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2017年9月23日 (土)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (511)    (通算2509回)

日常生活語 「ほ」⑰

 

ほろせ《名詞》 皮膚にできる、小さな盛り上がり。発疹。「蚊ー・に・ 咬ま・れ・て・ ほろせ・が・ でけ・た。」「ほろせ・を・ 掻い・たら・ 血ー・が・ 出・てき・た。」〔⇒ぶつぶつ、つぶつぶ【粒々】

ほろっと《副詞、動詞する》 感動して心が詰まる様子。しんみりとする様子。涙ぐんだり、涙を落としたりする様子。「気の毒な・ 話・を・ 聞い・て・ ほろっと・ し・た。」

ぼろっと《副詞》 ①手からすり抜けるようにして、ものを落としてしまう様子。「受け・た・ ボール・を・ ぼろっと・ 落とし・ても・た。」②崩れ落ちたり、欠け落ちたりする様子。「枯れ・た・ 枝・が・ ぼろっと・ 折れ・た。」③そんなつもりではないのに、思わず言ってしまう様子。「ぼろっと・ 白状し・た。」〔⇒ぽろっと〕

ぽろっと《副詞》 ①手からすり抜けるようにして、ものを落としてしまう様子。「持っ・とっ・た・ コップ・を・ ぽろっと・ 落とし・た。」②崩れ落ちたり、欠け落ちたりする様子。「茶碗・の・ 端・が・ ぽろっと・ 欠け・た。」③そんなつもりではないのに、思わず言ってしまう様子。「言わ・ん・でも・ 良()ー・ こと・を・ ぽろっと・ 言()ー・ても・た。」〔⇒ぼろっと〕

ほろにがい【ほろ苦い】《形容詞》 ①少し苦みがあって、うまいと感じる様子。「ほろにがい・ ビール」②辛さや苦しさが加わっていると感じる様子。「中学校・の・ 頃・に・は・ ほろにがい・ 思い出・が・ ある。」

ほろぬくい【ほろ温い】《形容詞》 十分な熱さではないが、少し暖かくなっている。暖かみがわずかにある。「朝・に・ なっ・ても・ 炬燵・が・ ほろぬくい・まま・や。」〔⇒ほろぬるい【ほろ温い】、なまぬくい【生温い】、なまぬるい【生温い】

ほろぬるい【ほろ温い】《形容詞》 十分な熱さではないが、少し暖かくなっている。暖かみがわずかにある。「水道・の・ 水・が・ ほろぬるい。」〔⇒ほろぬくい【ほろ温い】、なまぬくい【生温い】、なまぬるい【生温い】

ほろぶ【滅ぶ】《動詞・バ行五段活用》 勢いが衰えて、なくなる。破壊的な打撃を受けて、消え去ってしまう。「恐竜・は・ 大昔・に・ ほろん・だ。」「平家・が・ ほろぶ。」

ほろほろ《副詞と》 何気なく動いている様子。特に目当てもない様子。「浜辺・を・ ほろほろと・ 散歩する。」

ぼろぼろ《形容動詞や(ノ・ナ)、動詞する》 ①ものがはがれたり崩れたりしている様子。また、それがこぼれ落ちる様子。「コンクリート・の・ 壁・が・ ぼろぼろに・ なっ・とる。」「柱・が・ 錆び・て・ ぼろぼろに・ なっ・て・ 落ちる。」「パンくず・が・ ぼろぼろ・ こぼれる。」②ものが傷んだり破れたりしている様子。「障子・が・ ぼろぼろに・ 傷ん・どる。」「ぼろぼろの・ 本」③水滴が流れ落ちる様子。「涙・を・ ぼろぼろと・ 流す。」

ぽろぽろ《副詞と》 ①粘り気がなく小さなものが、こぼれ落ちたり、あらわれたりする様子。「パン・を・ 食べ・て・ ぽろぽろ・ こぼす。」②予期していないものが、次々とあらわれる様子。「計算・の・ 間違い・が・ ぽろぽろ・ 出・てき・て・ やり直し・を・ し・た。」③水滴がまとまって流れ落ちる様子。「涙・を・ ぽろぽろ・ こぼす。」

ぼろまけ【ぼろ負け】《名詞、動詞する》 完全な負け。大負け。「相手・が・ 強すぎ・て・ ぼろまけし・ても・た。」◆本来は「ぼろがち【ぼろ勝ち】」という使い方をしていたのが、〈負け〉にも転用されたのかもしれない。■対語=「ぼろがち【ぼろ勝ち】」

ぼろもうけ〔ぼろもーけ〕《名詞、動詞する》 元手や労力をあまりかけないで、大きな利益を得ること。「今日・は・ 競馬・で・ ぼろもーけし・た。」

ぼろや【襤褸屋】《名詞》 金属や衣類などの廃品を回収する業者。「古い・ 新聞・を・ まとめ・て・ ぼろや・に・ 売っ・た。」〔⇒よせや【寄せ屋】、てんや【てん屋】、くずや【屑屋】

ぼろんと《副詞》 ①楽器などを弾いたときに出る、低い音。「コントラバス・が・ ぼろんと・ 聞こえ・た。」②持っていたものを取り落とす様子。また、そのときに出る音。「居眠りし・て・ 本・を・ ぼろんと・ 落とす。」⇒ぽろんと〕

ぽろんと《副詞》 ①楽器などを弾いたときに出る、高い音。「琴・を・ ぽろんと・ 鳴らす。」②持っていたものを取り落とす様子。また、そのときに出る音。「茶碗・を・ ぽろんと・ 落とし・て・ めん・でも・た。」⇒ぼろんと〕

ほん【本】《名詞》 文字や絵などを印刷して、比較的分厚いページ数としてまとめたもの。書物。「寝転ん・で・ ほん・を・ 読む。」〔⇒としょ【図書】

ほん【本】《副詞》 ①そうとしか言えなくて、心の底からそのように思うという気持ちを表す言葉。「ほん・ しんどい。」「今日・は・ ほん・ 温い・ 日ー・や。」②この上なく。極めて。「ほん・ 近い・ ところ」⇒ほんとうに【本当に】、ほんに【本に】、ほんまに【本間に】、まことに【誠に】、まったく【全く】

ほん〔ぼん、ぽん〕【本】《助数詞》[数を表す言葉に付く] 細長いものなどを数えるときに使う言葉。「鉛筆・が・ 3ぼん・ ある。」「ビール・ 10ぽん」

ほん《連体詞》 まったくわずかの。ちょっとした。まさしく。「ほん・ こないだ・まで・は・ 暑かっ・た・のに・ 急に・ 涼し・ なっ・た・なー。」「これ・は・ ほん・ 気持ち・だけ・です。」「あいつ・は・ ほん・ 近所・に・ 住ん・どる。」「ほん・ ちょっと・だけ・や・けど・ 食べ・ておくん・なはれ。」〔⇒ほんの〕

ほん【本】《接頭語》 ①そのものを指し示す言葉。「ほん年(ねん)」「ほん日(じつ)」「ほん校(こー)」②紛れもなく、それそのものであるということを表す言葉。「ほん人(にん)」「ほん物(もん)

ぼん【盆】《名詞》 ①食べ物や食器などを載せて運ぶ、平らで縁の浅い道具。「ぼん・に・ 載せ・て・ お茶・を・ 出す。」②先祖の霊をまつる、8月中頃の仏教行事。「ぼん・に・ 墓参り・を・ する。」〔⇒おぼん【お盆】

ぼん()】《名詞》 ①小さな男の子を表す言葉。「この・ 子・は・ どこ・の・ ぼん・かい・なー。」「ぼん・は・ 年・が・ なんぼ・に・ なっ・た・ん・かいなー。」②良家の子ども。「あいつ・は・ えー・ とこ・の・ ぼん・や。」◆①は、親しんで呼ぶ言葉であって、自分の子どもには使わない。〔⇒ぼんぼん(坊々)⇒ぼうや【坊や】、ぼうず【坊主】

ぼん〔ぼーん〕《副詞と》 ①柱時計や鐘などが、重い音で鳴る様子。また、その音。「時計・が・ ぼーんと・ 6時・を・ 打っ・た。」②ものが鈍い音をたてて爆発したり、燃え上がったりする様子。また、その音。「たき火・を・ し・とっ・たら・ 竹・が・ ぼんと・ はぜっ・た。」

ぼん()】《接尾語》[人の名前に付ける] 小さな男の子の敬称として使う言葉。「太郎(たろ)ぼん」「芳ぼん」〔⇒ぼう【坊】

ぼんおどり【盆踊り】《名詞、動詞する》 8月の盆の頃に、野外で大勢の人が集まって歌などに合わせて踊る行事。「昔・は・ 小学校・で・ 行灯・を・ 掛け・て・ ぼんおどり・を・ し・た・もん・や。」

ぽんがし【ぽん菓子】《名詞》 米などに圧力をかけて、一瞬のうちに弾かせて膨らませた菓子。「ぽんがし・は・ 小さい・ 子ー・でも・ 食べやすい。」〔⇒ぽんせん【ぽん煎】、ぽんぽん、ぽんぽんせんべい【ぽんぽん煎餅】、ぽんぽんがし【ぽんぽん菓子】

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