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2017年8月31日 (木)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (488)    (通算2486回)

日常生活語 「へ」⑥

 

べちゃべちゃ《形容動詞や()、動詞する》 ①すっかり濡れて、しずくが垂れる様子。水浸しである様子。「汗・ かい・て・ 体じゅー・ べちゃべちゃする。」②不快感をもよおすほど、湿気が多すぎたり、ものが粘りついたりしている様子。「べちゃべちゃし・た・ ご飯」〔⇒びちゃびちゃ、びちょびちょ、びしゃびしゃ。⇒べしょべしょ、ずくずく、じゅくじゅく。⇒べたべた、べとべと〕

ぺちゃぺちゃ《副詞と》 ①草履などを履いて、音を立てて歩く様子。また、その音。「長靴・で・ 水・の・ 中・を・ ぺちゃぺちゃ・ 歩く。」②はだしで歩く様子。「廊下・を・ 裸足・で・ ぺちゃぺちゃ・ 歩い・とる。」③口数多く、続けざまにやかましく喋る様子。「人・が・ 説明し・とる・ん・や・さかい・ ぺちゃぺちゃ・ しゃべら・んとい・てんか。」①②⇒ぺたぺた。⇒ぺちゃくちゃ〕

へちゃむくれ《形容動詞や()》 ①鼻が低い様子。「でぼちん・が・ 出・て・ へちゃむくれの・ 鼻・や。」②顔が醜い様子。「へちゃむくれや・けど・ 気持ち・の・ 良()ー・ 人」◆②は、女性のことを指して言うことが多い。〔⇒へちゃ〕

ぺちゃんこ《形容動詞や()》 ①押しつけられて、平らになる様子。平らになって薄くて、ふくらみがない様子。「鞄・に・ 入れ・とっ・た・ パン・が・ ぺちゃんこに・ なっ・とる。」②極端に薄い様子。「ぺちゃんこの・ 携帯電話」③形勢が悪く、ひどく打撃を受けている様子。やりこめられて、手も足も出ない様子。言い負かされて反論できない様子。「ごっつー・ 怒ら・れ・て・ ぺちゃんこの・ 気持ち・に・ なっ・た。」〔⇒ぺしゃんこ、ぺっしゃんこ、ぺっちゃんこ〕

ぺちゃんと《副詞》 ①踏んだりたたいたりなどして、押しつぶす様子。また、簡単に押しつぶされる様子。「缶詰・の・ 缶・を・ 踏ん・で・ ぺちゃんと・ つぶす。」②尻をつけて坐りこむ様子。「地べた・に・ ぺちゃんと・ 坐っ・て・ 休憩する。」⇒べたんと〕

べちょつく【べちょ付く】《動詞・カ行五段活用》 不快感をもよおすほど、ものが粘りついてくる。「糊・が・ 手ー・に・ べちょつい・て・ 気持ち・が・ 悪い。」〔⇒べとつく【べと付く】、べたつく【べた付く】、べちゃつく【べちゃ付く】

べちょっと《副詞》 ①水分や粘り気の多い固形物が、あたりに広がってつぶれている様子。また、それがものにつく様子。「暑い・さかい・ 道・の・ アスファルト・が・ べちょっと・ なっ・とる。」②泥やペンキなどを塗りつける様子。または、それが他のものにつく様子。「塗りたて・の・ ペンキ・が・ べちょっと・ 服・に・ つい・た。」〔⇒べちゃっと、ぺちゃっと、べたっと、べとっと〕

べちょべちょ《形容動詞や()、動詞する》 ①不快感をもよおすほど、ものが粘りついている様子。「アスファルト・が・ 溶け・て・ べちょべちょする。」②湿気を帯びて不快な様子。水分を含んでやわらかくなっている様子。「傘・を・ 忘れ・た・さかい・ 服・が・ べちょべちょに・ なっ・ても・た。」〔⇒べちゃべちゃ、べたべた、べとべと〕

べつ【別】《形容動詞や(ナ・ノ)》 ①他のものと違っている様子。「これ・と・ それ・と・は・ 値段・が・ べつ・に・ なっ・とる。」②同様には扱えない様子。普通一般とは違っている様子。「あんた・は・ べつや。」■対語=②「ふつう【普通】」⇒とくべつ【特別】

へっきり【辺っ切り】《名詞、動詞する》 区画を作ること。間に境を作ること。また、そのようにしたもの。「隣・の・ 家・と・の・ へっきり・に・ ブロック・で・ 塀・を・ 作る。」「鞄・の・ 中・の・ へっきり」〔⇒へきり【辺切り】、しきり【仕切り】、くぎり【区切り】

へっきる【辺っ切る】《動詞・ラ行五段活用》 用途や内容などに応じて、ものとものとを分けて、境目を作る。区画をつけて分ける。「重箱・を・ へっきっ・て・ 料理・を・ 詰める。」■名詞化=へっきり【辺っ切り】。〔⇒へきる【辺切る】、しきる【仕切る】、くぎる【区切る】

へっこます【凹っ込ます】《動詞・サ行五段活用》 ①外から力を加えて、中が低く落ち込むようにさせる。周りよりも低く落ち込むようにさせる。「ボール・を・ 当て・て・ 壁・を・ へっこまし・たら・ あか・ん・ぞ。」②膨らんでいるものを、縮むようにさせたり、凹んだようにさせたりする。「運動し・て・ 腹・を・ へっこまし・なはれ。」③人や動物が外に出ないようにさせる。引き下がらせる。「首・を・ へっこまし・て・ 犬小屋・から・ 出さ・さ・ん。」④主だったところや、表になるところから引き下がらせる。「道・から・ 1間(けん)・ へっこまし・て・ 家・を・ 建てる。」■自動詞は「へっこむ【凹っ込む】」〔⇒ひっこます【引っ込ます】①②⇒へこます【凹ます】

へっこむ【凹っ込む】《動詞・マ行五段活用》 ①外からの力が加わって、中が低く落ち込む。周りよりも低く落ち込む。「ボール・が・ 当たっ・て・ 土・の・ 壁・が・ へっこん・だ。」②ふくらんでいたものが、小さくなって縮む。「ボール・に・ 穴・が・ 開い・て・ へっこん・だ。」■他動詞は「へっこます【凹っ込ます】」■名詞化=へっこみ【凹っ込み】〔⇒ひっこむ【引っ込む】①②⇒へこむ【凹む】⇒しぼむ【萎む】、しゅぼむ(萎む)、すぼむ(萎む)

へっこむ(引っ込む)】《動詞・マ行五段活用》 ①人や動物が、中に入って、外に出ない。引き下がる。「寒い・さかいに・ 家・に・ へっこん・どっ・てん。」②出ていたものが中に入る。後ろへ下がって、表面に出ない。「お客さん・が・ あっ・た・さかい・ 奥・に・ へっこん・どっ・てん。」③中が低く落ち込む。周りよりも低く落ち込む。窪む。「ボール・が・ 当たっ・て・ 土・の・ 壁・が・ へっこん・だ。」④主だったところ、表になるところから入り込んでいる。「道・から・ へっこん・だ・ とこ・に・ ある・ 家」■他動詞は「へっこめる【(引っ込める)】」■名詞化=へっこみ(引っ込み)〔⇒ひっこむ【引っ込む】①②③⇒すっこむ〕

へっこめる(引っ込める)】《動詞・マ行下一段活用》 ①出していたものを、中に入れる。「道・に・ 置か・んと・ 軒・の・ 下・に・ へっこめる。」②いったん言ったり出したりしていたものを、取り下げる。「あの・ 話・は・ へっこめ・とく・ こと・に・ する。」■自動詞は「へっこむ【凹っ込む】」〔⇒ひっこめる【引っ込める】、すっこめる〕

へっこんだ【凹っこんだ】《名詞》 ①土地が窪んだところ。凹んだ土地。「へっこんだ・の・ 田圃・や・さかい・ 水はけ・が・ 悪い。」「道・の・ へっこんだ・に・ 水・が・ 貯まっ・とる。」②表通りから奥まったところ。「へっこんだ・で・ 店・を・ し・たら・ 客・が・ 来・ん。」〔⇒ひっこんだ【引っ込んだ】

へっしゃがる《動詞・ラ行五段活用》 ①ものの形がつぶれる。平らにつぶれる。「重たい・さかい・ 下・の・ 箱・が・ へっしゃがっ・ても・た。」②押しつけられて窪む。「満員電車・で・ 体・が・ へっしゃがっ・た。」■他動詞は「へしゃげる」「へっしゃげる」「へちゃげる」「へっちゃげる」〔⇒へちゃがる、へっちゃがる、へしゃがる〕

へっしゃげる《動詞・ガ行下一段活用》 ①ものの形を押しつぶす。平らにつぶす。「ごみ・を・ 踏ん・で・ へっしゃげ・て・ 袋・に・ 入れる。」②押しつけて窪ませる。「粘土・を・ へっしゃげ・て・ 薄い・ 茶碗・の・ 形・に・ する。」■自動詞は「へしゃがる」「へっしゃがる」「へちゃがる」「へっちゃがる」〔⇒へしゃげる、へちゃげる、へっちゃげる〕

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