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2017年11月 6日 (月)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (555)    (通算2553回)

日常生活語 「も」①

 

も〔もー〕【藻】《名詞》 水草や海藻などの、水の中に生える植物。「金魚鉢・に・ もー・を・ 入れ・てやる。」

《副助詞》 ①同じようなものを並べて言ったり、同様のものが他にもあることをにおわせたりするときに使う言葉。「将棋・も・ 碁ー・も・ 好きや。」「どいつ・も・ こいつ・も・ あて・に・ なら・へん。」②他と同じだという気持ちを表すときに使う。「私・も・ いっしょに・ 行き・たい。」③極端な場合を取り上げて、それすら例外でないということを表す言葉。「専門家・の・ 人・も・ わかっ・てくれ・へん・ねん。」「こんな・ こと・も・ 知ら・へん。」④予想される程度を超えていたり、限界に達していたりすることを表す言葉。「1時間・も・ 待っ・とっ・た・ん・や。」「5000円・も・ くれ・た。」

もう〔もー〕《名詞、動詞する》 ①肉や乳を食用とするために飼われ、かつては運搬・耕作などのために使われていた、頭に2本の角があり皮膚は白・黒・褐色の短い毛でおおわれている動物。「もー・が・ 歩い・とる。」②両の手足を地につけて這う形になること。「お尻・ 拭い・たる・さかい・ もー・を・ し・なはれ。」◆幼児語。〔⇒もうもう。⇒うし【牛】⇒よつんばい【四つん這い】

もう〔もー、も〕《副詞》 ①既にその状態や時期になっていることを表す言葉。「もー・ 今頃・は・ 大阪・に・ 着い・とる・やろ。」②今にもそのようになるということを表す言葉。時を隔てることなく、まもなく。「もー・ 来る・ 頃・や。」③現在の状況に何かを加えることを表す言葉。「もー・ ちょっと・ 待っ・てみよ・か。」「も・ 一つ・ 欲しい。」④まったく。「もー・ あか・ん。」⇒もうつい〕

もうかる〔もーかる〕【儲かる】《動詞・ラ行五段活用》 ①金銭上の利益になる。「バザー・を・ し・たら・ だいぶ・ もーかる・かも・しれ・ん。」②有用なものがあとに残る。「子ども・の・ 時・に・ 野球・を・ やっ・とっ・た・さかい・ 病気・に・ かかりにくー・て・ もーかっ・た。」■他動詞は「もうける【儲ける】」

もうけ〔もーけ〕【儲け】《名詞》 金銭上の利益。また、それを得ること。「もーけ・が・ 無()ー・て・ とんとんや〔=差し引きゼロだ〕。」〔⇒みいり【実入り】

もうける〔もーける〕【儲ける】《動詞・カ行下一段活用》 ①金銭上の利益を得る。「店・を・ 出し・て・から・ だいぶ・ もーけ・た。」②有用なものをあとに残す。「試験・の・ やま・が・ 当たっ・て・ もーけ・た。」■自動詞は「もうかる【儲かる】」■名詞化=もうけ【儲け】

もうしあげる〔もーしあげる〕【申し上げる】《動詞・ガ行下一段活用》 「いう【言う】」を特別に強くへりくだった言い方にした表現。「お詫び・を・ もーしあげ・た・けど・ なかなか・ こらえ・てくれ・なんだ。」

もうしあわす〔もーしあわす〕【申し合わす】《動詞・サ行五段活用》 言葉を交わして約束する。相談をして取り決める。「寄付・を・ お断りする・ こと・を・ 村中・で・ もーしあわす。」■名詞化=もうしあわせ【申し合わせ】

もうしこみ〔もーしこみ〕【申し込み】《名詞》 ①相手が受け入れてくれることを期待して、願望や意思を相手に伝えること。「結婚・の・ もーしこみ・を・ する。」②参加や応募をするための手続きをすること。「旅行・に・ 参加する・ もーしこみ・を・ し・た。」

もうしこむ〔もーしこむ〕【申し込む】《動詞・マ行五段活用》 ①相手が受け入れてくれることを期待して、願望や意思を相手に伝える。「結婚・を・ もーしこん・だら・ 断ら・れ・た。」②参加や応募をするための手続きをする。「健康診断・に・ もーしこん・だ。」■名詞化=もうしこみ【申し込み】

もうしでる〔もーしでる〕【申し出る】《動詞・ダ行下一段活用》 願望や意思などを自分から進んで、言って出る。「今年・は・ 委員・を・ 止め・さし・てほしい・と・ もーしで・た。」■名詞化=もうしで【申し出】

もうしとつ〔もーしとつ、もしとつ〕(もう一つ)】《形容動詞や()》 何か足りないところがある様子。欠けていて、不満が残る様子。「今年・の・ 米・は・ もしとつや。」〔⇒もうひとつ【もう一つ】、もっとつ〕

もうしわけない〔もーしわけない〕【申し訳ない】《形容詞》 相手にたいへんすまない思いを持って、詫びる気持ちを表す言葉。言い訳のしようがない。弁解の余地がない。「ガラス・を・ めん〔=壊し〕・で・ もーしわけない・ こと・を・ し・まし・た。」

もうす〔もーす〕【申す】《動詞・サ行五段活用》 「言う〔ゆー〕」をへりくだった言い方や丁寧な言い方にした表現。「主人・が・ そない・ もーし・てます・ねん。」

もうす〔もーす〕【申す】《補助動詞・サ行五段活用》 上位の者に対してへりくだった気持ちを表す言葉。「お頼(たの)・もーし・ます。」

もうする〔もーする〕《動詞・サ行変格活用》 牛のような格好をして、四つん這いになる。「お尻・ 拭い・たげる・さかい・ もーし・なさい。」◆幼児語。

もうそう〔もーそー〕【孟宗】《名詞》 背が高くて幹が太くて、節と節の間隔が比較的に短い竹。「もーそー・の・ 筍」

もうちょう〔もーちょー〕【盲腸】《名詞》 ①大腸と小腸の境目にあって、袋のようになっている部分。②盲腸が炎症を起こして痛むこと。虫垂炎。「もーちょー・に・ なっ・て・ 入院し・た。」

もうつい〔もーつい、もつい〕《副詞》 今にもそのようになるということを表す言葉。時を隔てることなく、まもなく。「もーつい・ 梅雨・に・ なり・ます・やろ。」「バス・は・ もつい・ 来る・と・ 思う。」◆「もう」を強めた言い方である。〔⇒もう〕

もうとう〔もーとー〕【もう疾う】《形容動詞や()》 ずっと以前である様子。かなり早くである様子。「宿題・は・ もーとーに・ 済まし・た。」◆「とう【疾う】」を強めた言い方である。〔とう【疾う】

もうひとつ〔もーひとつ、もひとつ〕【もう一つ】《形容動詞や()》 何か足りないところがある様子。欠けていて、不満が残る様子。「真剣さ・が・ もーひとつ・ 足ら・へん。」「この・ 絵ー・の・ でき・は・ もーひとつや。」〔⇒もうしとつ(もう一つ)、もっとつ〕

もうふ〔もーふ〕【毛布】《名詞》 寝具などに用いる、厚手の毛織物。「寝冷えせ・ん・よーに・ もーふ・を・ 掛け・とき。」

もうもう〔もーもー〕《名詞、②動詞する》 ①肉や乳を食用とするために飼われ、かつては運搬・耕作などのために使われていた、頭に2本の角があり皮膚は白・黒・褐色の短い毛でおおわれている動物。「もーもー・が・ 田圃・を・ 鋤い・とる。」②両の手足を地につけて這う形になること。また、その姿勢で前進すること。「お尻・を・ 拭い・たげる・さかい・ もーもーし・なさい。」「もーもー・を・ し・て・ こっち・まで・ おいで。」◆幼児語。〔⇒もう。⇒うし【牛】⇒よつんばい【四つん這い】

もうもう〔もーもー〕《副詞と》 牛が鳴く様子。また、その声。「飼い葉・を・ やっ・たら・ もーもーと・ 喜ん・だ。」

もうもうと〔もーもーと〕【濛々と】《副詞、動詞する》 霧・小雨・煙・ほこりなどが立ちこめて、あたりが薄暗くぼんやりしている様子。「湯気・が・ もーもーと・ 立っ・とる。」「昔・の・ 県道・は・ バス・が・ 走っ・た・ あと・は・ もーもーと・ ほこり・が・ 立っ・た。」

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