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2017年11月21日 (火)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (570)    (通算2568回)

日常生活語 「や」⑦

 

やつで【八つ手】《名詞》 手のひらのような切れ込みのある大きな葉で、冬に白い小花の集まった丸い房をつける背の低い木。「便所・の・ 裏・に・ やつで・を・ 植える。」

やってくる【遣って来る】《動詞・カ行変格活用》 ①向こうの方から近づいてくる。離れたところから、こちらに向かう。押し寄せる。「また・ 今年・も・ 台風・が・ やってくる・ 季節・に・ なっ・た。」②ある仕事や生活を続けながら現在に至る。「何とか・ ここ・まで・ やってこ・れ・た・の・も・ 皆さん・の・ おかげ・です。」

やっと《副詞》 数や量がたくさんある。基準とする数や量よりも大きい。「畑・で・ とれ・た・ 苺・を・ やっと・ 貰(もろ)・た。」〔⇒おおい【多い】、おかい(多い)、ようけ、ようさん(仰山)、ぎょうさん【仰山】、じょうさん(仰山)、どっさり、たくさん【沢山】、たんと、いっぱい【一杯

やっと《副詞》 途中であれこれの曲折はあったが、望んでいたことが実現したということを表す言葉。「長かっ・た・けど・ やっと・ 梅雨・が・ 明け・た。」「やっと・ 車・が・ 買える・ ほど・の・ 金・が・ 貯まっ・た。」〔⇒ようやく【漸く】、ようよう(漸う)、やっとこさ、やっとこしょ、やっとこせ〕

やっとこ《名詞》 焼けた鉄を挟んだり、金属の板や針金を曲げたりするのに使う、釘抜きに似た道具。「やっとこ・で・ 釘・を・ 抜く。」

やっとこさ《副詞》 途中であれこれの曲折はあったが、望んでいたことが実現したということを表す言葉。「やっとこさ・ 暑さ・が・ やわらい・だ。」「やっとこさ・ 宿題・が・ でけ・た。」〔⇒ようやく【漸く】、ようよう(漸う)、やっと、やっとこしょ、やっとこせ〕

やっとこさ《感動詞》 座ったり立ち上がったりするときの掛け声や、その際の思いを表す言葉。力を入れたり一休みをしようとしたりするときなどに、かけ声として使う言葉。「やっとこさ・ ほんなら・ ここら・で・ 一休みし・まほ。」〔⇒やっとこしょ、やっとこせ、どっこいしょ、どっこらしょ〕

やっとこしょ《副詞》 途中であれこれの曲折はあったが、望んでいたことが実現したということを表す言葉。「やっとこしょ・ だんだん・ 温ー・ なっ・てき・た。」「やっとこしょ・ 田植え・が・ すん・だ。」〔⇒ようやく【漸く】、ようよう(漸う)、やっと、やっとこさ、やっとこせ〕

やっとこしょ《感動詞》 座ったり立ち上がったりするときの掛け声や、その際の思いを表す言葉。力を入れたり一休みをしようとしたりするときなどに、かけ声として使う言葉。「そら・ やっとこしょ・ もー・ 一息・や。」〔⇒やっとこさ、やっとこせ、どっこいしょ、どっこらしょ〕

やっとこせ《副詞》 途中であれこれの曲折はあったが、望んでいたことが実現したということを表す言葉。「やっとこせ・ 釘・が・ 抜け・た。」「息子・が・ やっとこせ・ 就職し・てくれ・た。」「やっとこせ・ 合格・や。」〔⇒ようやく【漸く】、ようよう(漸う)、やっと、やっとこさ、やっとこしょ〕

やっとこせ《感動詞》 座ったり立ち上がったりするときの掛け声や、その際の思いを表す言葉。力を入れたり一休みをしようとしたりするときなどに、かけ声として使う言葉。「元気・ 出し・て・ それ・ やっとこせ。」〔⇒やっとこさ、やっとこしょ、どっこいしょ、どっこらしょ〕

やっぱし(矢っ張し)】《副詞》 ①前と同じようである、あるいは他と同じようであるということを表す言葉。「やっぱし・ 新幹線・で・ 行く・ こと・に・ する・わ。」②違ったようになることを期待したが、そうはいかないで、結局は普通に予想していたとおりになったことを表す言葉。「やっぱし・ 宝くじ・は・ 当たら・なんだ。」「やっぱし・ 答え・は・ わから・なんだ。」③期待したことを裏切らないで、その通りになったことを表す言葉。「やっぱし・ あんた・や・さかい・ でける・ こと・な・ん・や。」〔⇒やっぱり(矢っ張り)

やっぱり(矢っ張り)】《副詞》 ①前と同じようである、あるいは他と同じようであるということを表す言葉。「この・ 町・も・ やっぱり・ ラーメン屋・が・ 多い。」②違ったようになることを期待したが、そうはいかないで、結局は普通に予想していたとおりになったことを表す言葉。「やっぱり・ 抽選・に・ 外れ・た。」「やっぱり・ 参加し・ない・ こと・に・ する。」③期待したことを裏切らないで、その通りになったことを表す言葉。「やっぱり・ 専門家・に・は・ 勝た・れ・へん。」〔⇒やっぱし(矢っ張し)

やつれる【窶れる】《動詞・ラ行下一段活用》 病気、心労、老齢などのために、体が痩せるなどして衰えて見苦しくなる。身に着けている服装などが見苦しく見える。「寝込ん・でも・て・ だいぶ・ やつれ・た・みたいや。」

やて《副助詞》 極端な例を示して強調する言葉。「お前・やて・ その・ぐらい・の・ こと・は・ わかる・やろ。」「誰・やて・ 間違う・ こと・は・ ある・わい・な。」〔⇒かて、でも〕

やて《終助詞》 聞いたことを別の人に伝えるときに、それが伝聞であることを表す言い方。…だそうだ。「雨・で・ 運動会・は・ 中止・やて。」◆断定の助動詞「や」に、接続助詞「て」が続いた言葉が一語になったもの。〔⇒やといな、やといや〕

やど【宿】《名詞》 ①住んでいるところ。すみか。「雀・の・ おやど」②旅行者を泊めるための設備を整えて、料金を取って営業している建物。とりわけ、和風の建物。「夏・の・ 旅行・の・ やど・を・ 予約する。」⇒やどや【宿屋】、りょかん【旅館】

やといな《終助詞》 聞いたことを別の人に伝えるときに、それが伝聞であることを表す言い方。…だそうだ。「今年・の・ 梅雨・は・ 長い・ん・やといな。」「行き・とみたい・ん・やといな。」◆断定の助動詞「や」に、格助詞「と」が付いて、それに伝聞の意味を表す「いな」が続いたもの。〔⇒やといや、やて〕

やといや《終助詞》 聞いたことを別の人に伝えるときに、それが伝聞であることを表す言い方。…だそうだ。「散髪屋・は・ 明日・は・ 休み・やといや。」◆断定の助動詞「や」に、格助詞「と」が付いて、それに伝聞の意味を表す「いや」が続いたもの。〔⇒やといな、やて〕

やとう【雇う】《動詞・ワア行五段活用》 ①お金を払って、人に仕事をしてもらう。「アルバイト・を・ やとう。」②お金を払って、乗り物などを自分の意志のとおりに使う。「ハイヤー・を・ やとう。」■名詞化=やとい【雇い】

やどがえ【宿替え】《名詞、動詞する》 住む家を変わること。転宅。「須磨・の・ 団地・へ・ やどがえする。」〔⇒やうつり【家移り】、やぶつり(家移り)、ひっこし【引っ越し】

やどがに【宿蟹】《名詞》 巻き貝の貝殻の中にすむ、海老や蟹に似ている動物。「やどがに・が・ 石・の・ 上・を・ 歩い・とる。」〔⇒やどかり【宿借り】

やどかり【宿借り】《名詞》 巻き貝の貝殻の中にすむ、海老や蟹に似ている動物。「潮・が・ 引ー・た・さかい・ やどかり・が・ ぎょーさん・ 出・てき・た。」〔⇒やどがに【宿蟹】

やどちん【宿賃】《名詞》 宿屋やホテルなどに泊まったときに支払う料金。宿泊料。「やどちん・が・ 安い・ とこ・を・ 探す。」

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