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2017年9月 7日 (木)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (495)    (通算2493回)

日常生活語 「ほ」①

 

ほ〔ほー〕【穂】《名詞》 ①米・麦・すすきなどの、茎の先の、花や実が群がって付いているところ。「稲・の・ ほー・が・ 出・てき・た。」②筆などのように、細かな毛が集まってとがった形になっているものの先端部。「筆・の・ ほー・の・ 先・が・ 割れ・た。」

ほ〔ほー〕【帆】《名詞》 ①風を受けて船を走らせるために、柱を使って高く揚げる、大きな布。「風・が・ ない・さかい・ ほー・を・ 下ろし・た。」②船の帆に使われているような、厚手の布。「ほー・で・ ひよそい〔=日陰を作るための覆い〕・を・ 作る。」

ほ〔ぽ〕【歩】《助数詞》 歩くときに足で踏む回数を表す言葉。「今日・は・ 1万ぽ・も・ 歩い・た・ぜー。」

ほい()】《代名詞》 ①空間的にあるいは心理的に、自分よりも相手に近いもの。「ほい・は・ わし・の・ 帽子・や。」②時間的に、比較的に近いもの。「ほい・から・ 野球・が・ 好き・に・ なっ・た・ん・や。」③前に話題や意識にのぼったこと。「ほい・を・ 昨日・ あんた・に・ 頼ん・だ・やろ。」④少し離れたところにいる、目下の人を指す言葉。「あんた・は・ ほい・と・ 同級生・やろ。」〔⇒それ【其】、そい()、ほい()、ほれ()、そいつ【其奴】、ほいつ(其奴)

ほい《感動詞》 自分や相手を、元気づけたり注意をうながしたりするときにかける言葉。「ほい・ そろそろ・ 腰・を・ 上げ・よー・やないか。」〔⇒ほれ、それ〕

ほいから《接続詞》 前の事柄に後の事柄が続くという意味を表す言葉。前の事柄に後の事柄を付け加える意味を表す言葉。そのことの次に。それに加えて。「市役所・へ・ 行っ・て・ ほいから・ その・ 後・で・ あんたとこ・へ・ 寄る・わ。」〔⇒ほいでから、ほんでから、ほてから、ほでから、ほれから、それから、そいから、そいでから、そんでから〕

ほいくえん【保育園】《名詞》 父母の委託によって、幼い子どもを預かり世話をし守り育てる施設。「ほいくえん・の・ 発表会・を・ 見・に・ 行く。」〔⇒ほいくしょ【保育所】

ほいくしょ【保育所】《名詞》 父母の委託によって、幼い子どもを預かり世話をし守り育てる施設。「孫・は・ ほいくしょ・に・ 行っ・て・ます・ねん。」〔⇒ほいくえん【保育園】

ぽいする《動詞・サ行変格活用》 ①要らないものとして、置いたり投げ出したりする。「落とし・た・ ビスケット・は・ 汚い・さかい・ ぽいし・とき・なさい。」

②手につかんでいたものを、反動を利用して空中に放り出す。手の力で遠くへ飛ばす。「海・に・ 向かっ・て・ 石・を・ ぽいする。」

◆幼児語。〔⇒ちゃいする、ほかす【放下す】、ほりなげる【放り投げる】⇒すてる【捨てる】、してる(捨てる)、ほったらかす【放ったらかす】、ほっちらかす【放っ散らかす】、ほっとく【放っとく】、ぶつける。⇒ほる【放る】、なげる【投げる】、ぶつける〕

ほいたら《接続詞》 前の事柄を受けて、後ろの事柄に影響が及んでいくことを表す言葉。「ほいたら・ 明日・は・ 休ま・んと・ しょがない・なー。」〔⇒ほたら、ほた、ほしたら、へたら、へた、そうしたら、そしたら〕

ほいつ(其奴)】《代名詞》 ①空間的にあるいは心理的に、自分よりも相手に近いもの。「ほい・は・ わし・の・ 帽子・や。」②時間的に、比較的に近いもの。「ほい・から・ 野球・が・ 好き・に・ なっ・た・ん・や。」③前に話題や意識にのぼったこと。「ほい・を・ 昨日・ あんた・に・ 頼ん・だ・やろ。」④少し離れたところにいる、目下の人を指す言葉。「ほいつ・は・ もー・ 二十歳・に・ なっ・とる・やろ。」◆「ほい」よりは、ややぞんざいな言い方である。〔⇒それ【其】、そい()、ほい()、ほれ()、そいつ【其奴】、ほいつ(其奴)

ほいで《接続詞》 前に述べたことを受けて、あるいは前に述べたことを理由として、後のことを述べるのに使う言葉。そうであるから。そのようなわけで。「ほいで・ それから・ どない・ なり・まし・た・ん・や。」◆相手に話を促したり話を続けさせたりしようとするときに、相づちのように使う場合もある。〔⇒そこで、それで、そいで、そんで、ほれで、ほんで、さいで、ほで〕

ほいでから《接続詞》 前の事柄に後の事柄が続くという意味を表す言葉。前の事柄に後の事柄を付け加える意味を表す言葉。そのことの次に。それに加えて。「ほいでから・ みんな・で・ うまい・ もの・を・ 食べ・てん。」〔⇒ほんでから、ほいから、ほてから、ほでから、ほれから、それから、そいから、そいでから、そんでから〕

ほいでは《接続詞》 ①それより前に述べられている内容を前提にして、次の内容に続けていこうとするときに言う言葉。「ほいでは・ うまいこと・ いか・へん・やろ。」②話が始まったり終わったりするときの切れ目を表す言葉。「ほいでは・ 続き・は・ 明日・に・ し・まほ。」〔⇒そいでは、それでは、そんでは、ほれでは、ほんでは、そいなら、それなら、そんなら、ほんなら、ほいなら、ほれなら、ほなら、ほな〕

ほいでも《接続詞》 今まで述べてきたことと反対の意味で次に続けようとするときに使う言葉。それにもかかわらず。「ほいでも・ なんぼ・ 考え・ても・ わから・なんだ。」〔⇒それでも、そいでも、そんでも、ほれでも、ほんでも〕

ぽいと《副詞》 大きくはないものを、無造作に放り出したり、投げたりする様子。「道ばた・に・ ぽいと・ ほかし・たら・ あか・ん・やろ。」〔⇒ぽんと、ぽいんと〕

ほいどころか《接続詞》 前に述べたようなことだけでは、とうてい収まらないということを表す言葉。「ほいどころか・ 急に・ 寒ーなっ・てき・てん。」〔⇒それどころか、そいどころか、ほれどころか〕

ほいなら《接続詞》 ①それより前に述べられている内容を前提にして、次の内容に続けていこうとするときに言う言葉。「ほいなら・ そー・と・ 早()よ・ 言え・よ。」②話が始まったり終わったりするときの切れ目を表す言葉。「ほいなら・ 時間が・ 来・た・さかい・ 終わり・ます。」〔⇒そいでは、それでは、そんでは、ほいでは、ほれでは、ほんでは、そいなら、それなら、そんなら、ほんなら、ほれなら、ほなら、ほな〕

ほいに《接続詞》 直前に述べた事柄に加えて。「ほいに・ 雷・まで・ 鳴り出し・た。」〔⇒それに、そいに、ほれに、そのうえ【その上】、そのうえに【その上に】

ほいほい《副詞と》 ①軽い気持ちで相手の言うことを受け入れたり、応答したりする様子。軽々しく調子がよい様子。「何・でも・ ほいほい・ 言(ゆ)ー・とっ・たら・ 後・で・ えらい・ こと・に・ なる・ぞ。」②警戒にものごとを行う様子。「荷物・を・ ほいほいと・ トラック・に・ 積み込む。」③力を合わせるために掛け声をかける様子。また、その掛け声。「よっしゃー・ ほいほい。」

ぼいやり《副詞と、動詞する》 ①集中力が欠けて、意識が一点に集中しない様子。間が抜けている様子。「ぼいやりせ・ん・と・ しっかり・ 前・を・ 見・とれ。」②形、色、記憶などがはっきりしない様子。「霞・が・ かかっ・て・ 景色・が・ ぼいやり・ し・とる。」③気が利かなかったり、うかつであったりする様子。「ぼいやりし・て・ 挨拶する・の・を・ 忘れ・た。」〔⇒ぼんやり、ぼやっと、ぼやんと。①③⇒ぼやぼや。⇒ぼけっと、ぼさっと、ぼさぼさ〕

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