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2017年9月20日 (水)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (508)    (通算2506回)

日常生活語 「ほ」⑭

 

ほやから《接続詞》 ①相手の言ったことや、前に述べたことなどを受けて、順接的につながることを述べる言葉。「ほやから・ 明日・は・ 朝・ 7時・に・ 集合・や。」②そのような望ましくない結果が予測できていたという気持ちを述べる言葉。「ほやから・ 気ーつけ・なはれ・と・ 言()ー・た・やろ。」〔⇒そやから、そやかい、そやさかい、そやかいに、ほやかい、ほやさかい、ほやかいに〕

ぼやき《名詞》 ぶつぶつ不平や不満を言うこと。しきりに愚痴をこぼすこと。また、そのようなことをする人。「ぼやき・が・ また・ ぶつぶつ・ 言()ー・とる。」

ぼやく《動詞・カ行五段活用》 ぶつぶつ不平や不満を言う。しきりに愚痴をこぼす。「店・が・ 繁盛せー・へん・ゆーて・ ぼやい・とる。」■名詞化=ぼやき

ほやけど《接続詞》 前に述べた事柄に対して、反対したり対立したりする事柄を述べようとするときに使う言葉。「明日・が・ 締め切り・や・ ほやけど・ まだ・ 間に合う・ぞ。」〔⇒けど、けんど、けども、けんども、そやけど、そやけども、そやけんど、そやけんども、だけど、だけども、だけんど、だけんども、だが、ほやけども、ほやけんど、ほやけんども、しかし〕

ほやけども《接続詞》 前に述べた事柄に対して、反対したり対立したりする事柄を述べようとするときに使う言葉。「最後・まで・ 頑張っ・て・ 走っ・てん・ ほやけども・ 一番・に・は・ なれ・なんだ。」〔⇒けど、けんど、けども、けんども、そやけど、そやけども、そやけんど、そやけんども、だけど、だけども、だけんど、だけんども、だが、ほやけど、ほやけんど、ほやけんども、しかし〕

ぼやける【暈ける】《動詞・カ行下一段活用》 ①色や形などの境目がぼんやりとなる。はっきりしなくなる。「夕焼け・の・ 空・が・ ぼやけ・て・ 暗(くろ)ー・ なっ・てき・た。」②発言などがはっきりとしない。記憶などがあいまいである。「昔・の・ こと・は・ ぼやけ・て・ 憶え・とら・へん。」■他動詞は「ぼかす【暈かす】」「ぼやかす【暈かす】」⇒ぼける【呆ける】、とぼける【惚ける】

ほやけんど《接続詞》 前に述べた事柄に対して、反対したり対立したりする事柄を述べようとするときに使う言葉。「台風・が・ 近く・に・ 上陸し・てん・ ほやけんど・ 風・は・ あんまり・ 強ー・なかっ・てん。」〔⇒けど、けんど、けども、けんども、そやけど、そやけども、そやけんど、そやけんども、だけど、だけども、だけんど、だけんども、だが、ほやけど、ほやけども、ほやけんども、しかし〕

ほやけんども《接続詞》 前に述べた事柄に対して、反対したり対立したりする事柄を述べようとするときに使う言葉。「宝くじ・を・ 買()ー・てん・ ほやけんども・ ひとっつも・ 当たら・なんだ。」〔⇒けど、けんど、けども、けんども、そやけど、そやけども、そやけんど、そやけんども、だけど、だけども、だけんど、だけんども、だが、ほやけど、ほやけども、ほやけんど、しかし〕

ほやさかい《接続詞》 ①相手の言ったことや、前に述べたことなどを受けて、順接的につながることを述べる言葉。「ほやさかい・ あんた・に・は・ 金・は・ 貸し・とー・ない・ねん。」②そのような望ましくない結果が予測できていたという気持ちを述べる言葉。「ほやさかい・ 保険・に・ 入っ・とかな・ あか・なんだ・やろ。」〔⇒そやから、そやかい、そやさかい、そやかいに、ほやから、ほやかい、ほやかいに〕

ぼやっと《副詞、動詞する》 ①集中力が欠けて、意識が一点に集中しない様子。間が抜けている様子。「ぼやっとし・とっ・て・ 溝・に・ はまっ・た。」②形、色、記憶などがはっきりしない様子。「霧・が・ 出・て・ あたり・が・ ぼやっと・ し・とる。」②元気がなかったり、気持ちがゆるんでいたりして、意識が明瞭でない様子。「ぼやっとし・とっ・たら・ 車・に・ ひか・れる・ぞ。」③気が利かなかったり、うかつであったりする様子。「ぼやっと・ せ・んと・ 座布団・を・ 出し・なはれ。」〔⇒ぼんやり、ぼいやり、ぼやんと。①③⇒ぼやぼや。⇒ぼけっと、ぼさっと、ぼさぼさ〕

ほやほや《形容動詞や()》 ①できたばかりである様子。ある状態になって間もない様子。「おろし・た・ばっかり・の・ ほやほや・の・ 靴・を・ 履い・てき・た。」「嫁はん・を・ もろ・て・ ほやほやや。」②温かくて、ふっくらとしている様子。湯気などが温かく立ち上っている様子。やわらかくふくらんでいる様子。「焼きたて・で・ ほやほや・の・ パン」

ほやほや《感動詞》 相手の言うことに強く賛成したり納得したりするときなどに発する言葉。まったくその通りだ。「ほやほや・ お前・の・ 言()ー・ とおり・や。」〔⇒そやそや〕

ぼやぼや《副詞と、動詞する》 ①集中力が欠けて、意識が一点に集中しない様子。間が抜けている様子。「ぼやぼやし・とる・さかい・ 遅刻する・ん・や。」②気が利かなかったり、うかつであったりする様子。「ぼやぼやし・て・ 同窓会・の・ 案内状・を・ 出す・の・が・ 遅ー・ なっ・た。」〔⇒ぼんやり、ぼいやり、ぼやんと、ぼやっと。⇒ぼけっと、ぼさっと、ぼさぼさ〕

ぼやんと《副詞、動詞する》 ①集中力が欠けて、意識が一点に集中しない様子。間が抜けている様子。「ぼやんとし・て・ 見失っ・ても・た。」「ぼやんとし・て・ 聞き漏らし・ても・た。」②形、色、記憶などがはっきりしない様子。「小豆島・が・ ぼやんと・ 見える。」「ぼやんと・しか・ 見え・へん・さかい・ 目ー・を・ 手術し・ます・ねん。」③気が利かなかったり、うかつであったりする様子。「ぼやんと・ せ・ず・に・ 礼・を・ 言()わ・な・ あか・ん・やろ。」〔⇒ぼんやり、ぼいやり、ぼやっと。①③⇒ぼやぼや。⇒ぼけっと、ぼさっと、ぼさぼさ〕

ほら【法螺】《名詞》 話を誇張して大げさに言ったり、でたらめを言ったりすること。また、その話。「あいつ・の・ 言()ー・た・ 話・は・ 絶対に・ ほら・や。」

ほら《感動詞》 相手の注意を強く促したり、自分自身の気持ちを引き締めたりするときに使う言葉。「ほら・ 誰・も・ 信用し・とら・へん・やない・か。」「ほら・ こっち・を・ 見・なさい。」「ほら・ 言()ー・た・とおりに・ なっ・た・やろ。」「ほら・ 今度・は・ 負ける・な・よ。」〔⇒そら、そりゃ、ほりゃ〕

ほら《名詞+副助詞》 指示語の「それ【其れ】」の発音が変化したもの「ほれ」に、副助詞の「は」が続いて、発音が融合した「そりゃ」が、さらに発音変化した言葉。そのものは。「ほら・ えらい・ 事・や・なー。」〔⇒ほりゃ〕

ぼら【鯔】《名詞》 背中が灰色で腹が白銀色で、体長40センチほどの、河口に近いところにすむ魚。「波止・から・ ぼら・を・ ひっかけ・て・ 釣る。」◆小さいものを「いな」と言う。

ぼらあみ【鯔網】《名詞》 鬼ごっこの一種で、鬼になった者がみんなで手をつないで、つかまっていない者を追いかける、子どもの遊び。◆手をつないだ鬼たちが10人ぐらいになると、迫力があって、まるで網に覆われるようにしてつかまることになる。まるで鯔をすくい取るような、大きな網であるという連想から命名されたのであろうか。かつての子ども時代に、小学校ではごく普通に使っていた言葉であるが、4つの小学校から集まる中学校に進むと、「ぼらあみ」は通用しない言葉であることがわかった。漁村(半農半漁)の色合いの濃い地域特有の言葉であったからであろうか。中学校では、「ふえおに【増え鬼】」という即物的な言葉が使われたのを味気なく思った記憶がある。

ほらあな【洞穴】《名詞》 岩や崖や大木などにできる、大きな深い穴。「崖・に・ ほらあな・が・ ある。」

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