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2017年7月31日 (月)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (457)    (通算2455回)

日常生活語 「ひ」⑮

 

ひなた【日向】《名詞》 日光の当たっている場所。「寒い・さかい・ ひなた・で・ 遊ぼー・か。」■対語=「ひかげ【日陰】」〔⇒ひあたり【日当たり】、ひやたり(日当たり)

ひなたぼっこ【日向ぼっこ】《名詞、動詞する》 寒い季節に、日光に当たって暖まること。「雀・が・ 電線・に・ 止まっ・て・ ひなたぼっこし・とる。」

ひなたみず【日向水】《名詞》 夏の季節に、盥などに入れて、長い時間、日光に当てておいて温度を高めた水。「ひなたみず・で・ 行水・を・ する。」

ひなどり【雛鳥】《名詞》 卵から孵ったばかりの鳥の子。「ひなどり・や・さかい・ 上手に・ よー・ 飛ば・へん。」〔⇒ひな【雛】

ひなにんぎょう〔ひなにんぎょー〕【雛人形】《名詞》 紙や土などで作って着物を着せた、桃の節句のときに飾る人形。「3月3日・が・ すん・だら・ ひなにんぎょー・は・ 早(はよ)ー・ しまい・なはれ・よ。」〔⇒ひな【雛】

ひなびる(萎びる)】《動詞・バ行上一段活用》 水気がなくなって、縮んで皺が寄る。「冷蔵庫・の・ 隅・で・ 胡瓜・が・ ひなび・て・ 残っ・とっ・た。」〔⇒しなびる【萎びる】

ひなまつり【雛祭り】《名詞》 3月3日の桃の節句に、雛人形を飾って、女の子の成長や幸せを祈るお祭り。「ひなまつり・の・ あられ・を・ 買う。」

ひなん【避難】《名詞、動詞する》 災害などで危険な目に遭わないように他の場所へ移ること。「津波・の・ 時・は・ 早く・ 高い・ 所(とこ)・へ・ ひなんし・てください・ね。」

ビニール〔びにーる〕【英語=vinyl】《名詞》 耐水性や気密性に優れている、布・皮・ゴムなどの代わりに使うことが多い合成樹脂。「ごみ・を・ びにーる・の・ 袋・に・ 入れる。」

ひにく【皮肉】《名詞、形容動詞や()》 相手を批判したり非難したりするために、わざと事実と反対のことを言ったり、遠回しに意地悪く言ったりすること。また、そのような意図を持った言葉。「そんな・ 言い方・ し・たら・ ひにくに・ 聞こえ・まっ・せ。」

ひにくる【皮肉る】《動詞・ラ行五段活用》 相手を批判したり非難したりするために、わざと事実と反対のことを言ったり、遠回しに意地悪く言ったりする。「ちょっと・ ひにくっ・てみ・た・けど・ 本人・は・ 気・が・ つい・とら・へん・みたいや。」■名詞化=ひにくり【皮肉り】

ひにち【日日】《名詞》 ①経過したり累積したりする日の数。「出来上がる・まで・に・ ひにち・が・ だいぶ・ かかる。」②何かを行うための、予定の日。「ひにち・を・ 早(はよ)ー・ 決め・んと・ いか・ん。」⇒にっすう【日数】⇒ひどり【日取り】、にってい【日程】

ひにちぐすり【日日薬】《名詞、形容動詞や()》 時の経過とともに病気や怪我などが治っていくこと。日数が経てば確実に治る見通しのある病気や怪我の様子。「心配せ・ん・でも・ ひにちぐすりで・ 治る・やろ。」「この・ 怪我・は・ ひにちぐすりや・さかい・ もー・ ちょっと・ 辛抱し・とら・な・ しょー・が・ ない。」

ひにひに【日に日に】《副詞》 ①午前0時から午後12時までの間の24時間が幾度も繰り返して続く様子。ほぼ同様のことが繰り返される日が続いている様子。一日ごとの単位で。「ひにひに・ 800円・ずつ・ 電車賃・が・ 要る。」②一日ずつ日がたつにつれて。「ひにひに・ 草・が・ 伸び・てき・た。」◆②は、目に見えるような変化があるときに使うことが多い。〔⇒ひび【日々】、いちにちいちにち【一日一日】⇒まいにち【毎日】、まいにちまいにち【毎日毎日】、まいにちひにち【毎日日日】

ひね【陳】《名詞》 時間を経て成熟したもの。盛りを過ぎたもの。「ひね・の・ 茄子」「ひね・生姜」

ひねきる【捻切る】《動詞・ラ行五段活用》 指先や爪で、皮膚をつまんで強くねじる。「怒ら・れ・て・ ほっぺた・を・ ひねきら・れ・た。」〔⇒ひねる【捻る】、つねる【抓る】、つめきる【詰め切る】、ちめきる(詰め切る)、ちみきる(詰み切る)

ひねくりまわす〔ひねくりまーす〕【捻くり回す】《動詞・サ行五段活用》 ①そのものを確かめたりするために、手先で盛んにいじる。「鉛筆・を・ ひねくりまーし・ながら・ 考え・とる。」②盛んに理屈をつけたりして言う。議論のための議論をして、結論がない。「ひねくりまーし・て・ 結局・ 何・も・ 決まら・ず・や。」

ひねくる【捻くる】《動詞・ラ行五段活用》 ①そのものを確かめたりするために、手先でいじる。「本・を・ ひねくっ・て・ 傷め・ても・た。」②いろいろ理屈をこじつけたりして言う。相手を困らせるために皮肉っぽく言う。「ひねくら・んと・ ちゃんと・ 教え・てくれ・へん・か。」■名詞化=ひねくり【捻くり】

ひねくれる《動詞・ラ行下一段活用》 ①ものごとを素直に受け取らないで、自分が劣っているように思ったり、不利な状況に立たされているように考えたりする。また、その結果、考えや行いが素直でなくなる。「ひねくれ・ても・て・ 協力し・てくれ・へん。」②形がいびつになっている。「石・が・ 多い・ ところ・に・ 植え・た・ さかい・ ひねくれ・た・ 大根・に・ なっ・た。」■名詞化=ひねくれ〔⇒ねじれる【捻れる】、ねじける(捻ける)、ひがむ【僻む】

ひねなすび【陳茄子】《名詞》 古くなったもの。古くなって縮んだ感じになったもの。「ひねなすび・の・ おっさん・や・さかい・ 素直に・ 言()ー・ こと・を・ 聞ー・てくれ・へん。」◆茄子には限らず、いろいろなものについて言う。人について言う場合は、「ひねくれる」というイメージも伴っているように感じられる。

ひねりだす【捻り出す】《動詞・サ行五段活用》 ①あれこれ考えて工夫をしたり、考えをまとめたりする。「えー・ 案・を・ ひねりだし・てみ・まほ。」②無理に工面をして、金銭の都合をつける。「どっか・から・ 10万円・ほど・ ひねりだせ・まへ・ん・か。」③小さく丸めたものを、指先のあたりから作り出す。「小餅・を・ ひねりだす。」

ひねりもち【捻り餅】《名詞》 酒蔵で、酒米が完全に蒸せたかどうかを調べるために、蒸した米を取り出して、押しつぶして餅のように練ったもの。◆普通の餅に比べると、きめが細かく、何とも言えない味わいがある。本来は酒蔵の中での検査用であったはずだが、明石市大久保町西島地区にはたくさんの酒蔵があり、そこに勤めている人も多かったので、何らかのつながりによって、「ひねりもち」を口にする機会があった。たくさんの酒蔵で、酒米を蒸すたびごとに、「ひねりもち」もたくさん作られていたのであろう。酒粕は販売の対象になっても、「ひねりもち」は商品にならないという事情も関係があるのだろう。

ひねる【捻る】《動詞・ラ行五段活用》 ①円形のものなどを、一つの方向に力を加えて回す。「瓶・の・ ふた・を・ ねじっ・て・ 開ける。」②細長いものの両端を互いに逆方向に回して、よりを掛けるようにする。「体・を・ ひねっ・て・ 跳ぶ。」③指先や爪で、皮膚をつまんで強くねじる。「ほっぺた・を・ ひねっ・て・ 眠気・を・ 覚ます。」④別の方向に変える。「腰・を・ ひねる。」⑤あれこれと考える。「首・を・ ひねっ・て・ 考える。」⑥相手に簡単に対応する。「ちょっと・ ひねっ・たら・ 勝てる・やろ。」⑦按摩をする。「ひねっ・てもろ・て・ 楽に・ なっ・た。」■名詞化=ひねり【捻り】①②⇒ねじる【捻る】、ねじまわす【捻じ回す】⇒ひねきる【捻切る】、つねる【抓る】、つめきる【詰め切る】、ちめきる(詰め切る)、ちみきる(詰み切る)

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