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2017年12月23日 (土)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (602)    (通算2600回)

日常生活語 「わ」④

 

わしら〔わしらー〕《名詞》 ①自分たちを指す言葉。「わしらー・は・ まだ・ 負け・へん・ぞ。」②遠慮したり卑下したりする気持ちをこめて、自分自身を指す言葉。「わしら・ そんな・ 難しい・ こと・は・ わから・へん。」◆①②ともに、主に男性が使う言葉である。〔⇒あしら、あっしら、あてら、うちら【内ら】、わたいら(私ら)、わいら(我ら)、わっしら(私ら)、わたしら【私ら】、わてら、おれら【俺ら】、おらら(俺ら)、おいら(俺ら)、ぼくら【僕ら】

わすれ【忘れ】《名詞》 ものをよく忘れること。忘れ癖のある人。「あの・ わすれ・に・ 頼ん・でも・ 覚え・とら・へん・やろ。」〔⇒わっせ(忘せ)

わすれもん【忘れ物】《名詞、動詞する》 持ってくるべきであるのに、うっかりどこかに置いたままにすること。また、そのようなもの。「電車・の・ 網棚・に・ わすれもん・を・ し・た。」〔⇒わっせもん(忘せ物)

わすれる【忘れる】《動詞・ラ行下一段活用》 ①経験したり覚えたりしたことが、記憶から消えてしまう。「聞い・た・ はし・から・ みんな・ わすれ・とる。」②他のことに夢中になったり、うっかりしたりして、ある事柄に気がつかない。「時間・が・ 経つ・の・を・ わすれ・て・ 遊ぶ。」③うっかりして、すべきことを、しないままにする。「葉書・を・ ポスト・に・ 入れる・の・を・ わすれ・た。」■名詞化=わすれ【忘れ】。〔⇒わっせる(忘っせる)

わせ【早生、早稲】《名詞》 普通より早くできる稲や野菜や果物など。「わせ・の・ 蜜柑・が・ もー・ 店・に・ 出・とる・がな。」■対語=「おくて【晩生、晩稲】」

わた【綿】《名詞》 ①実の中から、柔らかい毛が出てきて、繊維がとれる植物。「わた・を・ 植え・たら・ 黄色い・ 花・が・ 咲い・た。」②その木から採れる、白く柔らかな繊維のかたまり。「わた・を・ 打ち直す。」

わたあめ【綿飴】《名詞》 砂糖を溶かして、綿のように噴き出させたお菓子。「祭り・に・ 出・とる・ 店・で・ 孫・に・ わたあめ・を・ 買()ー・てやる。」〔⇒わたがし【綿菓子】

わたい()】《名詞》 自分自身を指す言葉。「わたい・は・ そんな・ 話・は・ 聞い・とら・しま・へん。」〔⇒あし、あっし、あて、うち【内】、わい、わし、わっし()、わたし【私】、わて、おれ【俺】、おら()、おい()、ぼく【僕】

わたいとこ(私所)】《名詞》 ①自分の家。「わたいとこ・は・ 駅・から・ 10分・ほど・です。」②自分の家族。自分の家庭。「わたいとこ・は・ みんな・ 朝・が・ 早い・ねん。」③自分の夫。自分の妻。「わたいとこ・は・ わたい・より・ 3つ・ 年上・です・ねん。」〔⇒うちね(内家)、うちとこ【内所】、うちとことこ【内所々】、うっとこ(内所)、うっとことこ(内所々)、わたしとこ【私所】、わてとこ【わて所】、わいとこ【わい所】、わしとこ【わし所】、わいね(わい家)⇒うちのひと【内の人】、うちのやつ【内の奴】

わたいら〔わたいらー〕(私ら)】《名詞》 ①自分たちを指す言葉。「今週・は・ わたいらー・が・ 掃除・の・ 当番・や。」②遠慮したり卑下したりする気持ちをこめて、自分自身を指す言葉。「わたいら・が・ 行かし・てもろて・も・ よろしー・ん・か。」◆①②ともに、主として女性が使う言葉である。〔⇒あしら、あっしら、あてら、うちら【内ら】、わいら(我ら)、わしら、わっしら(私ら)、わたしら【私ら】、わてら、おれら【俺ら】、おらら(俺ら)、おいら(俺ら)、ぼくら【僕ら】

わたいれ【綿入れ】《名詞》 表地と裏地の間に薄く綿を入れた、冬用の和服。「わたいれ・の・ ねんねこ」

わたがし【綿菓子】《名詞》 砂糖を溶かして、綿のように噴き出させたお菓子。「夜店・で・ わたがし・を・ 買う。」〔⇒わたあめ【綿飴】

わたし【私】《名詞》 自分自身を指す言葉。「わたし・は・ 病気し・た・ こと・が・ ない・ねん。」◆やや改まった場で使うことが多い言葉である。〔⇒あし、あっし、あて、うち【内】、わたい()、わい、わし、わっし()、わて、おれ【俺】、おら()、おい()、ぼく【僕】

わたしとこ【私所】《名詞》 ①自分の家。「わたしとこ・は・ 2階建て・や・ねん。」②自分の家族。自分の家庭。「わたしとこ・の・ 晩ご飯・は・ 7時頃・や。」「わたしとこ・に・は・ 金・は・ あら・へん・ねん。」②自分の夫。自分の妻。「わたしとこ・は・ 今・まで・ 病気し・た・ こと・が・ あら・しま・へん・ねん。」〔⇒うちね(内家)、うちとこ【内所】、うちとことこ【内所々】、うっとこ(内所)、うっとことこ(内所々)、わたいとこ(私所)、わてとこ【わて所】、わいとこ【わい所】、わしとこ【わし所】、わいね(わい家)⇒うちのひと【内の人】、うちのやつ【内の奴】

わたしぶね【渡し船】《名詞》 人や物を乗せて、対岸へ運ぶ船。「釣り・を・ する・ 波止・まで・ わたしぶね・で・ 連れ・ていっ・て・もらう。」

わたしら〔わたしらー〕【私ら】《名詞》 ①自分たちを指す言葉。「わたしら・は・ いつ・から・ 交替する・ん・です・か。」②遠慮したり卑下したりする気持ちをこめて、自分自身を指す言葉。「わたしら・でも・ 行っ・ても・ 良()ー・ん・か。」〔⇒あしら、あっしら、あてら、うちら【内ら】、わたいら(私ら)、わいら(我ら)、わしら、わっしら(私ら)、わてら、おれら【俺ら】、おらら(俺ら)、おいら(俺ら)、ぼくら【僕ら】

わたす【渡す】《動詞・サ行五段活用》 ①乗り物に乗せたり、橋を通らせたり、泳がせたりして、海や川などの対岸へ行かせる。「沖・の・ 波止・へ・ わたし・てくれる・ 船」②一方から他方へ移らせる。「役員・を・ 別・の・ 人・に・ わたす。」③相手やみんなの手元に届ける。「お祝い・を・ わたす。」「出席者・に・ 参加賞・を・ わたす。」■自動詞は「わたる【渡る】」

わたりどり【渡り鳥】《名詞》 燕や雁などのように海を渡って、毎年、季節によって住むところをかえる鳥。「燕・は・ 春・に・ なっ・たら・ やっ・てくる・ わたりどり・や。」

わたりろうか〔わたりろーか〕【渡り廊下】《名詞》 建物と建物とをつなぐ細長い通路。「屋根・の・ ない・ わたりろーか・は・ 困る・なー。」◆小学校時代の校舎を思い出すと、屋根がなく、渡り板を敷き並べていたようなものであっても「わたりろうか【渡り廊下】」と言っていたように思う。〔⇒ろうか【廊下】

わたる【渡る】《動詞・ラ行五段活用》 ①乗り物に乗ったり、橋を通ったり、泳いだりして、海や川などの対岸へ行く。「明石海峡大橋・を・ わたっ・て・ 淡路・へ・ 行く・」「海・を・ わたる・ 連絡船」「橋・を・ わたる。」②一方から他方へ移る。「踏切・を・ わたる。」「田圃・が・ 人・の・ 手ー・に・ わたっ・ても・た。」③相手やみんなの手元に届く。「お菓子・が・ みんな・に・ わたっ・た。」■他動詞は「わたす【渡す】」

わたる【渉る、亘る】《動詞・ラ行五段活用》 ①ある期間、中断しないで続く。「祭り・は・ 3日・に・ わたっ・て・ 続く。」②ある範囲に、広がり及ぶ。「ここら・ 一帯・に・ わたっ・て・ ごみ・が・ 散らばっ・とる。」

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