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2017年12月 8日 (金)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (587)    (通算2585回)

日常生活語 「よ」⑨

 

より《格助詞》 ①時間や空間の起点や通過点を表す言葉。「ここ・より・ 前・に・ 並ん・でください。」「試合・は・ 2時・より・ 始まる。」②比較する基準や対象を表す言葉。「バス・より・ 電車・の・ 方・が・ 安い・やろ。」「野球・より・ サッカー・の・ 方・が・ 好きや・ねん。」「あっち・のん・より・ こっち・のん・が・ 面白・そーや。」「今日・は・ 昨日・より・は・ 寒ー・ない。」③順序などを表す言葉。「好きな・ もん・より・ 食べ始める。」④他に方法や手段などがないという気持ちを表す言葉。「こー・ なっ・たら・ わし・が・ やる・より・ 方法・が・ あら・へん。」「歩く・より・ しょーがない。」「頭・を・ 下げ・て・ 頼む・より・ あら・へん。」「考え方・は・ これ・より・ あら・へん。」①③⇒から。②④⇒よか、よりか。⇒しか〕

よりあい【寄り合い】《名詞、動詞する》 ①相談や決め事などのために、人々が集まること。また、その集まり。「村・の・ 自治会・の・ よりあい・に・ 行く。」②雑多なものの集まり。「あの・ 店・は・ 安物・の・ よりあい・や。」〔⇒よんりゃい(寄り合い)

よりか《格助詞》 ①比較する基準や対象を表す言葉。「明日・よりか・ あさって・の・ 方・が・ 天気・が・ 良()ー・みたいや。」②他に方法や手段などがないという気持ちを表す言葉。「黙っ・とる・よりか・ 言()ー・ 方・が・ ましや。」「宿題・を・ 見せ・てくれる・の・は・ あんた・よりか・ おら・へん。」〔⇒よか、より。⇒しか〕

よりさがす【選り探す】《動詞・サ行五段活用》 多くのものの中から選ぶ。ものを選ぶためにかきまわす。「おもちゃ・を・ よりさがし・て・ 何もかも・ 放り出し・とる。」

よりつく【寄り付く】《動詞・カ行五段活用》 そばへ寄ってくる。「怒りっぽい・ 人・や・さかい・ みんな・が・ よりつか・へん。」「道・を・ 歩い・とっ・たら・ 猫・が・ よりつい・てき・た。」

よりどり【選り取り】《形容動詞や()》 多くのものの中から、自分の好みのものを自由に選び取る様子。「よりどり・で・ 一個・ 五百円・や。」〔⇒よりどりみどり【選り取り見取り】

よりどりみどり【選り取り見取り】《形容動詞や()》 多くのものの中から、自分の好みのものを自由に選び取る様子。「よりどりみどりで・ 好きな・ 物・を・ 取り・なはれ。」〔⇒よりどり【選り取り】

よりによって【選りに選って】《副詞》 ①最も望ましくない事態になったという気持ちを表す言葉。「よりによって・ 運動会・の・ 日・に・ 台風・が・ 来・た。」②他の人が念を入れて選んだものが、よくなかったという批判の気持ちを表す言葉。「よりによって・ ゲテもん・を・ 買()ー・てき・た。」

よりみち【寄り道】《名詞、動詞する》 ①目的地までの途中で、他の場所に立ち寄ること。「よりみちせ・んと・ 帰っ・てこい・よ。」②途中で、他のことに時間を費やすこと。「ちょっと・ よりみちし・て・ 今・は・ 予備校・に・ 行っ・とる。」〔⇒みちくさ【道草】

よる【夜】《名詞》 日没から日の出までの、空が暗い間。「よる・は・ 早め・に・ 店・を・ 閉める。」■対語=「ひる【昼】」〔⇒よ【夜】、よさり【夜さり】、ばん【晩】

よる【寄る】《動詞・ラ行五段活用》 ①あるものに向かって近づく。「暑い・さかい・ こっち・へ・ よら・んとい・て。」②目的の場所へ行く途中に、ついでに他の場所を訪れる。「スーパー・に・ よっ・て・から・ 帰る。」③離れた場所にあった人やものなどが、ひとつの所に移動する。「村・の・ 運動会・に・ 大勢・が・ よっ・た。」④真ん中ではなくて、少し片側に位置する。「駅・から・ ちょっと・ 西・に・ よっ・た・ ところ・に・ 中学校・が・ ある。」⑤年齢が多くなる。「年・が・ よっ・た・ 人」⑤皺や波などが重なってできる。「顔・に・ しわ・が・ よっ・た。」■他動詞は「よせる【寄せる】」■名詞化=より【寄り】⇒あつまる【集まる】、あつばる【集ばる】

よる【選る】《動詞・ラ行五段活用》 ①いくつかのものの中から、目的、基準、好みなどにかなうものを取り出す。「自分・の・ 好きな・ 柄・の・ 靴下・を・ よる。」②基準などに従って、区切って別々にする。「使える・ 紙・を・ よっ・て・ 残し・とき・なはれ。」「燃える・ ごみ・を・ よっ・て・ 袋・に・ 入れる。」〔⇒えらぶ【選ぶ】⇒わける【分ける】

よる【縒る】《動詞・ラ行五段活用》 紐や糸などをねじり合わせて、逆方向に回すような力を両端から繰り返して加える。「糸・を・ よっ・て・ 紐・に・ する。」「紙・で・ こより・を・ よる。」◆細いものを作るときは「よる【縒る】」、太いものを作るときは「なう【綯う】」と言うことが多い。■名詞化=より【縒り】

よる《助動詞》 ①動作や状態が継続していることを表す言葉。…しつつある。…している。「学校・へ・ 行き・よる・ 途中・で・ 忘れ物・に・ 気・が・ つい・た。」「火事・が・ いき・よる。」「お湯・が・ 沸き・よる。」「蝋燭・の・ 灯ー・が・ 消え・よる。」②過去の習慣や経験などを表す言葉。「買い物(かいもん)・は・ 明石・の・ 町・へ・ 行き・よっ・た。」③相手や第三者の行動を非難する気持ちで使う言葉。「言()ー・ こと・を・ 聞っ・きょら・ん。」◆①は、自分との距離を保って、やや突き放した見方をしているような語感がある。〔⇒とる、とう〕

よれよれ《形容動詞や()》 布・紙・衣服などが、古くなったり皺がよったりして、張りがなくなっている様子。「よれよれに・ なっ・た・ 紙・を・ ポケット・から・ 出し・た。」「雨・に・ ぬれ・て・ ズボン・が・ よれよれに・ なっ・た。」「よれよれ・が・ 1枚・ ある。」

よれる【縒れる】《動詞・ラ行下一段活用》 ねじったような状態になる。まくれ上がったような状態になる。「ズボン・の・ すそ・が・ よれ・とる・さかいに・ 直し・なはれ。」

よろける《動詞・カ行下一段活用》 体が安定を失って、足元がふらついて、転びそうになる。足元が定まらないで動く。また、実際に転んでしまう。「道・を・ 歩い・とっ・て・ よろけ・て・ 尻餅・を・ つい・た。」〔⇒ひょろける、ひょろひょろする、ひょろつく〕

よろこび【喜び】《名詞》 良くて嬉しく思うことがら。結婚・出産・合格・昇進などの嬉しい出来事。「よろこび・を・ 祝う。」

よろこぶ【喜ぶ】《動詞・バ行五段活用》 良いことがあって好ましく思う。望ましい出来事に満足して、嬉しく思う。また、そのような気持ちを態度で現す。「今年・も・ みんな・ 元気やっ・た・ん・で・ よろこん・どり・ます・ねん。」「試合・に・ 勝っ・て・ みんな・ よろこん・どっ・た。」■名詞化=よろこび【喜び】〔⇒ころこぶ〕

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