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2017年9月24日 (日)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (512)    (通算2510回)

日常生活語 「ほ」⑱

 

ほんき【本気】《名詞、形容動詞や()》 ①真剣に対応しようとする気持ち。真面目に対応しようとする気持ち。心底からそのように思っていること。「ほんきに・ なっ・て・ 練習し・た・さかい・ 強ー・ なっ・た。」②スポーツ、遊び、賭け事などで、正式に勝負をすること。ものを賭けて勝負をすること。「練習・が・ 済ん・だ・さかい・ 今・から・は・ ほんきや・ぞー。」■対語=②「うそき【嘘気】」「うそけ【嘘気】」⇒ほんけ【本気】

ほんけ【本家】《名詞》 親戚の枝分かれの中で、中心になっている家。分家に対する元の家。「ほんけ・の・ 跡継ぎ」■対語=「しんたく【新宅】」「しんたくや【新宅家】」〔⇒おもや【主家】

ほんけ【本気】《名詞》 スポーツ、遊び、賭け事などで、正式に勝負をすること。ものを賭けて勝負をすること。「ここ・から・は・ ほんけ・の・ 勝負・や・ぞ。」■対語=「うそき【嘘気】」「うそけ【嘘気】」〔⇒ほんき【本気】

ぼんさい【盆栽】《名詞》 鉢などに小さな木や草を植えて、幹や枝葉などを美しく手入れして楽しむもの。「ぼんさい・の・ 菊」

ぼんさん(坊さん)】《名詞》 ①お寺の住職。出家して仏門に入った人。「毎月・ ぼんさん・が・ お参り・に・ 来・てくれ・てや・ねん。」②商店などに住み込んで働く人。商家の小僧や丁稚。「小(こま)い・ 時・は・ 神戸・の・ 店・へ・ ぼんさん・に・ 行っ・とっ・た。」⇒ぼうさん【坊さん】、おじゅっさん(お住さん)、ぼうず【坊主】

ぼんさんがへをこいた【坊さんが屁をこいた】《唱え言葉》 ものを数えるときに、1から10までを数える代わりに、一字一音で言う言葉。◆「いち、に、さん、し、ごー、ろく、ひち、はち、くー、じゅー」と言う代わりに、「ぼんさんがへをこいた」と言えば、1から10までを数えたことと見なす。隠れん坊で、〔百まで数えてから探し始める〕というルールなら、「ぼんさんが……」を10回繰り返せばよいということになる。しかも、きちんと「ぼんさんがへをこいた」と言うことをせず、この10音すら、あわてて、いい加減に発音することもなかったわけではない。この言葉の「ぼんさん」は、商家の丁稚を指すということも考えられるが、大半の者はお坊さん(住職)と信じて疑わなかった。お坊さんが放屁するという、あまり考えられない事柄をあげて面白がっているように感じられる。大人たちは、「ひふみよいむなやこと」(「ひとつ」の「ひ」、「ふたつ」の「ふ」、「みっつ」の「み」…、のそれぞれの最初の1音を連ねたもの)という言い方をしていたように思う。〔⇒ひふみよいむなやこと【一二三四五六七八九十】

ほんじつ【本日】《名詞》 今、過ごしているこの日。「ほんじつ・は・ 日柄・も・ よろしー・よー・です。」◆「きょう【今日】」の改まった言い方。〔⇒きょう【今日】

ほんじつはせいてんなり〔ほんじつはせーてんなり〕【本日は晴天なり】《唱え言葉》 マイクなどのテストをするときに、口に出す言葉。「あーあー・ ほんじつはせいてんなり・ ほんじつはせいてんなり。」

ほんしょう〔ほんしょー〕【本性】《名詞》 普段は隠れていて見えることが少ない、生まれつきの性質。「ほんしょー・を・ 現し・た。」

ほんしょく【本職】《名詞》 ①ある分野に熟達し、詳しい知識・技能などを持っている人。それを専門とする人。「ほんしょく・の・ 人・は・ やっぱり・ 上手や・なー。」②生活を支えている、中心となる仕事。「わし・の・ ほんしょく・は・ 農業・や。」⇒くろうと【玄人】、くろと【玄人】

ほんせき【本籍】《名詞》 その人の戸籍のあるところ。「わし・の・ ほんせき・は・ 神戸・や・ねん。」

ぽんせん【ぽん煎】《名詞》 ①米などに圧力をかけて、一瞬のうちに弾かせて膨らませた菓子。「米・を・ 持っ・ていっ・て・ ぽんせん・に・ し・てもらう。」②前項のものを型に入れて煎餅のようにしたもの。「ぽんせん・は・ 小()まい・ 子・でも・ 食べ・られる。」〔⇒ぽんぽんせんべい【ぽんぽん煎餅】⇒ぽんがし【ぽん菓子】、ぽんぽん、ぽんぽんがし【ぽんぽん菓子】

ほんぞん【本尊】《名詞》 ①寺の中心に祀られて、信仰などの中心的な対象となる仏像。「この・ お寺・の・ ほんぞん・は・ 阿弥陀はん・や。」②ものごとや行事などの中心になって行う人。「送別会・に・ ほんぞん・が・ 遅刻し・たら・ 笑わ・れる・ぞ。」

ほんだけ《名詞、副詞》 ①そこにある数量や、そのような程度。そこにある、限られたものや分量。「よー・ 売れ・て・ 残り・は・ ほんだけ・や。」②そのものにふさわしい程度。「ほんだけ・ 文句・(を・) 言()ー・たら・ 気・が・ すん・だ・やろ。」◆代名詞「ほれ」の発音が変化したものに副助詞「だけ」がついて、それが一語になったものである。〔⇒それだけ、そんだけ、ほれだけ、それだけだけ、そんだけだけ、ほれだけだけ、ほんだけだけ〕

ほんだけだけ《名詞、副詞》 ①そこにある数量や、そのような程度。そこにある、限られたものや分量。「ほんだけだけ・が・ 今日・の・ 日当・だす。」②そのものにふさわしい程度。「高い・けど・ ほんだけだけ・の・ 値打ち・は・ あり・まっ・せ。」◆代名詞「ほれ」の発音が変化したものに副助詞「だけ」がついて、強調するために副助詞「だけ」がもう一度ついて、それが一語になったものである。〔⇒それだけ、そんだけ、ほれだけ、ほんだけ、それだけだけ、そんだけだけ、ほれだけだけ〕

ほんだす【放ん出す】《動詞・サ行五段活用》 ①乱暴な動作で外に出す。「鞄・から・ 洗濯物・を・ ほんだす。」②投げるように置く。「こんな・ 所(とこ)・に・ 財布・を・ ほんだし・とい・たら・ あか・ん・やろ。」③ものごとを途中でやめて放棄する。「勉強・を・ ほんだし・て・ 遊び・に・ 行っ・た。」◆「だす【出す】」を、ややぞんざいに言うときにも使う。■対語=「ほりこむ【放り込む】」〔⇒ほりだす【放り出す】⇒ほかす【放下す】、ほる【放る】、ほりなげる【放り投げる】、ほったらかす【放ったらかす】、ほっちらかす【放っ散らかす】、ほっとく【放っとく】〕、

ほんだな【本棚】《名詞》 本を載せて並べておく棚。「ほんだな・の・ 端・に・ 花瓶・を・ 置く。」

ほんで《接続詞》 ①前に述べたことに引き続いて、次に述べることが起こったり行われたりすることを表す言葉。前に述べたことを受けて、付け加えて述べようとすることを表す言葉。「雨・が・ 降っ・てき・て・ ほんで・ 風・も・ 強ー・ なっ・た。」②前に述べたことを受けて、あるいは前に述べたことを理由として、後のことを述べるのに使う言葉。そうであるから。そのようなわけで。「ほんで・ 結局・ 何・も・ 決まら・なんだ・ん・や。」◆相手に話を促したり話を続けさせたりしようとするときに、相づちのように使う場合もある。⇒そうして、そして、そうしてから、そないして、そないしてから、へて、へてから、ほて、ほてから、ほんでから。⇒そこで、それで、そいで、そんで、ほれで、ほいで、さいで、ほで〕

ほんでから《接続詞》 ①前に述べたことに引き続いて、次に述べることが起こったり行われたりすることを表す言葉。前に述べたことを受けて、付け加えて述べようとすることを表す言葉。「試験・の・ 前・の・ 日ー・に・ なっ・て・ ほんでから・ やっと・ 勉強・を・ 始め・た。」②前の事柄に後の事柄が続くという意味を表す言葉。前の事柄に後の事柄を付け加える意味を表す言葉。そのことの次に。それに加えて。「ほんでから・ 後・は・ 大喧嘩・に・ なっ・ても・てん。」⇒そうして、そして、そうしてから、そないして、そないしてから、へて、へてから、ほて、ほてから、ほんで。⇒ほいでから、ほいから、ほてから、ほでから、ほれから、それから、そいから、そいでから、そんでから〕

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