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2017年9月 1日 (金)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (489)    (通算2487回)

日常生活語 「へ」⑦

 

ぺっしゃんこ《形容動詞や()》 ①押しつけられて、平らになる様子。平らになって薄くて、ふくらみがない様子。「下・の・ 方・に・ 積ん・どっ・た・ 箱・が・ ぺっしゃんこに・ なっ・た。」②極端に薄い様子。「ぺっしゃんこ・の・ ボール紙・や・けど・ 硬い・ねん。」③形勢が悪く、ひどく打撃を受けている様子。やりこめられて、手も足も出ない様子。言い負かされて反論できない様子。「思い切り・ 打ちまくって・ ぺしゃんこに・ し・て・ 勝っ・た。」〔⇒ぺしゃんこ、ぺちゃんこ、ぺっちゃんこ〕

べっそう〔べっそー〕【別荘】《名詞》 景色のよい土地や避暑・避寒に適した土地に、ふだん住む家とは別に作った家。「海・の・ はた・に・ べっそー・が・ 建っ・とる。」

へったくれ《名詞》 とるにたりないもの、価値のないものという意味をこめて、実質的な意味を持つ言葉に添えて使う言葉。「小学校・の・ 時代・は・ 宿題・も・ へったくれ・も・ ない・ほど・ 遊び回っ・とっ・た。」◆悪態をつくようなときに使うことが多い。

べったり《副詞と、動詞する》 ①粘っこいものなどが一面にくっつく様子。「糊・が・ べったりと・ つい・とる。」②頼ったりして、相手にくっついている様子。「母親・に・ べったりし・て・ 離れ・へん。」③尻をつけて座り込む様子。「道・に・ べったり・ 座っ・とる。」④いつもそうである様子。そういう状態が続く様子。「一年中・ べったり・ 店・を・ 開け・とる。」⇒べっとり〕

べったん《名詞、動詞する》 相手のものに打ち当てて潜り込ませたり、相手のものを裏返らせたりして遊ぶための、厚紙で作った長方形または円形の玩具。また、それを使ってする遊び。面子(めんこ)。「プロ野球・の・ 選手・の・ 絵ー・が・ 描い・てある・ べったん」

ぺったんこ《名詞、動詞する》 臼と杵を使うなどして、蒸した餅米を強く押しつぶすように打つこと。「29日・に・ ぺったんこ・は・ せー・へん・ねん。」◆幼児語。〔⇒もちつき【餅搗き】

ぺったんこ《副詞と、形容動詞や()、動詞する》 ①ものごとが完全に合う様子。うまい具合に適合する様子。「言()ー・た・ 通り・ ぺったんこや。」「スカート・が・ ぺったんこ・ よー・ 似合(にお)・とる・よ。」②印鑑やスタンプなどを押したり、ものを貼り付けたりすることを、勢いよく行う様子。「ぺったんこと・ 判・を・ 押す。」⇒ぺたんと〕

ぺったんぺったん《副詞と》 ①臼と杵を使って、蒸した餅米などを強く押しつぶすように打つ様子。ものを平たくするために連続してたたく様子。また、その音。「ぺったんぺったんと・ 調子よく・ 餅・を・ つく。」②平らなものが、張りついたり離れたり、または、すれ合ったりする様子。また、その音。「スリッパ・を・ ぺったんぺったん・ 鳴らし・て・ 歩く。」⇒ぺたんぺたん〕

へっちゃい《名詞、形容動詞や()、動詞する》 ものの上下・左右・前後・表裏などが、逆であること。「靴・を・ へっちゃいに・ 履い・とる。」〔⇒あっちこっち、あっちゃこっちゃ、あっちゃいこっちゃい、へっちゃいこっちゃい、へこさか【へこ逆】、へこさかだいみょうじん【へこ逆大明神】、あべこべ、へこちん〕

へっちゃいこっちゃい《名詞、形容動詞や()、動詞する》 ものの上下・左右・前後・表裏などが、逆であること。「シャツ・を・ 前後ろ・ へっちゃいこっちゃいに・ 着・とる。」「へっちゃいこっちゃいに・ こっち・が・ 怒ら・れ・ても・た。」〔⇒あっちこっち、あっちゃこっちゃ、あっちゃいこっちゃい、へっちゃい、へこさか【へこ逆】、へこさかだいみょうじん【へこ逆大明神】、あべこべ、へこちん〕

へっちゃがる《動詞・ラ行五段活用》 ①ものの形がつぶれる。平らにつぶれる。「道・で・ 缶々・が・ へっちゃがっ・とる。」②押しつけられて窪む。「風船・が・ へっちゃがっ・て・ つぶれ・ても・た。」■他動詞は「へしゃげる」「へっしゃげる」「へちゃげる」「へっちゃげる」〔⇒へしゃがる、へっしゃがる、へちゃがる〕

へっちゃげる《動詞・ガ行下一段活用》 ①ものの形を押しつぶす。平らにつぶす。「足・で・ 踏ん・で・ へっちゃげ・ても・ 袋・に・ 入っ・てしまわ・へん。」②押しつけて窪ませる。「そないに・ へっしゃげ・たら・ 箱・が・ めげる・がな。」■自動詞は「へしゃがる」「へっしゃがる」「へちゃがる」「へっちゃがる」〔⇒へしゃげる、へっしゃげる、へちゃげる〕

へっちゃら【平っちゃら】《形容動詞や()》 まわりの状況などを少しも気にかけない様子。物事に驚かないで、落ち着いて平常心を保っている様子。「どんな・ こと・ 言わ・れ・ても・ へっちゃらや。」〔⇒へいき【平気】

ぺっちゃんこ《形容動詞や()》 ①押しつけられて、平らになる様子。平らになって薄くて、ふくらみがない様子。「缶缶・が・ ぺっちゃんこに・ なっ・とる。」②極端に薄い様子。「ぺっちゃんこ・の・ カバン・を・ かかえ・て・ 走っ・てき・た。」③形勢が悪く、ひどく打撃を受けている様子。やりこめられて、手も足も出ない様子。言い負かされて反論できない様子。「不合格・に・ なっ・て・ ぺっちゃんこに・ なっ・て・ 何・も・ する・ 気ー・が・ 起こら・へん。」〔⇒ぺしゃんこ、ぺちゃんこ、ぺっしゃんこ〕

べっちょない(別状ない)】《形容詞》 とりわけ差し支えは生じない。大丈夫であるから気にしなくてよい。「あんた・が・ 休ん・でも・ べっちょない・さかい・ 気・に・ せ・んとき。」「昨日・の・ 寿司・や・けど・ べっちょない・やろ・か。」「電車賃・は・ 五百円・ あっ・たら・ べっちょない・か。」〔⇒だいじない【大事ない】、だんだい、だんない、かまへん(構へん)、かめへん(構へん)、かまん(構ん)、かまわん【構わん)

べっちん【英語=velveteenから。別珍】《名詞》 明治から大正にかけて、服地・足袋・鼻緒地などに広く活用された、綿の糸で織るビロード。「べっちん・の・ 足袋・を・ はく。」

ぺっちん《名詞》 衣服などの合わせ目をとめる凸型と凹型の、対になった小さな留め金。スナップ。「ぺっちん・が・ はずれ・て・ 背中・が・ 開い・とる。」〔⇒ぴっちん、ホック【英語=hook

ぺっちん【別珍】《名詞》 軟らかい歯ごたえと、ほのかな甘みが特徴の、明石市で作られている地野菜の瓜。「サラダ・に・ ぺっちん・も・ 入れる。」◆表面がビロードの光沢に似ているので「別珍」と称されたようである。〔⇒ぺっちんうり【別珍瓜】

ぺっちんうり【別珍瓜】《名詞》 光沢のある濃い緑色の卵形をして、軟らかい歯ごたえと、ほのかな甘みが特徴の、明石市で作られている地野菜の瓜。「ぺっちんうり・を・ 浅漬け・に・する。」◆表面がビロードの光沢に似ているので「別珍」と称されたようである。初夏の味として明石の伝統野菜となっている「ぺっちんうり」は、浅漬けや粕漬けとして利用されることが多かったが、市内の明石醗酵工業株式会社が、この瓜を使った焼酎「野菜畑 別珍うり」を作ったというニュースが2005年頃にあった。今も作られているかどうかはわからない。〔⇒ぺっちん【別珍】

へっついさん【竈さん】《名詞》 土や煉瓦などで築いて、釜や鍋などをかけて、下から火を燃やして煮炊きするようにしたもの。かまど。「へっついさん・に・ 釜・を・ のせる。」〔⇒くど【竈】、おくど【お竈】

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