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2017年9月21日 (木)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (509)    (通算2507回)

日常生活語 「ほ」⑮

 

ほらがい【法螺貝】《名詞》 山伏などが吹き鳴らすために使う、大きな巻き貝。また、その音。「ほらがい・の・ 低い・ 声・が・ 聞こえる。」

ぼらかけ【鯔掛け】《名詞、動詞する》 鯔を引っ掛けるようにして釣ること。「東島・の・ 波止・で・ ぼらかけ・を・ し・た。」◆釣ると言うよりは、集まってきたのを引っ掛ける感じであるので、このように言う。

ほらそうと〔ほらそーと〕《接続詞》 そのときまでの話題を打ち切って、話題を少し変えるときなどに使う言葉。それはそれとして。「ほらそーと・ あんた・に・ 貸し・た・ 金・は・ いつ・ 返し・てくれる・ん・や。」〔⇒そらそうと、そりゃそうと、ほりゃそうと〕

ほらふき【法螺吹き】《名詞》 話を誇張して大げさに言ったりでたらめを言ったりすること。また、そのように言う人。「ほらふき・の・ 言()ー・ こと・を・ 信用し・たら・ あか・ん・ぞ。」

ほらほら《感動詞》 相手に向かって強く注意を促すときの言葉。「ほらほら・ よそ見・を・ せ・んと・ 歩か・んと・ 危ない・ぞ。」〔⇒そらそら、そりゃそりゃ、ほりゃほりゃ〕

ほり【堀】《名詞》 地面を掘って水を溜めたり、水を通すようにしたところ。「ほり・に・ 鯉・が・ 泳い・どる。」

ほり【彫り】《名詞》 顔の目鼻立ち。ものの凹凸。「ほり・の・ 深い・ 顔・を・ し・とる・ 人」

ほりごたつ【掘り炬燵】《名詞》 床(ゆか)をくり抜いて設けた、作りつけの炬燵。「金持ち・や・さかい・ ほりごたつ・まで・ こしらえ・とっ・て・や。」

ほりこむ【放り込む】《動詞・マ行五段活用》 乱暴な動作で中に入れる。「石・を・ 池・に・ ほりこむ。」「葉書・を・ ポスト・に・ ほりこん・どい・てんか。」◆「いれる【入れる】」を、ややぞんざいに言うときにも使う。■対語=「ほりだす【放り出す】」「ほんだす【放ん出す】」

ほりだしもん【掘り出し物】《名詞》 安く手に入れることができた、良い品物。思いがけなく手に入った、珍しいもの。「古本屋・で・ ほりだしもん・を・ 見つけ・てん。」

ほりだす【放り出す】《動詞・サ行五段活用》 ①乱暴な動作で外に出す。「物置・から・ 捨てる・ 物(もん)・を・ ほりだし・た。」②投げるように置く。「鞄・を・ ほりだし・て・ 遊び・に・ 行っ・た。」③ものごとを途中でやめて放棄する。「練習・を・ ほりだし・て・ 去()ん・でも・た。」◆「だす【出す】」を、ややぞんざいに言うときにも使う。■対語=「ほりこむ【放り込む】」〔⇒ほんだす【放ん出す】⇒ほかす【放下す】、ほる【放る】、ほりなげる【放り投げる】、ほったらかす【放ったらかす】、ほっちらかす【放っ散らかす】、ほっとく【放っとく】

ほりなげる【放り投げる】《動詞・ガ行下一段活用》 ①手につかんでいたものを、反動を利用して空中に放り出す。手の力で遠くへ飛ばす。「砲丸・を・ 思いきり・ ほりなげる。」②ものごとを途中でやめて放棄する。「せ・な・ いか・ん・ こと・を・ ほりなげ・たら・ あか・ん・やない・か。」③そのままの状態で放置する。うち捨てておく。要らないものとして、置いたり投げ出したりする。「ゴミ・を・ ほりなげ・て・ 知らん顔・を・ し・とる。」〔⇒ほかす【放下す】、ほりなげる【放り投げる】①②⇒ほる【放る】①③⇒ちゃいする、ぽいする、ぶつける。②③⇒ほったらかす【放ったらかす】、ほっちらかす【放っ散らかす】、ほっとく【放っとく】⇒なげる【投げる】⇒ほりだす【放り出す】、ほんだす【放ん出す】⇒すてる【捨てる】、してる(捨てる)

ぼりぼり《副詞と》 ①硬いものや歯ごたえのあるものを、軽やかにかみ砕く様子。また、その音。「漬け物(もん)・を・ ぼりぼり・ かむ。」②爪や指でかき続ける様子。「かいい・ 背中・を・ ぼりぼと・ 掻く。」〔⇒ぽりぽり〕

ぽりぽり《副詞と》 ①硬いものや歯ごたえのあるものを、軽やかにかみ砕く様子。また、その音。「豆・を・ ぽりぽり・ かむ。」②爪や指でかき続ける様子。「頭・を・ ぽりぽり・ 掻き・ながら・ 考える。」〔⇒ぼりぼり〕

ほりもん【彫り物】《名詞》 ①板に絵模様などを浮かし彫りにしたもの。彫刻。「欄間・に・ 立派な・ ほりもん・が・ ある。」②皮膚を針などで傷つけて、着色して文字や模様などを書いたもの。「ほりもん・を・ 入れ・とる・ 人・は・ 恐い・ねん。」⇒いれずみ【入れ墨】

ほりゃ《感動詞》 相手の注意を強く促したり、自分自身の気持ちを引き締めたりするときに使う言葉。「ほりゃ・ もー一息・や。」「ほりゃ・ 抱え・とる・ 箱・が・ 落ち・そーに・ なっ・とる・よ。」「ほりゃ・ もー・ 1つ・ 勝っ・たら・ 優勝・や・ぞ。」〔⇒そら、そりゃ、ほら〕

ほりゃ《名詞+副助詞》 指示語の「それ【其れ】」の発音が変化したもの「ほれ」に、副助詞の「は」が続いて、発音が融合した言葉。そのものは。「ほりゃ・ わし・の・ 方・が・ 間違(まちご)ー・とっ・た。」〔⇒ほら〕

ほりゃそうと〔ほりゃそーと〕《接続詞》 そのときまでの話題を打ち切って、話題を少し変えるときなどに使う言葉。それはそれとして。「ほりゃそーと・ このごろ・ 野菜・が・ 高(たこ)ー・ なっ・た・なー。」〔⇒そらそうと、そりゃそうと、ほらそうと〕

ほりゃほりゃ《感動詞》 相手に向かって強く注意を促すときの言葉。「ほりゃほりゃ・ 水・を・ こぼし・たら・ あか・ん・がな。」〔⇒ほらほら、そらそら、そりゃそりゃ〕

ほりょ【捕虜】《名詞》 戦場などで敵に捕まった人。「なんとか・ ほりょ・に・ なら・んで・ 済ん・だ。」

ほる【掘る】《動詞・ラ行五段活用》 ①地面や石、岩などに穴を開けて進む。「深い・ 井戸・を・ ほる。」「犬・が・ 土・を・ ほっ・とる。」②土の中に埋まっているものを取り出す。「蓮根・を・ ほる。」「化石・を・ ほる。」

ほる【彫る】《動詞・ラ行五段活用》 木・石・金属などの表面を、刃物で刻みつける。彫刻する。「彫刻刀・で・ 年賀状・の・ 版画・を・ ほる。」

ほる【放る】《動詞・ラ行五段活用》 ①手につかんでいたものを、反動を利用して空中に放り出す。手の力で遠くへ飛ばす。「ゆるい・ ボール・を・ ほっ・て・ 打た・れ・ても・た。」②ものごとを途中で止めて放棄する。「仕事・を・ えーかげんに・ ほっ・て・ 遊ん・どる。」◆ごみを捨てることを「ごみ・を・ ほる。」と言うことは少なく、「ごみ・を・ すてる。」と言うことが多い。〔⇒ほかす【放下す】、ほる【放る】、ほりなげる【放り投げる】⇒ちゃいする、ぽいする、なげる【投げる】、ぶつける。⇒ほったらかす【放ったらかす】、ほっちらかす【放っ散らかす】、ほっとく【放っとく】、ほりだす【放り出す】、ほんだす【放ん出す】

ボルト〔ぼると〕【英語=bolt】《名詞》 ねじが刻まれていて、ナットと組み合わせてものを締め付けて固定するための金具。「ぼると・を・ 緩める。」

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