や砂を入れて、小さな木や草を植えて、家・木・橋などの模型を置いて、実際の景色のように作ったもの。「はこにわ・を・ 作っ・て・ 遊ぶ。」

はこぶ【運ぶ】《動詞・バ行五段活用》 ①ものを持ったり車に乗せたりして、他の場所に移す。「荷物・を・ 家・へ・ はこぶ。」②ある程度離れている場所へ行く。「何遍・も・ 足・を・ はこぶ。」「わざわざ・ こんな・ 所(とこ)・まで・ はこん・でいただい・て・ すんません。」

はこぼく(白墨)】《名詞》 黒板に文字や図形を書くために、粉末の石膏を棒のように固めた筆記具。「はこぼく・で・ きれーな・ 字ー・を・ 書く・ 人・や。」〔⇒はくぼく【白墨】、チョーク【英語=choke

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2017年6月23日 (金)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (419)    (通算2417回)

日常生活語 「は」⑥

 

はく【掃く】《動詞・カ行五段活用》 なでるようにして、箒などでごみを押しやるようにして除ける。払い除くために寄せ集める。また、その結果、その場をきれいにする。「道・の・ ごみ・を・ はい・て・ 集める。」

はく【履く】《動詞・カ行五段活用》 衣服などを身に付ける。体にまとい付ける。「ズボン・を・ はく。」「靴・を・ はく。」「靴下・を・ はく。」「足袋・を・ はく。」「手袋・を・ はく。」「パンツ・を・ はく。」◆主として、下半身に付けるものについて言う。

はく〔ぱく〕【泊】《助数詞》 自分の家でないところに泊まる回数を数える言葉。「何ぱく・の・ 旅行・を・ する・ん・かいなー。」

はくい【白衣】《名詞》 医師、看護士、実験する人などが着る、白い上着。「はくい・を・ 着・た・ 看護婦さん」

ばくおん【爆音】《名詞》 自動車、オートバイ、飛行機などのエンジンが発する大きな音。「えらい・ ばくおん・の・ する・ 自動車・や・なー。」

はぐき【歯茎】《名詞》 歯の根元を包んでいる肉の部分。「はぐき・から・ 血ー・が・ 出・た。」

はくさい【白菜】《名詞》 煮物や漬け物などに使う、しわがあって長円形の葉が重なり合っていて、根元は白くて厚い野菜。「すき焼き・に・ はくさい・を・ 入れる。」

はくし【白紙】《名詞》 ①何も書かれていない、白い紙。「印刷・が・ 抜け・とる・ はくし・が・ 入っ・とっ・た。」②質問などに答えないで、何も書いていない答案やアンケート用紙や投票用紙など。「はくし・で・ 出し・たら・ 恥ずかしー・ぞ。」

はくしゅ【拍手】《名詞、動詞する》 褒めたい気持ちを表すときや、賛成の気持ちを表すときなどに、手のひらを打ち合わせて音を出すこと。「賛成・の・ 人・は・ はくしゅ・を・ し・てください。」「劇・が・ 終わっ・た・ とき・に・ みんな・ はくしゅし・た。」

はくじょう〔はくじょー〕【白状】《名詞、動詞する》 自分のした悪事や失敗談などを隠さないで、人前でありのままをうち明ける。内緒にしていたことを公表すること。「捕まっ・た・ 泥棒・が・ はくじょーし・た・ん・やて。」

はくじょう〔はくじょー〕【薄情】《形容動詞や() 相手の立場に立ってものを考えるようなことがない。人情味に欠けて、よそよそしい。「はくじょーな・ こと・を・ 言わ・んと・ 金・を・ 貸し・てんか。」〔⇒みずくさい【水臭い】

はくしょん《名詞、動詞する》 鼻の粘膜が刺激を受けて、急に激しく吹き出す息。「風邪・を・ ひい・て・ ずっと・ はくしょん・が・ 続い・とる。」〔⇒くしゃみ【嚔】、くっしゃみ()

はくしょん《副詞と》 くしゃみをする音を表す言葉。「はくしょんと・ 言わ・ん・よーに・ 温ーに・ し・とき・なはれ。」〔⇒くしゃん〕

ばくだん【爆弾】《名詞》 中に火薬を詰めて、投げたり落としたりして爆発させて相手を攻撃する兵器。「空襲・の・ 時・は・ ばくだん・が・ ぎょーさん・ 落ち・てき・た。」

ばくち【博打】《名詞、動詞する》 ①お金や品物を賭けて、勝負をすること。「ばくち・なんか・ やめ・て・ 真面目に・ 働け。」「ばくちし・て・ 見つかっ・たら・ えらい・ めー・に・ あう・ぞ。」②万一の幸運をあてにして行う、成功率の低い危険な行為。「台風・が・ 近づい・とる・のに・ 山・に・ 登る・よーな・ ばくち・は・ 止め・なはれ。」

ばくちうち【博打打ち】《名詞》 お金や品物を賭けて、勝負をする人。また、それが好きな人。「仕事せ・んと・ ばくちうち・を・ し・とる・ 男」

はくちゅう〔はくちゅー〕【白昼】《名詞》 真昼の明るいとき。朝や夕方を除いた、真昼。「はくちゅー・に・ 泥棒・に・ 入ら・れ・た。」〔⇒ひなか【日中】、ひるひなか【昼日中】、ひるのひなか【昼の日中】、まっぴるま【真っ昼間】、まひる【真昼】

はくちょう〔はくちょー〕【白鳥】《名詞》 冬に北から渡ってくる、首が長く羽が白い大型の水鳥。「はくちょー・が・ 飛ん・でくる・ 湖」◆渡り鳥の白鳥を見る機会が少ないから、白い羽を持った鳥を、広く「はくちょう【白鳥】」と言うこともある。

はくちょう〔はくちょー〕【白丁】《名詞》 秋祭りで、神輿を担ぐ人が身につける白い装束。また、その装束を身につけている人。「祭り・が・ すん・で・ はくちょー・を・ クリーニング・に・ 出す。」「若い・ 人・は・ 太鼓〔=布団屋台〕・を・ かい・て・、中老・の・ はくちょー・が・ 御輿・を・ かく。」

ぱくっと《副詞》 ①口を大きく開けて、一口で食べる様子。「ケーキ・を・ ぱくっと・ 食べ・た。」②割れ目や裂け目が、大きく開く様子。「地震・で・ 道・に・ ぱくっと・ 割れ目・が・ でけ・た。」

ぱくぱく《副詞と、動詞する》 ①口を大きく開けて食べる様子。軽やかに、盛んに食べる様子。「ぱくぱく・ 食べ・て・ あっという間に・ 平らげ・た。」②歌わないで、格好だけ口を開け閉めする様子。「知ら・ん・ 歌・やっ・た・さかい・ 口・だけ・ ぱくぱく・ 動かし・とっ・た。」③魚などが、しきりに口を大きく開け閉めする様子。「鯉・が・ 水面・まで・ 出・てき・て・ ぱくぱくし・とる。」④ものの合わせ目などが離れて、開いたり閉じたりする様子。「走っ・たら・ ランドセル・が・ ぱくぱくする。」

ばくはつ【爆発】《名詞、動詞する》 物質の反応によって、体積が急に増して、光・音・熱などを出して激しく破裂すること。「工場・で・ ばくはつ・が・ あっ・た。」「火山・が・ ばくはつする。」「ガス・の・ ばくはつ」

はくぼく【白墨】《名詞》 黒板に文字や図形を書くために、粉末の石膏を棒のように固めた筆記具。「はくぼく・で・ 道・に・ 絵ー・を・ 描い・た。」〔⇒はこぼく(白墨)、チョーク【英語=choke

はくまい【白米】《名詞》 玄米を搗いて、胚芽や糠を取り除いて、白くした米。「戦争中・は・ はくまい・が・ 食え・なん・だ。」

はくらい【舶来】《名詞》 外国で作られて輸入された製品。あか抜けした品物。「はくらい・の・ 缶詰」「珍しー・ 煙草・や・けど・ それ・は・ はくらい・かいな。」◆戦後すぐの頃は、「はくらい【舶来】」が価値を持ち、高級品という印象が強かった。■対語=「こくさん【国産】」〔⇒はくらいひん【舶来品】

はくらいひん【舶来品】《名詞》 外国で作られて輸入された製品。あか抜けした品物。「はくらいひん・の・ 煙草」■対語=「こくさんひん【国産品】」〔⇒はくらい【舶来】

はくらんかい【博覧会】《名詞》 文化や産業などの振興を目指して、それらに関する様々なものを集めて展示し、人々に見せる催し。「大阪・で・ 万国はくらんかい・が・ あっ・た・ 時・は・ 何遍・も・ 見・に・ 行っ・た。」◆戦後すぐの頃の博覧会で、その名称が印象に残っているのは、神戸博覧会である。日本貿易産業博覧会の通称が神戸博であった。1950(昭和25)のことで、場所は原田の森であり、その跡地にできたのが、今の王子動物園である。もちろん、見に行ったわけではなく、小学校にこの催しのポスターが貼ってあって、そのポスターを何度も何度も見たから記憶に残っているのである。

ぱくる《動詞・ラ行五段活用》 人にわからないように盗む。所有者に黙ったままで自分のものにしてしまう。「晩・の・ 間・に・ 畑・の・ 西瓜・を・ ぱくら・れ・た。」「あいつ・の・ 煙草・ 1本・ ぱくっ・たろ。」〔⇒ちょろまかす、へ()かます【屁()かます】

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2017年6月22日 (木)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (418)    (通算2416回)

日常生活語 「は」⑤

 

はがね【刃金】《名詞》 かみそりの刃などのように、特に薄い刃。「はがね・で・ 鉛筆・を・ 削っ・とる。」◆小学生の頃、鉛筆を削る道具を「ナイフ【英語=knife】」と言っていたが、その一種はいわゆる肥後の守であり、もう一種はかみそりの刃の形をしたものに安全策を施した形のものであった。前者を「ナイフ【英語=knife】」と言うのに対して、後者を「はがね【刃金】」と言い分けることがあった。

はかば【墓場】《名詞》 亡くなった人や動物の遺体や遺骨などを埋める場所。「昔・は・ 人・が・ 死ん・だら・ はかば・を・ 掘り・に・ 行っ・た。」〔⇒はか【墓】、さんまい【三昧】

ばかばか《副詞と》 勢いよくものごとが進んでいく様子。「ばかばか・ 仕事・を・ する。」「あの・ 時代・は・ 景気・が・ 良ー・て・ ばかばかと・ 儲かっ・た。」

ぱかぱか《名詞》 家畜として飼われ農耕・運搬・乗馬などに活用される、たてがみがあって首の長い動物。「ぱかぱか・が・ 道・に・ あっぱ〔=うんこ〕・を・ 落とし・とる。」◆幼児語。〔⇒うま【馬】、んま()、おんまぱかぱか(お馬ぱかぱか)

ぱかぱか《副詞と》 馬が足音を高く立てて歩く様子。また、その音。「馬・が・ ぱかぱか・ 歩く。」

ばかばかしい〔ばかばかしー〕【馬鹿馬鹿しい】《形容詞》 つまらない。取るに足りない。常識を逸脱している。「そんな・ 話・は・ ばかばかしー・て・ 聞い・とら・れ・へん。」〔⇒ばからしい【馬鹿らしい】、あほうらしい【阿呆らしい】

はかま【袴】《名詞》 ①和服の上からはき、腰から足首までをおおう、ひだのある衣類。「剣道・の・ 先生・が・ はかま・ はい・とる。」「羽織・と・ はかま」②植物の茎を取り巻いて覆っている皮。「土筆・の・ はかま・を・ 取る。」

はかまいり【墓参り】《名詞、動詞する》 墓へ行って、死者の霊を弔うこと。「彼岸・に・ 親・の・ はかまいり・に・ 行く。」◆「はかいき【墓行き】」と言うこともある。

ばかもん【馬鹿者】《名詞、形容動詞や()》 ぼんやりしていて、頼りないところがあること。鋭さに欠けたり手抜かりが生じたりすること。また、そのような人。「ばかもん・が・ また・ 遅刻し・よっ・た。」〔⇒ぬけ【抜け】、まぬけ【間抜け】、あほう【阿呆】、あっぽ【阿っ呆】、だぼ、ぼけ【呆け】、ばか【馬鹿】、ぬけさく【抜け作】、あほうたれ【阿呆垂れ】、あほうだら【阿呆垂ら】、あほんだら(阿呆垂ら)、あほんだれ(阿呆垂れ)、だぼさく【だぼ作】、ぼけさく【呆け作】、ぼけなす【呆けなす】、とぼけさく【惚け作】、ばかたれ【馬鹿垂れ】

ばからしい〔ばからしー〕【馬鹿らしい】《形容詞》 つまらない。取るに足りない。常識を逸脱している。「本気・で・ 聞い・とら・れ・へん・ ばからしー・ 話・や・なー。」〔⇒ばかばかしい【馬鹿馬鹿しい】、あほうらしい【阿呆らしい】

はかり【秤】《名詞》 ものの重さを量る道具。「野菜・を・ 切っ・て・ はかり・に・ かける。」◆竿ばかりは「きんじょ」、台ばかりは「かんかん【看貫】」とも言う。

ばかり《副助詞》 ①それ以外のものを排除して、限定する意味を表す言葉。「朝・から・ 晩・まで・ 遊ん・で・ばかりで・ 勉強し・よら・へん。」②おおよその範囲や程度などを表す言葉。「1キロ・ばかり・の・ 道のり」③その動作が終わってから、時間が経っていないことを表す言葉。「今・ 来・た・ばかり・です。」〔⇒ばっかし、ばかし、ばっかり〕

はかりうり【量り売り】《名詞、動詞する》 買う人の希望する分量を、かさや重さなどで量って売ること。「昔・は・ 瓶・を・ 持っ・ていっ・て・ 醤油・の・ はかりうり・を・ し・てもろ・た。」

はかる【計る、量る、測る】《動詞・ラ行五段活用》 はかり、枡(ます)、物差し、時計などを使って、重さ、長さ、容量、時間などを調べたり数えたりする。「赤ん坊・の・ 目方・を・ はかる。」「一升枡・で・ はかる。」「酒・を・ はかっ・て・ 売る。」「縦・と・ 横・の・ 長さ・を・ はかる。」「井戸・の・ 底・まで・の・ 深さ・を・ はかる。」「天井・まで・の・ 高さ・を・ はかる。」「500メートル・を・ 走る・ 時間・を・ はかる。」

はがる【填る】《動詞・ラ行五段活用》 特定の空間、枠組み、穴などのようなところに、ぴったりと合って入る。「窓・の・ 枠・に・ ガラス・が・ はがる。」■他動詞は「はげる【填げる】」〔⇒はまる【填る】

はがれる【剥がれる】《動詞・ラ行下一段活用》 何かの面に貼りついていた薄いものが、その面から取れる。しっかりくっついていたものが、めくれて取れる。「水・に・ つけ・とい・た・ 切手・が・ はがれ・た。」

はぎ【萩】《名詞》 秋の七草のひとつで、赤紫や白の小さな花をたくさん咲かせる、背の低い木。「はぎ・の・ 紫色・の・ 花・が・ 綺麗や・なー。」

はきけ【吐き気】《名詞》 食べたものを吐き出したくなる気持ち。「食べ・た・ もの・に・ 当たっ・た・みたいで・ はきけ・が・ し・てき・た。」◆とても不快な気持ちの喩えにも使う。

はぎしり【歯ぎしり】《名詞、動詞する》 眠っているときに、歯をかみ合わせて、ギリギリと音を立てること。「はぎしり・の・ 大けな・ 音」

はきだす【吐き出す】《動詞・サ行五段活用》 ①食べたものを口から外へ出す。「魚・の・ 骨・を・ はきだす。」②心の中にたまっていることを話してしまう。「思(おも)・とる・ こと・を・ はきだし・たら・ 楽に・ なる・やろ。」③蓄えている金品を出す。「財産・を・ はきだし・て・ 弁償する。」⇒ちゅうする〕

はきだす【掃き出す】《動詞・サ行五段活用》 中にあるごみやほこりなどを、箒などを使って外に出す。「座敷・の・ ごみ・を・ 庭・の・ 方・へ・ はきだす。」

はきだめ【掃き溜め】《名詞》 ごみを集めておいたり捨てたりする場所。「屑籠・の・ ごみ・を・ はきだめ・に・ 捨てる。」〔⇒ごみすてば【塵捨て場】

はきはき《副詞と、動詞する》 ものの言い方や態度が、はっきりして要領がよい様子。つかえたりためらったりすることなく、言葉や態度に表す様子。「聞か・れ・た・ こと・に・ はきはきと・ 答える。」〔⇒ちゃきちゃき、しゃきしゃき、しゃかしゃか〕

はきもん【履き物】《名詞》 靴、下駄、草履など、地面を歩くときに足につけるもの。「はきもん・ 履か・んと・ 外・へ・ 出・たら・ あか・ん・ぞ。」〔⇒じょじょ、じょり(草履)

はきもんや【履き物屋】《名詞》 靴、下駄、草履などを売っている店。「はきもんや・で・ 運動靴・を・ 買()ー・た。」

はぎれ【端切れ】《名詞》 織物の半端なもの。織物の裁ち残りの部分。「はぎれ・で・ 模様・の・よーに・ 縫う。」〔⇒きれ【切れ、布】

はく【泊】《名詞》 自分の家でないところに泊まること。「2日目・の・ はく・は・ どこ・です・か。」

はく〔ぱく〕【箔】《名詞》 金属を紙のように薄く延ばしたもの。「アルミ・の・ はく」「金ぱく」

はく【吐く】《動詞・カ行五段活用》 ①口の中に含んでいたものを外へ出す。「唾・を・ はい・たら・ あか・ん。」②胃の中のものを、もどして外に出す。「気分・が・ 悪い・ん・やっ・たら・ はい・てみ・なはれ。」③中にたまっていたものを噴き出す。「煙・を・ はい・て・ 汽車・が・ 走る。」⇒ちゅうする〕

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2017年6月21日 (水)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (417)    (通算2415回)

日常生活語 「は」④

 

はか【量、捗】《名詞》 時間に応じた、仕事などの進み具合。「この・ 作業・は・ なかなか・ はか・が・ いか・へん。」

ばか【馬鹿】《名詞、形容動詞や()》 ①ぼんやりしていて、頼りないところがあること。鋭さに欠けたり手抜かりが生じたりすること。また、そのような人。「そんな・ こと・ する・ 子・は・ ばか・や。」②機能や働きが失われること。効き目がないこと。「ねじ・が・ ばかに・ なっ・ても・とる。」③程度が甚だしい様子。「ばかな・ 力・が・ 出る。」⇒ぬけ【抜け】、まぬけ【間抜け】、あほう【阿呆】、あっぽ【阿っ呆】、だぼ、ぼけ【呆け】、ぬけさく【抜け作】、あほうたれ【阿呆垂れ】、あほうだら【阿呆垂ら】、あほんだら(阿呆垂ら)、あほんだれ(阿呆垂れ)、だぼさく【だぼ作】、ぼけさく【呆け作】、ぼけなす【呆けなす】、とぼけさく【惚け作】、ばかもん【馬鹿者】、ばかたれ【馬鹿垂れ】

はかい《接続助詞》 理由や根拠などを表す言葉。前に述べることが原因や理由となって、後ろに述べることが起こることを表す言葉。「腹・が・ 減っ・た・はかい・ うどん・を・ 食べ・た。」〔⇒さかい、さかいに、さけ、さけに、はかいに、ので、から、し〕

はかい《終助詞》 相手に対して念を押して言う気持ちを表す言葉。「ここ・に・ おる・はかい。」〔⇒さかい、さかいに、さけ、さけに、はかいに、ので、から〕

はがいい〔はがいー〕【歯痒い】《形容詞》 ものごとが思うように進展しなくて、いらいらする気持ちになる様子。「子ども・の・ 勉強・の・ 仕方・を・ 見・とっ・たら・ はがゆー・て・ しょーがない。」

はかいし【墓石】《名詞》 亡くなった人を葬った場所に立てる、石で作った墓標。「地震・で・ はかいし・まで・ こけ・ても・た。」〔⇒せきとう【石塔】、せきひ【石碑】、はか【墓】

はかいに《接続助詞》 理由や根拠などを表す言葉。前に述べることが原因や理由となって、後ろに述べることが起こることを表す言葉。「雨・が・ 降っ・た・はかいに・ だいぶ・ 涼しー・ なっ・た。」〔⇒さかい、さかいに、さけ、さけに、はかい、ので、から、し〕

はかいに《終助詞》 相手に対して念を押して言う気持ちを表す言葉。「あんた・に・ 頼ん・だ・ん・や・はかいに。」〔⇒さかい、さかいに、さけ、さけに、はかい、ので、から〕

はがうく〔はーがうく〕【歯が浮く】《動詞・カ行五段活用》 ①歯の付け根がゆるんだように感じられる。「はーがうい・て・ もの・が・噛み・にくい。」②見え透いたお世辞や、気障な言葉を言うことの喩えの言葉。「はがうい・た・よーな・ 誉め方・を・ せ・んとい・てんか。」

はかがいく【量が行く、捗が行く】《動詞・カ行五段活用》 仕事などが順調に、能率よく進んでいく。しなければならない分量を、どんどんこなしていく。残りが少なくなっていく。「今日・の・ 仕事・は・ だいぶん・ はかがいっ・た・なー。」〔⇒はかどる【捗る】

はがき【葉書】《名詞》 郵便物として使う、一枚物で大きさの決まった用紙。「はがき・で・ 礼・を・ 言()ー。」

ばかし《副助詞》 ①それ以外のものを排除して、限定する意味を表す言葉。「同じ・ 失敗・ばかし・ 何遍・も・ し・たら・ あか・ん・やろ。」「言()ー・ばかし・で・ 何・も・ し・てくれ・へん。」②おおよその範囲や程度などを表す言葉。「500円・ばかし・の・ お菓子」③その動作が終わってから、時間が経っていないことを表す言葉。「スイッチ・を・ 入れ・た・ばかし・や・さかい・ もー・ ちょっと・ 待っ・てんか。」〔⇒ばっかし、ばかり、ばっかり〕

ばかしょうじき〔ばかしょーじき〕【馬鹿正直】《形容動詞や()、名詞》 適当に振る舞うことを知らず、あまりに正直すぎて、気が利かなかったり馬鹿を見たりする様子。また、そのような人。「言わ・れ・た・ こと・しか・ せ・ん・ ばかしょーじきな・ 男・や。」〔⇒あほうしょうじき【阿呆正直】

はがす【剥がす】《動詞・サ行五段活用》 何かの面に貼りついていた薄いものを、その面からはぎ取る。しっかり存在していたものをめくり取る。「封筒・から・ 切手・を・ はがす。」「庭・の・ コンクリート・を・ はがす。」

ばかす【化かす】《動詞・サ行五段活用》 人の心をだまして、迷わせる。正常な判断ができないように仕向ける。「狐・や・ 狸・に・ ばかさ・れ・たら・ あか・ん・ぞ。」

ばかすか《副詞と》 ①激しく殴ったり、殴られたりする様子。「喧嘩し・て・ ばかすか・ やら・れ・ても・た。」②激しく攻撃したり、されたりする様子。「ばかすか・ 点・を・ 入れ・られ・た。」③乱暴な勢いで何かをする様子。「ばかすか・ 放()り投げ・たら・ 袋・が・ 破れる・やない・か。」〔⇒ぼかすか。①②⇒ぽかすか、ぼかぼか、ぽかぽか〕

はかせ【博士】《名詞》 学問や専門分野についての知識や技能など特に詳しい人。「魚・の・ こと・は・ 何・でも・ 知っ・とる・さかい あいつ・は・ はかせ・や・なー。」

はがたつ〔はーがたつ〕【歯が立つ】《動詞・タ行五段活用》 ①硬いけれども噛める。「硬い・ 林檎・に・は・ はーがたたん・なー。」②相手の力に対抗できる。「あの・ チーム・は・ 強すぎ・て・ はーがたた・なんだ。」◆後ろに打ち消しを伴う表現が多く、「はがたた・ん」「はがたた・なんだ」などと言う。

ばかたれ【馬鹿垂れ】《名詞、形容動詞や()》 ぼんやりしていて、頼りないところがあること。鋭さに欠けたり手抜かりが生じたりすること。また、そのような人。「ばかたれ・が・ ご飯・を・ こぼし・とる。」〔⇒ぬけ【抜け】、まぬけ【間抜け】、あほう【阿呆】、あっぽ【阿っ呆】、だぼ、ぼけ【呆け】、ばか【馬鹿】、ぬけさく【抜け作】、あほうたれ【阿呆垂れ】、あほうだら【阿呆垂ら】、あほんだら(阿呆垂ら)、あほんだれ(阿呆垂れ)、だぼさく【だぼ作】、ぼけさく【呆け作】、ぼけなす【呆けなす】、とぼけさく【惚け作】、ばかもん【馬鹿者】

ばかっと《副詞》 ①大きくまとまって、きれいに割れる様子。気持ちよく割れる様子。「小()まい・ 西瓜・やっ・たら・ 手ー・で・ ぱかっと・ 割れる。」②何かを入れているものの口が、はずれたり裂けたりして急に大きく開く様子。また、その音。「鞄・の・ 口金・が・ 取れ・て・ ばかっと・ 開い・た。」〔⇒ぱかっと。⇒ぼかっと、ぽかっと〕

ぱかっと《副詞》 ①大きくまとまって、きれいに割れる様子。気持ちよく割れる様子。「よき・で・ 焚きもん・の・ 木ー・を・ ぱかっと・ 割る。」②何かを入れているものの口が、はずれたり裂けたりして急に開く様子。また、その軽い音。「小銭入れ・の・ 口・が・ ぱかっと・ 開い・とる。」〔⇒ばかっと。⇒ぼかっと、ぽかっと〕

はかどる【捗る】《動詞・ラ行五段活用》 仕事などが順調に、能率よく進んでいく。しなければならない分量を、どんどんこなしていく。残りが少なくなっていく。「道・を・ 広げる・ 工事・が・ はかどっ・とる。」〔⇒はかがいく【量が行く、捗が行く】

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2017年6月20日 (火)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (416)    (通算2414回)

日常生活語 「は」③

 

はいな《感動詞》 ①呼びかけに応えて、返事をするときに使う言葉。「はいな・ 何・ぞ・ 用・です・か。」②承知した気持ちを表す言葉。「はいな・ わかっ・とり・ます・がな。」◆「はい」よりは、ややぞんざいな感じを伴う。

パイナップル〔ぱいなっぷる〕【英語=pineapple】《名詞》 松かさを大きくしたような形の皮の中に、黄色い果肉がある熱帯産の果物。「九州・へ・ 修学旅行・に・ 行っ・て・ ぱいなっぷる・が・ 珍しー・と 思(おも)・た・ 時代・が・ あっ・た。」

はいのう〔はいのー〕【背嚢】《名詞》 軍人などが物品を入れて背中に負う鞄。「肩・に・ 掛ける・より・は・ はいのー・の・ 方・が・ 楽(らく)や。」◆小学生などが学用品を入れて背中に負う鞄のことも言うことがあった。〔⇒ランドセル【オランダ語=ranselの変化】

はいはい【這い這い】《名詞、動詞する》 乳幼児が、うつぶせになった状態のままで、手足を使って動くこと。「はいはい・が・ でける・よーに・ なっ・た。」「はいはいし・て・ こっち・まで・ 来・た。」

はいはい《副詞と》 相手の言うことをそのまま受け入れている様子。相手の言うことに抵抗できない様子。「はいはい・ そない・ する・ つもり・だす。」〔⇒はあはあ〕

はいはい《感動詞》 相手の言うことに気軽に応じて発する言葉。「はいはい・ あんた・も・ 元気だす・なー。」◆「はい」よりも、ぞんざいな言い方のように感じることもある。〔⇒はあはあ〕

はいびょう〔はいびょー〕【肺病】《名詞》 結核菌によって肺などが冒される伝染病。「昔・は・ はいびょー・は 治ら・ん・もん・や・と・ 思(おも)・とっ・た。」〔⇒けっかく【結核】、はいけっかく【肺結核】

はいひんかいしゅう〔はいひんかいしゅー〕【廃品回収】《名詞、動詞する》 要らなくなり、役に立たなくなったりしたものを集めること。「はいひんかいしゅー・の・ 業者・が・ 回っ・てき・た。」「次の 日曜・に・ 高年クラブ・が・ はいひんかいしゅーする。」

パイプ〔ぱいぷ〕【英語=pipe】《名詞》 ①液体やガスなどを送るのに使う、金属や合成樹脂などで作られたもの。「夜中・に・ 冷え・て・ 水道・の・ ぱいぷ・が・ 破裂し・た。」②刻み煙草を吸うときに使う器具。紙巻き煙草に用いる吸い口の部分。「えー・ 格好(かっこ)し・て・ ぱいぷ・なんか・ 吸ー・とる。」⇒くだ【管】

ハイヤー〔はいやー、はいや〕【英語=hire】《名詞》 貸し切りにした営業用乗用車。「はいや・に・ 乗っ・て・ 温泉・へ・ 行っ・た。」「駅前・に・は・ はいやー・が・ おら・なんだ。」◆かつての高齢者は、「タクシー」という言葉を使わずに、もっぱら「ハイヤー」を使っていたように思う。

はいりこぐち【入り小口】《名詞》 ①門や玄関などに作られている、小さな入口。「大戸・を・ 閉め・て・ はいりこぐち・を・ 開け・とく。」②建物などに入ってすぐの場所。「公会堂・の・ はいりこぐち・で・ 友達・に・ 会()ー・た。」⇒こぐち【小口】

はいる【入る】《動詞・ラ行五段活用》 ①外から、ある限られたところへ進み行く。外から中へ移る。「友だち・と・ 映画館・へ・ はいる。」②見えていたものの姿が隠れる。「お日さん・が・ 雲・の・ 中・に・ はいっ・た。」③中に収まる。「この・ 箱・に・は・ 饅頭・が・ 10個・ はいる・」④手元の金銭が増える。「給料・が・ はいっ・た・さかい・ 飲み・に・ 行こ・か。」⑤学校に入学する。「娘・が・ 高等学校・に・ はいっ・た。」⑥団体などのメンバーになる。「高校生・に・ なっ・て・ 青年団・に・ はいっ・た。」⑦別のものや、異色のものが加わる。「鉛筆・の・ 中・に・ 赤鉛筆・が・ 1本・ はいっ・とる。」⑧その時期になる。「いつ・の・間・に・やら・ 2月・に・ はいっ・とっ・た。」「寒(かん)・に・ はいる。」⑨懸命になって、力を加える。「力・が・ はいっ・とる・ 相撲・やっ・た。」⑩入学試験やコンクール選考などに合格する。「今日・ 発表・やっ・た・ん・や・けど・ はいっ・とっ・た・で。」⑪テレビやラジオが受信可能な状態になる。「中国語・の・ ラジオ・の・ 放送・が・ はいる。」「うち・の・ テレビ・は・ アンテナ・の・ 加減・で・ 四国・の・ 局・も・ はいる・ねん。」⑫動作や作用などが加わる。「念・の・ はいっ・た・ 話」■他動詞は「いれる【入れる】」「ええる【(入える)】」「えれる【(入れる)】」■対語=「でる【出る】」③⑫⇒いる【入る】

はう【這う】《動詞・ワア行五段活用》 ①うつぶせになって、手足や腹をつけて進む。「赤ちゃん・が・ はう・よーに・ なっ・た。」②立ち上がらないで、擦るようにして動く。四つんばいになる。「足・が・ 弱なっ・て・ 立た・れ・へん・さかい・ 家・の・ 中・を・ ほー・て・ 動く。」③虫などが体を擦って進む。「でんでん虫・が・ 葉ー・の・ 上・を・ はい・よる。」「蛇・が・ ほー・とる。」「みみず・が・ はう・よーな・ 字ー・を・ 書く。」④小さな虫が動く。「蟻・が・ 砂糖・に・ ほー・て・ 集まる。」⑤草木の根や、ツタのような植物が、地面や木などにまつわりついて伸びる。「つた・が・ 電信柱・を・ ほー・て・ 上がっ・とる。

はえ【蝿】《名詞》 食べ物に群がり集まったり台所を飛び回ったりして伝染病を広めることもある、黒色の小さな昆虫。「はえ・が・ たから・ん・よーに・ 気ーつけ・や。」〔⇒はい()

はえ()】《名詞》 ものが燃えたあとに残る粉状のもの。「ストーブ・の・ はえ・を・ 掻き出す。」〔⇒はい【灰】

はえたたき【蝿叩き】《名詞》 飛び回っている蝿を落としたり殺したりするための、短い柄の先に小さな網を取り付けた道具。◆「はいたたき」と言う方が多い。「はえたたき・を・ 使(つこ)ー・たら・ 洗わ・んと・ 汚い・がな。」〔⇒はいたたき(蝿叩き)

はえとりがみ【蝿取り紙】《名詞》 蝿を捕るために吊しておく、粘着性の強い薬品を塗った紙。「台所・の・ 隅・に・ はえとりがみ・を・ 吊っ・とく。」◆「はいとりがみ」と言う方が多い。〔⇒はいとりがみ(蝿取り紙)

はえる【生える】《動詞・ア行下一段活用》 ①植物の芽や根が出る。木や草が伸びて育つ。「朝顔・が・ はえ・てき・た。」「岩・に・ 木ー・が・ はえ・とる。」②歯が表面に出る。「赤ん坊・に・ 歯・が・ はえ・た。」③髭や毛が表面に伸びる。「髭・が・ はえる・よーな・ 年頃・に・ なっ・た。」「毛ー・が・ はえる・ 薬」◆「はえ・へん」(打ち消し)を「はえら・へん」と言ったりして、ラ行五段活用への変化が見られる。■他動詞は「はやす【生やす】」

はおり【羽織】《名詞》 和服の上に着る、防寒用または装飾用のたけの短い衣服。「はおり・を・ 羽織っ・て・ 買い物・に・ 行く。」

はおる【羽織る】《動詞・ラ行五段活用》 着ているものの上に、きちんと着るのではなく、軽くかけて着る。「ジャンパー・を・ はおっ・て・ 歩く。」■名詞化=はおり【羽織】《

はか【墓】《名詞》 ①亡くなった人や動物の遺体や遺骨などを埋める場所。「盆・に・ なっ・たら・ 行灯・を・ 持っ・て・ はか・へ・ 参る。」②亡くなった人を葬った場所に立てる、石で作った墓標。「はか・に・ 名前・を・ 刻む。」◆①については、両墓制の名残があるところでは、かつて埋め墓であったところを「さんまい【三昧】」と言い、それとは別に、寺の周りに「はか【墓】」を持っていた。現在では、その区別なく「はか【墓】」と言うことが多くなっている。⇒さんまい【三昧】、はかば【墓場】⇒はかいし【墓石】、せきひ【石碑】、せきとう【石塔】

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2017年6月19日 (月)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (415)    (通算2413回)

日常生活語 「は」②

 

パーマ〔ぱーま〕【英語=permanent waveの略】《名詞、動詞する》 髪の毛に波の形をつけること。また、波の形がついた髪の毛。「発表会・まで・に・ ぱーまし・とか・んなん・なー。」「ぱーま・を・ あてる。」「綺麗な・ ぱーま・や・なー」「天然ぱーま」◆単に「あてる」と言うだけでも、パーマをあてることを意味することがある。

ハーモニカ〔はーもにか、はもにか〕【英語=harmonica】《名詞》 木の枠組みに音階順に並んでいる金属板が並んでおり、口に当てて呼吸によって音を出す楽器。「はーもにか・で・ 校歌・を・ 吹く。」

ハール〔はーる〕(英語=foul)】《名詞》 野球で、打球が一塁線、三塁線の外側にそれること。「はーる・ 2本・ 打っ・て・ 最後・は・ 三振し・てん。」〔⇒ファール【英語=foul

ばあんと〔ばーんと〕《副詞》 ①ものを激しく打ったりたたいたりする様子。また、そのときに出る、やや高い音。「空(から)・の・ 石油缶・を・ ひっかけ・たら・ ばーんと・ 大けな・ 音・が・ し・た。」②物が破裂する様子。また、そのときに出る大きく低い音。「風船・が・ ばーんと・ はでっ・た。」③強く前へ押し出そうとする気持ちを表す様子。決断をする様子。「思い切っ・て・ ばーんと・ 歌い・なはれ。」〔⇒どおんと〕

ぱあんと〔ぱーんと〕《副詞》 ものが高い音を出して破裂する様子。また、そのときに出る鋭い音。「自転車・が・ ぱーんと・ パンクし・た。」

はい【灰】《名詞》 ものが燃えたあとに残る粉状のもの。「焼き芋・に・ はい・が・ 付い・とる。」「火鉢・に・ はい・を・ 入れる。」〔⇒はえ()

はい【肺】《名詞》 人の場合は左右一対があって肋骨に囲まれており、息を吸ったり吐いたりする働きをする器官。「はい・の・ 病気・に・ なる。」

はい()】《名詞》 食べ物に群がり集まったり台所を飛び回ったりして伝染病を広めることもある、黒色の小さな昆虫。「ご飯・に・ はい・が・ たかる。」〔⇒はえ【蝿】

はい〔はーい〕《感動詞》 ①相手に呼ばれて応答したり、相手の言葉を聞いていることを示したりするために発する言葉。「はい・ 何ぞ・ 用・だす・か。」②相手の言うことを承知したり同意したりしたときに発する言葉。「はーい・ あんた・の・ 言()ー・とおり・や。」「はい・ そー・ し・ます。」③相手に注意を促すために発する言葉。「はーい・ こっち・を・ 向い・てください。」「はーい・ 元気・か。」〔⇒へい、へいへい。①②⇒はあ、うん、ん〕

ばい【倍】《名詞、動詞する》 ①同じ数を二つ合わせること。「借()っ・た・ 金・を・ ばいし・て・ 返す。」②同じ数を二つ合わせた数。「野菜・は・ 去年・の・ 値段・の・ ばい・に・ なっ・とる。」

ばい《名詞》 子どもが回して遊ぶもので、鋳鉄などでできており浅い円錐形をしているもの。「ばい・を・ 回し・て・ 当て・て・ 落とし合う。」

ばい【倍】《助数詞》 同じ数を何回か合わせるときに使う言葉。「希望する・人・が・ 5ばい・も・ おる。」

はいいろ【灰色】《名詞》 白と黒とを混ぜてできる色で、鼠の毛色のような薄い黒色。ものが燃えたあとに残る粉のような色。「鬱陶(うっと)しー・ はいいろ・の 空・や・なー。」〔⇒ねずみいろ【鼠色】、ねずみ【鼠】

はいえん【肺炎】《名詞》 細菌によって起こる、肺の組織に起こる炎症。「はいえん・に・ なっ・て・ 寝込む。」

バイオリン〔ばいおりん〕【英語=violin】《名詞》 4本の弦があって、毛を張った弓で引いて音を出す小型の楽器。「小()まい・ 時・から・ ばいおりん・を・ 習わす。」

はいきゅう〔はいきゅー〕【配給】《名詞、動詞する》 日常生活などに使う品物などで数量に限りがあるものを、一定の割合でめいめいに渡すこと。「戦時中・は・ 何・でも・ はいきゅー・やっ・た・ん・で・ 困っ・た・」「酒・を・ 1本・ずつ・ はいきゅーする。」

ばいきん【黴菌】《名詞》 動植物などに寄生する、微細な単細胞の生物で、病気などのもととなったり、ものを腐らせたりする、有害な微生物。「ばいきん・が・ 付い・とる・さかい・ 手ー・を・ よー・ 洗い・よ。」〔⇒きん【菌】

ハイキング〔はいきんぐ〕【英語=hiking】《名詞、動詞する》 野や山を楽しみながら、日帰り程度で歩くこと。「今度・の・ 日曜・ はいきんぐ・に・ 行か・へん・か。」「はいきんぐし・とっ・て・ 溝・に・ 落ち・た。」

はいく【俳句】《名詞》 5・7・5の17音を基本とし、季語を入れて作ることが伝統とされている、日本特有の短い詩。「はいく・を・ 作る・ 趣味・の・ 者(もん)・が・ 集まっ・て・ 奈良・へ・ 行く・こと・に・ なっ・とる・ねん。」

はいけい〔はいけー〕【拝啓】《名詞》 慎んで申し上げるという意味で、手紙の書き始めに、相手を敬って使う言葉。「はいけー・ その・後・ お変わり・ あり・ませ・ん・か。」

はいけっかく【肺結核】《名詞》 結核菌によって肺などが冒される伝染病。「昔・は・ はいけっかく・で・ 若死に・を・ する・ 人・が・ おっ・た。」〔⇒けっかく【結核】、はいびょう【肺病】

はいけんする【拝見する】《動詞・サ行変格活用》 見ることを、へりくだって言うときに使う言葉。見せていただく。「お顔・を・ はいけんし・た・ので・ 安心し・まし・た。」

はいざら【灰皿】《名詞》 煙草の灰や吸い殻を受ける器。「コップ・を・ はいざら・の・ 代わり・に・ し・たら・ あか・ん・がな。」

はいし【廃止】《名詞、動詞する》 それまで続いてきたことをやめて、復活しないこと。不要なものであると判断して、やめること。「消費税・なんか・ 早(はよ)ー・ はいし・に・ し・てほしー・なー。」「バス・の・ 線・が・ はいしさ・れ・ても・て・ 困っ・とる・ねん。」 

はいしゃ【歯医者】《名詞》 歯や口の中の病気を予防したり治したりする医者。「はいしゃ・へ・ 行っ・て・ ガリガリ・ やら・れる・の・は・ 嫌や。」

はいしゃくする【拝借する】《動詞・サ行変格活用》 借りることを、へりくだって言うときに使う言葉。お借りする。「リヤカー・を・ ちょっと・ はいしゃくし・ても・ よろし・おまっ・しゃろ・か。」

はいたたき(蝿叩き)】《名詞》 飛び回っている蝿を落としたり殺したりするための、短い柄の先に小さな網を取り付けた道具。「夏・に・ なっ・たら・ はいたたき・が・ 要る。」〔⇒はえたたき【蝿叩き】

はいたつ【配達】《名詞、動詞する》 商品・郵便物・新聞などを指定された各々の家に届けること。「牛乳はいたつ・の・ アルバイト・を・ する。」「毎朝・ 新聞・を・ はいたつする。」

ばいてん【売店】《名詞》 駅・学校・病院などの構内の一隅にある、ものを売る小さな店。「駅・の・ ばいてん・で・ 新聞・を・ 買う・」

バイト〔ばいと〕【ドイツ語=Arbeitの一部省略】《名詞、動詞する》 本来の仕事以外にする仕事。学生などが収入を得るためにする仕事。「ばいと・に・ 熱中し・て・ 勉強・を・ し・よら・へん。」〔⇒アルバイト【ドイツ語=Arbeit

はいとりがみ(蝿取り紙)】《名詞》 蝿を捕るために吊しておく、粘着性の強い薬品を塗った紙。「はいとりがみ・に・ 蠅・が・ よーけ・ ひっつい・た。」〔⇒はえとりがみ【蝿取り紙】

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2017年6月18日 (日)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (414)    (通算2412回)

日常生活語 「は」①

 

は〔はー〕【葉】《名詞》 木や草の、茎や枝に付いている緑色の平らなもの。「桜・の・木ー・の・ はー・が・ 風・に・ 揺れとる。」〔⇒はっぱ【葉っぱ】

は〔はー〕【歯】《名詞》 ①口の中の上下に並んではえていて、食べ物を噛み砕く働きをするもの。「はー・を・ 出し・て・ 笑(わろ)・とる。」②器具や機械などの縁についている、細かな刻み目のあるもの。「は・が・ かみ合わ・んと・ 空回りし・とる。」「鋸・の・ はー・の・ 目立て・を・ する。」③下駄の、地面を踏むところ。「はー・が・ ちび・た・さかい・ 換え・てもらう。」

は〔はー〕【刃】《名詞》 ものを切る道具である包丁や鋏などの、直接にものを切る薄く鋭い部分。「硬い・ もの・を・ 切っ・た・さかい・ はー・が・ こぼれ・た。」

は〔はー〕【派】《名詞》 心持ちや考え方などでつながりがある仲間。似た考えの人たちの集まり。宗教などの系統。「はー・の・ 違う・ 人・と・は・ 話・が・ 合わ・へん。」「あんた・は・ どっち・の・ は・なんや。」

ば〔ばー〕【場】《名詞》 ①そこにいるところ。「この・ 部屋・は・ ひとりひとり・の・ ばー・が・ 狭い。」②あることが行われたり、ある目的のために設けられるところ。「抽選・を・ する・ ば・を・ こしらえる。」③状況の変化や流れなどによって作られたことがら。「誰ど・が・ 何・ぞ・ しゃべっ・てくれ・んと・ ばー・が 持た・ん。」〔⇒ばしょ【場所】

ば〔ぱ〕【羽】《助数詞》 鳥などを数えるのに用いる言葉。「鶏・を・ 3ば・ 飼()ー・とる。」◆「3ば」のように、撥音のあとでは「ば」となる。「10(じっ)ぱ」のように、促音のあとでは「ぱ」となる。1から10までの数え方は「1わ」「2わ」「3ば」「4()わ」「5わ」「6わ」「7(ひち)わ」「8わ」「9()わ」「10(じっ)ぱ」のようになる。〔⇒わ【羽】

ば〔ぱ〕【把】《助数詞》 束にしたものなどを数えるのに用いる言葉。「焚き物・を・ 10ぱ・ 持っ・てき・てくれ。」◆「3ば」のように、撥音のあとでは「ば」となる。「10(じっ)ぱ」のように、促音のあとでは「ぱ」となる。1から10までの数え方は「1わ」「2わ」「3ば」「4()わ」「5わ」「6わ」「7(ひち)わ」「8わ」「9()わ」「10(じっ)ぱ」のようになる。〔⇒わ【把】

はあ〔はー〕《感動詞》 ①相手に呼ばれて応答したり、相手の言葉を聞いていることを示したりするために発する言葉。「はあ・ 今・ 来・た・ とこ・や。」②相手の言うことを承知したり同意したりしたときに発する言葉。「はー・ わし・も・ そー・ 思う・ねん。」③驚き、感動などをしたときに発する言葉。「はー・ これ・は・ なかなか・ 良()ー・ 品物・や。」④疑問の気持ちを表すときに発する言葉。「はー・ そんな・ こと・は・ 起こる・やろ・か。」◆④の場合は、尻上がりの発音になることが多い。〔⇒うん。①②⇒はい、へい、へいへい、ん〕

ぱあ〔ぱー〕《名詞、動詞する》 ①じゃんけんで、5本の指を全部開く「かみ【紙】」の形。「ぱー・を・ 出し・た・さかい・ ぐー・に・ 勝っ・た。」②じゃんけんの「かみ【紙】」の形をすること。にぎっている手を、開いて見せること。「手ー・を・ ぱーし・て・ 中・を・ 見せ・てんか。」⇒かみ【紙】

ぱあ〔ぱー〕《名詞、形容動詞や()》 ①智恵が足りないこと。言動が常軌を逸していること。また、そのような人。「あの・ ぱー・が・ また・ 失敗し・た。」②不注意などによって起こる、馬鹿げたこと。「昨日・は・ ちょっと・ ぱーな・ こと・を・ し・ても・てん。」〔⇒くるくるぱあ。⇒くるくる〕

ぱあ〔ぱー〕《形容動詞や()》 すっかり無くなる様子。ご破算になる様子。「火事・で・ 財産・が・ ぱーに・ なる。」

ばあい〔ばーい〕【場合】《名詞》 ①あることが行われている、または起こりそうな時や状況。その時々で変わってくる事情や状況。「笑(わろ)・てる・ ばーい・や・ あら・へん・ぞ。」②ものごとや人をいくつかに分けたときの、それぞれ。「学生・の・ ばあい・は・ 無料・で・ 入れる。」〔⇒ばやい(場合)⇒とき【時】

ばあさん〔ばーさん、ばさん〕【婆さん、祖母さん】《名詞》 ①年をとった女の人。「電車・で・ ばさん・に・ 席・を・ 譲っ・た。」②父または母の、お母さん。「うち・の・ ばーさん・は・ 90・や・けど・ まだまだ・ 元気や。」■対語=「じいさん【爺さん、祖父さん】」〔⇒おばあさん【お婆さん、お祖母さん】

はあっと《副詞》 ①息を吐いたり、息を吹きかけたりする様子。「はあっと・ 息・を・ 吹い・て・から・ レンズ・を・ 磨く。」②嘆いて、ため息をついている様子「はあっと・ つらい・ 気持ち・に・ なっ・とる。」

ばあっと《副詞》 ①ものが勢いよく広がる様子。また、広げる様子。「たき火・が・ 風・で・ ばあっと・ 広がっ・た。」②一つにまとまらないで、散らばっている様子。また、散らばらせる様子。「ラムネ・の・ 玉・を・ 道・に・ ばあっと・ まく。」③動きが速く素早い様子。簡単に済ませる様子。「最後・は・ ばあっと・ 仕事・を・ 仕上げ・た。」①②⇒ばらっと、ばらばら。⇒さあっと、さっと〕

ぱあっと《副詞》 ①派手で、人目につく様子。「ぱあっと・ 花・が・ 咲い・た・よーな・ 綺麗な・ 服・を・ 着・てき・た。」②お金を思い切りよく使う様子。「ぱあっと・ 土産・を・ 買()ー・た。」

ばあて()する〔ばーて()する〕【場当て()する】《動詞・サ行変格活用》 のぼせてしまって、しっかりとした振る舞いができずに、あわてたり、うろたえたりする。どうしてよいかわからず立ち往生したり、ぼんやりしたりしてしまう。「ばーてがし・て・ 順番・を・ 間違え・た。」「ばーてし・て・ お茶・を・ ひっくり返し・ても・た。」◆その場の状況や雰囲気になじめず「場に当たった」ということに由来するのか、それとも、その場で平静さを失って「場に慌てる」ということに由来するのか。ともかく、人から見ると尋常でないように見える様子であり、滑稽さも伴うのである。〔⇒うろがくる【うろが来る】

バーナー〔ばーなー、ばーな〕【英語=burnur】《名詞》 ガスなどを燃やして高温にして、ものを焼いたり金属などを溶かしたりする装置。「鉄管・を・ ばーな・で・ 焼き切る。」

はあはあ〔はーはー〕《副詞と、動詞する》 ①呼吸が乱れたり苦しがったりしている様子。また、その声。「ゴール・で・ 倒れ・て・ はーはーと・ 言()ー・とる。」「暑ー・て・ 犬・が・ はーはーし・とる。」②息を強く吹きかける様子。また、その音。「はーはー・ 吹い・て・ 窓・を・ 拭く。」

はあはあ〔はーはー〕《副詞と》 相手の言うことをそのまま受け入れている様子。相手の言うことに抵抗できない様子。「はーはー・ 言()ー・て・ 頭・ 下げ・とる。」「何・でも・ はーはーと・ 言()ー・とっ・たら・ なめ・られ・まっ・せ。」〔⇒はいはい〕

はあはあ〔はーはー〕《感動詞》 相手の言うことに気軽に応じて発する言葉。「はあはあ・ それ・は・ 一個・ 500円・です。」「はーはー・ あんた・の・ 言()ー・とおり・や。」〔⇒はいはい〕

はあま〔はーま〕《感動詞》 そんなことは知っているとか、それは当然なことだというような気持ちを表す言葉。「はーま・ 今日・は・ 大雨・に・ なる・(と・) 言()ー・とっ・た・で。」◆「はあ」と同意しながら、「まあ、そんなことは既に承知済み、了解済みだ。」というような気持ちを表す。〔⇒さあま〕

はあまあ〔はーまー〕《感動詞》 言葉を濁すようなときに使う言葉。きちんと判断を下さないようなときに使う言葉。「はーまー・ 行っ・ても・ かま・へん・けど・なー。」◆「はあ」と口先では同意しながら、いささか不満や疑問などが残っているような気持ちを表すことが多い。

 

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2017年6月17日 (土)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (413)    (通算2411回)

日常生活語 「の」⑤

 

のり【糊】《名詞》 ①物を貼り付けるのに使う、粘り気のあるもの。②布地をしゃんとさせるためにつけるもの。「ワイシャツ・に・ のり・を・ かう〔=施す〕。」◆①は、接着剤一般のことについても言う。「のり・で・ 封・を・ する。」

のりあい【乗り合い】《名詞》 ①同じ乗り物に、大勢が一緒に乗ること。また、その乗り物。また、一緒に乗っている人。「べら釣り・に・は・ のりあい・で・ 行き・まほ・か。」②誰でも乗ることができて、運転する路線が決まっている自動車。「この・ 道・は・ のりあい・が・ 通っ・とる。」◆②の意味は、今ではほとんど使われなくなった。⇒バス【英語=bus

のりあわす【乗り合わす】《動詞・サ行五段活用》 同じ乗り物に、偶然に一緒に乗る。「久しぶりに・ 友だち・と・ 同じ・ 電車・に・ のりあわし・て・ びっくりし・た。」

のりおり【乗り降り】《名詞、動詞する》 乗り物に乗ることと降りること。「のりおり・は・ 急い・でください。」

のりかえ【乗り換え】《名詞、動詞する》 ①鉄道の駅で別の線への列車に乗ること。「西脇・へ・ 行く・の・やっ・たら・ 加古川・で・ のりかえする・ん・や。」②種類の違う列車に乗る移ること。「明石・で・ 特急・に・ のりかえ・や。」③ある乗り物から、別の種類の乗り物に乗ること。「船・に・ のりかえし・て・ 淡路島・へ・ 行く。」

のりかえる【乗り換える】《動詞・ア行下一段活用》 ①鉄道の駅で別の線への列車に乗る。「姫路・で・ 播但線・に・ のりかえ・た。」②種類の違う列車に乗る。「急行・から・ 普通・に・ のりかえ・た。」③ある乗り物から、別の乗り物に乗ること。「駅前・から・ バス・に・ のりかえる。」■名詞化=のりかえ【乗り換え】

のりこ【乗り子】《名詞》 秋祭りの「だんじり【檀尻】」に乗って太鼓をたたく役割を務める子ども。「西島・の・ 檀尻・の・ のりこ・は・ 小学校・の・ 子ども・や。」

のりこえる【乗り越える】《動詞・ア行下一段活用》 ①ものの上に乗って、それを越えて、向こう側へ出る。「垣・を・ のりこえ・て・ 入っ・てき・た。」②他の人を抜き去って、さらに前へ進む。「上・の・ 級・の・ 人・を・ のりこえ・て・ 入賞し・た。」③苦しいところを切り抜ける。「風邪・は・ 峠・を・ のりこえ・た・みたいや。」⇒のりこす【乗り越す】

のりごこち【乗り心地】《名詞》 乗り物などに乗ったときの、座席の様子や、振動の具合などの感じや気持ち。「のりごこち・の・ えー・ 車」

のりこす【乗り越す】《動詞・サ行五段活用》 ①乗り物で、降りようと予定していたところの先まで乗っていく。「居眠りし・とっ・て・ のりこし・ても・た。」②ものの上に乗って、それを越えて、向こう側へ出る。「塀・を・ のりこし・て・ 泥棒・が・ はいっ・た。」■名詞化=のりこし【乗り越し】⇒のりこえる【乗り越える】

のりつぐ【乗り継ぐ】《動詞・ガ行五段活用》 ある乗り物から別の乗り物に乗り換えて進む。別の線に乗り換えて進む。「電車・と・ バス・を・ のりつい・で・ やっと・ 着い・た。」■名詞化=のりつぎ【乗り継ぎ】

のりづけ【糊付け】《名詞、動詞する》 ①物と物とを糊で貼り付けること。「小包・に・ 宛名・を・ 書い・た・ 紙・を・ のりづけする。」②洗濯した衣類や布の形を整えるために糊を施すこと。「机・の・ 上・に・ のりづけし・た・ 白い・ 布・を・ 敷く。」

のりて【乗り手】《名詞》 車・舟・屋台などのような、動くものに乗る人。「祭り・の・ 太鼓〔=布団屋台〕・の・ のりて・が・ 集まら・へん。」

のりと【祝詞】《名詞》 神をまつったり神に祈ったりするときに神主が唱える、古代の言葉を用いた文章。「地鎮祭・で・ のりと・を・ あげ・てもらう。」

のりば【乗り場】《名詞》 電車・バス、船などの乗り物に乗るために定められている場所。「駅前・の・ バス・の・ のりば・が・ 変わっ・た。」

のりまわす〔のりまーす〕【乗り回す】《動詞・サ行五段活用》 車や馬などに乗って、自分の意思にそって、あちらこちらを走り回る。「オートバイ・を・ のりまーし・て・ 遊ん・どる。」

のりもん【乗り物】《名詞》 列車、バス、タクシー、船、飛行機など、客を乗せて運ぶ交通機関。「そこ・まで・は・ のりもん・は・ 何・が・ あり・ます・の。」「子ども・は・ のりもん・の・ 絵本・が・ 好きや。」◆遊園地などにある、子どもを乗せる遊戯用のものをも言う。

のりもんよい【乗り物酔い】《名詞、動詞する》 列車、バス、タクシー、船、飛行機などに乗って揺られることによって、気分が悪くなったり、吐き気をもよおしたりすること。「のりもんよい・に・ なら・ん・よーに・ 薬・を・ 飲む。」

のる【乗る】《動詞・ラ行五段活用》 ①乗り物や動物などの上に体を置く。乗り物や動物などに積まれている。「電車・に・ のる。」「トラック・の・ 荷台・に・ のっ・とる。」②十分に付く。よくなじむ。「よー・ 炊か・んと・ 味・が・ のら・へん。」■対語=①「おりる【降りる、下りる】」。■他動詞は「のせる【乗せる】」

のる【載る】《動詞・ラ行五段活用》 ①ものが台や棚などの上に置かれる。「新聞・の・ 上・に・ 本・が・ のっ・とる。」②文章や写真などが、新聞・雑誌・本などに出る。「昨日・の・ 火事・が・ 新聞・に・ のっ・とる。」■他動詞は「のせる【載せる】」

のれん〔のーれん〕【暖簾】《名詞》 ①風通しを良くするために、夏などに、部屋と部屋との間に吊す布。「水玉模様・の・ のーれん・ 吊っ・たら・ 涼しそーに・ なっ・た。」②店の名や商品名を書いて、店先にかける布。「のれん・が・ 出・とら・へん・さかい・ 店・は・ まだ・ 開い・とら・へん。」

のろ【鈍】《形容動詞や(ナ・ノ)、名詞》 動作がゆっくりしていて、てきぱきと動けない様子。決断力が乏しくて、ものごとに対する反応が鈍い様子。また、そのような人。「のろや・さかい・ いっつも・ 遅れ・て・ 来る。」「あいつ・の・ のろ・に・は・ あきれる・なー。」〔⇒のろま【鈍間】、のそま(鈍間)、のそ()、ぐず【愚図】、ぐずま【愚図間】

のろい【鈍い】《形容詞》 ①人がものごとを行うのに時間がかかる。動いたり考えたりする力がすばしこくない。鈍感で、まだるっこい。「のそい・ 仕事・で・ もの・の・ 役・に・ 立た・ん。」「歩く・の・が・ のろい。」②ものの動きや回転などが弱くてゆっくりしている。「のそい・ モーター・や・なー。」「今年・は・ 涼しー・ なる・の・が・ のそい・なー。」③水や液体の流れや、火の勢いなど弱い。「火力・が・ のろー・て・ 沸騰せー・へん。」④勾配がゆるい。「この・ 坂・は・ さっき・ 通っ・た・ 坂・より・も・ のろい。」■対語=①②「はやい【早い】」、③「きつい」①②⇒のそい(鈍い)、ぐずい【愚図い】、おそい【遅い】

のろのろ《副詞と、動詞する》 ものがゆっくり動いたり回転したりする様子。ものごとをゆっくり行う様子。「霧・が・ 濃いー・さかい・ 電車・が・ のろのろ・ 動い・とる。」〔⇒のそのそ、とろとろ、ちょろちょろ〕

のろま【鈍間】《形容動詞や(ナ・ノ)、名詞》 動作がゆっくりしていて、てきぱきと動けない様子。決断力が乏しくて、ものごとに対する反応が鈍い様子。また、そのような人。「のろま・や・さかい・ なかなか・ 出来上がら・へん。」〔⇒のそま(鈍間)、のろ【鈍】、のそ()、ぐず【愚図】、ぐずま【愚図間】

のん《格助詞(準体助詞)》 ①前の用言的な内容を、体言として扱うことを表す言葉。「そんな・ 役・を・ する・のん・は・ 厭や。」「行っ・てくれる・のん・は・ 誰・や。」②前の体言を受けて、「…のもの」「…のこと」という意味を表す言葉。「わし・のん・は・ どの・ 箱・や。」〔⇒の、ん〕

のん《終助詞》 相手に対して疑問を表したり質問したりする気持ちを表す言葉。「今日・は・ 仕事・を・ せー・へん・のん。」「そんな・ こと・を・ する・のん。」◆強い調子で発音すると、相手を説得したり禁止したりする意味にもなる。〔⇒の、ん〕

のんき【暢気】《形容動詞や()》 ①あわてることもせず、心配や苦労がなさそうな様子。「のんきに・ 一日・を・ 過ごし・ても・た。」「退職し・て・ のんきに・ 過ごし・とる・ねん。」②几帳面さや注意深さが欠けている様子。「のんきに・ 考え・て・ 過ごし・とっ・たら・ あと・で・ 困る・ぞ。」

のんだくれ【飲んだくれ】《名詞》 ①酒をよく飲んで、だらしない人。「1升・も・ 飲む・よーな・ のんだくれ」②酒を飲んで、酔いつぶれている人。「のんだくれ・が・ 道・で・ 寝・とる。」

のんのする《動詞・サ行変格活用》 ①自分の家や、元いた場所に戻る。「のんのし・て・ ご飯・を・ 食べ・よー・な。」②来ていた人が去って、いなくなる。「暗(くろ)ー・ なっ・てき・た・さかい・ みんな・ のんのし・ても・た。」◆幼児語。〔⇒いぬ【去ぬ】、かえる【帰る】、かいる(帰る)

のんびり《副詞と、動詞する》 ①特別な制約を受けることもなく、心や体がゆったりしている様子。「のんびりと・ 野原・を・ ハイキングする。」②几帳面さや注意深さが欠けている様子。「のんびり・ 答え・を・ 書い・て・ 間違い・が・ ぎょーさん・ あっ・た。」

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2017年6月16日 (金)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (412)    (通算2410回)

日常生活語 「の」④

 

のにから《接続助詞》 普通に考えられる事柄や、期待をしている事柄に対して、反するような状況や結果になっていることを表す言葉。「来・んでも・ えー・(と・) 言()ー・とる・のにから・ 来・たら・ あか・ん・やろ。」「遅刻し・とる・のにから・ 謝り・も・ せー・へん。」◆「のに」よりも強い気持ちを表す言い方である。「のにから」より前で述べられている事柄が話し手自身のことであれば、「くせに」に置き換えることはできない。〔⇒のに、くせに〕

のにから《終助詞》 そのような結果となっていることを残念に思う気持ちを表す言葉。そのような結果となっていることを残念に思う気持ちを表す言葉。望ましい結果とならなかったことを残念に思う気持ちを表す言葉。「こないに・ 頑張っ・た・のにから。」◆「のに」よりも強い気持ちを表す言い方である。〔⇒のに〕

のばしのばしに【延ばし延ばしに】《副詞、動詞する》 時間を多くとったり、時刻を遅くしたりすることを繰り返している様子。後回しにしている様子。「のばしのばしにし・とっ・たら・ いつ・まで・ たっ・ても・ でけ・へん・ぞ。」

のばす【伸ばす】《動詞・サ行五段活用》 ①空間的に長くする。「爪・を・ のばす。」②縮んだものを張るようにさせる。「ズボン・の・ 皺・を・ のばす。」③曲がったものをまっすぐにする。「腰・を・ のばす。」「炬燵・の・ 中・で・ 足・を・ のばす。」④能力・勢力・体格などを発展させる。「運動・の・ 力・を・ のばす。」■自動詞は「のびる【伸びる】」■対語=③「まげる【曲げる】」

のばす【延ばす】《動詞・サ行五段活用》 ①期日や時刻などを先送りする。「頼ま・れ・とっ・た・ こと・の・ 返事・を・ のばす。」②時間や空間などで、先の方まで続くようにする。「道・を・ 駅前・まで・ のばす。」「大売り出し・を・ もー・ 一週間・ のばし・て・ 続ける。」③水を加えて薄める。「汁・を・ のばし・て・ 薄める。」④薄くして、面積を広げる。「餅・を・ のばす。」■自動詞は「のびる【延びる】」

のはら【野原】《名詞》 草などの生えた、広々とした平地。「のはら・の・ 中・の・ 一軒家」「のはら・の・ 綺麗な・ 草」

のびのび【伸び伸び】《副詞と、動詞する》 体や心が、束縛などを受けず自由でゆったりしている様子。細かなことにとらわれず、余裕を持っている様子。「のびのびと・ 体操・を・ する。」

のびのび【延び延び】《形容動詞や()》 期日や時刻などがしだいに遅れる様子。期日や時刻などが何度も先に変更される様子。「返事・を・ 書く・の・が・ のびのびに・ なっ・てしも・た。」「雨・が・ 続い・て・ 試合・が・ のびのびに・ なる。」

のびる【伸びる】《動詞・バ行下一段活用》 ①空間的に長くなる。「ゴム・が・ のびる。」②縮んでいたものが張る。「皺・が・ のびる。」③曲がっていたものが、まっすぐになる。「背筋・が・ のびる。」④能力・勢力・体格などが発展する。「去年・より・ 背ー・が・ 五センチ・も・ のび・た。」⑤疲れて動けなくなる。「暑い・ 中・を・ 一日中・ 歩い・て・ のび・ても・た。」■他動詞は「のばす【伸ばす】」■対語=③「まがる【曲がる】」

のびる【延びる】《動詞・バ行下一段活用》 ①予定していたのよりも、期日や時刻などが先まで続く。「同点・に・ なっ・て・ 試合・が・ のび・とる。」②時間や空間などが、先の方まで続く。「台風・が・ 来・て・ 予定・が・ のび・た。」③水が加わって薄まる。「水・で・ のび・て・ 味・が・ 薄い。」④薄くなって、面積が広がる。「押しつけ・たら・ 餅・が・ のび・た。」■他動詞は「のばす【延ばす】」

のぼす【上す】《動詞・サ行五段活用》 低いところから高いところへ移動させる。引き上げる。「船・を・ 浜・に・ のぼす。」■自動詞は「のぼる【上る、登る】」■対語=「くだす【下す】」〔⇒のぼらす【上らす】

のぼせる《動詞・サ行下一段活用》 ①頭に血が上って、頭や顔が熱くなって、ぼおっとなったり、めまいしたりする。「風呂・に・ 長い・こと・ 入っ・て・ のぼせ・ても・た。」②興奮したり夢中になったりして、冷静さを失う。「女・の・ 子・に・ のぼせ・とる。」③思い上がって自信過剰になる。うぬぼれる。「のぼせ・て・ 自慢・ばっかり・ 言ー・てけつかる。」■名詞化=のぼせ

のほほんと《副詞、動詞する》 すべきこともしないで、暢気にしている様子。何も知らないで、ぼんやりしている様子。「のほほんと・ 昼寝・を・ し・とる。」

のぼらす【上らす】《動詞・サ行五段活用》 低いところから高いところへ移動させる。引き上げる。「凧・を・ のぼらし・て・ 遊ぶ。」■自動詞は「のぼる【上る、登る】」■対語=「くだらす【下らす】」〔⇒のぼす【上す】

のぼり【上り、登り】《名詞》 ①低いところから高いところへ移動すること。「道・が・ だんだん・ のぼり・に・ なっ・てき・た。」「のぼり・の・ エスカレーター」②各地から、京都や東京に向かう方角。「のぼり・の・ 大阪行き・の・ 特急」■対語=「くだり【下り】」

のぼり【幟】《名詞》 寺社、商店などに立てる、文字や絵を描いた細長い布の片側と上を竿に留めた旗。「商店街・が・ のぼり・を・ 立て・て・ 大売り出し・を・ し・とる。」

のぼりくち〔のぼりぐち〕【登り口】《名詞》 坂や山などに登るとっかかりの場所。「のぼりくち・が・ きつい・ 坂・や。」〔⇒あがりくち【上がり口】

のぼりざか【上り坂】《名詞》 ①進行方向にとって、低いところから高いところへ向かう傾斜のある道。「神戸・の・ 町・は・ のぼりざか・が・ 多い。」②状況がしだいに良い方向に向かっていること。「あの・ 頃・は・ 会社・は・ のぼりざか・やっ・た。」■対語=「くだりざか【下り坂】」

のぼりみち【上り道】《名詞》 進行方向に傾斜があって、次第に高くなっていく道。「この・ のぼりみち・を・ 行っ・たら・ 学校・に・ 着く。」■対語=「くだりみち【下り道】」

のぼる【上る・登る・昇る】《動詞・ラ行五段活用》 ①地上の低いところから高いところへ移動する。「きつい・ 坂・を・ のぼる。」「日曜日・に・ 友だち・と・ 六甲山・に・ のぼっ・た。」②空中の低いところから高いところへ移動する。「お日さん・が・ のぼっ・た。」「離陸し・た・ 飛行機・が・ ぐんぐん・ のぼっ・ていっ・た。」③かっとした気持ちになる。興奮する。「のぼっ・ても・て・ わけ・が・ わから・ん・よーに・ なっ・た。」④調子に乗りすぎる。「酒・ 飲ん・で・ のぼっ・て・ やかましゅー・に・ しゃべる。」■他動詞は①「のぼす【上す】」「のぼらす【上らす】」■対語=①②「くだる【下る】」「おりる【降りる、下りる】」。対語②=「しずむ【沈む】」■名詞化=のぼり【上り、登り、昇り】①②⇒あがる【上がる】

のみ【蚤】《名詞》 人や動物の血を吸って安眠を妨害したり病原菌を媒介したりする、よくはねる小さな褐色の昆虫。「のみ・を・ 捕まえ・て・ つぶす。」

のみ【鑿】《名詞》 柄の先に刃をつけて、木や石に穴を空けたり、溝を掘ったりする工具。「のみ・で・ 四角い・ 穴・を・ あける。」

のみぐすり【飲み薬】《名詞》 錠剤や液体などの、飲む薬。「苦い・ のみぐすり・を・ オブラート・に・ 包む。」◆対語=「ぬりぐすり【塗り薬】」

のみくち【飲み口】《名詞》 ①コップや瓶や缶などで、飲むときに口をつけるところ。「瓶・の・ のみくち・が・ 汚れ・とる。」②飲み物が喉を通るときの感触や風味。「さっぱりし・た・ のみくち・の・ 酒」⇒すいくち【吸い口】

のみこむ【飲み込む】《動詞・マ行五段活用》 ①食べ物をかまずに、口から喉を通して腹の中に入れる。「躍り食い・で・ 小さい・ 魚・を・ のみこむ。」②錠剤や粉末などを、かまずに口から喉を通して腹の中に入れる。「オブラート・に・ 包ん・で・ のみこむ。」■名詞化=のみこみ【飲み込み】⇒のむ【飲む】

のみすけ【飲み助】《名詞》 酒が好きで、よく飲む人。酒を飲むのが習慣になっている人。「あいつ・は・ のみすけ・や・さかい・ 1升・ぐらい・は・ じっきに・ 飲ん・でまう。」

のみもん【飲み物】《名詞》 茶・ジュース・酒など、嗜好品として飲むためのもの。「弁当・と・ のみもん・は・ 自分・で・ 持っ・てき・てほしー・ねん。」

のみや【飲み屋】《名詞》 酒を飲むことができるように、酒や肴(さかな)を用意して客を迎える店。「駅前・に・ のみや・が・ でけ・た。」

のむ【飲む】《動詞・マ行五段活用》 ①液体の食べ物などを、口から喉を通して腹の中に入れる。「水をのむ。」「毎晩・ 酒・を・ のむ。」②錠剤や粉末などを、かまずに口から喉を通して腹の中に入れる。「飯・の・ あと・で・ 薬・を・ のむ。」⇒のみこむ【飲み込む】

のらいぬ【野良犬】《名詞》 飼い主のいない犬。「昔・は・ のらいぬ・を・ 犬捕り・の・ 人・が・ 捕まえ・よっ・た。」

のらねこ【野良猫】《名詞》 飼い主のいない猫。「のらねこ・が・ やたら・ 増え・て・ 困る。」〔⇒どらねこ【どら猫】

のり【海苔】《名詞》 ①海中の岩などに、苔のように付いている海藻で、食用とするもの。②アサクサノリなどを、紙のように薄く延ばした食べ物。「お中元・に・ のり・を・ 贈る。」「ご飯・を・ のり・で・ 巻く。」

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2017年6月15日 (木)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (411)    (通算2409回)

日常生活語 「の」③

 

のせる【乗せる】《動詞・サ行下一段活用》 乗り物や動物などの上に体を置くようにさせる。乗り物や動物などに、ものを積む。「トラック・に・ 箱・を・ のせる」◆「のせ・てんか【乗せ・てんか】」が「のし・てんか【乗し・てんか】」となることがあるが、終止形が「のす」という言葉はない。■対語=「おろす【降ろす、下ろす】」■自動詞は「のる【乗る】」

のせる【載せる】《動詞・サ行下一段活用》 ①動物の背中、乗り物の上、台や棚などの上に、ものを置く。「本・を・ 棚・に・ のせる。」②文章や写真などを、新聞・雑誌・本などに出す。「みんな・の・ 書い・た・ もん・を・ 文集・に・ のせる。」■対語=①「おろす【下ろす】」■自動詞は「のる【載る】」

のそ《名詞》 鮫や鱶の幼魚。「のそ・は・ 炊い・たら・ こりこりし・て・ うまい。」

のそ()】《形容動詞や(ナ・ノ)、名詞》 動作がゆっくりしていて、てきぱきと動けない様子。決断力が乏しくて、ものごとに対する反応が鈍い様子。また、そのような人。「のそ・が・ また・ 遅刻し・てき・た。」「あんな・ のそな・ 人・に・は・ 仕事・を・ 頼ま・れ・へん。」〔⇒のろま【鈍間】、のそま(鈍間)、のろ【鈍】、ぐず【愚図】、ぐずま【愚図間】

のそい(鈍い)】《形容詞》 ①人がものごとを行うのに時間がかかる。動いたり考えたりする力がすばしこくない。鈍感で、まだるっこい。「のそい・ 人・と・ 一緒に・ 仕事・を・ し・たら・ いらいらする。」②ものの動きや回転などが弱くてゆっくりしている。「昔・の・ 電車・は・ のそかっ・た。」■対語=「はやい【早い】」〔⇒のろい【鈍い】、ぐずい【愚図い】、おそい【遅い】

のぞく【覗く】《動詞・カ行五段活用》 ①隙間や小さな穴を通して、向こうの様子を見る。相手に気付かれないようにして、見る。「節穴・から・ 小屋・の・ 中・を・ のぞく。」②身を乗り出すようにして、高いところから低いところを見下ろす。「2階・の・ ベランダ・から・ 下・を・ のぞく。」③立ち寄ってちょっと見る。ざっと見る。「夜店・を・ のぞい・てみる。」■名詞化=のぞき【覗き】〔⇒のどく(覗く)

のそのそ《副詞と、動詞する》 ものがゆっくり動いたり回転したりする様子。ものごとをゆっくり行う様子。「のそのそ・ 今頃・ 起き・てき・た・ん・かいな。」〔⇒のろのろ、とろとろ、ちょろちょろ〕

のそま(鈍間)】《形容動詞や(ナ・ノ)、名詞》 動作がゆっくりしていて、てきぱきと動けない様子。決断力が乏しくて、ものごとに対する反応が鈍い様子。また、そのような人。「のそま・に・ 任し・たら・ いつ・ 出来上がる・ん・か・ わから・へん。」〔⇒のろま【鈍間】、のろ【鈍】、のそ()、ぐず【愚図】、ぐずま【愚図間】

のぞみ【望み】《名詞》 ①将来、実現させたいと思うことがら。実現することを願うことがら。また、そのような気持ち。こうあってほしいと心から強く望むこと。また、望む内容。「将来・の・ のぞみ・は・ 外国・で・ 働く・ こと・や。」②後々に良くなっていくという、明るい可能性。「勝てる・ のぞみ・は・ あら・へん。」〔⇒きぼう【希望】⇒ゆめ【夢】、ねがい【願い】

のぞむ【望む】《動詞・マ行五段活用》 こうでありたい、こうしたいと、実現することを願う。「早(はよ)ー・ 元気に・ なっ・てほしー・と・ のぞん・どり・ます・ねん。」◆自分のことについても言い、相手のことについても言う。■名詞化=のぞみ【望み】

のたうつ【のた打つ】《動詞・タ行五段活用》 苦しんで、転がり回る。「昨日・は・ 腹・が・ 痛(いと)ー・て・ のたうっ・とっ・てん。」

のち【後】《名詞、副詞に》 ①ある時から、ある時間が過ぎたあと。また、そのときの事態の展開。「天気予報・は・ 曇り・ のち・ 晴れ・や。」②これから先。将来。「のち・の・ 生活・が・ 心配や。」

のっぺら《形容動詞や()、動詞する》 一面に平らで、凹凸がない様子。つるつるで変化に乏しい様子。「のっぺらし・た・ 顔」〔⇒のっぺり、のっぺらぼう、のっぺらぼん、ずんべら、ずんべり、ずんべらぼう、ずんべらぼん、ぼんべらぼう、ぼんべらぼん〕

のっぺらぼう〔のっぺらぼー〕《形容動詞や()》 一面に平らで、凹凸がない様子。つるつるで変化に乏しい様子。「のっぺらぼーの・ 顔立ち・の・ 人」〔⇒のっぺら、のっぺり、のっぺらぼん、ずんべら、ずんべり、ずんべらぼう、ずんべらぼん、ぼんべらぼう、ぼんべらぼん〕

のっぺらぼん《形容動詞や()》 一面に平らで、凹凸がない様子。つるつるで変化に乏しい様子。「顔・が・ のっぺらぼんの・ お化け」〔⇒のっぺら、のっぺり、のっぺらぼう、ずんべら、ずんべり、ずんべらぼう、ずんべらぼん、ぼんべらぼう、ぼんべらぼん〕

のっぺり《形容動詞や()、動詞する》 一面に平らで、凹凸がない様子。つるつるで変化に乏しい様子。「大きく・て・ のっぺりし・た・ 瓜」〔⇒のっぺら、のっぺらぼう、のっぺらぼん、ずんべら、ずんべり、ずんべらぼう、ずんべらぼん、ぼんべらぼう、ぼんべらぼん〕

のっぽ《名詞、形容動詞や()》 背が水準を超えて高いこと。細くて背がたいへん高いこと。また、そのような人。「のっぽや・さかい・ よー・ 目立つ・ 人・や。」〔⇒せいたかのっぽ【背高のっぽ】

ので《接続助詞》 理由や根拠などを表す言葉。前に述べることが原因や理由となって、後ろに述べることが起こることを表す言葉。「高い・ので・ 買わ・れ・へん。」〔⇒さかい、さかいに、さけ、さけに、はかい、はかいに、から、し〕

ので《終助詞》 相手に対して念を押して言う気持ちを表す言葉。「わし・に・は・ わから・へん・ 話・や・ので。」〔⇒さかい、さかいに、さけ、さけに、はかい、はかいに、から〕

のど【喉】《名詞》 ①口の奥から、食道や気管につながる部分で、声の出るところ。「走っ・たら・ のど・が・ 渇い・た。」②首の前のところ。「襟・が・ 細ー・て・ のど・が・ 苦しー。」③歌う声。「えー・ のど・を・ し・とる。」⇒のどちんこ【喉ちんこ】

のどがつまる【喉が詰まる】《動詞・ラ行五段活用》 食べた物が食道のあたりに詰まって、息苦しくなる。「冷たい・ 弁当・やっ・た・さかい・ のどがつまっ・て・ 苦しかっ・た。」〔⇒むねがつまる【胸が詰まる】

のどく(覗く)】《動詞・カ行五段活用》 ①隙間や小さな穴を通して、向こうの様子を見る。相手に気付かれないようにして、見る。「柱・の・ 蔭・から・ のどく。」②身を乗り出すようにして、高いところから低いところを見下ろす。「崖・の・ 下・を・ のどい・たら・ 恐(おと)ろしかっ・た。」③立ち寄ってちょっと見る。ざっと見る。「買い物・の・ 帰り・に・ 本屋・を・ のどく。」■名詞化=のどき(覗き)〔⇒のぞく【覗く】

のどじまん【喉自慢】《名詞》 ①歌うことの上手下手を競うこと。「余興・で・ のどじまん・が・ ある・そーや。」②歌うことが上手であると得意げになること。「あいつ・の・ のどじまん・が・ 始まっ・た。」

のどちんこ【喉ちんこ】《名詞》 ①口の奥から、食道や気管につながる部分で、声の出るところ。「のどちんこ・から・ 大きな・ 声・を・ 出せ。」②口の奥に垂れ下がって見える、やわらかい部分。「のどちんこ・が・ 赤(あこ)ーに・ 腫れ・とる。」⇒のど【喉】

のどぼとけ【喉仏】《名詞》 特に成人男性にはっきりあらわれる、首の部分で前に出っ張っている軟骨。「痩せ・て・ のどぼとけ・が・ 出・てき・た。」

のに《接続助詞》 普通に考えられる事柄や、期待をしている事柄に対して、反するような状況や結果になっていることを表す言葉。「言ー・とる・のに・ 聞い・てくれ・へん。」「寒い・のに・ 薄着し・とる・ん・か。」「自分・で・ 言()ー・た・のに・ 実行せ・ん・の・は・ おかしー・ぞ。」◆「のに」より前で述べられている事柄が話し手自身のことであれば、「くせに」に置き換えることはできない。〔⇒のにから、くせに〕

のに《終助詞》 起こってしまった結果を残念がる気持ちを表す言葉。そのような結果となっていることを残念に思う気持ちを表す言葉。望ましい結果とならなかったことを残念に思う気持ちを表す言葉。「そんな・ こと・は・ せ・ん・でも・ よかっ・た・のに。」「そんな・ こと・(は・) せ・なんだら・ よかっ・た・のに。」「あんた・が・ べっちょない・(と・) 言ー・た・さかい・ し・た・のに。」〔⇒のにから〕

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2017年6月14日 (水)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (410)    (通算2408回)

日常生活語 「の」②

 

のうみそ〔のーみそ〕【脳味噌】《名詞》 ①頭の中にあって、考えたり体を動かしたりする働きを受け持つところ。「のーみそ・が・ いっぱい・ 詰まっ・とる・ 人・や。」②記憶力や判断力などの、頭の働き。「のーみそ・が・ 弱い。」〔⇒のう【脳】

のうやく〔のーやく〕【農薬】《名詞》 農作物の病気や害虫を防いだり、雑草を枯らしたりする薬。「のーやく・を・ 使わ・んと・ 野菜・を・ 作る。」

ノート〔のーと〕【英語=note】《名詞、動詞する》 ①ものを書くために、同じ大きさの紙を綴じた冊子。「公会堂・の・ 鍵・を・ 開け・た・ 人・は・ のーと・に・ 名前・を 書い・てください。」②ものごとを書き留めること。「聞い・た・ こと・を・ のーとする。」⇒ちょうめん【帳面】

のかす【退かす】《動詞・サ行五段活用》 今ある場所から他に移す。「川・の・ 上(かみ)・の・ 方・から・ 流れ・てき・た・ 塵(ごみ)・の・ 山・を・ のかす。」◆力の要るような場合に使うことが多い。■自動詞は「のく【退く】」〔⇒のける【退ける】、どかす(退かす)、どける【退ける】

のき【軒】《名詞》 ①屋根の端の、建物の外壁より外に出ている部分。「のき・の・ 前・に・ 植木鉢・を・ 並べる。」②屋根の端の、壁から外に出ている部分の下や近くの場所。「のき・に・ 入っ・て・ 汗・を・ 拭く。」〔⇒のきさき【軒先】⇒のきした【軒下】

のきさき【軒先】《名詞》 ①屋根の端の、建物の外壁より外に出ている部分。また、その先端部分。「燕・が・ のきさき・に・ 巣ー・を・ 作る。」②屋根の端の、壁から外に出ている部分の下や近くの場所。「のきさき・の・ 陰・で・ 休む。」〔⇒のき【軒】⇒のき【軒】、のきした【軒下】

のきした【軒下】《名詞》 屋根の端の、建物の外壁より外に出ている部分部分の下。「のきした・で・ ちょっと・ 雨・の・ 止む・の・を・ 待つ。」〔⇒のき【軒】、のきさき【軒先】

のきなみ【軒並み】《形容動詞や()》 ①家が軒を並べて建ち続いていること。「街道・に・ 長い・ のきなみ・が・ 続い・とる。」②並んでいる家々が例外がないほど、そのようであるという様子。「台風・で・ のきなみ・ 瓦・が・ 飛ん・だ。」③同じようなものが例外がないほど、そのようであるという様子。「霧・が・ 出・て・ 電車・が・ のきなみに・ 遅れ・た。」

のく【退く】《動詞・カ行五段活用》 今ある場所から他に移る。「掃除する・さかい・ ちょっと・ のい・てんか。」■他動詞は「のける【退ける】」「のかす【退かす】」〔⇒どく【退く】

のけもん【除け者】《名詞》 仲間に加えられない人。仲間はずれ。「のけもん・に・ せ・んと・ 私・も・ 入れ・てんか。」〔⇒どけもん(除け者)

のける【退ける】《動詞・カ行下一段活用》 ①今ある場所から他に移す。「落ち・てき・た・ 石・を・ のける。」②選んで取り去る。選んで区別する。「悪い・ 品物・を・ のける。」「欲しい・ 本・を・ のけ・ておい・た。」◆②は、軽く移すとか除外するとかの意味で使うことが多い。■自動詞は「のく【退く】」〔⇒どける【退ける】⇒のかす【退かす】、どかす【退かす】

のこ【鋸】《名詞》 木や板などを切るのに使う、たくさんの歯を刻んだ鋼板に柄をつけた道具。◆「のこぎり」を短く言ったもの。「そこ・に・ ある・ のこ・を・ 取っ・てんか。」〔⇒のこぎり【鋸】

のこぎり【鋸】《名詞》 木や板などを切るのに使う、たくさんの歯を刻んだ鋼板に柄をつけた道具。「のこぎり・を・ 引ー・て・ 丸太・を・ 切る。」〔⇒のこ【鋸】

のこぎりがま【鋸鎌】《名詞》 刃の先がぎざぎざになっている鎌。「のこぎりがま・で・ 細い・ 枝・を・ ひき切る。」

のこす【残す】《動詞・サ行五段活用》 ①全体のうちの一部に手をつけないで、そのままにしておく。「飯・を・ のこし・たら・ あか・ん・がな。」②使わないで、とっておく。「帰り・の・ 電車賃・を・ のこし・とく。」③何かをとどめて、その場を去る。「メモ・を・ のこし・て・ 帰る。」④任務や状況などを、あとまでおいておく。「宿題・を・ のこし・た・まま・や。」⑤頑張って、まだ負けてはいない。「土俵際・で・ のこし・た。」■自動詞は「のこる【残る】」

のこらず【残らず】《副詞》 関係のあるものを、余すところなく全部。「財布・の・ 中・に・ あっ・た・ 金・を・ のこらず・ 使(つこ)・ても・た。」

のこり【残り】《名詞》 ①時間や金銭など、経過しなかったり使わなかったりして、余っているもの。「夏休み・の・ のこり・は・ あと・ 10日・や。」「財布・の・ 中・に・ のこり・は・ 千円・しか・ あら・へん。」②処理が終わっていない部分。「木・の・ 燃え・た・ 残り・が・ 窯(かま)・の・ 中・に・ ある。」

のこりふく【残り福】《名詞》 ①福引きなどで、良い賞品は後の方に残っているということ。「商店街・の・ 福引き・で・ のこりふく・の・ 自転車・が・ 当たっ・てん。」②1月10日の前後3日間に「十日戎」と言われる戎神社(恵比須神社、恵比寿神社、蛭子神社などと書かれる)の祭りが行われるが、9日は「よいえびす【宵戎】」「よいえべす【(宵戎)】」、10日は「ほんえびす【本戎】」「ほんえべす【(本戎)】」、11日は「のこりふく【残り福】」と呼ばれる。「毎年・ のこりふく・に・ 行き・ます・ねん。」

のこる【残る】《動詞・ラ行五段活用》 ①全体のうちの一部がなくならないで、そのままとどまる。「売れ・んと・ のこっ・た。」②使わないで余る。差し引きして余る。「予算・が・ のこっ・た。」③あとにとどまる。去ってしまわない。「のこっ・て・ 仕事・を・ 続ける。」④任務や状況などが、あとまで続く。「仕事・が・ のこっ・とる。」「疲れ・が・ のこっ・て・ とれ・へん。」⑤まだ負けてはいない。「決勝戦・に・ のこっ・た。」■他動詞は「のこす【残す】」■名詞化=のこり【残り】

のさばる《動詞・ラ行五段活用》 ほしいままに勝手に広がる。横柄な態度でふるまう。勢力を広げる。「雑草・が・ のさばる。」「悪い・ やつら・が・ のさばっ・とる。」

のし【熨斗】《名詞》 ①包み紙の右上につけることがある、細長い六角形の紙に、黄色い紙を挟んだもの。「のし・を・ 付け・て・ 贈る。」②熨斗や水引の付いた包み紙。熨斗や水引の形が印刷してある包み紙。「お供え・と・ 書い・た・ のし」③家の棟に積むために用いる短冊の形をした平瓦。「のし・を・ 三枚・ 積み重ねる。」⇒のしがみ【熨斗紙】。③⇒のしがわら【熨斗瓦】 

のしかかる【伸し掛かる】《動詞・ラ行五段活用》 押しつぶすような重みを加える。「柔道・で・ のしかから・れ・た。」

のしがみ【熨斗紙】《名詞》 熨斗や水引の付いた包み紙。熨斗や水引の形が印刷してある包み紙。「お菓子・を・ 買()ー・て・ のしがみ・に・ 名前・を・ 書い・てもらう。」〔⇒のし【熨斗】

のしがわら【熨斗瓦】《名詞》 家の棟に積むために用いる短冊の形をした平瓦。「棟・に・ のしがわら・を・ 葺い・ていく。」〔⇒のし【熨斗】

のしのし《副詞と》 体の重い動物などが、地面を踏みしめるように、ゆっくり歩く様子。「動物園・の・ 象・が・ のしのし・ 歩い・とる。」

のしぶくろ【熨斗袋】《名詞》 熨斗や水引が付いた包み紙。熨斗や水引の形が印刷してある小さな袋紙。「お祝い・を・ のしぶくろ・に・ 入れる。」

のしもち【伸し餅】《名詞》 ついた餅を平たく四角にのばした餅。「固(かと)ー・ なら・ん・うち・に・ のしもち・を・ 切る。」

のじゅく【野宿】《名詞、動詞する》 野山や、屋根のないところで夜を明かすこと。「テント・で・ のじゅくする。」

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2017年6月13日 (火)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (409)    (通算2407回)

日常生活語 「の」①

 

の〔のー〕【野】《名詞》 広く平らな土地。「のー・に・は・ たんぽぽ・や・ れんげ・が・ 咲い・とる。」

の〔のー〕《感動詞》 相手に呼びかけたり、自分の言うことを相手に納得させようとしたりするときに使う言葉。「のー・ わし・にも・ それ・を・ 一つ・ くれ・へん・か。」

《格助詞(準体助詞)》 ①前の用言的な内容を、体言として扱うことを表す言葉。「あほな・ 真似・を・ する・の・は・ やめ・なはれ。」「面白い・の・は・ こっち・や。」②前の体言を受けて、「…のもの」「…のこと」という意味を表す言葉。「お前・の・は・ どの・ 靴・かいな。」〔⇒のん、ん〕

《終助詞》 相手に対して疑問を表したり質問したりする気持ちを表す言葉。「あんた・は・ 行か・へん・の。」「どこ・へ・ 行く・の。」◆強い調子で発音すると、相手を説得したり禁止したりする意味にもなる。〔⇒のん、ん〕

の〔のー〕《終助詞》 相手に念を押したり、自分で納得したりしたりするときに使う言葉。「明日・は・ 8時・に・ 集合・や・のー。」「そー・や・のー・ あんた・の・ 言()ー・とーり・や・のー。」◆目上の人に向かっては使いにくい。〔⇒な〕

のう〔のー〕【脳】《名詞》 ①頭の中にあって、考えたり体を動かしたりする働きを受け持つところ。「のー・に・ 影響・が・ あっ・たら・ 困る・さかい・ 検査し・てもらう。」②記憶力や判断力などの、頭の働き。「のー・が・ 悪い。」「今日・は・ のー・が・ 動か・へん。」③頭の上部のてっぺんの部分。「のー・が・ 痛い。」①②⇒のうみそ【脳味噌】

のう〔のー〕《名詞》 一本の長い縄に、適当な間隔を置いてたくさんの枝糸を付けて、それに釣り針を付けて、海中に沈めて魚を釣るしかけ。延縄。「のー・の・ 針・の・ 一本一本・に・ 餌(えさ)・を・ つける。」

のういっけつ〔のーいっけつ、のいっけつ〕【脳溢血】《名詞》 脳の中の血管が破れて、脳の中に血があふれる病気。「あいつ・は・ のーいっけつ・で・ 入院し・とる。」

のうか〔のーか〕【農家】《名詞、動詞する》 ①田畑で穀物・野菜・果物などを作る職業。また、その職業に従事すること。「うち・の・ 仕事・は・ のーか・です。」「のーかし・て・ 暮らし・てまん・ねん。」②田畑で穀物・野菜・果物などを作る職業に従事している人の住む家。「のーか・が・ 固まっ・て・ 建っ・とる。」⇒ひゃくしょう【百姓】、のうぎょう【農業】⇒ひゃくしょうや【百姓家】

のうがき〔のーがき〕【能書き】《名詞》 ①薬などの効果を説明した書類。品物が良いということを宣伝した言葉。「紙・に・ のーがき・が・ いっぱい・ 書い・てある。」②自分の長所や働きを述べたもの。自分に都合の良いことを並べたてたもの。「あいつ・の・ のーがき・を・ 聞ー・た・けど・ 役・に・は・ 立た・ん。」⇒こうのうがき【効能書き】

のうかんき〔のーかんき〕【農閑期】《名詞》 農作業に時間のゆとりが生じる時期。「のーかんき・に・ なっ・たら・ 温泉・に・でも・ 行き・たい・なー。」■対語=「のうはんき【農繁期】」

のうきぐ〔のーきぐ〕【農機具】《名詞》 農作業に使う機械や器具。「のーきぐ・の・ 修繕代・でも・ よーけ・ かかり・ます・な。」〔⇒のうぐ【農具】

のうきょう〔のーきょー〕【農協】《名詞》 農民が生産活動や日常生活の向上をめざして作った、助け合いの仕組みで、「農業協同組合」を略した言葉。「のーきょー・に・ 貯金・を・ する。」

のうぎょう〔のーぎょー〕【農業】《名詞、動詞する》 田畑で穀物・野菜・果物などを作る職業。また、その職業に従事すること。「のーぎょー・も・ し・にくい・ 世の中・に・ なっ・てき・た。」〔⇒ひゃくしょう【百姓】、のうか【農家】

のうぐ〔のーぐ〕【農具】《名詞》 農作業に使う器具。「のーぐ・も・ だんだん・ 機械・に・ 代わっ・てしも・た。」〔⇒のうきぐ【農機具】

のうする〔のーする〕【無うする】《動詞・サ行変格活用》 ①あったものを無い状態にする。残りを皆無とする。「今月分・の・ 小遣い・を・ のーし・た。」②自分の過失や責任などによって、失う。「財産・を・ のーし・ても・た。」■自動詞は「のうなる【無うなる】」〔⇒ないよう()する【無い様()する】、なよする【無よする】、なくする【無くする】

のうする〔のーする〕【亡うする】《動詞・サ行変格活用》 身近な人が、この世からいなくなって、喪失感を持つ。「おやじ・を・ 去年・ のーし・まし・た。」◆「しぬ【死ぬ】」という直接的な言い方を避けた表現である。■自動詞は「のうなる【亡うなる】」〔⇒なくする【亡くする】

のうそん〔のーそん〕【農村】《名詞》 住民の多くが農業に従事して生活している村落。「のーそん・に・も・ コンビニ・が・ でけ・まし・てん。」

のうたりん〔のーたりん〕【能足りん、脳足りん】《形容動詞や()》 知恵が足りなく、役に立たない様子。また、そのような人。「お前・は・ のーたりんや・なー。よー・ 考え・なはれ・や。」〔⇒のうなし【能無し、脳無し】

のうたりんしょう〔のーたりんしょー〕【能足りん賞、脳足りん賞】《名詞》 知恵が足りなくて役に立たないことや、知恵が足りなくて役に立たない人のことを、ふざけて言う言葉。「あんた・に・は・ のーたりんしょー・を・ あげ・たい・なー。」◆「ノーベル賞」の発音に似せて言う言葉。

のうち〔のーち〕【農地】《名詞》 作物を作る田や畑。「圃場整備・で・ のーち・の・ 形・も・ 変わっ・ても・た。」

のうてん〔のーてん〕【脳天】《名詞》 頭のいちばん上のところ。「のーてん・の・ 髪の毛ー・が・ 薄ー・ なっ・てっ・た。」

のうなる〔のーなる〕【無うなる】《動詞・ラ行五段活用》 ①あったものが見あたらなくなる。「ここ・に・ 置い・とっ・た・ 字引・が・ のーなっ・とる。」②すっかり使い果たす。残りが皆無となる。「ボールペン・の・ インキ・が・ のーなっ・ても・た。」■他動詞は「のうする【無うする】」〔⇒ないよう()なる【無い様()なる】、なよなる【無よなる】、なくなる【無くなる】

のうなる〔のーなる〕【亡うなる】《動詞・ラ行五段活用》 息が絶える。命がなくなる。この世からいなくなる。「おやじ・は・ 去年・ のーなり・まし・た。」◆「しぬ【死ぬ】」の敬意を込めた言い方であり、「しぬ【死ぬ】」という直接的な言い方を避けた表現である。■他動詞は「のうする【亡うする】」〔⇒いく【逝く】、なくなる【亡くなる】、しぬ【死ぬ】、くたばる〕

のうのうと〔のーのーと〕《副詞、動詞する》 気兼ねや束縛などがなく、のんきに過ごしている様子。ものごとに真剣に取り組まない様子。「のーのーとし・とっ・たら・ 何・も・ 進ん・でいか・へん。」

のうなし〔のーなし〕【能無し、脳無し】《形容動詞や() 知恵が足りなく、役に立たない様子。また、そのような人。特に、それによって生活力に欠ける様子。「のーなし・で・は・ 困り・まっ・せ。」〔⇒のうたりん【能足りん、脳足りん】

のうはえ〔のーはえ〕【のう延え】《名詞、動詞する》 一本の長い縄に、適当な間隔を置いてたくさんの枝糸を付けて、それに釣り針を付けて、海中に沈めて魚を釣るしかけを使って漁をすること。延縄による漁法。また、それを海中に沈めること。「のーはえ・で・ 鰻・を・ 釣る。」

のうはんき〔のーはんき〕【農繁期】《名詞》 田植えや稲刈りなどで、農作業が忙しい時期。「昔・は・ のーはんき・は・ 学校・が・ 休み・に・ なり・よっ・た・ん・や。」■対語=「のうかんき【農閑期】」

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2017年6月12日 (月)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (408)    (通算2406回)

日常生活語 「ね」⑥

 

ねる(満る)】《動詞・ラ行五段活用》 海面が沖の方から海岸へ寄せてきて、海面が高くなる。潮が寄せてくる。「もー・ これ以上・は・ ねら・へん・やろ。」■対語=「ひく【引く】」〔⇒につ(満つ)、ねつ〕

ねれる【練れる】《動詞・ラ行下一段活用》 ①いろいろな経験を積んで、人格が円満になる。「ねれ・て・ おだやかな・ 人」②粉末状のものが伸ばされたり固められたりしている。固いものや粗いものが質の良いものになっている「餡・が・ よー・ ねれ・た。」

ねん【年】《名詞》 1年の12か月をまとめて表す言葉。「ねん・に・ いっぺん・の・ 祭り」「ねん・に・ 1割・の・ 利子」〔⇒とし【年】

ねん【念】《名詞》 手落ちのないように、じゅうぶんに気をつけること。心配り。「ねん・が・ 入っ・た・ 丁寧な・ 仕事・を・ し・とる。」

ねん【年】《助数詞》 年号や西暦などを数える言葉。年次を数える言葉。「今年・は・ 平成・の・ 何ねん・や。」「中学校・の・ 何ねん・に・ なっ・た・ん・かいなー。」

ねん《終助詞》 ①現在および未来に関することで、相手に念を押したり、強調したりするときに使う言葉。「これ・(を・) 買い・たい・ねん。」「わし・は・ 行く・ つもり・は・ ない・ねん。」②相手に命令や指示をするときに使う言葉。「あんた・から・ 頼む・ねん・ぜ。」◆①の場合、過去に関することを述べる場合は「てん」を使う。「ねん」は文末に使われるが、打ち消しの言葉「ない」を付けて禁止の意味を表す用法もある。「無駄遣い・を・ する・ねん・ない。」〔⇒ねや〕

ねんいり【念入り】《形容動詞や()》 細かい点まで気を付けて、丁寧にものごとを行う様子。「表書き・は・ ねんいりに・ 書か・んと・ いかん。」

ねんがじょう〔ねんがじょー〕【年賀状】《名詞》 新年を祝って、挨拶として出す葉書や手紙。「今年・は・ 正月・に・ なっ・て・から・ ねんがじょー・を・ 書い・た。」

ねんがっぴ【年月日】《名詞》 あることが行われたり予定されたりしている、年と月と日。何年何月何日という時。「生まれ・た・ ねんがっび・を・ 書い・てください。」

ねんがらねんじゅう〔ねんがらねんじゅー〕【年がら年中】《副詞、名詞》 そうでない日がないくらい、その状況がいつも常に続いていることを表す言葉。「ねんがらねんじゅー・ 孫・の・ 相手・を・ し・て・ 過ごし・とる。」〔⇒ねんびゃくねんじゅう【年百年中】、いちねんじゅう【一年中】、ねんじゅう【年中】

ねんかん【年間】《名詞》 ①一年の間。年頭から年末までの、すべての日。「ねんかん・に・ 百日・は・ 雨・が・ 降る。」②ある年代の間。「昭和・の・ ねんかん・に・ 亡くなっ・た。」

ねんき【年季、年期】《名詞》 一定の、長い期間。「修業する・ ねんき・が・ 長い。」

ねんきがはいる【年季が入る、年期が入る】《動詞・ラ行五段活用》 長い期間をかけて、技術や能力などが磨かれる。「あんたの・ 歌・は・ ねんきがはいっ・とる・なー。」

ねんきん【年金】《名詞》 ある期間、決まった額を掛け続けておいたことと引き替えに、定年後などに毎年いくらと決まって継続して受け取る金。「ねんきん・から・ 介護保険料・を・ 引か・れ・とる。」

ねんぐ【年貢】《名詞》 田畑を借りている人が、地主に納める米や金。「江戸時代・は・ ねんぐ・が・ 高かっ・た・そーや。」

ねんげつ【年月】《名詞》 長い間にわたる、年と月。長い時間の流れ。「20年・の・ ねんげつ・が・ たっ・た。」〔⇒としつき【年月】

ねんごう〔ねんごー〕【年号】《名詞》 明治・大正・昭和・平成など、その天皇が在位していることをもとにして、日本の年に付ける称号。「ねんごー・が・ 平成・に・ なっ・て・から・も・ 20何年・に・ なる。」

ねんざ【捻挫】《名詞、動詞する》 手や足の関節に無理な力が加わって、くじいて損傷が起こること。「こけ・て・ 足・を・ ねんざし・た。」動詞⇒くんにゃかす、くねる〕

ねんじゅう〔ねんじゅー〕【年中】《名詞、副詞》 ①一年の間。年頭から年末までの、すべての日。「ねんじゅー・ 休み・なし・の・ 店」②そうでない日がないくらい、その状況がいつも常に続いていることを表す言葉。「ねんじゅー・ 忙しー・に・ 働い・とる。」〔⇒いちねんじゅう【一年中】⇒ねんがらねんじゅう【年がら年中】、ねんびゃくねんじゅう【年百年中】

ねんじん(人参)】《名詞》 赤みがかった太く長い根を食用にする野菜。「カレー・に・ ねんじん・や・ 玉葱・を・ 入れる。」〔⇒にんじん【人参】

ねんだい【年代】《名詞》 ①時の流れを区切った、ある一定の時期。「昭和・の・ 40・ねんだい」②だいたいの年齢。世代。「みんな・ ねんだい・が・ 同じ・な・ん・や。」⇒ねんぱい【年配、年輩】

ねんど【年度】《名詞》 1月から始まる暦とは違って、仕事や事務の都合によって決めた1年の期間。「自治会・の・ 新しー・ ねんど・は・ 3月・から・や・ねん」

ねんど【粘土】《名詞》 粘り気のある、きめの細かい土。「ねんど・に・ よー・ 似・た・ ゴム・ねんど」〔⇒ねばつち【粘土】

ねんどざいく【粘土細工】《名詞、動詞する》 粘土を使って、ものの形を作ること。また、その作ったもの。「図画工作・の・ 時間・に・ 動物・の・ ねんどざいく・を・ 作っ・た。」

ねんない【年内】《名詞》 その年が終わるまでの期間。「年賀状・は・ ねんない・に・ 書け・なんだ。」

ねんね【寝ん寝】《名詞、動詞する》 眠ること。「いつ・の・ 間・に・やら・ ねんねし・ても・とー・なー。」◆幼児語。〔⇒ねんねん【寝ん寝ん】

ねんねこ《名詞》 乳幼児を背中に背負うときに、上から覆い被せて着る綿入れのはんてん。「この頃・は・ ねんねこ・を・ 着・とる・ 人・を・ あんまり・ 見・ん・よーに・ なっ・た。」〔⇒おいこ【負いこ】

ねんねん【寝ん寝ん】《名詞、動詞する》 眠ること。「早(はよ)ー・ ねんねんし・なはれ。」◆幼児語。〔⇒ねんね【寝ん寝】

ねんねん【年々】《副詞》 ①その状況が毎年、同じように繰り返されることを表す言葉。「庭・の・ 梅・は・ ねんねん・ きれーな・ 花・が・ 咲い・てくれる。」②その状況が年を追って、一定の傾向をもって変化していくことを表す言葉。「ねんねん・ 歳・を・ とっ・て・ 足・が・ 弱っ・てき・た。」〔⇒まいとし〕

ねんねんよう〔ねんねんよー〕【寝ん寝んよう】《感動詞》 眠りなさいよ、と優しく呼びかける言葉。◆小さな子どもを寝かしつけるときなどに言う。

ねんのため【念の為】《副詞に》 伝える内容を確実にして、間違いのないようにするために。「ねんのために・ 帳面・に・ 書い・とく。」

ねんぱい【年配、年輩】《名詞》 ①だいたいの年齢。世代。「来・た・の・は・ どの・ぐらい・の・ ねんぱい・の・ 人・やっ・た・か。」②かなりの年齢の人。中高年の人。「ねんぱい・の・ 男・の・ 人・が・ 来・た。」③生まれてからの年数が、他の人より多いこと。また、その人。「わし・より・ 10・ほど・ ねんぱい・の・ 人」⇒ねんだい【年代】⇒としうえ【年上】

ねんびゃくねんじゅう〔ねんびゃくねんじゅー〕【年百年中】《副詞、名詞》 ①そうでない日がないくらい、その状況がいつも常に続いていることを表す言葉。「ねんびゃくねんじゅう・ 朝・ 八時・から・ 店・を・ 開け・とる。」「ねんびゃくねんじゅー・ 文句・を・ 言わ・れ・とる。」②その年その年。どの年も。来る年ごとに。「ねんびゃくねんじゅう・ 違(ちご)ー・た・ 子ども・が・ 入学し・てくる。」⇒ねんがらねんじゅう【年がら年中】、いちねんじゅう【一年中】、ねんじゅう【年中】⇒まいとし【毎年】、まいねん【毎年】

ねんぶつ【念仏】《名詞》 仏に祈るときに唱える、一定の言葉。「西国三十三番・の・ ねんぶつ・を・ あげる。」

ねんまつ【年末】《名詞》 一年の終わりの頃。歳末。「ねんまつ・まで・に・ 仕上げ・ます。」〔⇒くれ【暮れ】、としのくれ【年の暮れ】

ねんりょう〔ねんりょー〕【燃料】《名詞》 燃やして熱や光のエネルギーを得るための、薪・炭・石油・ガスなど。「風呂・の・ ねんりょー・も・ 昔・と・は・ 変わっ・てしまい・まし・た・なー。」

ねんりん【年輪】《名詞》 木を横に切ったときに見える、同心円のようになった輪。「ねんりん・が・ つん・どる〔=詰まっている〕・ 木ー」

ねんれい〔ねんれー〕【年齢】《名詞》 生まれてからの経過時間を年という単位で表したもの。「みんな・ お互いに・ ねんれー・の・ こと・は・ あんまり・ 言ー・と・ない・なー。」〔⇒とし【年】

ねん()いれる【念()入れる】《動詞・ラ行下一段活用》 間違いが起こらないように、十分に注意する。「ねんをいれ・て・ 勘定する。」

ねん()おす【念()押す】《動詞・サ行五段活用》 相手に対して、改めて確かめたり注意を促したりする。「間違い・が・ ない・か・ ねんをおし・て・ 確かめる。」

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2017年6月11日 (日)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (407)    (通算2405回)

日常生活語 「ね」⑤

 

ねぶか【根深】《名詞》 特有の匂いと辛みを持っている、根元が白く、緑の葉が中空の筒のようになって先が尖った細長い野菜。「すき焼き・に・ 太い・ ねぶか・を・ 入れる。」〔⇒ねぎ【葱】

ねぶたい(眠たい)】《形容詞》 今にも眠ってしまいそうな気持ちになっている。「ねぶたかっ・たら・ 一寝入り・ し・なはれ。」〔⇒ねむたい【眠たい】

ねぶち(値打ち)】《名詞》 ①そのものが持っている価値や、役に立つ程度や度合い。「明治時代・に・ 描か・れ・た・ ねぶち・の・ ある・ 絵ー」②値段に相当する価値や良さ。「この・ 料理・は・ 5千円・ 出す・ ねぶち・は・ ある。」〔⇒ねうち【値打ち】

ねぶちもん(値打ち物)】《名詞》 ①価値のあるものや、役に立つもの。「これ・は・ ねぶちもん・の・ 壺・や。」②高額の品物。「ねぶちもん・や・さかい・ ちょっと・ 手ー・が・ 出ー・へん。」〔⇒ねうちもん【値打ち物】

ねぶる《動詞・ラ行五段活用》 口の中に入れて、舌先で触れてもてあそぶ。歯でかまないで、舌先で触れながら味わう。「飴・を・ ねぶっ・とる・ うち・に・ いつ・の・ 間・に・やら・ 眠っ・ても・とる。」〔⇒しゃぶる、なめる【舐める】

ねぶる(眠る)】《動詞・ラ行五段活用》 ①目を閉じて、心や体が活動をやめて、意識がなくなる状態になる。「ねぶっ・て・もて・ 乗り過ごし・た。」。②ものが使われないで、そのままになっている。「ねぶっ・とる・ 壺・や・ 皿・を・ 売り払(はろ)ー・た。」■対語=①「さめる【覚める】」「おきる【起きる】」〔⇒ねむる【眠る】

ねぼう〔ねぼー〕【寝坊】《形容動詞や()、動詞する》 朝、遅くまで寝ていること。また、そのような習慣のある人。「ねぼーせ・んと・ さっさと・ 起き・なはれ。」〔⇒ねぼすけ【寝坊助】

ねぼける【寝惚ける】《動詞・カ行下一段活用》 ①目が覚めたときに、辺りの状況が理解できず、おかしな行動をする。「ねぼけ・て・ よろよろ・ 歩い・とる。」②周りの状況や仕事の内容などにとけ込めないでいる。「会社・で・ ねぼけ・とっ・たら・ 給料・を・ 貰わ・れ・へん・ぞ。」〔⇒ねとぼける【寝惚ける】

ねぼすけ【寝坊助】《形容動詞や()、動詞する、》 ①朝、遅くまで寝ていること。また、そのような習慣のある人。「ねぼすけし・とっ・たら・ 学校・に・ 遅れる・ぞ。」②居眠りなどをすること。また、そうする人。「授業中・に・ ねぼすけする・な・よ。」③目が覚めたときに、辺りの様子が理解できず、なじめない様子。「ねぼすけで・ わけ・の・ わから・ん・ こと・を・ 言()ー。」⇒ねぼう【寝坊】

ねほりはほり〔ねーほりはーほり〕【根掘り葉掘り】《副詞》 少しずつほじくるようにして、何から何まで残すことなく、こと細かに尋ねる様子。「ねーほりはーほ・り 聞か・れ・て・ 困っ・ても・た。」

ねま【寝間】《名詞》 ①寝る部屋。寝室。「ねま・に・ カーテン・を・ つける。」②寝床。寝るための布団。「ねま・ ひー・てんか。」「ねま・を・ あげる。」⇒ねや【寝屋、閨】

ねまき【寝間着、寝巻き】《名詞》 ①夜、寝るときに着るもの。「ねまき・に・ 着替える。」②粗末な服装。「この・ 背広・は・ ねまき・や。」◆②は、粗末なものであるという謙遜の気持ちを表すこともあるが、もっと良いものを持っているという気持ちを表すこともある。

ねむけ【眠気】《名詞》 眠くなること。眠りたいという気持ち。「ねむけ・が・ さし・て・ 夕べ・は・ 早(はよ)ー・ 寝・た。」〔⇒ねむたさ【眠たさ】

ねむけざまし【眠気覚まし】《名詞》 眠くなるを避けようとする方法や手段となるもの。「ねむけざまし・に・ お茶・を・ 飲む。」

ねむたい【眠たい】《形容詞》 今にも眠ってしまいそうな気持ちになっている。「本・ 読ん・どっ・たら・ ねむとー・ なっ・た。」〔⇒ねぶたい(眠たい)

ねむたさ【眠たさ】《名詞》 眠くなること。眠りたいという気持ち。「今日・は・ ねむたさ・に・ 勝た・れ・へん。」〔⇒ねむけ【眠気】

ねむる【眠る】《動詞・ラ行五段活用》 ①目を閉じて、心や体が活動をやめて、意識がなくなる状態になる。「電車・に・ 乗っ・て・ ねむる・の・は・ 気持ち・が・ えー・もん・や。」②ものが使われないで、そのままになっている。「ぎょーさん・の・ 本・が・ ねむっ・とる。」■対語=①「さめる【覚める】」「おきる【起きる】」〔⇒ねぶる(眠る)

ねもと【根元】《名詞》 ①草や木の、根の出ているところ。「松・の・ 木ー・の・ ねもと・が・ 腐っ・とる。」②ものとものとが接したり付いたりしている部分。「慰霊碑・の・ ねもと・に・ 花・を・ 供える。」③ものごとの基礎や基本にあたるところ。「ねもと・の・ こと・を・ しっかり・ 考える。」①②⇒つけね【付け根】、もと【元】

ねや【寝屋、閨】《名詞》 寝床。寝るための布団。「起き・たら・ ねや・を・ 片づけ・なはれ。」〔⇒ねま【寝間】

ねや《助動詞》 ①現在および未来に関することで、相手に念を押したり、強調したりするときに使う言葉。「自信・が・ ある・ねやっ・たら・ その・ 学校・を・ 受け・たら・ 良()ー・がな。」「あんた・が・ そない・ 言()ー・ねやっ・たら・ わし・も・ 賛成し・たる・わ。」②相手に命令や指示をするときに使う言葉。「そんな・ こと・を・ する・ねや・ない。」◆終助詞「ねん」に助動詞「や」が接続して「ねんや」となり、その発音が融合して「ねや」となったもの。「ねや」は文末に使われるが、打ち消しの言葉「ない」を付けて禁止の意味を表す用法もある。「阿呆(あほ)な・ こと・を・ 言()ー・ねや・ない。」〔⇒ねん〕

ねらい【狙い】《名詞》 目標とするものに当てたり近づいたりしようとして構えること。また、その目標とするもの。「ねらい・を・ 決め・て・ 撃つ。」「受ける・ 学校・の・ ねらい・を・ 決め・て・ 勉強する。」

ねらう【狙う】《動詞・ワア行五段活用》 ①目標とするものに当てたり近づいたりしようとして構える。あるいは、そのために行動をする。「真ん中・を・ ねろー・て・ ボール・を・ 放()る。」②あるものを手に入れようとして、その機会をうかがう。「やっぱり・ 優勝・を・ ねらう・ん・や。」■名詞化=ねらい【狙い】〔⇒めがける【目掛ける】

ねらす【寝らす】《動詞・サ行五段活用》 ①眠らせる。寝つくようにさせる。寝たままにしておく。「テレビ・を・ やめ・て・ ねらす。」②立っていたものなどを横に倒す。身を横たえさせる。「棒・を・ ねらし・て・ 段の下〔=床下〕・へ・ 入れ・とく。」③商品や資金などを、活用しないでそのまま手元に置いておく。「ぎょーさん・ 仕入れ・過ぎ・て・ ねらし・とかな・ しょーがない。」④食べ物を一定の時間、置いておいて、発酵させたり熟成させたりする。「一年間・ ねらし・た・ 素麺・を・ 今年・ 食べる。」〔⇒ねかす【寝かす】、ねさす【寝さす】

ねり【練り】《名詞》 ①粉末状のものに水を加えて、伸ばしたり固めたりすること。「水・が・ 足ら・ん・さかい・ ねり・が・ ぱさぱさに・ なっ・とる。」「これで・は・ ねり・が・ 足ら・ん・さかい・ ねりなおせ。」②固いものや粗いものに手を加えて、伸ばしたり固めたりして質の良いものにすること。「ねば土・の・ ねり・が・ 足ら・ん。」

ねりあるく【練り歩く】《動詞・カ行五段活用》 列を作って、ゆっくりと歩いていく。左右に足を踏み出したり、踊ったりしながら、ゆっくり進んでいく。「祭り・で・ ねりあるい・とる・ 人・が・ おる。」

ネル〔ねる〕【英語=flannelの前半省略形】《名詞》 表面をややけば立たせた、柔らかくて厚い毛織物。「ねる・で・ でけ・た・ シャツ」

ねる【寝る】《動詞・ナ行下一段活用》 ①床に就いて、眠る。「毎晩・ 10時・に・ ねる。」「涼しー・ なっ・て・ よー・ ね・れる・よーに・ なっ・た。」②体を横にして休む。「ね・て・ 本・を・ 読む。」③病気になって、床についたまま過ごす。「風邪・で・ 一週間・ ね・とっ・た。」■対語=①「おきる【起きる】」⇒ねこむ【寝込む】、ねつく【寝付く】

ねる【練る】《動詞・ラ行五段活用》 ①粉末状のものに水を加えて、伸ばしたり固めたりする。「うどん粉・を・ ねる。」②固いものや粗いものに手を加えて、伸ばしたり固めたりして質の良いものにする。「餡・を・ ねる。」③列を作って、ゆっくりと歩く。左右に足を踏み出したり、踊ったりしながら、ゆっくり進む。「ねり・ながら・ 行列・が・ 通っ・ていく。」■名詞化=ねり【練り】①②⇒こねる【捏ねる】

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2017年6月10日 (土)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (406)    (通算2404回)

日常生活語 「ね」④

 

ねつ【熱】《名詞》 ①手や体に感じる、何かのものの通常よりは高い温度。また、その程度。「電気・の・ コード・が・ ねつ・を・ 持っ・とる。」②平常よりも高くなっている体温。また、その程度。「風邪・を・ ひー・て・ ねつ・が・ 38度・ ある。」「ねつ・は・ 普通や。」③何かのものごとに、一心に集中すること。また、その程度。「競馬・に・ ねつ・を・ 入れる。」

ねつ(満つ)】《動詞・タ行五段活用》 海面が沖の方から海岸へ寄せてきて、海面が高くなる。潮が寄せてくる。「だいぶ・ 潮・が・ ねっ・てき・た。」■対語=「ひく【引く】」〔⇒につ(満つ)、ねる(満る)

ねつい《形容詞》 なかなかあきらめることをしないで、どこまでもつきまとったり、ものに執着したりする感じだ。「ねつい・ こと・ 言わ・んと・ さっさと・ 忘れ・てやり・なはれ。」〔⇒ねつこい、ねちこい、しつこい、ひつこい、ねばこい【粘こい】、ねばっこい【粘っこい】、ねちゃこい、にちゃこい、しゅうねんぶかい【執念深い】

ねっから【根っから】《副詞》 ①そのことを強く否定する気持ちを表す言葉。「ねっから・ 連絡・を・ し・てきや・へん。」「ねっから・ あきらめ・へん。」②もともと身についたものとして。心底から。「ねっから・ 野球・が・ 好きな・ 人・や。」◆①は、後ろに打ち消しの言葉を伴うことが多い。⇒ねからはから【根から葉から】、まるきり【丸きり】、まるっきり【丸っきり】、てんで、とんと、てんと、ぜんぜん【全然】

ねつき【寝付き】《名詞》 睡眠の状態になること。また、その様子。「ねつき・が・ 良()ー・て・ バタンキュー・や。」

ねつく【寝付く】《動詞・カ行五段活用》 ①睡眠の状態になる。「昨日・は・ じっきに・ ねつい・た。」②病気になって、床についたまま過ごす。「1月・ほど・ ねつい・とっ・てん。」名詞化=ねつき【寝付き】⇒ねる【寝る】、ねこむ【寝込む】

ねつこい《形容詞》 なかなかあきらめることをしないで、どこまでもつきまとったり、ものに執着したりする感じだ。「ねつこー・に・ いつ・まで・も・ 同(おんな)じ・ こと・を・ 言()ー・とる。」〔⇒ねつい、ねちこい、ひつこい、しつこい、ねばこい【粘こい】、ねばっこい【粘っこい】、ねちゃこい、にちゃこい、しゅうねんぶかい【執念深い】

ねっしん【熱心】《形容動詞や()》 何かのことに一途に励む様子。心を集中させて、他に心を動かされない様子。「ねっしんに・ バレー・の・ 練習・を・ する。」「ねっしんに・ 話・を・ 聞く。」

ねっちゅう〔ねっちゅー〕【熱中】《名詞、動詞する》 一つのことに心を集中させること。「漫画・を・ 読む・の・に・ ねっちゅーし・とる。」

ねづわ【寝唾】《名詞》 寝ている間に無意識に垂れる唾。「口・ 開け・て・ ねづわ・ 垂らし・て・ 寝・とる。」

ねてもさめても【寝ても覚めても】《副詞》 寝ているときでも起きているときでも、その区別がない様子。いつでも、そのことばかりを思い続ける様子。四六時中。「ねてもさめても・ 子ども・の・ こと・が・ 心配や。」

ねとねと《形容動詞や()、動詞する》 粘り気のあるものが付いて、不快に感じる様子。「チューインガム・を・ 踏ん・で・ 靴・の・ 裏・が・ ねとねとし・とる。」「炊き詰め・たら・ ねとねとに・ なっ・てき・た。」〔⇒ねばねば【粘々】、ねちねち、ねちゃねちゃ、にちゃにちゃ〕

ねとぼける【寝惚ける】《動詞・カ行下一段活用》 ①目が覚めたときに、辺りの様子が理解できず、おかしな行動をする。「昼寝し・すぎ・て・ ねとぼけ・とる。」②周りの状況や仕事の内容などにとけ込めないでいる。「会議・に・ 出・て・ ねとぼけ・とっ・たら・ あか・ん・ぞ。」〔⇒ねぼける【寝惚ける】

ねにもつ〔ねーにもつ〕【根に持つ】《動詞・タ行五段活用》 深い恨みなどをいつまでも忘れないでいる。「子ども・の・ 時・の・ こと・を・ いつ・まで・も・ ねーにもっ・たら・ あか・ん・よ。」

ねばい【粘い】《形容詞(アイ)》 ①粘り気があって、ものに強くくっつく感じだ。「特別に・ ねばい・ 糊・が・ ほしー・ねん。」②途中で投げ出さないで、ものごとを最後までやり遂げようとする気力がある。「ねぼー・ いか・んと・ 試合・に・ 勝た・れ・へん。」〔⇒ねばこい【粘こい】、ねばっこい【粘っこい】

ねばこい【粘こい】《形容詞》 ①粘り気があって、ものに強くくっつく感じだ。「ねばこい・ 片栗粉」②途中で投げ出さないで、ものごとを最後までやり遂げようとする気力がある。「ねばこい・ 試合運び」③なかなかあきらめることをしないで、どこまでもつきまとったり、ものに執着したりする感じだ。「ねばこー・ 文句・を・ ぬかし・やがる。」〔⇒ねばっこい【粘っこい】①②⇒ねばい【粘い】⇒ねつい、ねちこい、ねつこい、しつこい、ひつこい、ねちゃこい、にちゃこい、しゅうねんぶかい【執念深い】

ねばっこい【粘っこい】《形容詞》 ①粘り気があって、ものに強くくっつく感じだ。「ねばっこい・ お粥」②途中で投げ出さないで、ものごとを最後までやり遂げようとする気力がある。③なかなかあきらめることをしないで、どこまでもつきまとったり、ものに執着したりする感じだ。「ねばっこい・ 質問・を・ し・やがっ・た。」

〔⇒ねばこい【粘こい】①②⇒ねばい【粘い】⇒ねつい、ねちこい、ねつこい、しつこい、ひつこい、ねちゃこい、にちゃこい、しゅうねんぶかい【執念深い】

ねばつち【粘土】《名詞》 粘り気のある、きめの細かい土。「深(ふこ)ー・ 掘っ・たら・ ねばつち・が・ 出・てき・た。」「ねばつち・を・ こねる。」〔⇒ねんど【粘土】

ねばねば【粘々】《形容動詞や()、動詞する》 粘り気のあるものが付いて、不快に感じる様子。「糊・が・ 手ー・に・ つい・て・ ねばねばする。」〔⇒ねとねと、ねちねち、ねちゃねちゃ、にちゃにちゃ〕

ねばり【粘り】《名詞》 ①ねばねばとして、ものにくっついて、すぐには取れない状態。また、その程度。「ねばり・の・ 強い・ 糊」「ねばり・の・ ない・ 納豆」②あきらめないで、ものごとに辛抱強く取り組むこと。また、その程度。「もー・ ちょっと・ ねばり・が・ ほしー・なー。」③飯を炊いている釜から外にあふれ出る粘液。「釜・から・ ねばり・が・ 出・てき・た。」①②⇒ねばりけ【粘り気】

ねばりけ【粘り気】《名詞》 ①ねばねばとして、ものにくっついて、すぐには取れない状態。また、その程度。「ねばりけ・の・ 強い・ とろろ汁」②あきらめないで、ものごとに辛抱強く取り組むこと。また、その程度。「ねばりけ・が・ ない・さかい・ 逆転さ・れ・ても・た。」〔⇒ねばり【粘り】

ねばりづおい(粘り強い)】《形容詞》 ①あることに取り組んで、最後までやり遂げようとする気持ちや力が強い。「ねばりづおい・ 試合・を・ し・た・さかい・ 勝て・た。」②粘り気が強く、くっついたままはがれない力がある。「ねばりづおい・ テープ」〔⇒ねばりづよい【粘り強い】⇒しんぼうづよい【辛抱強い】、しんぼうづおい(辛抱強い)

ねばりつく【粘り着く】《動詞・カ行五段活用》 ねばねばとして、ものに強くくっついてしまって、なかなか取れない状態になる。「工作・を・ し・た・ので・ 接着剤・が・ まだ・ 指・に・ ねばりつい・とる。」

ねばりづよい【粘り強い】《形容詞》 ①あることに取り組んで、最後までやり遂げようとする気持ちや力が強い。「ねばりづよーに・ 勉強せー・よ。」②粘り気が強く、くっついたままはがれない力がある。「ねばりづよい・ 糊」〔⇒ねばりづおい(粘り強い)⇒しんぼうづよい【辛抱強い】、しんぼうづおい(辛抱強い)

ねばる【粘る】《動詞・ラ行五段活用》 ①ねばねばとして、ものにくっついて、すぐには取れない状態になる。「ねばっ・とる・ 蠅取り紙」②あきらめないで、ものごとに辛抱強く取り組む。「もっと・ ねばれ・ 諦め・たら・ あかん。」■名詞化=ねばり【粘り】

ねびえ【寝冷え】《名詞、動詞する》 眠っている間に体が冷えること。また、それによって風邪を引いたり腹痛になったりすること。「ねびえせ・ん・よーに・ 腹巻き・を・ する。」

ねびき【値引き】《名詞、動詞する》 商品の値段を、決めていた額より安くすること。「ねびきせ・な・ 買()ー・てくれ・へん。」〔⇒べんきょう【勉強】

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2017年6月 9日 (金)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (405)    (通算2403回)

日常生活語 「ね」③

 

ねじこむ【捻じ込む】《動詞・マ行五段活用》 ①一つの方向に力を加えて回しながら、中へ入れる。「布・を・ 筒・の・ 中・に・ ねじこん・でいく。」②力任せに無理矢理に中に入れる。「一つ・に・ 箱・に・ ねじこん・だら・ 箱・が・ つぶれる・ぞ。」③自分の意見をしつこく申し入れる。苦情や文句を言いに押しかける。「市役所・へ・ ねじこん・でいっ・た・ 人・が・ おる・ん・やて。」■名詞化=ねじこみ【捻じ込み】

ねしな【寝しな】《名詞》 ①寝ようとするとき。「ねしな・に・ 歯磨き・ 忘れ・ん・よーに・な。」②寝て間もなくのとき。「ねしな・に・ 地震・が・ あっ・て・ あわて・て・ 飛び起き・た。」■対語=「おきしな【起きしな】」〔⇒ねがけ【寝がけ】

ねじまわし〔ねじまーし〕【螺子回し】《名詞》 ねじ釘の頭の溝に当てて、回して締めたり緩めたりする道具。「ねじまーし・で・ ねじ・を・ 緩める。」〔⇒ドライバー【英語=driver、もくねじまわし【木螺子回し】

ねじまわす〔ねじまーす〕【捻じ回す】《動詞・サ行五段活用》 ①円形のものなどを、一つの方向に力を加えて回す。「水道・の・ 栓・を・ ねじまーし・た・けど・ 動か・へん。」②細長いものの両端を互いに逆方向に回して、よりを掛けるようにする。「雑巾・を・ ねじまーし・て・ 強ー・に・ 絞る。」「縄・を・ ねじまーし・て・ より・を・ かける。」③自分の意見をしつこく言い立てる。「反対・ばっかり・ 言()ー・て・ ねじまわし・やがる・ やつ・が・ おる。」①②⇒ひねる【捻る】、ねじる【捻る】■名詞化=ねじまわし【捻じ回し】

ねしょうがつ〔ねしょーがつ〕【寝正月】《名詞》 ふだん忙しくしている人が、正月にどこへも出かけずに、家でゆっくり過ごすこと。「わし・は・ 毎年・ ねしょーがつ・や。」

ねしょうべん〔ねしょーべん〕【寝小便】《名詞、動詞する》 眠っていて気づかないときに、小便を漏らしてしまうこと。また、その小便。「大きな・ 地図・の・ ねしょーべん・や・なー。」〔⇒ねしょんべん(寝小ん便)

ねしょんべん(寝小ん便)】《名詞、動詞する》 眠っていて気づかないときに、小便を漏らしてしまうこと。また、その小便。「この・ 子ー・は・ まだ・ ねしょんべん・が・ 直ら・へん。」〔⇒ねしょうべん【寝小便】

ねじる【捻る】《動詞・ラ行五段活用》 ①円形のものなどを、一つの方向に力を加えて回す。「瓶・の・ ふた・を・ ねじっ・て・ 開ける。」②細長いものの両端を互いに逆方向に回して、よりを掛けるようにする。「体・を・ ねじる。」〔⇒ひねる【捻る】、ねじまわす【捻じ回す】■名詞化=ねじり【捻り】

ねじれる【捻れる】《動詞・ラ行下一段活用》 ①細長いものの両端に逆向きの力が働いて、曲がっている。「紐・が・ 真ん中・で・ ねじれ・た。」②糸や紐などがからまりあって、解けなくなる。「天蚕糸(てぐす)・が・ ねじれ・て・ 使いもん・に・ なら・ん。」③ものごとを素直に受け取らないで、自分が劣っているように思ったり、不利な状況に立たされているように考えたりする。また、その結果、考えや行いが素直でなくなる。「ねじれ・た・ 性格・や・さかい・ なかなか・ 賛成し・てくれ・へん。」■名詞化=ねじれ【捻れ】〔⇒ねじける【捻ける】⇒もつれる【縺れる】⇒ひねくれる、ひがむ【僻む】

ねすぎる【寝過ぎる】《動詞・ガ行上一段活用》 ①度が過ぎるほど長い時間、寝る。「昼・に・ ねすぎ・て・ 夜・に・ 寝・られ・へん。」②予定していた時刻よりも遅くまで寝ている。「今朝・は・ ねすぎ・て・ あわて・た。」■名詞化=ねすぎ【寝過ぎ】〔⇒ねすごす【寝過ごす】

ねすごす【寝過ごす】《動詞・サ行五段活用》 予定していた時刻よりも遅くまで寝ている。「今朝・は・ ねすごし・て・ 遅刻し・た。」■名詞化=ねすごし【寝過ごし】〔⇒ねすぎる【寝過ぎる】

ねずみ【鼠】《名詞》 ①家や畑などにすみ、農作物を食い荒らしたり、病原菌を媒介したりする、繁殖力が強い小動物。「天井・で・ ねずみ・が・ 運動会・を・ し・とる。」②白と黒とを混ぜてできる色で、鼠の毛色のような薄い黒色。ものが燃えたあとに残る粉のような色。「今日・の・ 空・は・ ねずみ・や。」③十二支の1番目の「子()」。「ねずみ・の・ 生まれ」⇒ちゅうちゅう。⇒ねずみいろ【鼠色】、はいいろ【灰色】⇒ね【子】

ねずみいろ【鼠色】《名詞》 白と黒とを混ぜてできる色で、鼠の毛色のような薄い黒色。ものが燃えたあとに残る粉のような色。「ねずみいろ・の・ 雲」〔⇒はいいろ【灰色】、ねずみ【鼠】

ねぞう〔ねぞー〕【寝相】《名詞》 眠っているときの格好。「ねぞー・が・ 悪い・ 子ー・や・なー。」

ねそびれる【寝そびれる】《動詞・ラ行下一段活用》 何かの原因によって、眠ろうとしても寝入ることができなくて時間が経過する。「隣・の・ 部屋・の・ 話し声・が・ 気になっ・て・ ねそびれ・ても・た。」〔⇒ねこびれる【寝こびれる】、ねこぶれる【寝こぶれる】

ねだる【強請る】《動詞・ラ行五段活用》 甘えるようにして、欲しいものを手に入れようとする。愛情や好意に甘えて要求や要望をする。「ねだっ・ても・ 何・も・ 買()ー・てき・まへ・ん・よ。」

ねだん【値段】《名詞》 品物を売り買いするときの金額や、サービスなどに対する料金。「売り物・が・ 多ー・て・ ねだん・を・ 覚えきら・れ・へん。」〔⇒ね【値】

ねちがえる【寝違える】《動詞・ア行下一段活用》 寝ているときの姿勢が悪くて、首や肩を痛める。「ねちがえ・て・ 首・が・ 回りにくい。」■名詞化=ねちがえ【寝違え】

ねちこい《形容詞》 なかなかあきらめることをしないで、どこまでもつきまとったり、ものに執着したりする感じだ。「ねちこい・ やつ・と・ つきあう・の・は・ 苦手や。」「ねちこーに・ ぐずぐず・ 言()ー・とる。」〔⇒ねつい、ねつこい、ひつこい、しつこい、ねばこい【粘こい】、ねばっこい【粘っこい】、ねちゃこい、にちゃこい、しゅうねんぶかい【執念深い】

ねちねち《形容動詞や()、動詞する》 ①粘り気のあるものが付いて、不快に感じる様子。「靴・の・ 裏・が・ ねちねちし・て・ 歩きにくい。」②長い時間にわたって執拗に繰り返す様子。「ねちねち・ 文句・を・ 言わ・れ・た。」〔⇒ねちゃねちゃ。⇒にちゃにちゃ、ねばねば【粘々】、ねとねと〕

ねちゃこい《形容詞》 ①不快に感じるほど、粘り気がある。「ねちゃこい・ 水飴」②なかなかあきらめることをしないで、どこまでもつきまとったり、ものに執着したりする感じだ。「寄り合い・で・ ねちゃこい・ こと・を・ 言()ー・ やつ・は・ かなわん・なー。」〔⇒にちゃこい。⇒ねつい、ねちこい、ねつこい、ひつこい、しつこい、ねばこい【粘こい】、ねばっこい【粘っこい】、しゅうねんぶかい【執念深い】

ねちゃつく《動詞・カ行五段活用》 粘り気のあるものが取れないで、くっついたまま粘っている。「セメダイン・が・ 手ー・に・ ねちゃつい・て・ 取れ・へん。」〔⇒にちゃつく〕

ねちゃねちゃ《形容動詞や()、動詞する》 ①粘り気のあるものが付いて、不快に感じる様子。「チューインガム・が・ 靴・の・ 裏・に・ 付い・て・ ねちゃねちゃや。」「油・を・ 触っ・た・ので・ 手ー・が・ ねちゃねちゃする。」②長い時間にわたって執拗に繰り返す様子。「ねちゃねちゃと・ 説教さ・れ・たら・ 腹・も・ 立つ・ぞ。」〔⇒ねちねち。⇒にちゃにちゃ、ねばねば【粘々】、ねとねと〕

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2017年6月 8日 (木)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (404)    (通算2402回)

日常生活語 「ね」②

 

ねがはる〔ねーがはる〕【値が張る】《動詞・ラ行五段活用》 買い求めるためには多額の支出が必要である。普通よりも値段が高い。「買い換え・の・ テレビ・は・ えらい・ ねーがはっ・た・ん・や。」

ねからはから〔ねーからはーから〕【根から葉から】《副詞》 ①そのことを強く否定する気持ちを表す言葉。「ねーからはーから・ あて・に・ なら・ん・ 男・や。」②次から次へと、すべてを出して。「ねーからはーから・ 悪口・を・ 並べ・んでも・ 良()ー・やろ・に。」◆「ねっから【根っから】」を強調した言い方である。◆①は、後ろに打ち消しの言葉を伴うことが多い。⇒ねっから【根っから】、まるきり【丸きり】、まるっきり【丸っきり】、てんで、とんと、てんと、ぜんぜん【全然】

ねき《名詞》 ①あるもののすぐ近くの場所。「木ー・の・ ねき・に・ 草・が・ 生え・とる。」「橋・の・ ねき・に・ 柳・が・ 生え・とる。」「学校・の・ ねき・に・ 文房具屋・が・ ある。」「ねき・で・ 将棋・を・ 見る。」「井戸・の・ ねき・で・ 遊ん・だら・ 危ない・よ。」②目立たないような場所。「いつ・の・ 間・に・やら・ こんな・ ねき・に・ パン屋・が・ でき・とる。」③他の人のかたわら。当事者以外の立場。「ねき・から・ 文句・を・ ぬかす・な。」④何かの行動などをしたすぐ後。「仕入れ・た・ ねき・から・ どんどん・ 売れ・ても・た。」〔⇒①②きわ【際】①③④⇒はた【端】、わき【脇】、そば【傍、側】⇒よこ【横】

ねぎ【葱】《名詞》 特有の匂いと辛みを持っている、根元が白く、緑の葉が中空の筒のようになって先が尖った細長い野菜。「ねぎ・を・ 刻ん・で・ 味噌汁・に・ 入れる。」〔⇒ねぶか【根深】

ねぎる【値切る】《動詞・ラ行五段活用》 交渉して、付けられている値段よりも安くさせる。「ねぎら・んと・ 買()ー・たら・ 損や。」

ねぐせ【寝癖】《名詞》 ①寝ている間に体を動かして寝具を乱してしまうようなことが習慣になっている動作。「ねぐせ・が・ 悪い・さかい・ 布団・が・ 動い・てまう。」②寝たときの状態によって、髪の形が崩れておかしくなること。また、その髪の形。「朝・ 起き・たら・ ねぐせ・が・ つい・とっ・た。」

ネクタイ〔ねくたい〕【英語=necktie】《名詞》 男性の正式の洋装として、ワイシャツの襟に巻いて前で結ぶ、装飾用の細長い布。「派手な・ ねくたい・ し・てき・た・ん・や・なー。」

ねぐるしい〔ねぐるしー〕【寝苦しい】《形容詞》 暑さ、傷み、体調不良などによって、気持ちよく眠れなくて、耐え難い感じである。「暑苦しー・て・ ねぐるしー・ 晩・や。」

ねこ【猫】《名詞》 家で飼われることが多く、形は虎に似て小さくしなやかな体で敏捷な動作をする動物。「魚・を・ 食べ・ても・た・がいな。油断・も・ 隙・も・ ない・ ねこ・や。」〔⇒にゃんこ、にゃんにゃん〕

ねこいらず【猫要らず】《名詞》 燐(りん)などを混ぜて作った、ねずみを駆除するための薬。「天井・に・ 鼠・が・ おる・さかい・ ねこいらず・でも・ 置か・んと・ あか・ん・な。」

ねこぐるま【猫車】《名詞》 土や砂を運ぶための、長い柄のついた一輪車。「ねこぐるま・で・ 砂利・を・ 運ぶ。」

ねごこち【寝心地】《名詞》 寝たときの快適さの具合。「この・ 布団・は・ ねごこち・が・ えー。」

ねこじた【猫舌】《名詞》 熱い食べ物が苦手で、冷ましてからでないと食べられないこと。また、そのような人。「わし・は・ ねこじた・や・さかい・ 熱い・ もん・は・ こらえ・てー・な。」

ねこぜ【猫背】《名詞》 背中の上の方が曲がっていて、首が前の方に出ていること。また、そのような人。「机・に・ かじりつい・とっ・たら・ ねこぜ・に・ なる・ぞ。」

ねごと【寝言】《名詞》 ①眠っているときに、無意識のうちに言う言葉。「急に・ ねごと・ 言()ー・たら・ びっくりする・がな。」②わけのわからない言葉。理不尽な言葉。「なに・ ねごと・ 言()ー・とる・ねん・な。」

ねこばば【猫糞】《名詞、動詞する》 拾ったものなどを、その持ち主を探すことなどをしないで、こっそり自分のものにすること。「たとえ・ 百円・でも・ ねこばばし・たら・ あか・ん。」

ねこびれる【寝こびれる】《動詞・ラ行下一段活用》 何かの原因によって、眠ろうとしても寝入ることができなくて時間が経過する。「昨日・の・ 晩・は・ ねこびれ・て・ 朝・に・ なっ・て・から・ 眠たい。」〔⇒ねこぶれる【寝こぶれる】、ねそびれる【寝そびれる】

ねこぶれる【寝こぶれる】《動詞・ラ行下一段活用》 何かの原因によって、眠ろうとしても寝入ることができなくて時間が経過する。「もの・を・ 考え・とっ・たら・ ねこぶれ・ても・た。」〔⇒ねこびれる【寝こびれる】、ねそびれる【寝そびれる】

ねこむ【寝込む】《動詞・マ行五段活用》 ①ぐっすりと熟睡する。「ねこん・どっ・て・ 地震・に・ 気ー・が・ つか・なんだ。」②病気になって、床についたまま過ごす。「風邪・で・ 一週間・ ねこん・どっ・てん。」⇒ねる【寝る】、ねつく【寝付く】

ねころぶ【寝転ぶ】《動詞・バ行五段活用》 ごろりと体を横にする。横になって寝る。「草・の・ 上・に・ ねころぶ。」

ねさがり【値下がり】《名詞、動詞する》 ものの値段や料金がが、従来よりも安くなること。「魚・が・ よー・ 獲れ・て・ ねさがりし・た。」■対語=「ねあがり【値上がり】」

ねさげ【値下げ】《名詞、動詞する》 ものの値段や料金を、従来よりも安くすること。「2割・ ねさげし・まし・た。」■対語=「ねあげ【値上げ】」

ねさす【寝さす】《動詞・サ行五段活用》 ①眠らせる。寝つくようにさせる。寝たままにしておく。「明日・は・ 遠足・や・さかい・ 早(はよ)ー・ ねささ・んと・ あか・ん。」②立っていたものなどを横に倒す。身を横たえさせる。「ねささ・んと・ 玄関・は・ 通さ・れ・へん。」③商品や資金などを、活用しないでそのまま手元に置いておく。「貯金・を・ ねさし・とい・ても・ この頃・は・ 利子・が・ つか・へん・なー。」④食べ物を一定の時間、置いておいて、発酵させたり熟成させたりする。「一晩・ ねさし・て・から・ 食べる。」「素麺・を・ 一年・ ねさし・とく。」〔⇒ねかす【寝かす】、ねらす【寝らす】

ねじ【螺子】《名詞》 ①物を締め付けたり、くっつけたりするための、釘のようなものや丸い孔(あな)に螺旋状の溝をつけたもの。「ねじ・を・ もどい・て・ 中・を・ 開ける。」②ぜんまいを巻きあげるようになっている装置。「柱時計・の・ ねじ・を・ 巻く。」

ねじきる【捻じ切る】《動詞・ラ行五段活用》 細長いものの両端を互いに逆方向に回して、2つに切断する。「針金・を・ ねじきる。」

ねじくぎ【螺子釘】《名詞》 頭の部分に溝があって、螺旋が切ってある釘。「錐(きり)・で・ 穴・を・ 開け・て・ ねじくぎ・で・ 留める。」「ねじくぎ・を・ 打っ・たら・ 頑丈に・ なる・やろ。」〔⇒もくねじ【木螺子】

ねじける(捻ける)】《動詞・カ行下一段活用》 ①細長いものの両端に逆向きの力が働いて、曲がっている。「ロープ・が・ ねじけ・とる。」②糸や紐などがからまりあって、解けなくなる。「ねじけ・た・ 紐・を・ もと・に・ 戻す。」③ものごとを素直に受け取らないで、自分が劣っているように思ったり、不利な状況に立たされているように考えたりする。また、その結果、考えや行いが素直でなくなる。「ねじけ・た・ もの・の・ 言ー方・を・ する。」■名詞化=ねじけ(捻け)〔⇒ねじれる【捻れる】⇒もつれる【縺れる】⇒ひねくれる、ひがむ【僻む】

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2017年6月 7日 (水)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (403)    (通算2401回)

日常生活語 「ね」①

 

ね〔ねー〕【根】《名詞》 ①草や木を支えたり栄養分を摂ったりするために、地中に伸び広がっている部分。「ねー・が・ 伸び・て・ 広がっ・とる。」②ものを支えたり基礎となったりしている、表から見えないところにある部分。「歯ー・の・ ねー・が・ 痛い。」③表面には現れにくいが、生まれつき持っている性格など。「ねー・は・ 優しい・ 子・や・ねん。」

ね〔ねー〕【値】《名詞》 ①品物を売り買いするときの金額や、サービスなどに対する料金。「石油・の・ ねー・が・ また・ あがっ・た。」「散髪屋・の・ ねー・が・ あがる・そーや。」②人やものの価値。評価。「良()ー・ 話・を・ し・てくれ・た・さかい・ あいつ・の・ ねー・も・ 上がっ・た・なー。」⇒ねだん【値段】

ね〔ねー〕【子】《名詞》 鼠(ねずみ)を表しており、十二支の1番目。「息子・は・ ねー・の・ 生まれ・や・ねん。」〔⇒ねずみ【鼠】

ね〔ねー〕《終助詞》 ①相手にやわらかな調子で働きかけたり、同意を求めたりする気持ちを表す言葉。「だいぶ・ 温(ぬく)ー・ なっ・てき・た・ね。」「おいしい・ もの・を・ 食べ・よー・ね。」②相手を引き込むようにして念を押して、納得させようとする気持ちを表す言葉。「今・の・ 話・は・ わかっ・た・やろ・ね。」③相手に確かめたり、答えを求めたりするときに使う言葉。「明日・の・ 集合・は・ 8時・やっ・た・ねー。」

ねあがり【値上がり】《名詞、動詞する》 ものの値段や料金が、従来よりも高くなること。「天気・が・ 悪ー・て・ 野菜・が・ ねあがりし・た。」■対語=「ねさがり【値下がり】」

ねあげ【値上げ】《名詞、動詞する》 ものの値段や料金を、従来よりも高くすること。「すん・まへ・ん・けど・ ねあげせ・な・ やっ・ていけ・まへ・ん・ねん。」■対語=「ねさげ【値下げ】」

ねあせ【寝汗】《名詞》 寝ている間に出る汗。「昼寝し・とっ・て・ ねあせ・を・ かい・た。」

ねいき【寝息】《名詞》 寝ているときに呼吸する息。また、そのときの音。「大・の・ 字ー・に・ なっ・て・ ねいき・ たて・て・ 寝・とる・なー。」

ねうち【値打ち】《名詞》 ①そのものが持っている価値や、役に立つ程度や度合い。「この・ 番組・は・ 見る・ ねうち・が・ ある。」②値段に相当する価値や良さ。「これ・は・ 1万円・の・ ねうち・は・ じゅーぶん・ ある・と・ 思う。」〔⇒ねぶち(値打ち)

ねうちもん【値打ち物】《名詞》 ①価値のあるものや、役に立つもの。「この・ カバン・は・ 10年・も・ もっ・とる・ ねうちもん・や。」②高額の品物。「ねうちもん・の・ 金時計」〔⇒ねぶちもん(値打ち物)

ねえ〔ねー〕《感動詞》 親しみを込めて呼びかけたり、念を押したりするときに使う言葉。「ねー・ お願い・が・ ある・ねん。」

ねえさん〔ねーさん〕【姉さん】《名詞》 ①姉を敬ったり、親しみを込めたりして言う言葉。「ねーさん・の・ 旦那さん・は・ 会社・に・ 勤め・とる。」②若い女の人を親しんでいう言葉。「ねーさん・ その・ パン・は・ なんぼ・です・か。」③自分の兄の配偶者。「入院し・とっ・て・の・ ねーさん・の・ 見舞い・に・ 行く。」①②⇒ねえちゃん【姉ちゃん】、ねえやん【姉やん】

ねえちゃん〔ねーちゃん〕【姉ちゃん】《名詞》 ①姉を敬ったり、親しみを込めたりして言う言葉。「ねえちゃん・と・ いっしょに・ 学校・へ・ 行く。」②若い女の人を親しんでいう言葉。「ねーちゃん・ お勘定・ し・ておくれ。」〔⇒ねえさん【姉さん】、ねえやん【姉やん】

ねえやん〔ねーやん〕【姉やん】《名詞》 ①姉を敬ったり、親しみを込めたりして言う言葉。「うち・の・ ねーやん・は・ 3つ・ 年上・です・ねん。」②若い女の人を親しんでいう言葉。「あの・ 店・の・ ねーやん・は・ 愛想・が・ えー・ 人・や。」〔⇒ねえさん【姉さん】、ねえちゃん【姉ちゃん】

ねえる〔ねーる〕【煮える】《動詞・ア行下一段活用》 ①水やだし汁に入れて熱を加えた食べ物が、やわらかくなったり味がしみ通ったりして、食べられる状態になる。「この・ 芋・ よー・ ねー・て・ おいしー・なー。」②水が、湯になったり沸騰したりする。「茶瓶・が・ よー・ ねー。てき・た。」◆他動詞としては、「にる【煮る】」という言い方しなくて、「たく【炊く】」と言う。〔⇒にえる【煮える】、たける【炊ける】

ねおき【寝起き】《名詞、動詞する》 ①寝ることと起きること。生活すること。「今・は・ 実家・で・ ねおきし・とる・ねん。」②眠りから覚めること。また、そのときの気分や機嫌。「ねおき・が・ 悪ー・て・ ぐずぐず・ 言()ー・とる。」

ねおし【寝圧し】《名詞、動詞する》 ズボンやスカートなどを布団の下に敷いて、折り目をつけたり、しわを伸ばしたりすること。「ズボン・を・ ねおしする。」

ネオン〔ねおん〕【英語=neon】《名詞》 ガラス管にネオンガスなどを封じ入れて、電流を通して美しく光らせ、広告や装飾などに使うもの。「この・ 店・は・ 賑やかな・ ねおん・や・なー。」〔⇒ネオンサイン【英語=neon sign

ネオンサイン〔ねおんさいん〕【英語=neon sign】《名詞》 ガラス管にネオンガスなどを封じ入れて、電流を通して美しく光らせ、広告や装飾などに使うもの。「店・に・ ねおんさいん・を・ つける。」〔⇒ネオン【英語=neon

ねがい【願い】《名詞》 こうあってほしいと心から強く望むこと。また、望む内容。「ねがい・が・ かのー・て・ 第一志望・の・ 会社・に・ 入れ・た。」〔⇒きぼう【希望】、のぞみ【望み】、ゆめ【夢】

ねがいましては【願いましては】《成句》 珠算の問題を読み上げるときに、新たな問題が始まることを気づかせるために発する言葉。「ねがいましては・ 2532円・なり・ 749円・なり・ ……」

ねがう【願う】《動詞・ワア行五段活用》 ①こうあってほしいと、心から強く望んだり欲しがったりする。「うまい・こと・ いく・よーに・ ねごー・とり・ます。」②自分の力ではどうしようもないことを、神や仏にすがって望む。「家内安全・を・ ねがう。」③望んでいることの実現を人に頼む。人に助力や配慮などを求める。「いっしょに・ 行っ・てくれる・よーに・ ねごー・てき・まし・てん。」④警察などに、訴えて出る。「あんまりな・ こと・を・ し・よっ・たら・ ねごー・たら・な・ あか・ん。」■名詞化=ねがい【願い】①②⇒いのる【祈る】</