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2017年9月 2日 (土)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (490)    (通算2488回)

日常生活語 「へ」⑧

 

へっつく【へっ付く】《動詞・カ行五段活用》 ①あるものが、他のものにぴったりとつく。はりついて離れない状態になる。「風・が・ 吹い・て・ 窓・に・ 紙・が・ へっつい・とる。」「ペンキ・が・ 手・に・ へっつい・て・ なかなか・ 取れ・へん・がな。」②男女が親しくなって、同じように行動する。結婚する。「あいつら・ いつも・ へっつい・とる・なー。」「いつも・ へっつい・とる・ 人・が・ おる・やろ。」〔⇒ひっつく【ひっ付く】、くっつく【くっ付く】

ベット〔べっと〕【英語=bed】《名詞》 その上で寝るために使う台。「病院・の・ べっと・で・は・ 寝・られ・へん。」「寝とぼけ・て・ べっと・から・ 落ち・た。」◆語末が「ト」となることが多い。〔⇒しんだい【寝台】

べっとう(穴等)】《名詞》 順位をつけたときの後ろの位置。最も後ろの順位。最後尾。最下位。「頑張っ・た・けど・ べっとー・やっ・てん。」〔⇒しり【尻】、けつ【穴】、げつ()、げっつう()、どんけつ【どん穴】、どんげつ(どん穴)、どんじり【どん尻】、げっとう(穴等)、げっとくそ(穴等糞)、げっとうしょう(穴等賞)、べっとくそ(穴等糞)、べっとうしょう(穴等賞)、びり〕

べっとうしょう(穴等賞)】《名詞》 順位をつけたときの後ろの位置。最も後ろの順位。最後尾。最下位。「後ろ・から・ 一番・の・ べっとーしょー・や。」◆「べっとう【(穴等)】」に、ふざけて「しょう【賞】」をつけた言葉。〔⇒しり【尻】、けつ【穴】、げつ()、げっつう()、どんけつ【どん穴】、どんげつ(どん穴)、どんじり【どん尻】、げっとう(穴等)、げっとくそ(穴等糞)、げっとうしょう(穴等賞)、べっとう(穴等)、べっとくそ(穴等糞)、びり〕

べっとくそ(穴等糞)】《名詞》 順位をつけたときの後ろの位置。最も後ろの順位。最後尾。最下位。「べっとくそ・でも・ 最後・まで・ よー・ 頑張っ・た・なー。」〔⇒しり【尻】、けつ【穴】、げつ()、げっつう()、どんけつ【どん穴】、どんげつ(どん穴)、どんじり【どん尻】、げっとう(穴等)、げっとくそ(穴等糞)、げっとうしょう(穴等賞)、べっとう(穴等)、べっとうしょう(穴等賞)、びり〕

へっともない《副詞に》 あまりにも度を過ごしている様子。ものごとに秩序や根拠が乏しい様子。「へっともないに・ 走っ・たら・ こける・ぞ。」〔⇒やたら【矢鱈】、めったやたら【滅多矢鱈】、むやみに【無闇に】、むやみやたら【無闇矢鱈】、めちゃめちゃ【目茶目茶】、めちゃくちゃ【目茶苦茶】、めちゃんこ【目茶んこ】、めっちゃくちゃ【目茶苦茶】、めっちゃくっちゃ【目茶苦茶】、へらへっと、へらへっともない〕

べっとり《副詞と、動詞する》 粘っこいものなどが一面にくっつく様子。◆美的でなく、不快感をもよおすような場合に使うことが多い。「背中じゅう・ べっとりと・ 汗・を・ かい・た。」〔⇒べったり〕

べつに【別に】《副詞》 特にとりたてて。とりわけ、これといって。「べつに・ 話・を・ せ・な・いかん・ こと・は・ あら・へん。」「謝る・ 理由・は・ べつに・ ない・ねん。」◆後ろに打ち消しの言葉を伴う。「べつに。」とだけ言う場合は、「べつに……ない。」という意味を含んだ言い方であることが多い。

へっぴりごし【屁っ放り腰】《名詞、形容動詞や》 ①体を屈めて、尻を後ろに突き出した腰つき。「へっぴりごし・で・ こけ・そーや。」②自信が持てなくて不安そうな様子。「へっぴりごしで・ 試験・を・ 受け・ても・ 通ら・へん・ぞ。」

べっぴん【別嬪】《名詞》 美しい顔立ちの女性。「お宅・の・ お嬢さん・は・ べっぴんさん・や・なー。」

べつべつ【別々】《形容動詞や(ノ・ナ)》 ①一人一人が違う様子。一つ一つが違う様子。「うち・の・ 子どもら・は・ みんな・ べつべつの・ 仕事・を・ し・とる。」②一つ一つが別個である様子。別れ別れになる様子。「べつべつに・ し・て・ 郵便・で・ 送り・ます。」「べつべつの・ 時間・に・ 出発する。」

へつりとる《動詞・ラ行五段活用》 削って除く。数量をわずかに減らす。「分け前・を・ へつりとら・れ・た。」〔⇒へずりとる〕

へつる《動詞・ラ行五段活用》 少し削り取って取り除く。量を少し減らす。「丸太・を・ へつっ・て・ 細ー・に・ する。」「多すぎる・さかい・ 飯(めし)・を・ ちょっと・ へつっ・てくれ・へん・か。」〔⇒へずる、はつる〕

へて《接続詞》 前に述べたことに引き続いて、次に述べることが起こったり行われたりすることを表す言葉。前に述べたことを受けて、付け加えて述べようとすることを表す言葉。「顔・を・ 洗(あろ)・て・ へて・ 髭・を・ 剃っ・た。」〔⇒そうして、そして、そうしてから、そないして、そないしてから、へてから、ほて、ほてから、ほんで、ほんでから〕

へてから《接続詞》 前に述べたことに引き続いて、次に述べることが起こったり行われたりすることを表す言葉。前に述べたことを受けて、付け加えて述べようとすることを表す言葉。「へてから・ 三宮・で・ 買い物・を・ し・まし・た。」〔⇒そうして、そして、そうしてから、そないして、そないしてから、へて、ほて、ほてから、ほんで、ほんでから〕

へど【反吐】《名詞》 一度食べたり飲んだりしたものを、吐いて戻すこと。また、吐き戻したもの。「飲み過ぎ・て・ へど・ 吐い・た。」〔⇒げろ、げえ〕

べとつく【べと付く】《動詞・カ行五段活用》 不快感をもよおすほど、ものが粘りついてくる。「油・が・ 手ー・に・ べとつい・とる。」〔⇒べたつく【べた付く】、べちゃつく【べちゃ付く】、べちょつく【べちょ付く】

べとっと《副詞》 ①水分や粘り気の多い固形物が、あたりに広がってつぶれている様子。また、それがものにつく様子。「靴・の・ 裏・に・ ガム・が・ べとっと・ つい・た。」②泥やペンキなどを塗りつける様子。または、それが他のものにつく様子。「錆止め・に・ ペンキ・を・ べとっと・ 塗る。」〔⇒べちゃっと、ぺちゃっと、べちょっと、べたっと〕

へとへと《形容動詞や()》 ひどく疲れて、余力がなくなっている様子。「一日中・ 歩き回っ・て へとへとに・ なっ・た。」

べとべと《形容動詞や()、動詞する》 ①不快感をもよおすほど、ものが粘りついている様子。「犬・の・ うんこ・を・ 踏ん・で・ 靴・の・ 裏・が・ べとべとや。」②湿気を帯びて不快な様子。水分を含んでやわらかくなっている様子。「溝・に・ はまっ・て・ 服・が・ べとべとに・ なっ・た。」「汗・ かい・て・ 体じゅー・ べとべとする。」〔⇒べちゃべちゃ、べちょべちょ、べたべた〕

へともおもわん〔へーともおもわん〕【屁とも思わん】《慣用句》 何とも思わない。びくともしない。「この・ぐらい・の・ 山・に・ 登る・こと・は・ へーともおもわん。」◆「へ【屁】《名詞》」+「と《格助詞》」+「も《副助詞》」+「おもわ【思わ】《動詞》」+「ん《助動詞》」が合わさったものであるが、「へともおもわへん【屁とも思わへん】」などに変化することがある。

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