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2017年10月21日 (土)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (539)    (通算2537回)

日常生活語 「み」⑦

 

みてくれ【見てくれ】《名詞》 ①外観から受ける、そのものについての印象。外から見た様子や、人目につきやすいところ。「みてくれ・が・ えー・ もん・が・ よー・ 売れる。」②身なりや容姿などの様子。また、それによって人に与える印象。「みてくれ・の・ 可愛らしー・ 子」〔⇒みかけ【見掛け】、みため【見た目】⇒みて【見て】、うわべ【上辺】、ひょうめん【表面】⇒ふうさい【風采】

みとおし〔みとーし〕【見通し】《名詞》 ①さえぎるものがなくて、手前から遠くまでを一目で見えること。「今日・は・ 淡路島・の・ 南・の・ 方・まで・ みとーし・が・ きく。」②先のことについて予想や見当をつけて、方向性を持つこと。「1週間・で・ でける・か・どー・か・ 仕事・の・ みとーし・を・ つける。」

みとおす〔みとーす〕【見通す】《動詞・サ行五段活用》 ①さえぎるものがなくて、手前から遠くまでを一目で見える。「駅・まで・の・ 通り・を・ みとーす・ こと・が・ でける。」②初めから終わりまでのすべてを見る。「3時間・ かけ・て・ 映画・を・ みとーし・た。」③先のことについて予想や見当をつけて、方向性を持つ。「次・の・ こと・を・ みとーし・て・ 仕事・を・ せ・な・あか・ん・がい。」■名詞化=みとおし【見通し】

みとみない【見とみない】《形容詞》 見た感じが良くないので、他人に対して恥ずかしいという気持ちが生じる状態である。見ている方が不愉快になるほどである。「お前・の・ 泣き顔・なんか・ みとみない・わい。」■似たような意味を表す言葉に、「ききとみない【聞きとみない】」「しとみない【仕とみない】」「いきとみない【行きとみない】」などがある。〔⇒みぐるしい【見苦しい】、みっともない、みにくい【醜い】

みとめ【認め】《名詞》 日常的に、確認などのために使う印鑑。また、その印影。「みとめ・を・ 押し・て・ 書留・を・ 受け取る。」■対語=「じついん【実印】」〔⇒みとめいん【認め印】

みとめいん【認め印】《名詞》 日常的に、確認などのために使う印鑑。また、その印影。「みとめいん・やのー・て・ 実印・を・ 使っ・てください。」■対語=「じついん【実印】」〔⇒みとめ【認め】

みどり【緑】《名詞》 ①草木の葉のような色。「田植え・が・ すん・で・ 田圃・が・ みどり・に・ なっ・た。」②草や木。また、草や木の新芽。「みどり・が・ 多い・ 公園・を・ 散歩する。」「みどり・が・ 出・てき・た。」③進んでもよいという意味を表す交通の合図。「赤・の・ 信号・が・ みどり・に・ なっ・た。」〔⇒みどりいろ【緑色】①③⇒あお【青】、あおいろ【青色】⇒みどりしんごう【緑信号】、あおしんごう【青信号】

みどりいろ【緑色】《名詞》 ①草木の葉のような色。「木ー・の・ 柵・を・ みどりいろ・に・ 塗る。」②進んでもよいという意味を表す交通の合図。「みどりいろ・に・ なる・まで・が・ 長い・ 交差点・や。」〔⇒みどり【緑】⇒あお【青】、あおいろ【青色】、みどりしんごう【緑信号】、あおしんごう【青信号】

みどりしんごう〔みどりしんごー〕【緑信号】《名詞》 進んでもよいという意味を表す交通の合図。「みどりしんごー・まで・ ゆっくり・ 待て。」〔⇒あお【青】、あおいろ【青色】、みどり【緑】、みどりいろ【緑色】、あおしんごう【青信号】■対語=「きしんごう【黄信号】」「あかしんごう【赤信号】」

みどりのひ〔みどりのひー〕【みどりの日】《名詞》 国民の祝日の一つで5月4日に設定されており、自然に親しみ、その恩恵に感謝し豊かな心を育む日。「みどりのひ・に・ ハイキングする。」

みとるまに〔みとるまーに〕【見とる間に】《副詞》 短い時間のうちに状況などが急速に変わる様子を表す言葉。「みとるまに・ 川・の・ 水かさ・が・ 増え・てき・て・ びっくりし・た。」〔⇒みるまに【見る間に】、みるみる【見る見る】、みるみるうちに【見る見るうちに】

みとれる【見惚れる、見蕩れる】《動詞・ラ行下一段活用》 人や風景などに心を奪われて、うっとりとして見入る。「汽車・の・ 窓・から・ 景色・に・ みとれ・とっ・た。」

みな【皆】《名詞、副詞》 ①その場にあるものすべて。関係あるものすべて。「台風・で・ 植木鉢・が・ 棚・から・ 落ち・て・ みな・ めげ・ても・た。」②その場にいる人すべて。関係のある、すべての人。その組織に属するすべての人。「暑(あつ)なっ・て・ みな・ 上着・を・ 脱い・どる。」◆自分に都合のよいように言うときに、自分以外の誰かがそうであることを「みな【皆】」と表現することがある。「みな・ 携帯・を・ 買()ー・てもろ・とる。」〔⇒みんな【皆】⇒ぜんぶ【全部】、あるだけ【有るだけ】、あんだけ【有んだけ】⇒ぜんいん【全員】

みなおす【見直す】《動詞・サ行五段活用》 ①誤りなどがないか、もう一度よく点検をする。「ひび・が・ 入っ・とら・ん・か・どー・か・ もー一遍・ よー・ みなおし・てみー。」②点検して良くないことを改善する。「自治会・の・ 規約・を・ みなおし・た。」③改めて価値などを認識する。評価を変える。「あいつ・の・ 勇気・を・ みなおし・た。」

みなと【港】《名詞》 船が停泊して、旅客の乗降や貨物の積み下ろしができるように設備などを整えてあるところ。「フェリー・が・ みなと・に・ 着い・た。」「明石・の・ みなと・から・ 淡路行き・が・ 出る。」

■江井ヶ島にも小さな港がある。『明石市史 下巻』(昭和4511月、明石市役所発行)で明石の近代を扱ったところに「江井ヶ島港の改修」(288289ページ)という項目があり、その中に次のような記述が見られる。

 

 明治三十一年六月明石郡長の勧めと江井ヶ島酒造協会の発起によって港湾改修期成同盟会が結成され、明治四十一年に工費九三〇〇円の予算で起工したが、さらに工事の完全を期して一五〇〇〇円をもって大正四年(一九一五)六月完成した。

 江井ヶ島地方は当時明石郡重要物産の首位を占める清酒の醸造地で、その消長は地方経済界に影響を及ぼす所が大きく、その販路の拡張は交通の便否に大いに関係があるため、ここに巨額の経費を支出して港湾改修に努めた。

 

 ここには、清酒が「明石郡重要物産の首位」であると書かれている。明石郡は海岸線から後背地までの広い地域に及んでいて、現在の明石市だけではなく、神戸市垂水区、神戸市西区を含む地域であった。この地域の現在の工業製品はさまざまな分野に広がっているが、この時代は清酒が重要物産の首位を占めていたという。とりわけ江井ヶ嶋酒造株式会社の役割が大きかったことは言うまでもない。

 江井ヶ島港からは清酒が機帆船によって積み出され、原料なども機帆船によって運ばれてきていた。実は、この辞典の筆者の家は祖父の代まで、漁業とともに、機帆船による運搬の仕事もしていた。持ち船の「順栄丸」は第2次世界大戦のときに差し出すように軍から命じられ、その機帆船がどこに回航され、どのように使われたかはわからないということを聞いている。戦後も江井ヶ島港では天啓丸などの機帆船が活躍していたことが記憶に残っている。かつての江井ヶ島港は、さして大きくはない機帆船が母港としていた港であって、今の江井ヶ島港は漁港としての役割だけになっている。

みなみ【南】《名詞》 方角の一つで、太陽が昇る方に向かって右手の方。「みなみ・に・ 淡路島・が・ 見える。」「みなみ・から・ 風・が・ 吹い・てくる。」

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