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2017年12月 5日 (火)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (584)    (通算2582回)

日常生活語 「よ」⑥

 

よせがね【寄せ鉦】《名詞》 葬式が行われることを、村の中に触れて回るときに打ち鳴らす、平たいもの。また、それをたたいた音。「よせがね・が・ 聞こえる・けど・ 誰・が・ 死ん・でやっ・た・ん・やろ。」◆葬式が始まる1~2時間前に触れて回って、葬式に駆けつけることができるように配慮するものである。近隣に葬儀場が整備され自宅で葬式を執り行うことがなくなったことに並行して、「よせがね【寄せ鉦】」を叩いて回ることもなくなった。

よせや【寄せ屋】《名詞》 金属や衣類や紙類などの廃品を回収する業者。「よせや・が・ 来・たら・ 新聞・を・ 出し・とい・てんか。」〔⇒てんや【てん屋】、ぼろや【襤褸屋】、くずや【屑屋】

よせる【寄せる】《動詞・サ行下一段活用》 ①あるものをある場所に近づける。「机・を・ 壁・の・ 方・に・ よせる。」②離れた場所にいた人やものをひとつの所にいるようにする。集めて片づける。「ごみ・を・ 一所(ひとところ)・に・ よせる。」③こちらに近づく。「大きな・波・が・ よせ・てき・た。」④相手のところへ行く。「近い・ うち・に・ よせ・てもらい・ます。」⑤足し算をする。数を加える。「交通費・を・ 全部・ よせ・たら・ 3000円・に・ なっ・た。」⑥仲間に加える。全体の数に含める。「旅行・の・ 話・が・ ある・そーや・けど・ 私・も・ よせ・てもらわ・れ・へん・やろ・か。」「ぼく・も・ 隠れんぼ・に・ よせ・てほしー・ねん。」■自動詞は「よる【寄る】」〔⇒よす【寄す】⇒あつめる【集める】、あつべる【集べる】⇒いれる【入れる】、ええる(入える)、えれる(入れる)、まぜる【混ぜる、交ぜる】

よそ【余所】《名詞》 ①自宅以外の場所。家族や親戚など以外の人。「よそ・に・ 泊まる。」「よそ・の・ 人・に・も・ 挨拶し・なはれ。」②自分の側でないもの。自分の属していないところ。「予選・で・ よそ・の・ 学校・に・ 負け・た。」「よそ・の・ 国・の・ 動物」■対語=②「うち【内】」

よそいき【余所行き】《名詞、動詞する》 ①自宅から他のところへ出かけること。とりわけ、行楽などの楽しみを伴う外出。「ちょっと・ よそいきし・て・ 留守・に・ し・てまし・てん。」②着物や服のうち、特別立派なもの。最も上等の着物。外出するときに着る、特別な衣服。晴れ着。「よそいき・に・ 着替える。」③改まった言葉や行動など。「今日・は・ よそいき・の・ 声・で・ 挨拶し・ます。」⇒いっちょうらい(一張羅)

よそいきのかお【余所行きの顔】《名詞》 化粧をして整えた顔。とりすました顔。「美容院・へ・ 行っ・て・ よそいきのかお・に・ する。」

よそう〔よそー〕【予想】《名詞、動詞する》 前もってあれこれと推測して、経過や結果などの見込みをつけること。また、その内容。「競馬・の・ よそー・が・ 外れ・た。」〔⇒けんとう【見当】

よそごと【余所事】《名詞》 自分とは直接に関係のないこと。他人にかかわること。「自分・の・ こと・や・のに・ よそごと・みたいに・ 言()ー・とる。」〔⇒ひとごと【他人事】、しとごと(他人事)

よそみ【余所見】《名詞、動詞する》 ①見るべき方向以外に目を向けること。正面ではなく他の方を見ること。「よそみし・て・ 自転車・に・ 乗っ・とっ・たら・ 電信柱・に・ ぶち当たる・ぞ。」②集中力を欠いて、きょろきょろすること。「授業中・に・ よそみ・ばっかり・ し・とっ・たら・ あか・ん・ぞ。」⇒わきみ【脇見】

よそもん【余所者】《名詞》 その土地で生まれ育った人でなく、他の土地から移住してきた人。他の国から来た人。自分たちのグループに属していない人。「よそもん・や・さかい・ 村・の・ しきたり・が・ わから・へん。」

よだち〔よーだち〕【夜立】《名詞》 夏の午後に、急に激しく降り出して、しばらくたつと止む雨。「よだち・に・ 遭()ー・て・ びしょぬれに・ なっ・た。」「傘・を・ 持っ・とら・ん・ 時・に・ よーだち・に・ おー・た。」◆夜に近い時間帯という感覚で言っているのか、「ゆうだち【夕立】」の発音が変化したものか、判断しにくい。〔⇒ゆうだち【夕立】

よたよた《形容動詞や()、動詞する》 ①年老いて、気力や体力が衰えている様子。「一日中・ よたよた・ 過ごし・てます・ねん。」②怪我をしていたりして、歩くことが不自由である様子。「よたよたと・ し・て・ 真っ直ぐに・ 歩か・れ・へん。」③酒に酔って歩き方が定まらない様子。「酔ー・て・ よたよたし・ながら・ 歩い・て・ 帰っ・た。」④どう対処していいのか、困っている様子。「店・は・ よたよたし・て・ 潰れ・そーや。」①②⇒よぼよぼ〕

よだれ【涎】《名詞》 無意識のうちに、あるいは意識しても止めることができなくて、口の外に流れ出る唾液。「赤ん坊・が・ よだれ・を・ くる。」「牛・の・ よだれ」

よだれかけ【涎掛け】《名詞》 乳児の首に掛けて、よだれを受ける布。「濡れ・た・ よだれかけ・を・ 換え・てやる。」

よだれくり【涎繰り】《名詞、形容動詞や》 口の外に唾液を流れ出させている人。また、その様子。「この・ 子ー・は・ ほんまに・ よだれくりや・なー。」〔⇒よだれたらし【涎垂らし】

よだれたらし【涎垂らし】《名詞、形容動詞や》 口の外に唾液を流れ出させている人。また、その様子。「よだれたらしや・さかい・ よだれかけ・を・ つけ・たる。」〔⇒よだれくり【涎繰り】

よちよち《副詞と、動詞する》 ①小さな子どもが、ちょっと不安定な様子で歩く様子。「やっと・ よちよちと・ 歩ける・よーに・ なった。」「畳・の・ 上・で・ よちよちし・とる。」②重いものを持ったりすることによって、足どりが安定しない様子。老人・病人・怪我人などの足どりがこころもとない様子。「おじいさん・が・ よちよちと・ 歩く。」

よっか【四日】《名詞》 ①1か月のうちの4番目の日。「5月・の・ よっか・は・ みどりの日・や。」②1日を4つ合わせた日数。「試験・が・ よっか・ 続く・ねん。」

よつかど【四つ角】《名詞》 2本の道が直角に交わっているところ。「よつかど・は・ いっぺん・ 止まり・なはれ。」〔⇒よつつじ【四つ辻】、よつすじ【四つ筋】、じゅうじろ【十字路】

よっこいしょ《感動詞》 ①重いものを持ち上げたり動かしたりする際に、力を入れたり弾みをつけたりするときの掛け声や、その際の思いを表す言葉。「よっこいしょ・と・ 大きな・ 箱・を・ 動かす。」②座ったり立ち上がったりするときの掛け声や、その際の思いを表す言葉。「よっこらしょ・と・ 掛け声・ 掛け・て・ 立た・んと・ おれ・ん・よーな・ 年・に・ なっ・ても・た。」〔⇒どっこいしょ、どっこらしょ、よっこらしょ。⇒うんとこさ、うんとこせ、うんとこしょ、うんとしょ〕

よっこらしょ《感動詞》 ①重いものを持ち上げたり動かしたりする際に、力を入れたり弾みをつけたりするときの掛け声や、その際の思いを表す言葉。「よっこらしょ。怪我せ・ん・よーに・ ゆっくり・ 持っ・ていこ・ー・な。」②座ったり立ち上がったりするときの掛け声や、その際の思いを表す言葉。「よっこらしょ・ あの・ 椅子・に・ 座ろ・ー・か。」〔⇒どっこいしょ、どっこらしょ、よっこいしょ。⇒うんとこさ、うんとこせ、うんとこしょ、うんとしょ〕

よっしゃ《感動詞》 引き受けたり容認したりする気持ちを表す言葉。「よっしゃ・ わし・に・ 任し・とい・てくれ。」

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