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2017年11月22日 (水)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (571)    (通算2569回)

日常生活語 「や」⑧

 

やどや【宿屋】《名詞》 旅行者を泊めるための設備を整えて、料金を取って営業している建物。とりわけ、和風の建物。「修学旅行・で・ 伊勢・の・ やどや・に・ 泊まっ・た。」〔⇒やど【宿】、りょかん【旅館】

やない【柳井】《固有名詞》 明石市魚住町金ヶ崎のうちの一つの地域(小字)。「わしら・が・ 小学生・やっ・た・ 時・に・ やない・の・ 子ら・も・ 江井島小学校・に・ 通う・よーに・ なっ・た。」

■柳井地区が江井島小学校の校区に編入されてから60年以上が経った。もはや紛れもない江井ヶ島地区の一員である。

 江井ヶ島には桜の名所がいくつかあるが、その一つは柳井地区の赤根川沿いの桜並木である。赤根川は大久保町西脇のあたりを経て、柳井を通って、西島で海に流れ入る。柳井のあたりでは右岸に桜並木がある。河畔の道は舗装されていて、小さな車は通れるが、地区の幹線道路ではない。桜にとっては、それがかえってありがたいことになっている。桜の木の下で弁当を広げることはできにくいけれども、そぞろ歩きにはふさわしい場所である。知る人ぞ知る、すなわち、あまり知られていない、静かな名所である。

やない《助動詞》 ①打ち消す意味を表す言葉。…ではない。「あいつ・は・ 知ら・ん・ 人・やない。」「探し・とっ・た・ん・は・ ボールペン・やのー・て・ 万年筆・や。」②打ち消しの表現を用いながら、人を誘う気持ちを表す言葉。…しよう。「行こ・やない(・か)。」③禁止する気持ちを表す言葉。…するな。「断ら・んと・ 黙っ・て・ 飲む・やない(・ぞ)。」

やなぎ【柳】《名詞》 枝が糸のように垂れて葉が細長い、水辺で多く見られる落葉樹。「堀・の・ 周り・に・ やなぎ・が・ 植え・てある。」

やなぎごうり〔やなぎごーり〕【柳行李】《名詞》 背の低い柳の若木の皮をむいて乾燥させて編んで作った、箱の形をした物入れ。「やなぎごーり・の・ 弁当箱」

やに【脂】《名詞》 ①木の幹などから出る、水飴のような色をした粘り気のある液。また、それが固まったもの。「松・の・ やに・が・ つい・て・ にちゃにちゃする。」②目から出た液が、目の縁に固まってついたもの。「顔・を・ 洗(あろ)ー・て・ やに・を・ 取る。」③煙草が燃えたときにできて、パイプなどにたまる、粘り気のある液。「やに・で・ パイプ・が・ 詰まっ・た。」〔⇒やね()⇒めやに【目脂】、めやね(目脂)、めくそ【目糞】、めめくそ【目々糞】

やぬし【家主】《名詞》 貸している家の持ち主。「やぬし・に・ 家賃・を・ 払う。」

やね【屋根】《名詞》 ①雨や寒さなどを防ぐために、建物の上の部分を覆うもの。「瓦・で・ やね・を・ 葺く。」②ものの上の部分を覆っているもの。「自動車・の・ やね・に・ 雪・が・ 積もっ・とる。」

やね()】《名詞》 ①木の幹などから出る、水飴のような色をした粘り気のある液。また、それが固まったもの。「木ー・の・ やね・が・ つい・て・ 取れ・へん。」②目から出た液が、目の縁に固まってついたもの。「目ー・に・ やね・が・ つい・とる・ぞ。」③煙草が燃えたときにできて、パイプなどにたまる、粘り気のある液。「パイプ・の・ やね・を・ 拭い・て・ 取る。」〔⇒やに【脂】⇒めやに【目脂】、めやね(目脂)、めくそ【目糞】、めめくそ【目々糞】

やばい《形容詞》 ①不確かで信頼できない。良い状態が続かないようだ。「あの・ 会社・は・ だいぶ・ やばい・らしー。」②持ちこたえられないで、壊れそうである。危なっかしい。「強い・ 風・が・ 吹い・て・ トタン屋根・が・ やばい。」③自分の姿や、隠していた事柄が、周りにわかってしまいそうである。「もーちょっとで・ 見つかり・そーで・ やばかっ・た。」①②⇒やばたい。⇒あぶない【危ない】、あむない(危ない)

やばたい《形容詞》 ①不確かで信頼できない。良い状態が続かないようだ。「試験・を・ 受け・て・も・ 合格・は・ やばたい・と・ 思う・ねん。」②持ちこたえられないで、壊れそうである。危なっかしい。「やばたい・ くくり方・を・ し・たら・ ほどけ・てまう・ぞ。」〔⇒やばい。⇒あぶない【危ない】、あむない(危ない)

やぶ【藪】《名詞》 ①竹が集まって生えているところ。また、竹、背の低い木、草などが群がって生えていて、踏み込んで行きにくいところ。「やぶ・の・ 中・に・ たけのこ・が・ 出・とる。」②技術がつたなく、あてにならない医者。「やぶ・や・さかいに・ 病気・の・ 名前・を・ 教(おせ)・てくれ・へん。」⇒たけやぶ【竹藪】⇒やぶいしゃ【藪医者】

やぶいしゃ【藪医者】《名詞》 技術がつたなく、あてにならない医者。「やぶいしゃ・に・ 診・てもろ・て・ 薬・を・ もろ・てき・た。」〔⇒やぶ【藪】

やぶいり【藪入り】《名詞、動詞する》 嫁いだ娘が、一時、実家に帰ること。「今度・の・ 日曜・に・ 娘・が・ やぶいり・で・ 戻っ・てくる。」

やぶつり(家移り)】《名詞、動詞する》 住む家を変わること。転宅。「家・を・ 建て・て・ やぶつりする。」〔⇒やうつり【家移り】、やどがえ【宿替え】、ひっこし【引っ越し】

やぶる【破る】《動詞・ラ行五段活用》 ①紙や布などを引き裂いたり穴を開けたりして、だめにする。まとまった形のものを壊してだめにする。「本・の・ ページ・を・ やぶっ・て・ 捨てる。」②壊して開ける。「殻・を・ やぶっ・て・ 雛・が・ 生まれる。」③決めたことをだめにする。規則などを無視した行動をする。「約束・を・ やぶる。」④相手を負かす。勝つ。「阪神・が・ 巨人・を・ やぶる。」⑤押しのけて進む。超える。「これ・まで・の・ 記録・を・ やぶる。」■自動詞は、①②「やぶれる【破れる】」■名詞化=やぶり【破り】

やぶれぼろ〔やぶれぼーろ〕【破れ襤褸】《名詞、形容動詞や()》 使い古して、本来の役割を果たせなくなった衣服や布きれなど。つぎはぎだらけの衣服など。「やぶれぼーろ・を・ 着る。」「やぶれぼーろ・の・ 帳面・に・ 書く。」「やぶれぼーろ・の・ 傘・を・ さす。」〔⇒ぼろ【襤褸】、ぼろぎれ【襤褸切れ】

やぶれる【破れる】《動詞・ラ行下一段活用》 紙や布などが引き裂かれたり穴が開いたりする。「風・で・ ポスター・が・ やぶれ・た。」■他動詞は「やぶる【破る】」■名詞化=やぶれ【破れ】

やへん《助動詞》 前にある言葉を打ち消すときに使う言葉。「そんな・ こと・は・ し・やへん・ねん。」「今日・は・ 徹夜し・て・ 寝・やへん」◆「し・やへん」「来・やへん」「見・やへん」など、カ行変格活用動詞、サ行変格活用動詞、上一段活用動詞に接続する。〔⇒ない、ひん、ん、まへん、しまへん、へん〕

やぼったい【野暮ったい】《形容詞》 あか抜けしていない。洗練されていない。「やぼったい・ 掛け軸・を・ かけ・とる。」

やま【山】《名詞》 ①平地よりもうんと高く盛り上がったところ。「六甲・の・ やま」②たくさんの木が集まって生えているところ。「やま・で・ 松葉・を・ 集める。」「松茸やま」③うずたかく盛り上げたもの。「ごみ・の・ やま」「洗濯物・の・ やま」④生死や運命をわける、いちばん大事なところ。通り過ぎれば後は楽に展開するようになるところ。「医者・から・ 今晩・が・ やま・や・と・ 言わ・れ・た。」⑤もしもの幸運をねらって行うこと。偶然をあてにする予想。「試験・に・ やま・を・ かける。」「やま・が・ あたっ・た。」「やま・が・ はずれ・て・ 損・を・ し・た。」⇒はやし【林】

やまいも【山芋】《名詞》 とろろなどにして根を食べる、山野に自生する、つる性の植物。「やまいも・を・ 擦っ・て・ ご飯・に・ かける。」〔⇒やまのいも【山の芋】、じねんじょ【自然薯】

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