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2017年8月12日 (土)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (469)    (通算2467回)

日常生活語 「ふ」③

 

ふかす【吹かす】《動詞・サ行五段活用》 ①吹くようにさせる。「子ども・に・ シャボン玉・を・ ふかす。」②煙草の煙を口から吐き出す。煙草の煙を深く吸い込まないで、口先だけで吸う。「人・の・ はた・で・ 煙草・を・ ふかさ・んとい・て。」③エンジンの回転を速くする。「ふかし・て・ 車・を・ 走らす。」

ふかす【蒸かす】《動詞・サ行五段活用》 食べ物に強い湯気をあてて蒸して柔らかくする。「芋・を・ ふっくらと・ ふかす。」

ぶかつ【部活】《名詞、動詞する》 学校や会社などで、同好の者が行う文化やスポーツなどの活動。「ぶかつし・て・ 帰っ・たら・ 8時・に・ なる。」◆「ぶかつどう【部活動】」を短く言ったもの。

ふかふか《形容動詞や()》 ふっくらと柔らかく膨れている様子。「ふかふかの・ 蒸しパン・が・ でけ・た。」「干し・て・ ふかふかに・ なっ・た・ 布団・で・ 寝る。」◆熱や蒸気などが加えられて、そのようになることを言うことが多い。

ふがふが《形容動詞や()》 ①鼻に抜けたような発音をして、他の人には聞き取りにくいように聞こえる様子。「歯ー・が・ 抜け・て・ ふがふが・ 言()ー・とる・さかい・ 聞こえにくい。」②食べ物に噛みごたえがない様子。「鬆()ー・の・ 入っ・た・ ふがふがの・ 大根」

ぶかぶか《形容動詞や()》 服・帽子・靴・入れ物などが大きすぎて、中に隙間が多くて、ゆる過ぎる様子。「ぶかぶか・の・ 帽子・が・ 風・で・ 飛ん・だ。」「兄貴・から・ 貰(もろ)ー・た・ 服・が・ 大きすぎ・て・ ぶかぶかやっ・た。」「箱・が・ 大きすぎ・て・ 中・が・ ぶかぶかで・ 動き回る。」

ぶかぶか《副詞と》 管楽器やアコーデオンなどを勢いよく鳴らす様子。また、その大きく低い感じの音。「チンドン屋・が・ 歩き・ながら・ ぶかぶか・ やっ・とる。」〔⇒ぷかぷか〕

ぷかぷか《副詞と》 ①管楽器やアコーデオンなどを勢いよく鳴らす様子。また、その軽い感じの音。「笛・を・ ぷかぷか・ 吹く。」②ものが水などに軽々と浮かんでいる様子。あちこちに数多く浮かんでいる様子。「死ん・だ・ 魚・が・ ぷかぷか・ 浮い・とる。」③煙草をしきりに吹かす様子。「人・の・ 端(はた)・で・ ぷかぷか・ 吸わ・んとい・てくれ・へん・か。」⇒ぶかぶか〕

ふかぶかと【深々と】《副詞》 行動や姿勢などのありさまや深さが普通以上である様子。「ふかぶかと・ 頭・を・ さげる。」「椅子・に・ ふかぶかと・ 座る。」◆丁寧に動く様子、ゆったりとした様子などの印象が伴う言葉である。

ふかまる【深まる】《動詞・ラ行五段活用》 程度や様子の度合いが、ますます進む。「秋・も・ ふかまっ・てき・まし・た・なー。」

ふき【蕗】《名詞》 地下茎から大きな丸い葉を出し、早春には薹(とう)と呼ばれる花茎を出して、白い花を咲かせる植物。「ふき・の・ 葉ー・を・ 摘ん・で・ 佃煮・に・ する。」

ふきあれる【吹き荒れる】《動詞・ラ行下一段活用》 風が激しく吹く。「台風・が・ 一日中・ ふきあれ・た。」

ふきおろす【吹き下ろす】《動詞・サ行五段活用》 風が、高いところから低いところに向かって強く吹く。「六甲山・から・ ふきおろす・ 冷たい・ 風」

ふきげん【不機嫌】《名詞、形容動詞や()》 心の有り様が安定していないこと。駄々をこねていること。「朝・から・ 子ども・が・ ふきげんや・ねん。」■対語=「きげん【機嫌】」「ごきげん【御機嫌】」

ふきこむ【吹き込む】《動詞・マ行五段活用》 ①風が強く吹いて、風そのものや雨・雪などがすき間から中へ入ってくる。「戸ー・の・ 間・から・ 風・が・ ふきこん・でくる。」②思い切り息を強く出して、空気を入れる。「風船・に・ 息・を・ ふきこん・で・ 膨らます。」

ふきさらし【吹き曝し】《名詞》 囲いや覆いなどがなくて、風や雨が直接あたるままになっていること。また、そのような場所。「バス・の・ 停留所・は・ 囲い・も・ 何(なん)に・も・ 無()ー・て・ ふきさらし・で・ 困っ・た。」

ふきだす【吹き出す】《動詞・サ行五段活用》 ①風が動いて通り始める。「そろそろ・ 北風・が・ ふきだす・ 頃・や。」②笛やらっぱなどを演奏し始める。「トランペット・を・ ふきだし・た・さかい・ やかましー。」■名詞化=ふきだし【吹き出し】

ふきだす【噴き出す】《動詞・サ行五段活用》 ①たまっていた水や蒸気などが、外に向かって勢いよく出る。「釜・から・ 湯気・が・ ふきだし・とる。」「水道・が・ 破裂し・て・ 水・が・ ふきだす。」②体の内にあるものが勢いよく外へ出る。「走っ・たら・ 汗・が・ ふきだし・た。」

ふきつける【吹き付ける】《動詞・カ行下一段活用》 ①風が勢いよく動いて通る。「北風・が・ ふきつける。」②息などを強く出して、かけたり当てたりする。「ガラス・に・ 息・を・ ふきつける。」③水やペンキなどを霧のように勢いよく出して、くっつける。「板・に・ ペンキ・を・ ふきつける。」

ふきとばす【吹き飛ばす】《動詞・サ行五段活用》 ①風が勢いよく動いて通って、ものを遠くまで空中を動かす。「台風・が・ 店・の・ 看板・を・ ふきとばし・た。」②息を強く出して、ものを飛ばせる。「机・の・ 上・の・ 消しゴム・の・ 屑・を・ ふきとばす。」③それまでの気持ちや雰囲気を一気に払いのける。「びくびくし・た・ 気持ち・を・ ふきとばす。」

ふきながし【吹き流し】《名詞》 輪のようにした布を竿の先につけて、風になびかせるもの。特に、鯉のぼりに付ける、そのようなもの。「鯉のぼり・の・ ふきながし」

ふきぬける【吹き抜ける】《動詞・カ行下一段活用》 風が勢いよく動いて、通り過ぎる「小路(しょーじ)・を・ 風・が・ ふきぬける。」

ふきふきする【拭き拭きする】《動詞・サ行変格活用》 紙や布などでこすって、汚れや水分を取り除く。汚れたところをきれいにする。「お茶碗・を・ ふきふきする。」◆幼児語。〔⇒ふく【拭く】

ふきふきする【吹き吹きする】《動詞・サ行変格活用》 ①口をすぼめて息を勢いよく出す。「熱い・さかい・ ふきふきし・て・ 冷まし・なはれ。」「熱い・ お粥(かい)さん・を・ ふきふきし・ながら・ 食べる。」②息を出して楽器を鳴らす。「笛・を・ ふきふきし・て・ 鳴らす。」◆幼児語。〔⇒ふく【吹く】

ふきぶり【吹き降り】《名詞》 強い雨が落ちているときに、強い風が加わること。「ふきぶりや・さかい・ 傘・を・ ささ・れ・へん。」

ふきもどし【吹き戻し】《名詞》 ◆実は、この言葉は方言語彙にはない。細長い筒から大きく息を吹き込むと、ゼンマイのような巻紙がピーンと伸びて、口を離すとヒュルヒュルと巻き戻るという、笛の玩具である。駄菓子屋や祭りの出店で買ったように思う。けれども、きちんとした名前がなかった。「ひゅるひゅる」とか言っていたようにも思うが、確証はない。淡路市に「吹き戻しの里」というところがあり、そこが現在の生産拠点と言ってよい。八幡光雲堂という会社である。

ぶきよう〔ぶきよー〕【不器用】《形容動詞や()》 ①手先でする仕事が上手でない様子。「ぶきよーで・ 細かい・ 仕事・は・ でけ・へん。」②ものごとを進める手際が上手でない様子。ものごとをうまく処理できない様子。「仕事・が・ ぶきよーで・ いつも・ 怒ら・れ・て・ばかり・や。」③抜け目なく立ち回れない様子。「わし・は・ 生き方・が・ ぶきよーや・ねん。」■対語=「きよう【器用】」〔⇒ぶっきょう(不器用)

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