« 【書籍版】明石日常生活語辞典 (427)    (通算2425回) | トップページ | 【書籍版】明石日常生活語辞典 (428)    (通算2426回) »

2017年7月 1日 (土)

奥の細道を読む・歩く(179)

2年目の「奥の細道」

 

 芭蕉は、「行く春」の季節から「行く秋」の季節まで、半年で「奥の細道」を歩き終えました。その跡をたどる私たちの旅は1か月に4日間ずつですから、2年間にわたります。

 芭蕉は、どこかに逗留してそこを足場にあちこち足を向けることもしていますが、旅路を急ぐために一本の道筋を先へ先へと歩くこともしています。

 芭蕉の後の時代になってから、あちらこちらに芭蕉の像や句碑などが作られました。芭蕉の足跡から少しはずれたようなところに作られることもあります。現代では観光資源という役割も加味されて、意外なところにも作られています。

 せっかく「奥の細道」をたどるのだから、あちこちの像や碑も見ておこうとすれば、一本道で先へ進むというわけにはいきません。それらを少しでも多く訪ねたいという気持ちになると、右へ左へと横道に入っていかなければなりません。

 また、「奥の細道」の文章とは直接に関係がなくても、せっかくここまで来たのだからと、訪ねたいと思うところへは寄り道もします。

 そのかわり、「奥の細道」に書かれていないところが続けば、鉄道で移動をすることもします。

 そのような旅ですが、2年目を始めることにします。

 

 昨年は、春3月に深川を出発して、日光、室の八嶋、黒羽、白河の関、須賀川、飯坂、岩沼、仙台、松島、石巻、平泉、山刀伐峠、象潟、というような道筋を歩いてきました。

 ただし、出羽三山の羽黒・月山・湯殿へは夏場の登山が望ましいので後回しにし、最上川下りの舟旅は鉄道ダイヤの乱れ(地震の影響)により予定を割愛しました。それらは今年の計画に入れます。

 今年は日本海側を北から南に向かいますから、寒い季節を敬遠して、3月末からの再開です。今年の旅ももちろん加藤さんとのふたり旅です。同い年の2人は既に古稀を過ぎています。去年に比べると、目には見えませんが、たぶん体力はゆっくりと衰えていっているに違いありません。計画が多少狂うようなことがあってもかまいませんから、無理な歩き方はしないことにします。

 

 さて、ブログ連載の文章は、これまでは日記風に順序を追って書いてきましたが、これからは少し変えてみようと思います。「ドレミファそら日記」は続けますが、文章は少しエッセイ風にしようと思います。

 文学研究者や作家のような人から、無名の人にいたるまで、「奥の細道」をたどり歩いて書き綴った出版物はたくさんあります。ホームページにもそのようなものは花盛りです。単なる日記風のものなら、私が仲間入りする必要はないと思うようになりました。

 「奥の細道」の本文を読み進めながら、私の思いなどを書いていくというスタイルは改めませんが、経験を時間の流れに沿って書き記すというやり方は改めることにします。

|

« 【書籍版】明石日常生活語辞典 (427)    (通算2425回) | トップページ | 【書籍版】明石日常生活語辞典 (428)    (通算2426回) »