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2017年11月 9日 (木)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (558)    (通算2556回)

日常生活語 「も」④

 

もち【持ち】《名詞》 ①手などで支えたり提げたりすることこと。「右手・で・の・ 方・が・ もち・が・ 楽や。」②品質や機能が衰えず初期の状態を維持すること。「この・ 墨・は・ 擦っ・ても・ 減ら・んと・ もち・が・ 良()ー。」「この・ 蝋燭・は・ もち・が・ 長い。」③手にして使うようなもので、その人にちょうど似合ったり適したりしていること。「男もち・の・ 傘」④費用を負担すること。「旅行・の・ 費用・は・ 会社もち・や。」④所有すること。「金もち」「土地もち」

もちあげる【持ち上げる】《動詞・ガ行下一段活用》 ①手などでものを持って、上に上げる。「重たい・ もの・を・ もちあげる・ とき・に・は・ ぎっくり腰・に・ 気・を・ つけ・なはれ・よ。」②人を褒めておだてる。「もちあげ・られ・て・ 仕事・を・ 頼ま・れ・た。」

もちごめ【餅米、糯米】《名詞》 粘り気が強くて、ついて餅にしたり、赤飯や菓子の原料として使ったりする米。「もちごめ・を・ 入れ・て・ 赤飯・を・ 炊く。」■対語=「ただまい【只米、尋常米】」〔⇒もち【餅】

もちだす【持ち出す】《動詞・サ行五段活用》 元あった場所から、他の場所へ運んで移す。「布団・を・ ベランダ・に・ 持ち出し・て・ 風・に・ 当てる。」

もちつき【餅搗き】《名詞、動詞する》 臼と杵を使うなどして、蒸した餅米を強く押しつぶすように打つこと。「もちつき・に・ 使う・ 臼・と・ 杵・を・ 出し・てき・とい・てんか。」〔⇒ぺったんこ〕

もちっと〔もーちっと〕《副詞》 現在の有り様よりも少し程度を進めることを表す言葉。「もちっと・ 前・の・ 方・へ・ 来・てくれ・へん・か。」〔⇒もちょっと〕

もちぬし【持ち主】《名詞》 それを自分のものとしている人。所有者。「この・ 忘れ物・の・ もちぬし・は・ おっ・てや・ない・です・か。」

もちのき黐の木】《名詞》 赤い実をつけ、樹皮からは粘着性のある物質がとれる、常緑で背の高い木。「もちのき・から・ とりもち・が・ でける。」〔⇒もち

もちほり【餅放り】《名詞、動詞する》 祝い事や行事などがあるときに、大勢の人に向けて餅を投げ与えること。「お宮はん・で・ 正月・に・ もちまき・が・ ある。」〔⇒もちまき【餅撒き】

もちまき【餅撒き】《名詞、動詞する》 祝い事や行事などがあるときに、大勢の人に向けて餅を投げ与えること。「棟上げ・で・ もちまきする。」〔⇒もちほり【餅放り】

もちもち【餅々】《副詞と、動詞する》 食べ物に粘り気や弾力がある様子。「もちもちし・た・ 饅頭・で・ おいしい。」〔⇒もっちり〕

もちもん【持ち物】《名詞》 自分の所有としているもの。手に持っているもの。「もちもん・を・ 忘れ・ん・よーに・ する。」

もちゃつく《動詞・カ行五段活用》 粘り気があって、ものにくっついて離れないように感じられる。「餅・が・ 歯ー・に・ ひっつい・て・ もちゃつい・た・ 感じ・が・ する。」

もちょっと〔もーちょっと〕《副詞》 現在の有り様よりも少し程度を進めることを表す言葉。「もちっと・ 人数・が・ 増え・たら・ 有り難い・ねん・けど・なー。」〔⇒もちっと〕

もちろん【勿論】《副詞》 言うまでもなく明らかであるということを表す言葉。当然のことであるということを表す言葉。「私・は・ もちろん・ 行き・ます・よ。」

もつ【持つ、保つ】《動詞・タ行五段活用》 ①手で握ったり手の上に載せたりする。「片手・で・ ハンドル・を・ もつ。」②身に付けて、体から離さない。携行する。「忘れ・ん・よーに・ 定期・を・ もっ・とる・か。」③自分のものとする。所有する。「去年・から・ 携帯電話・を・ もっ・とる。」④自分が引き受ける。負担する。「今日・の・ コーヒー代・は・ わし・が・ もち・ます。」⑤力や性質や気持ちなどが備わる。「粘りけ・を・ もっ・た・ 走り方・を・ し・とる。」「甘み・を・ もっ・た・ 蜜柑」「自信・を・ もつ。」⑥そのままの状態で続く。長く使用に耐える。腐らない。「佃煮・に・ し・とい・たら・ 3月・は・ もつ。」「この・ 懐炉・は・ 朝・まで・ もつ。」「良()ー・ もん・は・ 長いこと・ もつ。」◆①~⑤の意味で使う場合は他動詞であり、⑥は自動詞である。■名詞化=もち【持ち】

もっきょう〔もっきょー〕(木曜)】《名詞》 1週間の7日間のうちの5日目で、水曜日の次、金曜日の前にある日。「もっきょー・は・ ナイター・が・ あら・へん・ねん。」〔⇒もく【木】、もくよう【木曜】、もくようび【木曜日】、もっきょうび(木曜日)

もっきょうび〔もっきょーび〕(木曜日)】《名詞》 1週間の7日間のうちの5日目で、水曜日の次、金曜日の前にある日。「もっきょーび・まで・に・ 返事・を・ ほしー・と・ 思う・ん・や。」〔⇒もく【木】、もくよう【木曜】、もっきょう(木曜)、もくようび【木曜日】

もっきん【木琴】《名詞》 長さの違う木の板を音階の順に並べて、先端に玉を付けた2本の棒で叩いて鳴らす楽器。「学芸会・で・ もっきん・を・ 合奏する。」◆鉄の板でできている楽器は「てっきん【鉄琴】」と言う。〔⇒シロホン【ドイツ語=Xylophon

もっこ《名詞》 土などを運ぶときに使う、藁などを網に編んで四隅に綱を付けた入れ物。「砂・を・ もっこ・に・ 入れ・て・ 二人・で・ かい・ていく。」 

もっこう〔もっこー〕【木工】《名詞》 木を使って家具やおもちゃなどを作ること。「技術家庭・の・ 時間・に・ もっこー・で・ 本立て・を・ こしらえ・た・ こと・が・ あっ・た。」

もっさり《副詞と、動詞する》 動作や作品などがあか抜けしていない様子。人柄などが野暮ったく洗練されていない様子。行動などが無粋で気がきかない様子。「もっさりし・た・ 話し方・を・ する・ 人・や。」「もっさりし・た・ 服・を・ 着・とる。」「もっさりし・た・ パン」〔⇒もっちゃり〕

もったいつける【勿体付ける】《動詞・カ行下一段活用》 わざと意味ありげに、重々しい態度をとる。持っているものを、人になかなか渡そうとしない。「もったいつけ・た・ 話し方・を・ し・やがる。」〔⇒もったいぶる【勿体ぶる】

もったいない【勿体ない】《形容詞》 ①使えるものが捨てられたり、使う価値のあるものが疎んじられたりして、惜しい。「ご飯粒・を・ こぼし・て・ もったいない・や・ないか。」「時間・を・ 無駄・に・ し・て・ もったいない・ こと・を・ し・た。」②過分の気遣いや行為に対して、おそれ多い。身に過ぎてありがたい。「そないに・ 褒めら・れ・て・ もったいない・ こと・です。」

もったいぶる《動詞・ラ行五段活用》 わざと意味ありげに、重々しい態度をとる。持っているものを、人になかなか渡そうとしない。「もったいぶっ・た・ 言ー方・を・ せ・んとい・てんか。」「もったいぶら・んと・ ちょっと・ 見せ・てんか。」〔⇒もったいつける【勿体付ける】

もっちゃそび(持ち遊び)】《名詞、動詞する》 ①ものをいじくりまわすこと。「食べ物・を・ もっちゃそび・に・ し・たら・ あき・まへん。」「筆箱・を・ もっちゃそびし・て・ めん・でも・た。」②子どもが遊びに使う道具。慰みものとして、もてあそぶもの。「赤ん坊・の・ もっちゃそび・を・ 買()ー・てくる。」⇒おもちゃ【玩具】

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