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2017年9月25日 (月)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (513)    (通算2511回)

日常生活語 「ほ」⑲

 

ほんでは《接続詞》 ①それより前に述べられている内容を前提にして、次の内容に続けていこうとするときに言う言葉。「ほんでは・ 合格できる・ はず・が・ あら・へん。」②話が始まったり終わったりするときの切れ目を表す言葉。「ほんでは・ 今日・は・ ここ・まで・に・ し・ます。」〔⇒そいでは、それでは、そんでは、ほいでは、ほれでは、そいなら、それなら、そんなら、ほんなら、ほいなら、ほれなら、ほなら、ほな〕

ほんでも《接続詞》 今まで述べてきたことと反対の意味で次に続けようとするときに使う言葉。それにもかかわらず。「ほんでも・ ちょっと・ 温ー・ なっ・てき・まし・た・なー。」〔⇒それでも、そいでも、そんでも、ほれでも、ほいでも〕

ほんてん【本店】《名詞》 営業の中心になっている店。「ほんてん・は・ 神戸・の・ 元町・に・ ある。」■対語=「してん【支店】」「でみせ【出店】」

ぽんと〔ぽーんと〕《副詞》 ①大きくはないものを、無造作に放り出したり、投げたりする様子。「鞄・を ぽんと・ 横・に・ 置く。」②惜しげもなく金品を差し出す様子。一度に全部を揃えて出す様子。「ぽんと・ 寄付・を・ し・てくれ・た。」「借金・を・ いっぺんに・ ぽんと・ 払(はろ)・てくれ・た。」③ものがはじけたり抜けたりする様子。また、その音。「コルク・の・ 栓・を・ ぽんと・ 抜く。」「灰・の・ 中・で・ 栗・が・ ぽんと・ はぜっ・た。」④柱時計や鐘などが、重い音で鳴る様子。また、その音。「3時・に・ なっ・て・ ぽんと・ 鳴っ・た。」⑤軽くたたく様子。「背中・を・ ぽんと・たたく。」⇒ぽいと、ぽいんと〕

ほんとう〔ほんとー、ほんと〕【本当】《名詞、形容動詞や(ノ》 ごまかしや嘘が含まれていないこと。「ほんとー・の・ こと・を・ 教え・てください。」「ほんとーに・ 面白い・ 小説・や・ねん。」〔⇒ほんま【本真】

ほんどう〔ほんどー〕【本堂】《名詞》 本尊をまつってある、寺の中心となる建物。「ほんどー・の・ 軒(のき)・に・ 座っ・て・ 境内・を・ 眺め・とっ・た。」

ほんとうに〔ほんとーに、ほんとに〕【本当に】《副詞》 そうとしか言えなくて、心の底からそのように思うという気持ちを表す言葉。「この・ 仕事・は・ ほんとーに・ しんどかっ・た。」〔⇒ほんに【本に】、ほん【本】、ほんまに【本間に】、まことに【誠に】、まったく【全く】

ほんな《連体詞》 形や状態などが、それと同じような。それほどの程度の。「ほんな・ 話・は・ わし・は・ 聞い・とら・へん・ぞ。」〔⇒そんな、そないな、ほないな、さいな〕

ほんなら《接続詞》 ①それより前に述べられている内容を前提にして、次の内容に続けていこうとするときに言う言葉。「ほんなら・ もー・ ちょっと・ 勉強さし・てもらい・まっ・さ。」②話が始まったり終わったりするときの切れ目を表す言葉。「ほんなら・ これ・で・ 今日・は・ 終わり・に・ し・ます。」〔⇒そいでは、それでは、そんでは、ほいでは、ほれでは、ほんでは、そいなら、それなら、そんなら、ほいなら、ほれなら、ほなら、ほな〕

ほんなん《名詞》 形や状態などが、それと同じようなもの。それほどの程度のもの。「ほんなん・ この・ 店・で・は・ 売っ・とら・へん。」〔⇒ほないなん、そんなん、そないなん〕

ほんに【本に】《副詞》 そうとしか言えなくて、心の底からそのように思うという気持ちを表す言葉。「ほんに・ だいぶ・ 温ー・ なっ・てき・まし・た・なー。」◆相手の言ったことを肯定的にとらえて発する場合もある。〔⇒ほんとうに【本当に】、ほん【本】、ほんまに【本間に】、まことに【誠に】、まったく【全く】

ほんにん【本人】《名詞》 そのことに直接関わりを持つ人。当事者。「ほんにん・が・ 行か・なんだら・ パスポート・は・ くれ・へん・そーや。」

ほんの《連体詞》 まったくわずかの。ちょっとした。「ほんの・ まねほど・です・けど・ 食べ・ておくん・なはれ。」「わから・ん・ とこ・が・ ほんの・ ちょっと・だけ・ あり・ます・ねん。」「ほんの・ 印・だけ・です・けど・ お礼・の・ 気持ち・に。」〔⇒ほん〕

ほんのり《副詞と》 色や香りや、その他のものが、かすかに現れる様子。「パン・に・ ほんのり・ 焦げ目・が・ つい・た。」「向こー・の・ 山・が・ ほんのり・ 見える。」

ほんば【本場】《名詞》 ①そのことの発祥地であったり中心となったりするところ。「三宮・は・ 流行・の・ ほんば・や。」②良いものの主な産地。「酒・の・ ほんば・は・ やっぱり・ 灘・や。」「明石・は・ 鯛・の・ ほんば・や。」

ほんばこ【本箱】《名詞》 本を並べて入れておく、箱の形をした家具。「ほんばこ・に・ 文学全集・を・ 並べる。」

ほんばん【本番】《名詞》 ①練習ではなく、本式に行うこと。「ほんばん・で・ 失敗せ・ん・よーに・ しー・や。」②本格的にその時期を迎えること。「梅雨・の・ ほんばん・の・ 時期・に・ なっ・た。」

ほんぶ【本部】《名詞》 ある仕事や仕組みの中で、中心となるところに設ける事務所や詰め所など。「同窓会・の・ ほんぶ・を・ 学校・に・ 置く。」「社務所・に・ 祭り・の・ ほんぶ・を・ 作る。」■対語=「しぶ【支部】」

ポンプ〔ぽんぷ〕【オランダ語=pomp】《名詞》 液体や気体に圧力を加えて、それを吸い上げたり他の場所に送ったりする機械。「井戸・の・ 水・を・ ぽんぷ・で・ 汲む。」◆単に「ぽんぷ」と言うだけでも、井戸からの汲み上げポンプを指すことが多かった。

ほんぶり【本降り】《名詞》 雨や雪の降り方が、強く多いこと。「いよいよ・ ほんぶり・に・ なっ・てき・まし・た・なー。」■対語=「こぶり【小降り】」

ぼんべらぼう〔ぼんべらぼー〕《名詞、形容動詞や()》 一面に平らで、凹凸がないこと様子。つるつるで、変化に乏しい様子。「ぼんべらぼんの・ 顔」〔⇒ずんべら、ずんべり、ずんべらぼう、ずんべらぼん、のっぺら、のっぺり、のっぺらぼう、のっぺらぼん、ぼんべらぼん〕

ぼんべらぼん《名詞、形容動詞や()》 一面に平らで、凹凸がないこと様子。つるつるで、変化に乏しい様子。「ぼんべらぼんの・ 石・で・ 囲い・を・ する。」〔⇒ずんべら、ずんべり、ずんべらぼう、ずんべらぼん、のっぺら、のっぺり、のっぺらぼう、のっぺらぼん、ぼんべらぼう〕

ぽんぽこ《名詞》 目のまわりに縁があって尾が太い、山にすみ夜行性で、人を騙すと思われている動物。「ぽんぽこ・が・ 茶釜・に・ 化ける。」◆腹をぽんぽんと叩く動物というイメージで、おどけて言う言葉。◆幼児語。〔⇒たぬき【狸】、たのき()、ぽんぽこだぬき【ぽんぽこ狸】

ぽんぽこ《形容動詞や()》 ①中身がいっぱいになって、入れ物などがはちきれそうになっている様子。「鞄・が・ ぽんぽこに・ なっ・とる。」②たくさん食べて、満腹になっている様子。「思いっ切り・ 食べ・て・ 腹・が・ ぽんぽこに・ なっ・た。」③妊娠して、お腹が大きくなっている様子。「ぽんぽこに・ なっ・て・ 歩きにくそーや。」〔⇒ぽんぽこぽん、ぽんぽこぽんのぽん〕

ぽんぽこだぬき【ぽんぽこ狸】《名詞》 目のまわりに縁があって尾が太い、山にすみ夜行性で、人を騙すと思われている動物。「ぽんぽこだぬき・が・ 月夜・の・ 晩・に・ 踊る・ 話」◆腹をぽんぽんと叩く動物というイメージで、おどけて言う言葉。幼児語。〔⇒たぬき【狸】、たのき()、ぽんぽこ〕

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