« 【書籍版】明石日常生活語辞典 (546)    (通算2544回) | トップページ | 【書籍版】明石日常生活語辞典 (548)    (通算2546回) »

2017年10月29日 (日)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (547)    (通算2545回)

日常生活語 「む」⑤

 

むちゃもん【無茶者】《名詞》 道理にかなわないことを言ったりしたりする者。無法者。「むちゃもん・に・は・ 相手・に・ なら・ん・ 方・が・ 良()ー。」

むちゅう〔むちゅー〕【夢中】《形容動詞や()》 ①一生懸命になって取り組む様子。一つのことに熱中する様子。「切手集め・に・ むちゅーに・ なっ・た・ こと・が・ あっ・た。」②興奮したり我を忘れたりして、心の中が普段とは異なっている様子。「みんな・が・ 飛び込ん・だ・さかい・ わし・も・ むちゅーで・ 飛び込ん・だ。」

むつかしい〔むつかしー〕【難しい】《形容詞》 ①内容の理解がしにくくて、手間がかかる。「むつかしー・ 話・の・ 仕方・やっ・た。」②なかなか結末がつかず、手間がかかる。「反対する・ 人・も・ 多い・さかい・ 決める・の・は・ むつかしー・と・ 思う。」③複雑で面倒であって取り組みにくい。「手続き・が・ ぎょーさん・ あっ・て・ むつかしー・ こと・や。」④機嫌が悪い様子である。不愉快そうである。「朝・から・ むつかしー・ 顔・を・ し・とる。」⑤相手と気軽に接しにくい。相手が扱いにくい。「むつかしー・ 人・が・ 一人・ おっ・たら・ 話・が・ おさまら・へん。」◆濁音で「むずかしい」と言うことは少ない。■対語①②③=「やすい【易い】」「なやすい【な易い】」〔⇒むつかしないな【難しないな】

むつかしないな【難しないな】《連体詞》 ①内容がわかりにくくて、理解するのに手間がかかる。「むつかしないな・ 問題・や・さかい・ わからへん。」②なかなか結末がつかず、手間がかかる。「寄り合い・は・ むつかしないな・ こと・に・ なっ・て・ まだ・ 何・も・ 決まっ・とら・へん。」③複雑で面倒であって、やりにくい。「むつかしないな・ 書き方・を・ せ・な・ いか・ん・よーや。」④機嫌が悪い様子である。不愉快そうである。「むつかしないな・ 顔・を・ せ・んと・ にっこりせー。」⑤相手と気軽に接しにくい。相手が扱いにくい。「むつかしないな・ 人・と・は・ 話・を・ し・とー・ない。」◆濁音で「むずかしないな」と言うことは少ない。〔⇒むつかしい【難しい】

むつかしや【難し屋】《名詞》 自我が強くて、神経質で、人と同調することをしないような人。扱いにくい人。「むずかしや・が・ 一人・ おっ・たら・ 相談事・が・ まとまら・へん。」

むつき【襁褓】《名詞》 乳幼児などの尻に当てて、大小便を受ける布や紙。「孫・は・ だいぶ・ 大きなっ・て・ むつき・が・ とれ・た。」〔⇒おむつ【お襁】、おしめ【お襁】

むっくり《副詞と》 急に、あるいはゆっくりと、起きたり立ち上がったりする様子。「むっくりと・ 目ーさまし・て・ 起き・てき・た。」「牛・が・ むっくり・ 起き上がっ・た。」〔⇒むくっと〕

むっちゃ(無茶)】《副詞》 異常と思われるほど、程度がはなはだしい様子。「駅・まで・は・ むっちゃ・ 遠かっ・てん。」〔⇒めっちゃ【滅茶】、むちゃ【無茶】、むちゃくちゃ【無茶苦茶】、めちゃくちゃ【滅茶苦茶】、めちゃめちゃ(滅茶滅茶)、めちゃんこ【目茶んこ】、めっちゃくちゃ【滅茶苦茶】、めっちゃくっちゃ【滅茶苦茶】

むっつ【六つ】《名詞(数詞+助数詞) ①自然数の5に、1を加えた数で、個数などをかぞえる場合に使う言葉。「一袋・に・ 饅頭・が・ むっつ・ 入っ・とる。」②6歳。「むっつ・に・ なっ・て・ いよいよ・ 小学校・や・なー。」⇒ろく【六】、む【七】

むつっと《副詞、動詞する》 口数が少なく、愛想がなく、機嫌が悪そうな様子。「起き抜け・の・ むつっとし・た・ 顔」「聞ー・ても・ むつっとし・て・ 何・も・ 答え・へん。」〔⇒むすっと、ぶつっと、ぶすっと、むっつり〕

むっつり《副詞と、動詞する》 口数が少なく、愛想がなく、機嫌が悪そうな様子。「いつも・ むっつりし・とる・さかい・ 話・が・ しにくい・ 人・や。」〔⇒むすっと、むつっと、ぶつっと、ぶすっと〕

むっつりや【むっつり屋】《名詞》 愛想がなく、口数が少ない人。「むっつりや・の・ 男・の・ 子」〔⇒だんまりや【黙んまり屋】

むっと〔むーっと〕《副詞、動詞する》 ①相手の言動などに怒りなどを感じて不機嫌になる様子。また、それを表情に現す様子。機嫌が悪くなって、口を閉ざす様子。「むーっとし・て・ 何・を・ 言()ー・ても・ 返事・を・ し・てくれ・へん。」②暑さや強い臭いなどが迫ってくる様子。暑さや臭いによって息が詰まりそうな様子。「むーっとし・とる・さかい・ 窓・を・ 開け・たら・ どない・です・か。」

むとんぢゃく【無頓着】《形容動詞や()》 相手の事情や気持ちなどについて気にかけない様子。ものごとを気にかけず、細かな注意が行き届かない様子。「家・の・ 中・が・ 汚れ・とっ・ても・ むとんぢゃくな・ 人・や。」

むなくそ()わるい【胸糞()悪い】《形容詞》 気分を害されて腹が立つ。不愉快で、いまいましく思う。「何やかや・ 文句・を・ 言ー・やがっ・て・ むなくそわるい・ 奴(やつ)・や。」〔⇒むねがわるい【胸が悪い】

むなぐら【胸倉】《名詞》 衣服の左右の襟が重なって合わさるあたり。「むなぐら・ つかん・で・ はり倒し・てやり・たかっ・た。」

むなもと【胸元】《名詞》 胸のあたり。着ているものの胸の合わせ目のところ。「むなもと・に・ 寒い・ 風・が・ 入る・ので・ 襟巻き・を・ し・た。」「むなもと・を・ つかま・れ・て・ 殴ら・れ・た。」

むにゃむにゃ《名詞》 ①はっきりと意味を伝えることをしない言葉。「お悔やみ・の・ 時・は・ むにゃむにゃ・を・ 言()ー・しか・ あら・へん。」②念仏。「お坊さん・が・ むにゃむにゃ・を・ 言()・よっ・て・やろ。」◆②は幼児語。

むにゃむにゃ《副詞と》 ①わけのわからないことを小声でつぶやく様子。「むにゃむにゃ・ 言わ・んと・ はっきり・ 言い・なはれ。」②言いたくないことを、わけのわからない言い方にして、あいまいにしてしまう様子。「むにゃむにゃと・ 言()ー・て・ ごまかし・やがっ・た。」③寝言を言う様子。「よだれ・ 垂らし・て・ むにゃむにゃ・ 言()ー・とる。」

むね【胸】《名詞》 ①体の前の部分で、首と腹の間の部分。「こけ・て・ むね・を・ 撲っ・た。」②肋骨の内側にある、心臓や肺などの内蔵。「むね・の・ 病気・で・ 亡くなっ・た。」③人の感情、気持ち、考えなど。心の中。「むね・に・ 手ー・ 当て・て・ よー・ 考え・てみー。」

むね【棟】《名詞》 屋根の背にあたる、一番高いところ。「むね・に・ カラス・が・ とまっ・とる。」

むね【棟】《助数詞》 建物を数えるのに使う言葉。「火事・で・ 2むね・が・ 焼け・た・そーや。」

むねあげ【棟上げ】《名詞、動詞する》 家を建てるときに、主な骨組みができて、棟木を上げること。また、そのときに行う祝い事。「神主さん・に・ 来・てもー・て・ むねあげ・を・ する。」〔〔⇒たてまえ【建て前】

むねがいっぱいになる【胸が一杯になる】《動詞・ラ行五段活用》 感激などをして心が強く動かされる。涙が出そうになる。「可哀相な・ 話・を・ 聞ー・て・ むねがいっぱいになっ・た。」〔⇒むねがつまる【胸が詰まる】

|

« 【書籍版】明石日常生活語辞典 (546)    (通算2544回) | トップページ | 【書籍版】明石日常生活語辞典 (548)    (通算2546回) »