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2017年10月22日 (日)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (540)    (通算2538回)

日常生活語 「み」⑧

 

みならい【見習い】《名詞、動詞する》 正式に仕事に就く前に実地に訓練や教育を受けること。仕事をしながら仕事の仕方を覚えること。また、そのような段階の人。「みならい・の・ 運転手」

みなれる【見慣れる】《動詞・ラ行下一段活用》 これまでにしばしば目にしている。その内容などをよく知っており、珍しく思わない。「里帰りし・て・ みなれ・た・ 村・を・ 歩い・た。」〔⇒みつける【見付ける】

みにくい【醜い】《形容詞》 見た感じが良くないので、他人に対して恥ずかしいという気持ちが生じる状態である。見ている方が不愉快になるほどである。「人・の・ 悪口・を・ 言()ー・の・は・ みにくい。」「10円・ 20円・の・ こと・で・ ごちゃごちゃ・ 言()ー・の・は・ みにくい・ぞ。」〔⇒みぐるしい【見苦しい】、みっともない、みとみない【見とみない】

みにくい【見難い】《形容詞》 ①見ているものをはっきり識別しにくい。「小(こま)い・ 字ー・で・ みにくい。」②見ている場所などがよくなくて、はっきり見えない。「後ろ・の・ 方・の・ みにくい・ 席・やっ・てん。」■対語=「みやすい【見易い】」

みにつく〔みーにつく〕【身に付く】《動詞・カ行五段活用》 覚え込んだ知識や技能などが自分のものになる。「綺麗な・ 言葉・が・ みについ・た・ 人・や・さかい・ 感じ・が・ 良()ー。」■他動詞は「みにつける【身に付ける】」

みにつける〔みーにつける〕【身に付ける】《動詞・カ行下一段活用》 知識や技能などを覚え込んで自分のものとする。「ちゃんと・ し・た・ 挨拶・の・ 仕方・を・ みーにつける。」■自動詞は「みにつく【身に付く】」

みぬき【身抜き】《名詞》 鶏卵を殻のままゆでたもの。また、その殻を取り去った中身。「みぬき・の・ 皮・を・ むく。」「みぬき・に・ 塩・を・ 振っ・て・ 食べる。」◆小学生の頃か中学生の頃か忘れたが、「にぬき【煮抜き】」という言葉を初めて聞いたときは違和感を覚えた。ゆで卵は、ゆでて作るものであって、煮て作るものではないという気持ちからであったろうか。煮るというのは何かの味付けを加えるもので、ゆでるというのは味付けをしないものという意識があったからかもしれない。生卵のまま割ると、どろっとした卵全体が流れ出る。それに比べると、ゆで卵は、黄身と白身がはっきりと分かれて、身がきちんとする(抜ける)から「みぬき【身抜き】」と言うのだろうと思っていた。

みのうえ【身の上】《名詞》 ①人が生まれてから現在までに経験してきた事柄。「みのうえ・の・ 話・を・ する。」②その人の境遇や暮らし向き。一生の運命。「人・の・ みのうえ・の・こと・は・ あんまり・ 聞か・ん・ 方・が・ えー・やろ。」

みのまわり〔みのまーり〕【身の回り】《名詞》 ①ふだん、体につけたり使ったりするもの。また、ふだんのごく普通の行動。「旅行・に・ 持っ・ていく・ みのまーり・の・ 物」②その人をとりまく日常の生活。生活によって生じる雑事。「父親・の・ みのまーり・の・ 世話・を・ する。」

みのむし【蓑虫】《名詞》 木の枝や葉をつづって袋状の巣を作ってすんでいる、蛾の幼虫。「みのむし・が・ 枝・に・ ぶらさがっ・とる。」

みのる【実る】《動詞・ラ行五段活用》 穀物や草木の実ができる。実が熟する。「稲・が・ だいぶ・ みのっ・てき・た。」■名詞化=みのり【実り】

みばえ【見映え】《名詞、動詞する》 見かけなどが立派であること。見比べてみると、優れた感じがすること。「みばえ・の・ えー・ もの・を・ 贈る。」■対語=「みおとり【見劣り】」

みはからう【見計らう】《動詞・ワア行五段活用》 ①見比べて、望ましいものを決める。「5千円・ほど・の・ もの・を・ みはかろー・て・ 買()ー・てき・てんか。」②それが望ましいものであろうと、大まかな見当をつける。「時間・を みはかろー・て・ 家・を・ 出る。」

みはらし【見晴らし】《名詞》 広く遠くまで見渡すこと。また、そのようにして眺められる一面の眺め。「みはらし・の・ えー・ 展望台」

みはり【見張り】《名詞、動詞する》 辺りの様子に注意を払いながら、番をすること。また、そのようにする人。「西瓜畑・の・ みはりする。」「道・の・ 角・に・ みはり・の・ 人・が・ 立っ・とる。」

みはる【見張る】《動詞・ラ行五段活用》 辺りの様子に注意を払いながら、番をする。目を見開いて、じっと見る。「巡査・が・ みはっ・とる。」■名詞化=みはり【見張り】

みぶん【身分】《名詞》 ①世の中での地位。社会や団体における地位や資格。「会社・の・ 中・で・ 高い・ みぶん・に・ おる・ 人」②その人の置かれている環境や身の上。「今・は・ 退職し・て・ 楽な・ みぶん・な・ん・や。」

みぶんしょうめいしょ〔みぶんしょーめーしょ〕【身分証明書】《名詞》 その学校や会社などの者であることを明らかにする書き付け。「みぶんしょーめーしょ・を・ 見せ・て・ 定期・を・ 買()ー・た。」◆現在では「せいとしょう【生徒証】」「しゃいんしょう【社員証】」などと言うことが多い。

みほん【見本】《名詞》 ①商品などの様子を知らせるために、そのものの全部や一部分、あるいは典型的なところを取り出して示すもの。サンプル。「みほん・を・ 見てから 注文する。」②目の前や近くにある、良い例や代表的な例。「あいつ・は・ 運動・の・ 上手な・ 人・の・ みほん・や。」

みまい【見舞い】《名詞、動詞する》 病気・怪我・災難などにあった人を訪ねたり手紙などを書いたりして慰めること。また、その人に贈るお金や品物など。「友だち・の・ 病気・の・ みまい・に・ 行く。」「被害・を・ 受け・た・ とこ・に・ みまい・を・ 送っ・た。」

みまわす〔みまーす〕【見回す】《動詞・サ行五段活用》 自分のいる位置から、周りの様子を見る。何かを探そうとして方々を見る。「知っ・た・ 人・が・ おら・ん・かな・と・ 思っ・て・ みまーし・た。」

みまわり〔みまーり〕【見回り】《名詞、動詞する》 あちこちを動き回って監視や観察や警戒などをすること。また、そのようにする人。「今日・は・ みまーり・の・ 当番・の・ 日ー・や。」

みまわる〔みまーる〕【見回る】《動詞・ラ行五段活用》 監視や観察や警戒などをするために動き回る。巡回する.。「拍子木・を・ 持っ・て・ 村・の・ 中・を・ みまーる。」■名詞化=みまわり【見回り】

みみ【耳】《名詞》 ①動物の頭部にあって、音を聞く働きをする器官。「ボール・が・ みみ・に・ 当たっ・て・ 痛かっ・た。」「馬・の・ みみ」②音を聞くこと。また、その能力。「みみ・が・ よー・ない。」「みみ・が・ 遠ー・ なっ・た。」③物の両側に付いていて、持ち上げたりするときに手で持つところ。「鍋・の・ みみ」④紙・布などのように平たいものの縁の部分。「食パン・の・ みみ・を・ 残さ・んと・ 食べ・なはれ。」⇒とって【取っ手】

みみがいたい【耳が痛い】《形容詞》 自分の悪いところを指摘されて、聞くのが辛い。「ごんたし・とっ・た・さかい・ 子ども・の・ 時・の・ こと・を・ 言わ・れ・たら・ みみがいたい・ねん。」

みみかき【耳掻き】《名詞》 耳の中の掃除をする、杓子のような形をした小さな器具。「みみかき・で・ 耳・を・ ほじくる。」

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