« 【書籍版】明石日常生活語辞典 (574)    (通算2572回) | トップページ | 【書籍版】明石日常生活語辞典 (576)    (通算2574回) »

2017年11月26日 (日)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (575)    (通算2573回)

日常生活語 「ゆ」②

 

ゆうとうせい〔ゆーとーせー〕【優等生】《名詞》 ①技能や能力が他の人よりも優れている人。特に、そのような児童・生徒・学生。「中学校・の・ 時・は・ ゆーとーせい・やっ・た。」②人の言うことに素直に対応する人。人間的な面白味に欠ける人。「ゆーとーせー・の・ 答え方」■対語=「れっとうせい【劣等生】」

ゆうひ〔ゆーひ〕【夕日】《名詞》 夕方に沈む太陽。夕方の、沈む前の太陽。また、その光。「ゆーひ・の・ 写真・を・ 撮り・に・ 行く。」■対語=「あさひ【朝日】」

■この辞典の筆者は冬になると太陽の写真を撮りに出かけます。春や夏には忘れかけているのですが、秋の終わりから冬にかけては、太陽を思い出したようにして写真を撮ります。出かけると言っても、ふらっと家を出て1分もしないうちに海岸に出ます。赤根川の河口です。夕陽の撮影はその場所で十分です。もちろん、気が向いたら東へ行ったり西へ行ったりして撮ります。

 地図を見ている限りでは、明石の海岸からは四国の島影に遮られて、夕陽は水平線に沈まないように思えるかもしれませんが、地球は丸いのです。沈むのは水平線か、近くの島影かのどちらかです。島影というのは、小豆島(香川県)か家島群島(姫路市)のどちらかです。それを外れた季節になると直接、海に沈みます。いくら一日中、晴天に恵まれていても、落日の頃に水平線近くに雲がかかることがありますから、毎日の落日は変化に富んでいます。雲のない日は嬉しくなります。

 全国にはあちこちに、日の出の名所があり、夕陽の名所があります。明石海岸は夕陽の名所として紹介されたことがあります。養浜事業が進んで、明石市の海岸は無骨な埋め立て地とは違った趣を持っているからでしょう。明石市の中でも江井ヶ島海岸が夕陽の名所とされたこともあります。江井ヶ島漁港にある小さな灯台の向こうに沈む太陽の写真を撮るためにわざわざやって来る人もいます。

 冬場は小豆島に夕陽が沈みます。小豆島は、江井ヶ島海岸から見ると二つにくびれているように見えます。小豆島の南東地域に低い平野部があるので、旧・内海町の坂手半島の辺りが別の島影のように見えるのです。望遠レンズで撮影すると、地球の丸さによって、海峡のように写るのです。

ゆうびん〔ゆーびん〕【郵便】《名詞》 ①手紙・葉書・小包などを送り届ける制度やその仕事。「ゆーびん・の・ アルバイト・を・ し・とる。」②届けられる手紙・葉書・小包など。「今日・は・ まだ・ ゆーびん・が・ 来・ん。」

ゆうびんきって〔ゆーびんきって〕【郵便切手】《名詞》 料金を払ったしるしとして、手紙や葉書などに貼る小さな紙。「ゆーびんきって・を・ 貼っ・て・ ポスト・に・ 入れ・とい・てんか。」〔⇒きって【切手】

ゆうびんきょく〔ゆーびんきょく〕【郵便局】《名詞》 信書などの集配や貯金や保険などを扱う窓口があるところ。「ゆーびんきょく・へ・ 寄っ・て・ 葉書・を・ 買う。」〔⇒きょく【局】

■江井ヶ島郵便局について、その歴史を含めて明快に書かれている記事の切り抜きを保存しています。1982(昭和57)1月6日の神戸新聞(明石版、14ページ)の記事です。その見出しは、

 〝寄る年波〟に勝てず  18日から新局舎

   明石江井ヶ島郵便局に改称

となっています。古い局舎の写真も添えられている記事は、なかなか力の入った文章になっています。その全文を紹介します。

 

 郵便局舎としては明石市内で最古の大久保町江井島、江井ヶ島郵便局(西馬俊秀局長)が十八日から新局舎へ移転する。現局舎は人間で言えば還暦に近く、大正時代末期から地元の発展ぶりを見守ってきた。

 同局は明治三十五年十一月、当時の江井ヶ嶋酒造社長だった卜部兵吉さん(故人)が現局舎の近くで開局。大正十二年三月、当時としてはモダンな現在の木造二階建て局舎(延べ百二十五平方メートル)を新築し移転した。

 近くには西灘と呼ばれた清酒産地があり、同局には今も当時の隆盛を物語る書類が保存されている。開局後間もない明治三十八年三月二十六日付けで逓信大臣あてに提出された「電報受取所設置願い」は地元有志や郵便局長、酒造会社、精米会社などの連名で「現在、当地の清酒は年産三万石(約五千四百キロリットル)あり、他地方との取引もひんぱんになっている。しかし、電報を扱っている国鉄大久保駅からは三千メートルもあり不便きわまりない。これまで配達の遅れで商機を逸したこともある。費用はすべて地元負担とするので、ぜひ電報取扱所を設置してほしい」と書き込まれている。

 前局長の波部アキさん(65)=大久保町西島一〇三六=は「昭和四十一年八月までは電報や電話を取り扱っていたが、あのころは本当に大変でした」と懐かしそう。電話がまだ普及しておらず、正月には年賀電報が殺到。二見などまで配達に行ったことも多い、という。

 移転が予定されている新局舎は現局舎の北東約一キロの国道250線近く。木造二階建て約百二平方メートルで、局名も「江井ヶ島郵便局」が「明石江井ヶ島郵便局」に変わる。

 

 記事によれば、江井ヶ島郵便局は卜部兵吉さんが開局したそうですが、卜部兵吉さんは、江井ヶ嶋酒造の創立はもちろん、江井島小学校の運営にも尽力された方です。

 この地域は西灘と呼ばれた酒造地であり、早くから開設された郵便局も金融機関として重要な役割を果たしていたことでしょう。電報は国鉄大久保駅が扱っており、江井ヶ島にも電報受取所が必要であるとして、郵便局に通信機関としての役割を付け加えたのも重要な出来事だと思います。

 古い郵便局には電話交換業務があったように思いますし、郵便局内に公衆電話の施設がありました。何かの用で郵便局へ行ったら、たまたま電信の業務中で、「朝日のア」「子供のコ」「桜のサ」「算盤のソ」「手紙のテ」などという言葉が聞こえてくることも、たびたび経験しました。

 もとの郵便局は延べ125平方メートル、現在の局は102平方メートルと少し狭くなっているようですが、業務内容が変化しているから、これで間に合っているのでしょう。

 移転後の明石江井ヶ島郵便局は、字名では西江井、山陽電気鉄道江井ヶ島駅の近くにあります。字名では東島にあった江井ヶ島郵便局の跡は、今は民家が建てられています。

ゆうびんポスト〔ゆーびんぽすと〕【郵便  英語=post】《名詞》 ①街角や郵便局などに設けられている、手紙・葉書などを出すために入れる箱。「駅前・の・ ゆーびんぽすと・に・ 葉書・を・ 入れる。」②手紙・葉書や新聞などを受け取るために、家庭で設けた箱。「小包・は・ ゆーびんぽすと・に・ 入ら・へん。」〔⇒ポスト〔ぽすと〕【英語=post

ゆうべ〔ゆーべ〕【夕べ】《名詞》 昨日の夜。今朝までの夜。「ゆーべ・は・ 暑ー・て・ 寝苦しかっ・た。」〔⇒ゆんべ(夕べ)

ゆうめい〔ゆーめー〕【有名】《形容動詞や()》 名前や業績などが世の中の人に広く知られている様子。「オリンピック・に・ 出・て・ ゆーめーに・ なっ・た・ 選手」「野球・で・ ゆーめーな・ 学校」〔⇒なだかい【名高い】

ゆうやけ〔ゆーやけ〕【夕焼け】《名詞、動詞する》 太陽が沈む頃、西の空が赤く染まること。「ゆーやけ・の・ 空・を・ からす・が・ 飛ん・どる。」「西・が・ ゆーやけし・とる。」■対語=「あさやけ【朝焼け】」

ゆうらんせん〔ゆーらんせん〕【遊覧船】《名詞》 海・湖・川・港などのあちらこちらを見物して回る船。「神戸港・の・ ゆーらんせん・から・ 明石海峡大橋・を・ 見る。」

ゆうりょう〔ゆーりょー〕【有料】《名詞》 入場したり利用したりするための料金が必要であること。「ここ・から・ 向こう・の・ 席・は・ ゆーりょー・です。」■対語=「むりょう【無料】」

|

« 【書籍版】明石日常生活語辞典 (574)    (通算2572回) | トップページ | 【書籍版】明石日常生活語辞典 (576)    (通算2574回) »