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2017年9月30日 (土)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (518)    (通算2516回)

日常生活語 「ま」④

 

まえから【前から】《副詞》 今ではなくて過去の時点から。過去の時点で既に。「それ・は・ まえから・ 決め・とっ・た・ こと・や・ねん。」〔⇒まいから(前から)、まえまえから【前々から】、まいまいから(前々から)

まえがり【前借り】《名詞、動詞する》 まだ受取日になっていないときに、給料などのお金を受け取ること。「給料・の・ まえがり・は・ でけ・へん。」〔⇒まいがり(前借り)、さきがり【先借り】

まえだれ【前垂れ】《名詞》 ①炊事や作業をするときなどに、衣服を汚さないために、腰から下のあたりに付ける丈夫な布。「まえだれ・を・ し・て・ 配達・に・ 行く。」「まえだれ・ し・て・ 料理・を・ 作る。」②乳幼児が食事をするときなどに、衣服を汚さないために、顎のあたりから上半身に付ける布。「こぼさ・ん・よーに・ まえだれ・を・ 付け・たる。」◆①には、日常的な作業のために厚手で作られているものがあり、宣伝のために会社名、商店名、商品名などが書かれているものもある。〔⇒まいかけ(前掛け)、まえかけ【前掛け】、まいだれ(前垂れ)、エプロン【英語=apron

まえど【前度】《名詞》 ①現在から隔たった、過去のある時期。「まえど・に・ いっぺん・ 喧嘩し・た・ こと・が・ ある。」②反復したり継続したりすることがらの、この前のとき。今回のひとつ前のとき。「あんた・に・は・ まえど・の・ 時・に・ お目・に・ かかり・まし・た・なー。」〔⇒まいど(前度)、ぜん【前】⇒まえ【前】、まい()⇒ぜんかい【前回】、まえのかい【前の回】、まいのかい(前の回)

まえどれ【前獲れ】《名詞》 すぐ前の海で獲れた魚介類。地元産の魚介類。「まえどれ・の・ 蛸・は・ 活き・が・ 良ー・て・ うまい。」「まえどれ・の・ 魚・やっ・たら・ 魚の棚(うおんたな)・で・ 買い・なはれ。」〔⇒まえのもん【前の物】

まえのかい【前の回】《名詞》 反復したり継続したりすることがらの、この前のとき。今回のひとつ前のとき。「まえのかい・で・ 決まら・なんだ・ こと・を・ 今日・は・ 決め・たい・と・ 思ー・とり・ます。」■対語=「つぎのかい【次の回】」〔⇒まえど【前度】、まいど(前度)、ぜんかい【前回】、まいのかい(前の回)、ぜん【前】

まえのひ〔きえのひー〕【前の日】《名詞》 その日の、前の日。「まえのひー・に・ かぜ・を・ ひー・て・ えんそく・は・ けっせきし・てん。」〔⇒ぜんじつ【前日】

まえのもん【前の物】《名詞》 ①すぐ前の海で獲れた魚介類。地元産の魚介類。「まえのもん・や・さかい・ 新しい・よ。」②地元産の野菜や穀物。「あの・ スーパー・の・ 野菜・は・ まえのもん・や・ねん。」③自宅の庭や、自宅のすぐ近くで収穫できる作物。「まえのもん・を・ 引い・てき・て・ おひたし・に・ し・た。」⇒まえどれ【前獲れ】

まえば【前歯】《名詞》 口の前の方にある、上下の歯。「こけ・て・ 顎・を・ 撲っ・て・ まえば・が・ 動い・た。」■対語=「おくば【奥歯】」

まえばらい【前払い】《名詞、動詞する》 給料や代金などを先に渡すこと。「給料・の・ まえばらい・なんか・ でけ・へん・がな。」■対語=「あとばらい【後払い】」〔⇒まいばらい(前払い)、さきばらい【先払い】

まえまえ【前々】《名詞、副詞に》 ずっと以前。「まえまえに・ 聞い・た・ 話・を・ 思い出し・た。」〔⇒まいまい(前々)

まえまえから【前々から】《副詞》 今ではなくて過去の時点から。過去の時点で既に。「まえまえから・の・ 約束・でっ・さかい・ あんじょー・ お頼(たの)・申します。」〔⇒まいまいから(前々から)、まえから【前から】、まいから(前から)

まえむき【前向き】《名詞》 ①その場の正面に向けること。「まえむき・に・ 体育館・の・ 椅子・を・ 並べる。」②顔の正面の方向。「まっすぐ・ まえむき・に・ 歩け。」■対語=「うしろむき【後ろ向き】」「おしろむき【(後ろ向き)】」〔⇒まえむけ【前向け】

まえむけ【前向け】《名詞》 ①その場の正面に向けること。「スタンド・に・ 向かっ・て・ まえむけ・に・ 整列する。」②顔の正面の方向。「よそ見・を・ せ・んと・ まえむけ・に・ 進め。」■対語=「うしろむけ【後ろ向け】」「おしろむけ【(後ろ向け)】」〔⇒まえむき【前向き】

まえより【前寄り】《名詞》 全体の中で、前の部分に属すること。「まえより・の・ 席・に・ 座っ・てください。」■対語=「あとより【後寄り】」「うしろより【後ろ寄り】」

まえわたし【前渡し】《名詞、動詞する》 商品や金を、予定の日や約束の日になっていないときに渡すこと。「品物・を・ まえわたし・に・ する。」

まがいもん【紛い物】《名詞》 本物に似せて作っているが本物でないこと。また、そのようなもの。「安い・(と・) 思(おも)・たら・ ほんまもん・や・のー・て・ まがいもん・を・ つかま・され・た。」■対語=「ほんまもん【本間物】」「ほんもの【本物】」「ほんもん【本物】」〔⇒にせ【贋、偽】、にせもん【贋物、偽物】、だまし【騙し】、だましもん【騙し物】

まがさす〔まーがさす〕【魔が差す】《動詞・サ行五段活用》 よくない考えがふと沸き上がってくる。よくない行動を思わず行ってしまう。「まーがさし・て・ カンニング・を・ し・ても・た。」

まかす【任す】《動詞・サ行五段活用》 ①ものごとの判断や処理などを他の人にゆだねて、その人の考えにそって行わせる。「どこ・へ・ 行く・か・は・ あんた・に・ まかし・ます・さかい・ 決め・てください。」②自分がしないで、他の人にやってもらう。「金・を・ 払(はろ)・て・ 仕事・を・ 他・の・ 人・に・ まかす。」③制限や束縛をしないで、可能な限り使う。「骨董・を・ 金・に・ まかし・て・ 買い込む。」「力・に・ まかし・て・ 引っ張る。」

まかす【負かす】《動詞・サ行五段活用》 相手に勝つ。相手が負けるようにする。「負け・て・ばっかり・の・ 相手・を・ はじめて・ まかし・たっ・た。」

まかせ まかせ よいやまかせ《成句》 秋祭りで、力を合わせて「だんじり【壇尻】」をかき上げるために、みんなで大きな声を出して唱える言葉。

まがぬける〔まーがぬける〕【間が抜ける】《動詞・カ行下一段活用》 ①調子が外れる。肝心なことが抜け落ちている。引き締まった感じがしない。「まーがぬけ・た・よーな・ 挨拶・やった。」②飲食物の新鮮さが失われる。特に、飲食物の刺激的な特性が失われる。「まーがぬけ・た・ サイダー・を・ 飲ん・だ。」⇒きがぬける【気が抜ける】

まがり【間借り】《名詞、動詞する》 お金を払って、建物の一部の部屋を借りて住んだり商売などをしたりすること。「学生・の・ 時・は・ 知り合い・の・ 家・に・ まがりし・とっ・た。」

まがりかど【曲がり角】《名詞》 ①道が直角に、または鋭角のように曲がっているところ。「まがりかど・は・ 気・を・ つけ・んと・ 危ない・よ。」②ものごとの変わり目。「商売・が・ おかしー・ なっ・てき・た・ まがりかど・は・ 2年前・やっ・た。」

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