« 【書籍版】明石日常生活語辞典 (473)    (通算2471回) | トップページ | 【書籍版】明石日常生活語辞典 (475)    (通算2473回) »

2017年8月17日 (木)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (474)    (通算2472回)

日常生活語 「ふ」⑧

 

ぶちかます《動詞・サ行五段活用》 相手に強くぶつかっていく。強い一撃を加える。「思いきり・ ぶちかまさ・なんだら・ 勝た・れ・へん・ぞ。」

ぶちこわす【ぶち壊す】《動詞・サ行五段活用》 ①物を荒々しく叩いて、使えないようにする。物をだめにする。「古ー・なっ・た・ 犬小屋・を・ ぶちこわし・ても・た。」②物事をだいなしにして、成り行かなくする。「縁談・を・ ぶちこわさ・れ・ても・た。」

ぶちっと《副詞》 急に勢いよく断ち切る様子。また、その音。「ゴム・が・ ぶちっと・ 切れ・た。」

ぷちぷち《副詞と》 ①小さいものをつぶす様子。また、その音。「胡麻・を・ 指・で・ ぷちぷちと・ つぶす。」②長いものを切り分ける様子。「長い・ 糸蒟蒻・を・ ぷちぷちと・ 切る。」〔⇒ぷつぷつ、ぷつんぷつん〕

ぶちます《動詞・サ行五段活用》 拳骨や何かの物を使って、相手の頭、顔、体などに力を込めて強く撲つ。「腹・が・ 立っ・た・さかい・ ぶちまし・たっ・てん。」◆「ぶつ」に接尾語「ます」が付いて荒々しい感じを表現したものであるが、現在の本方言では「ぶつ」を使わない。「ます」「まーす」には「回す」のイメージが伴う。似た言葉として「どつきます」「かちます」「はります」などがある。ものを打つ場合や、自分を誤って打ってしまった場合などにも使うことがある。〔⇒なぐる【殴る】、なぐります【殴ります】、どつく、どつきますどやす、かちます、しばく〕

ぶちゃたる《動詞・ラ行五段活用》 ①ものに突き当たる。衝突する。「自転車・に・乗っ・とっ・て・ 電信柱・に・ ぶちゃたっ・た。」②困難なことに直面する。どうにもならない事柄に会う。「難(むつか)しー・ 問題・に・ ぶちゃたっ・て・ 何・にも・ わから・へん。」◆「ぶちあたる【ぶち当たる】」がつづまった言葉であるが、「ぶちあたる」を使うことは少ない。

ぶちょうほう〔ぶちょーほー〕【不調法】《形容動詞や()、動詞する》 ①ものごとに慣れていなくて、下手な様子。行き届かなくて、体裁がよくない様子。「ぶちょーほーな・ 挨拶・に・ なっ・ても・て・ すん・まへん・でし・た。」②失敗をする様子。しくじる様子。「ぶちょーほーし・て・ コップ・を・ ひっくり返し・て・ 恥ずかしかっ・てん。」③酒や煙草などがのめない様子。「ぶちょーほーで・ 一滴・も・ あき・まへ・ん・ねん。」

ぷちんと《副詞》 ①長く細いものに力が加わって瞬時に切れる様子。また、その音。「輪ゴム・が・ ぷちんと・ 切れる。」②それまで続いていた話や放送などが突然切れる様子。「チャイム・が・ 鳴っ・た・さかい・ 話・を・ ぷちんと・ 止め・ても・た。」③丸くて小さなものをつぶす様子。また、その音。「しらみ・を・ ぷちんと・ つぶす。」〔⇒ぷつんと、ぷっつんと〕

ぷちんぷちん《副詞と》 力が加わっていくつにも切れたり折れたりする様子。いくつにも切ったり折ったりする様子。「あっちこっち・で・ ぷちんぷちんと・ 切れる。」〔⇒ぷつんぷつん〕

ふつう〔ふつー〕【普通】《名詞、形容動詞や()》 ①他の多くのものと変わっていない様子。ごくありふれた様子。「勉強・の・ 出来・は・ ふつーやっ・た。」②標準的なものであって、格別変わったものでないこと。「ふつーの・ 値段・の・ 帳面・を・ 買()ー・た。」③物事の量や範囲についての大部分。ものごとの大まかな全体。すべてに行きわたってはいないが、主要なところすべてが、そのようである様子。「朝・は・ ふつー・ 6時・に・ 起きる。」⇒たいてい【大抵】、たいがい【大概】、だいたい【大体】、ほとんど【殆ど】、おおかた【大方】、おおむね【概ね】、あらかた【粗方】、あらまし〕

ふつう〔ふつー〕【普通】《名詞》 すべての駅や停留所に止まる電車や列車やバスなどの乗り物。「うち・の・ 近く・の・ 駅・は・ ふつー・しか・ 止まら・へん。」◆JRの大都市近郊区間では、「かくえきていしゃ【各駅停車】」と区別して、主要な駅だけに停まるものを「ふつう【普通】」と言うことがある。〔⇒ふつうでんしゃ【普通電車】、かくてい【各停】

ふつうでんしゃ〔ふつーでんしゃ〕【普通電車】《名詞》 基本的にはすべての駅に止まる電車。「ふつうでんしゃ・を・ 新快速・が・ 追い抜く。」◆JRの大都市近郊区間では、「かくえきていしゃ【各駅停車】」と区別して、主要な駅だけに停まるものを「ふつう【普通】」と言うことがある。〔⇒ふつう【普通】、かくてい【各停】

ふつか【二日】《名詞》 ①1か月のうちの2番目の日。「来月・の・ ふつか・は・ 日曜日・や。」②1日を2合わせた日数。「この・仕事・に・は・ ふつか・ かかる。」

ぶっきょう〔ぶっきょー〕【仏教】《名詞》 釈迦が説いた教えに基づいて成立した宗教。「うち・は・ ぶっきょー・の・ 真言宗・や。」

ぶっきょう〔ぶっきょー〕(不器用)】《形容動詞や()》 ①手先でする仕事が上手でない様子。「ぶっきょーで・ 細かい・ 豆・は・ つまま・れ・へん。」②ものごとを進める手際が上手でない様子。ものごとをうまく処理できない様子。「包丁・ 持たし・たら・ ぶっきょーで・ じっきに・ 怪我し・てまう。」③抜け目なく立ち回れない様子。「ぶっきょーで・ 出世・なんか・ でけ・へん。」■対語=「きよう【器用】」〔⇒ぶきよう【不器用】

ふっきん(布巾)】《名詞》 食器や食卓などを拭く、小さな布きれ。「醤油・(を・) こぼし・た・さかい・ ふっきん・を・ 持っ・てき・てんか。」〔⇒ふきん【布巾】

ぶつくさ《副詞と》 ①小さい声で、続けてものを言う様子。また、その声。「ぶつくさと・ 何か・ 言()ー・とる・けど・ 聞こえ・へん・がな。」②不平や不満をつぶやく様子。「ぶつくさ・ ぶつくさ・ 文句・を・ ぬかし・やがっ・た。」〔⇒ぶつぶつ。⇒ぐずぐず【愚図愚図】

ふっくら《副詞と、動詞する》 ①食べ物などが柔らかくふくらんでいて、望ましく感じられる様子。「豚まん・を・ 蒸し・たら・ ふっくらと・ 出来(でけ)上がっ・た。」②体や顔が丸々としている様子。「ふっくらし・た・ 顔・の 人」

ぶつける《動詞・カ行下一段活用》 ①手につかんでいたものを、反動を利用して空中に放り出す。手の力で遠くへ飛ばす。相手に当てることを目的にして放り出す。「野良犬・が・ 来・た・さかい・ 石・を・ ぶつけ・て・ 追い払(はろ)・た。」

②そのままの状態で放置する。うち捨てておく。要らないものとして、置いたり投げ出したりする。「脱い・だ・ もん・を・ ぶつけ・んと・ きちんと・ たたみ・なはれ。」

〔⇒ほかす【放下す】、ほりなげる【放り投げる】、ちゃいする、ぽいする。⇒ほる【放る】、なげる【投げる】⇒すてる【捨てる】、してる(捨てる)、ほったらかす【放ったらかす】、ほっちらかす【放っ散らかす】、ほっとく【放っとく】

ふっしん【普っ請】《名詞、動詞する》 ①建物を建てたり、直したりすること。「ふっしん・が・ 済ん・で・ 親戚・に・ 見・てもらう。」②道路を作ったり、直したりすること。「みんな・で・ たんぼ道・の・ ふっしん・を・ する。」〔⇒ふしん【普請】

ぶつぞう〔ぶつぞー〕【仏像】《名詞》 信仰や礼拝の対象としての、彫刻したり絵に描いたりした、仏の姿。「お寺・の・ ぶつぞー・まで・ 盗む・ 罰当たり・が・ おる・ん・や・て。」

ぶっそう〔ぶっそー〕【物騒】《形容動詞や()》 世の中が穏やかでない様子。いつか何かが起こりそうで、危険を感じる様子。「ぶっそーな・ 事・が・ 続い・とる・さかい・ 戸締まり・は・ きちんと・ し・とき・よ。」「ぶっそーや・さかい・ 財布・に・ 気ー・ つけよ。」「夜・の・ 一人歩き・は・ ぶっそーや。」「ぶっそーな・ 所・へ・は・ 行く・な・よ。」

|

« 【書籍版】明石日常生活語辞典 (473)    (通算2471回) | トップページ | 【書籍版】明石日常生活語辞典 (475)    (通算2473回) »