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2017年10月12日 (木)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (530)    (通算2528回)

日常生活語 「ま」⑯

 

まるきり【丸きり】《副詞》 そのことを強く否定する気持ちを表す言葉。まったく問題にならない様子を表す言葉。「あれ・から・ まるきり・ 返事・が・ あら・へん。」「まるきり・ 元気・が・ のーなっ・た。」◆後ろに打ち消しの言葉を伴うことが多い。〔⇒ねっから【根っから】、ねからはから【根から葉から】、まるっきり【丸っきり】、てんで、とんと、てんと、ぜんぜん【全然】

まるぐち【丸ぐち】《名詞》 まるまるすべて。「広い・ 敷地・を・ まるぐち・ 売っ・ても・とる。」

まるくび【丸首】《名詞》 シャツなどの襟が首周りに沿って、丸くくりぬいてあるもの。「まるくび・の・ セーター・や・さかい・ 涼しい・なー。」

まるこい【丸こい、円こい】《形容詞》 ①円形や球形をしている。「犬・が・ まるこー・ なっ・て・ 日向ぼっこ・を・ し・とる。」「まるこい・ 皿」②角張っていなくて、穏やかな線を持っている。「まるこい・ パン」③くるくるした感じで愛らしい。「まるこい・ 目ー・の・ 女・の・ 子」④人柄が穏やかである。「言()ー・ こと・を・ よー・ 聞い・てくれる・ まるこい・ 人・や。」〔⇒まるい【丸い、円い】

まるごと【丸ごと】《副詞》 ①分けたり残したりしないで、全部をまとめて。「林檎・の・ 皮・を・ 剥()か・ん・と・ まるごと・ かじる。」②増減したり修正したりすることなく、受け入れる様子。「人・の・ 文章・を・ まるごと・ 写し・たら・ あか・ん・やろ。」⇒まるなり【丸なり】、まんなり(丸なり)

まるた【丸太】《名詞》 切り倒して、皮を取り除いただけの木。「まるた・の・ 電信柱」〔⇒まるたんぼう【丸太ん棒】

まるだし【丸出し】《名詞、動詞する》 隠さないで、すべてをありのまま出すこと。「尻・を・ まるだし・に・ し・て・ みっともない・ やつ・や・なー。」「腹・を・ まるだし・に・ し・て・ 寝・たら・ 寝冷えする・ぞ。」「阿呆・を・ まるだし・に・ し・て・ しゃべっ・とる。」

まるたんぼう〔まるたんぼー、まるたんぼ〕【丸太ん棒】《名詞》 切り倒して、皮を取り除いただけの木。「まるたんぼ・を・ 立て・て・ 乾かし・とる。」〔⇒まるた【丸太】

まるっきり【丸っきり】《副詞》 そのことを強く否定する気持ちを表す言葉。まったく問題にならない様子を表す言葉。「この・ 問題・は・ 難しー・て・ まるっきり・ 手ー・が・ つけら・れ・へん。」◆後ろに打ち消しの言葉を伴うことが多い。〔⇒ねっから【根っから】、ねからはから【根から葉から】、まるきり【丸きり】、てんで、とんと、てんと、ぜんぜん【全然】

まるつぶれ【丸潰れ】《形容動詞や()》 ①ものが全部だめになること。「台風・が・ 来・て・ 畑・の・ 野菜・が・ まるつぶれに・ なっ・た。」②信用や面目などが、すっかりなくなってしまうこと。「そんな・ こと・ し・たら・ あんた・の・ 顔・が・ まるつぶれや。」

まるで《副詞》 ①完全にそのような状態であるということを表す言葉。「まるで・ 初め・から・ 受け付け・てくれ・へん。」「まるで・ 何・も・ 覚え・とら・へん。」②何かとよく似ているということを表す言葉。「まるで・ 雪・みたいな・ 白さ・や。」〔⇒まんで、まっで。⇒まったく。⇒ちょうど【丁度】

まるなり【丸なり】《副詞》 ①分けたり残したりしないで、全部をまとめて。「一人っ子・やっ・た・さかい・ まるなり・ 遺産・を・ 貰(もろ)・た・そーや。」②もとの状態のままで、手を加えずに。「まるなり・ 大根・を・ 持っ・てき・てくれ・た・さかい・ 土・が・ いっぱい・ つい・とっ・た。」⇒まんなり(丸なり)、まるごと【丸ごと】

まるのみ【丸飲み】《名詞、動詞する》 ①砕いたり噛んだりしないで、そのまま飲み込むこと。「飴・を・ まるのみし・たら・ 喉・に・ 詰まる・ぞ。」「苦い・ 薬・を・ オブラート・に・ 包ん・で・ まるのみする。」②他人の言ったことを深く考えないで、受け入れてしまうこと。「あいつ・の・ 言ー・ こと・を・ まるのみし・たら・ えらい・ めー・に・ あう・ぞ。」〔⇒まんのみ(丸飲み)

まるはだか【丸裸】《形容動詞や()、名詞》 ①衣類などを何も身に付けていない様子。また、そのような人。「まるはだかの・ 子ー・が・ 3人・ 海・で・ 泳い・どる。」②財産などを失って、体の外には何も持っていない様子。また、そのような人。「火事・で・ まるはだかに・ なっ・ても・た。」〔⇒あかはだか【赤裸】、すっぱだか【素っ裸】、すっとんとん。⇒すっぽん、すっぽんぽん、すっぽんぽんのまるはだか【すっぽんぽんの丸裸】

まるぺけ《名詞》 ①「〇」と「×」の符号。「アンケート・に・ まるぺけ・を・ 入れる。」②答えとして、正しいことと誤っていること。良いことと悪いこと。「この・ 答え・は・ まるぺけ・の・ どっち・や・ わから・へん。」

まるぺけつける《動詞・カ行下一段活用》 正誤の判断をする。答案を採点する。「まるぺけつけ・て・ 返し・てもろ・た。」

まるまる【丸々】《副詞と、動詞する》 ふっくらと太っている様子。「まるまるし・た・ 赤ちゃん・や・なー。」

まるまる【丸々】《副詞》 欠けるところがなく、すべてである様子。すっかり全部。「持っ・とっ・た・ 金・を・ まるまる・ 使()こ・ても・た。」「まるまる・ 1週間・ かけ・て・ 仕上げ・た。」「あいつ・の・ 言ー・ こと・は・ まるまる・ 信用せ・ん・ 方・が・ 良()ー・と・ 思う。」

まるみ【丸み】《名詞》 丸い様子。丸い感じ。丸くなっている程度。「板・の・ 角・に・ まるみ・を・ つける。」

まるみえ【丸見え】《形容動詞や()》 見えないようにしておくべきものが、すっかり見えている様子。内緒にしておくべきものが、すっかりあらわになっている様子。「家・の・ 中・が・ まるみえや。」「あんた・の・ 言い・たい・ こと・は・ まるみえやっ・た。」

まるめこむ【丸め込む】《動詞・マ行五段活用》 うまいことを言って、人を自分の思い通りにする。「後輩・を・ まるめこむ。」「飯・を・ いっしょに・ 食()ー・て・ まるめこま・れ・ても・た。」

まるめる【丸める】《動詞・マ行下一段活用》 ①丸い形にする。「餅・を・ まるめる。」②髪の毛を剃る。「頭・を・ まるめ・て・ 坊さん・に・ なる。」

まるもうけ〔まるもーけ〕【丸儲け】《名詞、動詞する》 元手がかからず、入る金額のすべてが利益になること。全部、自分の利益になること。あまり努力しないで大きな利益を得ること。「坊主・ まるもーけや。」「闇・で・ まるもーけし・た・ やつ・が・ おる。」

まるもち【丸餅】《名詞》 搗いたのちに丸い形にした餅。「正月・の・ まるもち・を・ 神棚・に・ 供える。」

まるやき【丸焼き】《名詞、動詞する》 分けたりしないで、全体の形のまま焼くこと。また、その焼いたもの。「七面鳥・の・ まるやき」

まるやけ【丸焼け】《名詞、動詞する》 火事ですっかり焼けること。全焼。「まるやけ・で・ 何もかも・ 無()ーなっ・た。」

まわし〔まーし〕【回し】《名詞》 相撲をとるときに、力士や選手などが股を覆うためにつけるもの。「一人前・に・ まーし・を・ つけ・て・ 相撲・を・ とる。」〔⇒ふんどし【褌】

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