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2017年10月13日 (金)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (531)    (通算2529回)

日常生活語 「ま」⑰

 

まわす〔まーす〕【回す】《動詞・サ行五段活用》 ①そのもの全体がくるくる回転するようにする。「独楽(ごま)・を・ まーす。」②円を描くように動かす。「ハンドル・を・ まーす。」「時計・の・ 針・を・ まーす。」③周りを取り巻くようにする。「腕・を・ まーす。」④ものを順に送る。ものを次々に送る。「回覧板・を・ まーす。」④湯に水を加える。「水・を・ まーし・て・ うめる。」⑤ある液体に別のものを加える。「ウイスキー・に・ 水・を・ まーす。」■自動詞は「まわる【回る】」「まう【(回う)】」■名詞化=まわし【回し】

まわす〔まーす〕【回す】《接尾語・サ行五段活用》[動詞の連用形に付く] ①盛んに何かをする様子を表す言葉。「粘土・を・ こねまーす。」「腹・が・ 立っ・た・ので・ どつきまわし・たっ・た。」②一面や一帯に対して何かをすることを表す言葉。「周り・を・ 眺めまーす。」③次から次へと何かをすることを表す言葉。「同じ・ 文章・を・ 使いまーす。」■接尾語(名詞化)まわし【回し】

まわた〔まーた〕【真綿】《名詞》 くずの繭を引きのばして綿のようにしたもの。「まーた・を・ 入れ・て・ 綿入れ・に・ する。」

まわり〔まーり〕【回り、周り】《名詞》 ①順々にたどって行くこと。「年末・の・ 夜まーり・を・ する。」②行きわたること。「火・の・ まーり・が・ 早い。」③ものの辺り。ものの周辺。「家・の・ まーり・を・ 掃除する。」④ものの外側のふち。「荷物・の・ まーり・の・ 長さ・を・ 測る。」⑤取り巻いているもの。「まーり・の・ 家・から・ 苦情・が・ 来る。」

まわり〔まーり〕【回り】《助数詞》 まわる回数を数える言葉。「針・が・ 1まーり・ する。」◆干支の12年間を「1まわり」と表現することがある。「2まーり・ 年上・の・ 人」

まわりあわせ〔まーりあわせ〕【回り合わせ】《名詞》 意志や努力とは関係なく、うまくいったりいかなかったりする、そのようになる運命。そのようになるべき理由がないのに、おもいがけなく起こること。「まーりあわせ・が・ 良()ー・て・ くじ・に・ 当たっ・た。」〔⇒めぐりあわせ【巡り合わせ】

まわりくどい〔まーりくどい〕【回りくどい】《形容詞》 説明の仕方などが直接的でなくて、わかりにくい。余分なことが加わっていて、わかりにくい。「まーりくどー・て・ 何・を・ 言()ー・とる・ん・か・ よー・ わから・ん。」

まわりみち〔まーりみち〕【回り道】《名詞、動詞する》 遠回りの道。また、そのような道を通ること。「いつも・ 学校・から・ まーりみちし・て・ 帰っ・てくる。」

まわりもん〔まーりもん〕【回り物】《名詞》 地元でとれた野菜や魚などではなく、他の地域でとれて運ばれてきたもの。「この・ 鰯・は・ 前獲れ・や・ のー・て・ まわりもん・や。」

まわる〔まーる〕【回る】《動詞・ラ行五段活用》 ①そのもの全体がくるくる回転する。「風車(かざぐるま)・の・ 羽根・が・ まーっ・とる。」②円を描くように動く。「人工衛星が・ 地球・を・ まわる。」③周りを取り巻くようになる。「木ー・に・ 草・の・ つる・が・ まわっ・とる。」④順々にたどって行く。「隣保・の・ 家・を・ まわっ・て・ 知らす。」⑤別の所に立ち寄る。「本屋・に・ まーっ・て・から・ 帰る。」⑥全体に行きわたる。「だんだん・ 酔い・が・ まーっ・てき・た。」⑦ある時刻を過ぎる。「3時・を・ まーっ・た・ところ・や。」⑧よく動く。よく働く。「頭・が・ まーる。」「目ー・が・ くるくる・ まわる・ 人」■他動詞は「まわす【回す】」■名詞化=まわり【回り】⇒まう(回う)

まわれみぎ〔まーれみぎ〕【回れ右】《名詞、動詞する》 ①円を描くように、右回りで180度回転すること。②始めていたこと(特に、どこかへ出かけようとしていたこと)を途中で止めること。「きーれみぎし・て・ 戻っ・てき・た。」◆①に類することとして「まわれひだり【回れ左】」もあるが、使用頻度は少ない。

まん《名詞》 その人にとっての時の運。巡り合わせ。「まん・が・ 悪い・ こと・に・ 雨・が・ 降り出し・た。」「今・ 戻っ・た・ とこ・や・さかい・ ちょーど・ えー・ まん・に・ あんた・は・ 来・た・なー。」「まん・ 良()ー・ 電車・に・ 間に合()ー・た。」〔⇒ま【間】

まん【満】《名詞》 生まれたときから1年が過ぎるごとに1歳を加える、年齢の数え方。「まん・で・ 50・に・ なり・まし・てん。」◆対語=「かぞえ【数え】」「かぞえどし【数え年】」

まん【万】《名詞(数詞)》 数の単位で、千の10倍。百の100倍。十の1000倍。「1まん円」

まん【真ん】《接頭語》 純粋にそうである、間違いなくそうである、正確にちょうどそのようである、という意味を添える言葉。「まん丸・の・ りんご・を・ かじる。」「まん真ん中・に・ 落ち・た。」◆接頭語「ま()」がナ行音・マ行音に続くときには「まん」となることがある。強調するために「ま」「まっ」「まん」を重ねて使うことがあり、「真っ真ん中」のような言い方になることがある。〔⇒ま【真】、まっ【真っ】

まんいん【満員】《名詞、形容動詞や()》 ①乗り物や会場などが、人がいっぱいである様子。いっぱいになって、あふれている様子。「今朝・の・ 電車・は・ まんいんやっ・た。」②決められた人数に達すること。「500人・で・ 座席・は・ まんいん・です。」

まんえん【万円】《助数詞》 ふざけて、例えば「500円」を「500まんえん」と言うことがある。「ありがとー・ ほな・ お釣り・ 350まんえん。」

まんが【漫画】《名詞》 いろいろな物語や出来事を、簡略的に描いた絵に言葉を添えて、面白く描き表したもの。「手塚治虫・の・ まんが・は・ 次・が・ 楽しみ・やっ・た。」

まんかい【満開】《名詞》 花がすっかり開くこと。すべての花が開くこと。花盛りの状態。「明石公園・は・ 桜・が・ まんかい・や。」

まんげつ【満月】《名詞》 陰暦15日の夜の、欠けるところがなく、まん丸い月。また、そのような月が出ている夜。「まんげつ・を・ 見・ながら・ 歩い・て・ 帰っ・た。」〔⇒じゅうごや【十五夜】

まんざい【漫才】《名詞》 2人以上の芸人が滑稽な話やしぐさなどをして、かけあいで観客を楽しませる演芸。「お前ら・ 2人・の・ 話・を・ 聞い・とっ・たら・ まるで・ まんざい・みたいや・なー。」

まんざら【満更】《副詞》 そうであるとは限らないということを表す言葉。必ずしも。「あいつ・の・ 言()ー・ こと・は・ まんざら・ 嘘・でも・ ない。」◆後ろに打ち消しの言葉が伴う。

まんじゅう〔まんじゅー〕【饅頭】《名詞》 小麦粉で作り醗酵させた皮の中に、餡や肉などを入れて蒸した食べ物。「赤穂・の・ 塩味まんじゅー」〔⇒おまん【お饅()

まんせい〔まんせー〕【慢性】《名詞》 病気などで、急に悪くはならないが、治るまでに長引く性質のもの。「風邪・が・ まんせー・に・ なっ・ても・た。」

まんぞく【満足】《形容動詞や()、動詞する》 自分の思い通りになって、気に入らないことなどがない様子。申し分がなく十分に果たされている様子。「腹いっぱい・ 食べ・て・ まんぞくし・た。」「決勝戦・まで・ 行け・て・ まんぞくや。」■対語=「ふまん【不満】」

まんだら()】《形容動詞や()》 ①違う色が、ところどころに混じっている様子。「茶色・と・ 白・の・ まんだらの・ 毛ー・の・ 猫」②全体が一様に整っていない様子。「花壇・に・ 植え・とる・ 花・の・ 種類・が・ 多ー・て・ まんだらや。」〔⇒まだら【斑】だんだら【段だら】、まだらもよう【斑模様】、まんだらもよう(斑模様)、だんだらもよう【段だら模様】

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