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2017年8月28日 (月)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (485)    (通算2483回)

日常生活語 「へ」③

 

べこっと《副詞、動詞する》 ものの一部分が大きくへこむ様子。また、その音。「弁当箱・を・ 踏ん・でも・たら・ べこっと・ へちゃがっ・た。」〔⇒べこんと、ぺこっと、ぺこんと〕

ぺこっと《副詞、動詞する》 ①頭を勢いよく下げて挨拶する様子。「ぺこっと・ お辞儀・を・ する。」②ものの一部分が大きくへこむ様子。また、その音。「お前・が・ 歩い・たら・ 畳・が・ ぺこっとする。」〔⇒ぺこんと。⇒べこっと、べこんと〕

べこべこ《形容動詞や()、動詞する》 平らなものが歪んでいる様子。歪んでしっかりした形を保っていない様子。「べこべこし・た・ 下敷き・や・さかい・ 字ー・を・ 書きにくい。」「廊下・の・ 真ん中・が・ べこべこし・とる。」〔⇒べこんべこん〕

ぺこぺこ《名詞》 小型の蛸を釣るときに使う道具。「ぺこぺこ・で・ 蛸・を・ 釣る。」◆天蚕糸(てぐす)の先に白く丸い陶器を付けて、その周りに爪のようなものを付けた釣り具で、蛸がしがみついてくると即座に引き上げるもの。竿を上下させて釣る様子を「ぺこぺこ」と表現した。この道具を現在も使っているかどうかはわからない。

ぺこぺこ《副詞と、形容動詞や()、動詞する》 ①特別に強い力を加えなくても、凹む様子。「ビール・の・ 缶・を・ ぺこぺこに・ 潰す。」「ぺこぺこし・た・〔=華奢な〕 アルミ・の・ 缶」②とても空腹である様子。「腹・が・ ぺこぺこや・さかい・ 何・か・ 食べさし・てー・な。」③しきりに頭を下げてお辞儀をする様子。卑屈な感じで他の人に迎合する様子。「ぺこぺこせ・んと・ もっと・ 胸・を・ 張り・なはれ。」〔⇒ぺこんぺこん。⇒へらへら〕

へこます【凹ます】《動詞・サ行五段活用》 ①外から力を加えて、中が低く落ち込むようにさせる。周りよりも低く落ち込むようにさせる。「空き缶・を・ 踏ん・で・ へこまし・た。」②膨らんでいるものを、縮むようにさせたり、凹んだようにさせたりする。「風船・を・ へこます。」■自動詞は「へこむ【凹む】」〔⇒へっこます【凹っ込ます】、ひっこます【引っ込ます】

へこむ【凹む】《動詞・マ行五段活用》 ①外からの力が加わって、中が低く落ち込む。周りよりも低く落ち込む。「コンクリ・が・ へこん・どる・ とこ・に・ 水・が・ 溜まっ・とる。」②ふくらんでいたものが、小さくなって縮む。「空気・が・ 抜け・て・ 風船・が・ へこん・だ。」■他動詞は「へこます【凹ます】」■名詞化=へこみ【凹み】〔⇒へっこむ【凹っ込む】⇒しぼむ【萎む】、しゅぼむ(萎む)、すぼむ(萎む)

べこんと《副詞、動詞する》 ものの一部分が大きくへこむ様子。また、その音。「段ボール・の・ 箱・が・ べこんと・ へちゃがっ・た。」〔⇒べこっと、ぺこっと、ぺこんと〕

ぺこんと《副詞、動詞する》 ①頭を勢いよく下げて挨拶する様子。「ぺこんと・ 頭・を・ さげ・て・ にこっと・ し・た。」②ものの一部分が大きくへこむ様子。また、その音。「ボール・が・ 当たっ・て・ ぺこんと・ へっこん・だ。」〔⇒ぺこっと。⇒べこっと、べこんと〕

へこんへこん《名詞、副詞と、動詞する》 ①横隔膜がけいれんのように収縮して、喉から繰り返して声が出ること。しゃっくり。「へこんへこん・が・ なかなか・ 止まら・へん。」②しゃっくりが出ている様子。また、その音。「へこんへこんと・ ゆー・とる。」

べこんべこん《形容動詞や()、動詞する》 平らなものが歪んでいる様子。歪んでしっかりした形を保っていない様子。「べこんべこんの・ セルロイド・の・ おもちゃ」〔⇒べこべこ〕

ぺこんぺこん《副詞と、形容動詞や()、動詞する》 ①特別に強い力を加えなくも、凹む様子。「セルロイド・で・ でけ・た・ ぺこんぺこん・の・ 筆箱」②とても空腹である様子。「ぺこんぺこんや・さかい・ もー・ 歩か・れ・へん。」③しきりに頭を下げてお辞儀をする様子。卑屈な感じで他の人に迎合する様子。「怒ら・れ・て・ ぺこんぺこんする。」〔⇒ぺこぺこ。⇒へらへら〕

へさいて〔えさいて〕《格助詞》 動作や作用の行われる方向や目的地などを表す言葉。「西・へさいて・ 歩い・た。」「友だち・の・ ところ・へさいて・ お祝い・を・ 送っ・た。」「なんで・ わし・へさいて・ばっかり・ 文句・を・ 言()ー・ん・や。」◆「へ・指し・て」という3語が結びついた言葉であるが、「へ」とほぼ同じ意味で使う。現在では使用例が少なくなっている。〔⇒いさいて、いさして、へさして、い、へ〕

へさして〔えさして〕《格助詞》 動作や作用の行われる方向や目的地などを表す言葉。「友だち・の・ 家・へさして・ 歩い・た。」「あいつ・へさして・ 知らし・たっ・てん。」◆「へ・指し・て」という3語が結びついた言葉であるが、「へ」とほぼ同じ意味で使う。現在では使用例が少なくなっている。〔⇒いさいて、いさして、へさいて、い、へ〕

へし()】《名詞》 夏に白い花を咲かせて、ダイヤの形の白く堅い実ができる、池などに生えている水草。「子ども・の・ 頃・に・は・ へし・を・ 食べ・た。」〔⇒ひし【菱】

べし《助動詞》 自分の意志や義務感などを表す言葉。「今日中・に・ する・べし・やっ・てん・けど・ でけ・ず・や。」「す・べき・ こと・は・ ちゃんと・ 済まし・なはれ。」

へしぼる(干しぼる)】《動詞・ラ行五段活用》 ①水気がなくなって、乾ききって、形が小さくなる。「へしぼっ・て・ かすかすの・ 茄子」「石鹸・が・ へしぼっ・て・ 小(こも)ー・に・ なる。」②草や木が生気を失って、ぐったりしたり小さくなったりする。開いていた花が、水分を失って閉じたり小さくなったりする。「水・を・ やら・の・を・ 忘れ・た・さかい・ 畑・の・ 苗・が・ へしぼっ・とる。」③空気が抜けたりして小さくなる。「風船・が・ へしぼっ・ても・た。」〔⇒ひしぼる【干しぼる】⇒しおれる【萎れる】、しぼむ【萎む】、しゅぼむ(萎む)、すぼむ(萎む)

へしゃがる《動詞・ラ行五段活用》 ①ものの形がつぶれる。平らにつぶれる。「運動会・の・ 組み体操・が・ つぶれ・て・ へしゃがっ・ても・た。」②押しつけられて窪む。「満員電車・で・ 鞄・が・ へしゃがっ・た。」■他動詞は「へしゃげる」「へっしゃげる」「へちゃげる」「へっちゃげる」〔⇒へちゃがる、へっちゃがる、へっしゃがる〕

へしゃげる《動詞・ガ行下一段活用》 ①ものの形を押しつぶす。平らにつぶす。「ビール・の・ 缶・を・ 踏ん・で・ へしゃげる。」②押しつけて窪ませる。「腹・を・ 押さえ・て・ へしゃげ・てみる。」■自動詞は「へしゃがる」「へっしゃがる」「へちゃがる」「へっちゃがる」〔⇒へっしゃげる、へちゃげる、へっちゃげる〕

ぺしゃんこ《形容動詞や()》 ①押しつけられて、平らになる様子。平らになって薄くて、ふくらみがない様子。「缶・を・ 踏ん・で・ ぺしゃんこに・ する。」②極端に薄い様子。「この頃・の・ テレビ・は・ ぺしゃんこに・ なっ・た。」③形勢が悪く、ひどく打撃を受けている様子。やりこめられて、手も足も出ない様子。言い負かされて反論できない様子。「負け・て・ 気持ち・が・ ぺしゃんこに・ なっ・た。」〔⇒ぺちゃんこ、ぺっしゃんこ、ぺっちゃんこ〕

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