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2017年12月31日 (日)

【掲載記事の一覧】

 寒波の中で2017年が暮れていこうとしています。

 今年の漢字は「北」でした。今年の漢字を選定する催しは、日本漢字検定協会の宣伝のようなものですが、報道機関が飛びつきそうな効果を狙っています。今年の「北」は、時事的な影響があったものですが、あまり印象の良い文字ではありません。「北」は東西南北の「きた」ですが、動詞として読めば「にぐ」(にげる)です。敗北は気持ちのよいものではありません。

 さて、2006年8月にブログを始めて以来、1日も欠かさず記事を書いてきました。記事の数は5314件に達し、アクセスしていただいた数は558000を超えました。

 記事のうち『明石日常生活語辞典』に関するものは2605件ですから、記事全体の半数近くになります。この辞典に関する記事は一旦終わりますが、方言についての文章はこれからも書くつもりです。

 今年は現在連載中の「奥の細道ほ読む・歩く」の文章を再開して、できるだけ早く完結させるつもりです。

 その後も、 街道歩きのことや言葉に関することを書き続けたいと思っています。

 ブログをお読みくださってありがとうございます。

 お気づきのことなどは、下記あてにメールでお願いします。

 gaact108@actv.zaq.ne.jp

 これまでに連載した内容の一覧を記します。

 

◆【明石方言】 明石日常生活語辞典 ()(2605)

    [2009年7月8日開始~ 20171229日]

 

◆じいさまはヤマへしばかりに -明石日常生活語辞典を作るということ-

                  ()()~継続予定

    [20171230日開始~ 最新は20171231日]

 

◆奥の細道を読む・歩く ()(222)~継続予定

    [2016年9月1日開始~ 最新は201712月1日]

 

◆ところ変われば ()()~継続予定

    [2017年3月1日開始~ 最新は2017年5月4日]

 

◆日本語への信頼 ()(261)~再開の可能性あり

    [2015年6月9日開始~ 最新は2016年7月8日]

 

◆名寸隅舟人日記 ()(16)~再開の可能性あり

    [2016年1月1日開始~ 最新は2016年4月2日]

 

◆新・言葉カメラ ()(18)~再開の可能性あり

    [201310月1日開始~ 最新は20131031日]

 

◆名寸隅の船瀬があったところ ()()

    [2016年1月10日~2016年1月14日]

 

◆名寸隅の記 ()(138)

    [2012年9月20日開始~ 最新は2013年9月5日]

◆言葉カメラ ()(385)

    [2007年1月5日~2010年3月10日]

 

◆『明石日常生活語辞典』写真版 ()()

    [2010年9月10日~2011年9月13日]

 

◆新西国霊場を訪ねる ()(21)

 2014年5月10日~2014年5月30日]

 

◆放射状に歩く ()(139)

 2013年4月13日~2014年5月9日]

 

◆百載一遇 ()()

    [2014年1月1日~2014年1月30日]

 

◆茜の空 ()(27)

    [2012年7月4日~2013年8月28日]

 

◆国語教育を素朴に語る ()(51)

    [2006年8月29日~20071212日]

 

◆改稿「国語教育を素朴に語る」 ()(102)

    [2008年2月25日~2008年7月20日]

 

◆消えたもの惜別 ()(10)

    [2009年9月1日~2009年9月10日]

 

◆地名のウフフ ()()

    [2012年1月1日~2012年1月4日]

 

◆ことことてくてく ()(26)

    [2012年4月3日~2012年5月3日]

 

◆テクのろヂイ ()(40)

    [2009年1月11日~2009年6月30日]

 

◆神戸圏の文学散歩 ()()

    [20061227日~20061231日]

 

◆母なる言葉 ()(10)

    [2008年1月1日~2008年1月10日]

 

◆六甲の山並み[言葉つれづれ] ()()

   [20061223日~20061226日]

 

◆おもしろ日本語・ふしぎ日本語 ()(29)

    [2007年1月1日~2009年6月4日]

 

◆西島物語 ()()

    [2008年1月11日~2008年1月18日]

 

◆鉄道切符コレクション ()(24)

    [2007年7月8日~2007年7月31日]

 

◆足下の観光案内 ()(12)

    [20081114日~20081125日]

 

◆写真特集・薔薇 ()(31)

    [2009年5月18日~2009年6月22日]

 

◆写真特集・さくら ()(71)

    [2007年4月7日~2009年5月8日]

 

◆写真特集・うめ ()(42)

    [2008年2月11日~2009年3月16日]

 

◆写真特集・きく ()()

    [20071127日~20081113日]

 

◆写真特集・紅葉黄葉 ()(19)

    [200712月1日~20081215日]

 

◆写真特集・季節の花 ()()

    [2007年5月8日~2007年6月30日]

 

◆屏風ヶ浦の四季 [2007年8月31日]

 

◆昔むかしの物語 [2007年4月18日]

 

◆小さなニュース [2008年2月28日]

 

◆辰の絵馬    [2012年1月1日]

 

◆しょんがつ ゆうたら ええもんや ()(13)

    [2009年1月1日~2010年1月3日]

 

◆文章の作成法 ()()

    [2012年7月2日~2012年7月8日]

 

◆朔日・名寸隅 ()(19)

    [200912月1日~2011年6月1日]

 

◆江井ヶ島と魚住の桜 ()()

    [2014年4月7日~2014年4月12日]

 

◆教職課程での試み ()(24)

    [2008年9月1日~2008年9月24日]

 

◆相手を思いやる姿勢と、自分を表現する力 ()()

    [200610月2日~200610月4日]

 

◆学力づくりのための基本的な視点 ()()

    [200610月5日~20061011日]

 

◆教員志望者に必要な読解力・表現力 ()(18)

    [20061016日~200611月2日]

 

◆教職をめざす若い人たちに ()()

    [2007年6月1日~2007年6月6日]

 

◆これからの国語科教育 ()(10)

    [2007年8月1日~2007年8月10日]

 

◆現代の言葉について考える ()()

    [2007年7月1日~2007年7月7日]

 

◆自分を表現する文章を書くために ()(11)

    [20071020日~20071030日]

 

◆兵庫県の方言 ()()

    [20061012日~20061015日]

 

◆暮らしに息づく郷土の方言 ()(10)

    [2007年8月11日~2007年8月20日]

 

◆姫路ことばの今昔 ()(12)

    [2007年9月1日~2007年9月12日]

 

◆私の鉄道方言辞典 ()(17)

    [2007年9月13日~2007年9月29日]

 

◆高校生に語りかけたこと ()(29)

    [200611月9日~200612月7日]

 

◆ゆったり ほっこり 方言詩 ()(42)

    [2007年2月1日~2007年5月7日]

 

◆高校生に向かって書いたこと ()(15)

    [200612月8日~20061222日]

 

◆1年たちました ()()

    [2007年8月21日~2007年8月27日]

 

◆明石焼の歌 ()()

    [2007年8月28日~2007年8月30日]

 

◆中山道をたどる ()(424)

    [201311月1日~2015年3月31日]

 

◆日光道中ひとり旅 ()(58)

    [2015年4月1日~2015年6月23日]

 

◆奥州道中10次 ()(35)

    [20151012日~20151121日]

 

◆失って考えること ()()

    [2012年9月14日~2012年9月19日]

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じいさまはヤマへしばかりに -明石日常生活語辞典を作るということ-②

()「やま」は高地のこととは限らない

 

 「やま()」はどんなに簡単な国語辞典にも載せられている言葉です。仮に『岩波国語辞典・第四版』を見ると、次のような意味が連ねられています。

  ①平地より著しく高く盛り上がった地形の所。

  ②山()のような形に盛り上げたもの。

  ③物事の絶頂。クライマックス。

  ④「山鉾」の略。

  ⑤《名詞にかぶせて》山野に自生するものである意。

 用例として、①には「富士は日本一の-」、②には「ごみの-」、③には「事件の-に達した」、⑤には「-ぶどう」が挙げられています。

 このような意味が、現在の共通語としての一般的な意味だということは納得します。

 少し詳しい説明が載っている国語辞典、例えば『広辞苑・第四版』を見ると、意味が細かく分類されていますが、右に挙げたような意味の他に、次のような意味も書かれています。

  ⑧山林。平地の林をもいう。

 これには用例は挙げられていませんが、現代語としてもそのような意味があるということを言っているのです。

 『日本方言大辞典』で「やま【山】」を引くと、①山林。②山野。野外。野辺。③疾病の神を祭るために御幣を立てた山。④神聖な土地。⑤森。林。⑥田畑。耕作地。野良。⑦田。⑧やぶ。……として39種類の意味が書かれており、そのような意味で使っているところの地名が列挙されています。

 この辞典に掲載されている方言地図を見ると、林のことを「はやし」と言うのは当然としても、林のことを「やま」と言うこともある地域は、近畿・中国・四国・九州地方などに広がっており、関東地方にもまとまった分布があります。「やま」と言うこともある地域はそれ以外にもあちこちに点在しており、ほぼ全国にわたると言ってもよいように思います。

 明石の西部で生まれ育った私は、「やま」という言葉を、そんなに広くもない林のようなところを指して使っているのを、よく聞きました。「やまで 松葉をかき集めて 燃やす。」というような言葉遣いです。

 つまり、『ももたろう』の「じいさま」が柴刈りに出かけたのは、高い山でなくてもよいような気がします。「やま」という言葉には、共通語で理解されているような意味の他に、方言としての使われ方もあるのです。(ただし、昔々は、全国で広く、そのような意味で使われていた言葉であるとも言えるでしょう。)

 もっとも子ども向けの絵本では、山にはある程度の高さがなくては絵にならないであろうという事情は否定しません。

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2017年12月30日 (土)

じいさまはヤマへしばかりに -明石日常生活語辞典を作るということ-①

()私たちは方言を話している

 

 例えば、松谷みよ子・文、和歌山静子・絵の『ももたろう』(「松谷みよ子むかしむかし」シリーズ、2006年12月10日、童心社発行)という絵本の冒頭の部分は次のような文章です。

  むかし あるところに、

  じいさまと ばあさまが おった。

  じいさまは やまへ しばかりに

  ばあさまは かわへ せんたくに いったと。

 絵は、山間から流れてくる川で「ばあさま」が桃を拾う場面になっていますが、「じいさま」は山道をたどっていく後ろ姿になっています。その山は柔らかいタッチで描かれていますが、それなりの高さを感じる山です。

 ところで、この「じいさま」は山を登って「しばかり」に行ったのでしょうか。「やま」とはどういう場所のことでしょうか。

 「しばかり」という言葉を聞いて幼児がどのようなイメージを描くかということも、興味深いことです。「しばかり」という言葉からは、幼児たちは、山野に生える丈の低い雑木を刈り取る「柴刈り」を思い浮かべるのではなく、庭園などに植えられて地面をはうようになっている芝生を刈り揃える「芝刈り」をイメージしてしまうかもしれません。

 私にはときどき、方言について話をするようにという機会が与えられますが、話の導入のようなことを語り始めて、しばらく後に、「私は、いま、どのような言葉で皆さんにお話ししているでしょうか」と尋ねることがあります。初対面の方々を前にして話をすることが多いのですから、丁寧な言葉遣いをしているのですが、この質問に対しての答えは、「標準語で話している」「共通語だ」「方言や」などとさまざまな答えが返ってきます。現実には、私は方言でしか話ができません。

 続けて、「方言だけを使って話をすることは可能でしょうか」と問いかけると、「それは無理や」というつぶやきが聞こえてきます。空や海や石のことを別の方言で表現する地域はあると思いますが、私の住む地域では「そら」「いし」「うみ」と言うのが一般的です。けれども「そら」「いし」「うみ」は方言ではないと言ってよいのでしょうか。

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2017年12月29日 (金)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (608)    (通算2606回)

連載の終了にあたって

 

 『明石日常生活語辞典』の連載は通算2600回を超えました。【書籍版】としての連載も600回を超えました。

 『明石日常生活語辞典』は、2018年または2019年に刊行する予定です。兵庫県明石市は、201911月1日に市制施行百年を迎えますが、それより前に刊行しようと考えています。

 全体が文字ばかりの「辞典」ですので、項目によっては写真を加えて編集するつもりです。写真は既に自分でかなり撮り貯めておりますが、さらに、明石市立文化博物館が所蔵している民具などの撮影許可を得ましたので、それも加える予定です。

 【書籍版】として連載したのが、ほぼ最終的な原稿ですが、今でも毎日、読み返して加除訂正を続けています。

 ただし、【書籍版】の記述と大きく変えて最終版として刊行する部分があります。それは、用例文についてです。ブログでは、「んま・が・ 道・を・ 歩い・とる・の・は・ 珍しい。」というように書きましたが、それを「んま()・が・ みち()・を・ ある()い・とる・の・は・ めんら()しー。」のように書き換えます。意味がわかることを優先して漢字仮名交じり文にしていましたが、発音優先に改めて平仮名の文とします。けれども意味がわからなくなったら困りますので、( )の中に漢字を書くことにします。

 これをすべての用例について書き改めますから、時間がかかるのですが、完了させる見通しはつきました。

 さて、辞典全体のボリュームですが、1行を40文字で入力して、現在は6万行近いものになっています。書物の1ページに60(すなわち2400字程度)を収めても、1000ページ程度のものになります。どのような体裁にするかは、今後、出版社と協議をします。

 書名は『明石日常生活語辞典』ですが、副題を「俚言と共通語の橋渡し」とするつもりです。

 明日から、方言についての短い文章を連載しますが、それが終わると、とりあえず方言に関する連載は行わず、あとは、最終的な刊行物をご覧いただくことになります。

 長期にわたる連載をご覧くださった方には、厚くお礼を申し上げます。

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2017年12月28日 (木)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (607)    (通算2605回)

日常生活語 「ん」

 

《感動詞》 ①相手に呼ばれて応答したり、相手の言葉を聞いていることを示したりするために発する言葉。「ん・ 何・か・ 言()ー・た・かいなー。」②相手の言うことを承知したり同意したりしたときに発する言葉。「ん・ わし・に・ 任し・とい・てんか。」〔⇒はあ、はい、うん、へい、へいへい〕

《助動詞》[動詞や助動詞の未然形に付く] 前にある言葉を打ち消すときに使う言葉。「明日・は・ 行か・ん・ つもり・や。」◆動詞や助動詞に接続し、形容詞や形容動詞には接続しない。形容詞の打ち消しは「まぶし・ない」、形容動詞の打ち消しは「元気や・ない」というようになる。「ん」と「へん」との使い方に差はないが、口調の上で「ん」が続きにくい場合がある。〔⇒ない、へん、ひん、まへん、しまへん、やへん〕

《格助詞(準体助詞)》 ①前の用言的な内容を、体言として扱うことを表す言葉。「勉強する・ん・ か・ せー・へん・の・か。」②前の体言を受けて、「…のもの」「…のこと」という意味を表す言葉。「それ・は・ わし・ん・や。」〔⇒のん、ん〕

《終助詞》 相手に対して疑問を表したり質問したりする気持ちを表す言葉。「もー・ 言()ー・ こと・は・ 無い・ん。」「「そんな・ こと・(を・) し・て・ 良()ー・ん。」◆強い調子で発音すると、相手を説得したり禁止したりする意味にもなる。〔⇒の、のん〕

んか《終助詞》 疑問や詰問の気持ちを表す言葉。しないか。せよ。「早()よー・ 行か・んか。」「元気・(を・) 出し・て・ もっと・ 歩き・んか。」「もー・ 一口・ 飲ま・んか。」◆強い命令口調になると「行か・んかい」「飲み・んかい」「飲ま・んかい」と言う。〔⇒んかい〕

んかい《終助詞》 疑問や詰問の気持ちを表す言葉。しないか。せよ。「もー・ 止め・んかい。」「黙っ・て・ 聞か・んかい・な。」「もっと・ 速う・ 走ら・んかい。」〔⇒んか〕

んかて《接続助詞》 それをしなくても、という意味を表す言葉。「言わ・れ・んかて・ わかっ・とる・がな。」「そないに・ せか・んかて・ 間に合う。」◆もとは、「ん」(打ち消しの助動詞)+「かて」(接続助詞)であるが、2語が1語に熟している度合いが高い。〔⇒んかとて《接続助詞》

んかとて《接続助詞》 それをしなくても、という意味を表す言葉。「走ら・んかとて・ 電車・に・ 間に合う・やろ。」◆もとは、「ん」(打ち消しの助動詞)+「かとて」(接続助詞)であるが、2語が1語に熟している度合いが高い。〔⇒んかて《接続助詞》

んじまい【ん終い】《補助形容動詞や()》[動詞の未然形に付く] その行為などをしないで終わってしまうこと。「病院・へ・ 見舞い・に・ 行か・んじまいに・ なっ・ても・た。」「聞かんじまい・で・ 別れ・た。」「難しー・て・ 結局・ わからんじまいで・ 終わっ・ても・た。」〔⇒ずじまい【ず終い】

んで《接続助詞》 打ち消しの意味を述べておいて、後ろで述べる内容に続いていくことを表す言葉。「尋ねる・ こと・を・ せ・んで・ 帰っ・てき・た。」「飲ま・んで・ 損し・た。」〔⇒いで、んと〕

んでか《終助詞》 その動作を必ずする、または、しないではおれない、ということを、反語を用いて表す言葉。「あいつ・は・ 腹・が・ 立つ・さかい・ 殴ら・んでか。」〔⇒いでか〕

んでも《接続助詞》 ①それをしないことがあっても、かまわない、という気持ちを表す言葉。「明日・は・ 来()・んでも・ えー。」「お前・が・ せ・んでも・ かま・へん。」②強く迫ってこなくても行うつもりはあるという気持ちを表す言葉。「やいやい・ 言わ・んでも・ 金・は・ 払い・ます・がな。」◆「せ・んでも・ えー。」が「せ・ーでも・ えー。」となることがある。「んでも」は、「なんでも」の「な」が脱落したと考えることもできる。〔⇒いでも、なんでも、ないでも〕

んと《接続助詞》 ①打ち消しの意味を述べておいて、後ろで述べる内容に続いていくことを表す言葉。「金・を・ 払わ・んと・ 去()ん・でも・た。」②もしそうしなければという意味(打ち消しの仮定)を表す言葉。「行か・んと・ わから・へん・やろ。」⇒んで、いで。⇒な、いと〕

んとく《助動詞》 しないでおくという意志を表す言葉。「おもろない・みたいや・さかい・ あの・ 映画・は・ 見・んとく・ねん。」

んならん《補助動詞》 しなければならないという義務や責任を表す言葉。「明日中・に・ 行か・んならん・ ところ・が・ ある・ねん。」「死ぬ・まで・に・ 『明石日常生活語辞典』・を・ 作っ・とか・んならん・と・ 思(おも)・とる。」〔⇒んなん〕

んなん《補助動詞》 しなければならないという義務や責任を表す言葉。「明日・まで・に・ 行か・んなん。」「せ・んなん・ こと・は・ 早(はよ)ー・ すまし・なはれ。」「人間・は・ 生きる・ ため・に・は・ 食わ・んなん・やろ。」〔⇒んならん〕

んま()】《名詞》 相手と気持ちや考え方などが合うかどうかということ。性格や気心の合致のしかた。「あいつ・と・は・ んま・の・ 合わしかた・が・ 難し-・ねん。」〔⇒うま【馬】

んま()】《名詞》 ①家畜として飼われ農耕・運搬・乗馬などに活用される、たてがみがあって首の長い動物。「んま・が・ 道・を・ 歩い・とる・の・は・ 珍しい。」②十二支の7番目の「午」。〔⇒うま【馬】⇒ぱかぱか、おんまぱかぱか【お馬ぱかぱか】⇒うま【午】、んま()

んま()】《名詞》 馬を表しており、子()から始まる十二支の7番目。「わしら・の・ 学年・は・ んま・の・ 年・と・ 未(ひつじ)・の・ 年・や。」〔⇒うま【午】、うま【馬】、んま()

んまがあう(馬が合う)】《動詞・ワア行五段活用》 相手と気が合う。相性が良い状態である。意気投合する。「あの・ 2人・は・ んまがあわ・へん・みたい・や。」〔⇒うまがあう【馬が合う】

んやけど《接続助詞》 何かのつながりで、対比されることがらを続けて言うことを表す言葉。「強(つよ)ーに・ 言()ー・た・んやけど・ 聞ー・てくれ・なんだ。」〔⇒もんやけど、けど、けども、けんど、けんども、ところが〕

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2017年12月27日 (水)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (606)    (通算2604回)

日常生活語 「わ」⑧

 

わる【悪】《接頭語》 よくないことや、程度が過ぎることを表す言葉。「わる知恵・を・ 働かす。」「えらい・ わるまん・やっ・た・なー。」

わるい【悪い】《形容詞》 ①正邪や善悪などから判断して、正しくない。好ましくない。「政府・の・ 考え方・が・ わるい。」「天気・が・ わるー・ なり・そーや。」②水準に達しないで、劣っている。まずい。「学校・の・ 成績・が・ わるー・て・ 落第した。」③相手や第三者ににすまないという気持ちである。自分を責めるような気持ちである。「友だち・に・ わるい・ こと・を・ し・た。」④美しいとか望ましいとかの評価ができない。醜い。「歩く・ 姿勢・が・ わるい。」■対語=「ええ【良え】」

わるがしこい【悪賢い】《形容詞》 悪いことを考えることに頭が働く。ずるくて抜け目がない。人のすきをうかがって行動し、抜け目がない。「わるがしこい・ カラス」〔⇒はしかい〕

わるぎ【悪気】《名詞》 他人に害を与えようとしたり、だまそうとしたりする気持ち。人が心の中に持っている悪意。「あいつ・に・ わるぎ・が・ あっ・た・ん・やない・さかい・ かんにんし・たっ・て・な。」

わるくち〔わるぐち〕【悪口】《名詞》 他の人を悪く言うこと。また、その言葉。「わるくち・を・ 言わ・れ・て・ 怒っ・とる。」

わるさ【悪さ】《名詞》 悪いと思われる点。悪いと思われる程度。短所。「天気・の・ わるさ・を・ 心配し・て・ 傘・を・ 持っ・ていく。」■対語=「よさ【良さ】」

わるさ【悪さ】《名詞、動詞する》 ふざけて無益なことや、人の迷惑になるようなことをすること。人に害を与える、よくない行為をすること。また、そのような内容のこと。「子ども・が・ わるさし・て・ 花・を・ 折っ・ても・とる。」「犬・が・ わるさし・て・ 植木鉢・を・ めん〔=壊し〕・だ。」〔⇒いたずら【悪戯】

わるぢえ【悪知恵】《名詞》 悪いことをしようとして働かせる能力。よこしまな考え。「小学校・に・ 行く・よーに・ なっ・たら・ わるぢえ・も・ だいぶ・ つい・てくる。」

わるまん【悪まん】《名詞》 ①時の巡り合わせがよくないこと。悲運。「去年・は・ わるまん・で・ 試験・に・ 落ち・ても・た。」②折悪しく起こった出来事。「あんた・が・ 来・てくれ・た・ とき・は・ ちょーど・ 留守・に・ し・とっ・て・ わるまん・で・ すん・まへ・ん・でし・た。」

わるもん【悪者】《名詞》 ①人に害を与えることをする人。性格などが望ましくない人。「わるもん・が・ 出・てくる・ 芝居」②良く思われない立場に立たされる人。芝居や物語などに出てくる悪役の人。「いっつも・ わし・を・ わるもん・に・ し・やがる・ねん。」◆小学生の時代などでは、映画・紙芝居・物語などに登場する人物を「わるもん【悪者】」と「ええ・もん〔えー・もん〕【良え・者】」に分けてしまうということがあった。「ええ・もん」は2語という意識がある。⇒わる【悪】

わるやく【悪役】《名詞》 責任などを引きかぶる役割。良く思われない立場に立つという役割。「映画・の・ わるやく」「今度・の・ こと・で・は・ おやじ・が・ わるやく・に・ なっ・た。」◆対語は、「ええ・やく〔えー・やく〕【良え・役】」と言うが、「ええ・やく」は2語という意識がある。

われ《名詞》 相手を指す言葉。相手をののしったり、ぞんざいに扱ったりするときに、相手を指して使う言葉。「われ・の・ 方・から・ 殴っ・てき・た・ん・やろ。」◆「われ」は2人称の言葉であって、かつては、「われ」を1人称では使うことはなかった。〔⇒きさま【貴様】、わい、おまえ【お前】、おまい(お前)、おどら、おんどら、おどれ、おんどれ、おのれ【己】

われめ【割れ目】《名詞》 ①ものの表面にできる、筋のような細かい裂け目。「ガラス・の・ われめ・で・ 手ー・を・ 切ら・ん・よーに・ 気ー・を つれ・なはれ。」「われめ・に・ テープ・を・ 貼る。」②地面などで、線のように引き破られて、離れているところ。「池・が・ 干上がっ・て・ われめ・が・ でき・とる。」⇒ひび【罅】⇒さけめ【裂け目】

われもん【割れ物】《名詞》 ①陶磁器、ガラスなどのように割れやすいもの。割れる可能性のあるもの。「われもん・や・さかい・ 大事に・ 運ん・で・な。」②割れたりして壊れたもの。「われもん・は・ どこ・に・ 捨て・たら・ よろしー・か。」

われる【割れる】《動詞・ラ行下一段活用》 ①力が加わって、ものがいくつかに分かれる。破れたり砕けたりして、壊れる。「茶碗・が・ われ・た。」②割り算で、割り切れる。「3・で・ われる・ 数」■他動詞は「わる【割る】」■名詞化=われ【割れ】

わん【椀】《名詞》 飲食物を盛りつけるための、木や陶磁器などで作った半球形の食器。◆「めしわん【飯椀】」「しるわん【汁椀】」というように言い分ける。

わん《副詞と》 犬などの動物が、短く鳴く様子。また、その声。「犬・が・ 一声・だけ・ わんと・ 鳴い・た。」

わんこう〔わんこー、わんこ〕【わん公】《名詞》 古くから愛玩用や防犯用などに飼われてきた、利口で聴覚や嗅覚に敏感な動物。「かいらしー・ わんこ・が・ おる。」◆「わんこ」には可愛らしさが、「わんこー」には憎げな気持ちが伴うように聞こえることがある。〔⇒いぬ【犬】、わんわん、わんちゃん〕

わんさか《副詞と》 ①物がたくさん集まる様子。「バザー・の・ 品物・が・ わんさか・ 集まっ・た。」②人が大勢集まったり押しかけたりする様子。「見物・の・ 人・が・ わんさか・ 来・た。」◆①②ともに、歓迎する気持ちを表現することがあるとともに、多すぎてうんざりするという気持ちを表すこともある。「わんさか わんさか」と二度続けて言うことも多い。〔⇒わんさと〕

わんさと《副詞》 ①物がたくさん集まる様子。「整理し・たら・ 捨てる・ もの・が・ わんさと・ あっ・た。」②人が大勢集まったり押しかけたりする様子。「野次馬・が・ わんさと・ 来・た。」◆①②ともに、歓迎する気持ちを表現することがあるとともに、多すぎてうんざりするという気持ちを表すこともある。〔⇒わんさか〕

わんしょう〔わんしょー〕【腕章】《名詞》 大勢が集まる場所などにおいて、係や役割などを担っていることを示すために、服の袖の上部につけるしるし。「当番・の・ わんしょー・を・ つける。」

ワンダン〔わんだん〕【英語=one downより】《名詞》 野球で、相手側の好守備によって、攻撃資格を一つ失った段階のこと。「やっと・ わんだん・に・ なっ・た。」◆子どもの遊び言葉。英語の「down」を日本語の「段」(ひとつの段階)のように聞き分けていたような傾向が感じられる。攻撃資格の減少に伴って、「ノーダン」「ワンダン」「ツーダン」「チェンジ」と進んでいく。

わんちゃん《名詞》 古くから愛玩用や防犯用などに飼われてきた、利口で聴覚や嗅覚に敏感な動物。「わんちゃん・の・ 首輪・を・ 買う。」〔⇒いぬ【犬】、わんわん、わんこう〕

ワンパン〔わんぱん〕【英語=one boundより】《名詞、動詞する》 野球などで、球が一度地面などに当たって跳ね上がること。「わんぱん・で・ 受け・た・さかい・ セーフ・や。」

ワンパンやきゅう〔わんぱんやきゅー〕【英語=one boundより  野球】《名詞・動詞する》 小さな子どもの遊びで、柔らかいボールを使って、打ったときには地面にたたきつけて跳ね返るようにすることを義務づけた野球。「広場・で・ わんぱんやきゅー・を・ する。」

わんりゃい(割合)】《名詞》 ある数が全体の数に対して占める大小の関係。また、そのようになる可能性。「醤油・と・ 酢ー・を・ 半々・の・ わんりゃい・で・ 入れる。」〔⇒ぶあい【歩合】、ぶ【分】、りつ【率】、わりあい【割合】、わり【割】

わんりゃい(割合)】《副詞に・と》 他のものや以前のことと比較してみると、思いのほかに望ましい状況であるという気持ちを表す言葉。予想よりも望ましい状況であるという気持ちを表す言葉。「あんた・は・ わんりゃい・ 綺麗な・ 字ー・を・ 書く・ん・や・なー。」「安かっ・た・けど・ わんりゃい・ 良()ー・ 品物(しなもん)・や。」◆思いのほかに望ましくない状況であるという気持ちを表す場合にも使うことがある。〔⇒わりあい【割合】、わりかた【割り方】、わりかし【割りかし】、わりと【割と】、わりに【割に】

わんわん《名詞》 古くから愛玩用や防犯用などに飼われてきた、利口で聴覚や嗅覚に敏感な動物。「わんわん・を・ 連れ・て・ 散歩・に・ 行く。」◆幼児語。〔⇒いぬ【犬】、わんこう、わんちゃん〕

わんわん《副詞と》 ①子どもなどが大声で泣く様子。うるさくわめき立てるように泣く様子。また、その泣き声。「道・で・ こけ・て・ わんわん・ 泣い・とる。」②犬が鳴く様子。また、その鳴き声。「隣・の・ 犬・に・ 夜中・ わんわんと・ 鳴か・れ・て・ 目・が・ 覚め・た。」③蚊などがたくさん集まって、羽音が聞こえてくる様子。、また、その音。「藪・の・ 中・に・は・ 蚊ー・が・ わんわん・ おる。」④声が割れたり、音がうるさく反響したりする様子。また、その声や音。「スピーカー・の・ 声・が・ わんわんと・ やかましー。」⇒わあわあ〕

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2017年12月26日 (火)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (605)    (通算2603回)

日常生活語 「わ」⑦

 

わらんじ(草鞋)】《名詞》 藁を編んで足の形に作り、紐で足に結んではくもの。「わらんじ・の・ はなご・が・ 切れる。」〔⇒わらじ【草鞋】

わり【割】《名詞》 ①全体の中に占める大小の関係で、全体の10分の1のこと。全体を10としたときの比率。「打率・が・ 3わり・を・ 超え・た。」②ある数が全体の数に対して占める大小の関係。また、そのようになる可能性。「5人・に・ 1人・の・ わり・で・ 抽選・が・ 当たる。」③一方の程度から見た他方の程度。特に、損得に関することなど。「わり・が・ 合わ・ん・ 仕事」⇒ぶあい【歩合】、ぶ【分】、りつ【率】、わりあい【割合】、わんりゃい(割合)

わりあい【割合】《名詞》 ある数が全体の数に対して占める大小の関係。また、そのようになる可能性。「当選する・ わりあい・は・ 半分・ぐらい・やろ。」〔⇒ぶあい【歩合】、ぶ【分】、りつ【率】、わんりゃい(割合)、わり【割】

わりあい【割合】《副詞に・と》 他のものや以前のことと比較してみると、思いのほかに望ましい状況であるという気持ちを表す言葉。予想よりも望ましい状況であるという気持ちを表す言葉。「このごろ・の・ 阪神・は・ わりあいに・ 強ー・ なっ・てき・た。」◆思いのほかに望ましくない状況であるという気持ちを表す場合にも使うことがある。〔⇒わんりゃい(割合)、わりかた【割り方】、わりかし【割りかし】、わりと【割と】、わりに【割に】

わりあて【割り当て】《名詞》 仕事などの全体をわけて、それぞれに受け持たせること。物品や金額などをそれぞれに振り分けること。また、そのようにして受け持たせたり振り分けたもの。「寄付・の・ わりあて・を・ する。」〔⇒わりふり【割り振り】

わりあてる【割り当てる】《動詞・タ行下一段活用》 仕事などの全体をわけて、それぞれに受け持たせる。物品や金額などをそれぞれに分配する。「掃除・の・ 区域・を・ わりあてる。」「寄付・の・ 額・を・ わりあてる。」■名詞化=わりあて【割り当て】〔⇒わりふる【割り振る】、ふりわける【振り分ける】

わりかし【割りかし】《副詞》 他のものや以前のことと比較してみると、思いのほかに望ましい状況であるという気持ちを表す言葉。予想よりも望ましい状況であるという気持ちを表す言葉。「わりかし・ おもろい・ 映画・やっ・た。」「わりかし・ 遠い・ とこ・まで・ 行っ・た・ん・や。」◆思いのほかに望ましくない状況であるという気持ちを表す場合にも使うことがある。〔⇒わりあい【割合】、わんりゃい(割合)、わりかた【割り方】、わりと【割と】、わりに【割に】

わりかた【割り方】《副詞》 他のものや以前のことと比較してみると、思いのほかに望ましい状況であるという気持ちを表す言葉。予想よりも望ましい状況であるという気持ちを表す言葉。「今日・は・ わりかた・ 良()ー・ 天気・や。」「わりかた・ しんどい・ 仕事・や。」◆思いのほかに望ましくない状況であるという気持ちを表す場合にも使うことがある。〔⇒わりあい【割合】、わんりゃい(割合)、わりかし【割りかし】、わりと【割と】、わりに【割に】

わりき【割り木】《名詞》 薪を小割りにしたもの。割った木。「正月(しょんがつ)・ 言()ー・たら・ えー・ もん・や。雪・より・ 白い・ 飯(まま)・ 食べ・て・ わりき・みたいな・ 魚(とと)・ 添え・て。」「よき〔=斧〕・で・ わりき・を・ 作る。」

わりきれる【割り切れる】《動詞・ラ行下一段活用》 ①割り算の答えに、余りが出ない。「3・で・ わりきれる・ 数」②納得して、気持ちがおさまる。論理的にうなずくことができる。「わりきれ・ん・ 気持ち・で・ 戻っ・てき・た。」

わりこむ【割り込む】《動詞・マ行五段活用》 ①人と人との間を押し分けて入る。きちんと並んでいるところへ、ルールを無視して横から入り込む。「列・の・ 横・から・ わりこん・だら・ あき・まへん。」②人が話をしているところに、脇から口をはさむ。「話・に・ わりこん・でくる・ あつかましー・ やつ」■名詞化=わりこみ【割り込み】

わりざん【割り算】《名詞》 ある数が、他のある数の何倍であるかを調べる計算。除法。「わりざんし・て・ 一つ・の・ 値ー・を・ 調べる。」

わりと【割と】《副詞》 他のものや以前のことと比較してみると、思いのほかに望ましい状況であるという気持ちを表す言葉。予想よりも望ましい状況であるという気持ちを表す言葉。「今日・は・ わりと・ しんどい・ 仕事・やっ・た。」「わりと・ 高い・ 値ー・や・さかい・ 買わ・なんだ。」◆思いのほかに望ましくない状況であるという気持ちを表す場合にも使うことがある。〔⇒わりあい【割合】、わんりゃい(割合)、わりかた【割り方】、わりかし【割りかし】、わりに【割に】

わりに【割に】《副詞》 他のものや以前のことと比較してみると、思いのほかに望ましい状況であるという気持ちを表す言葉。予想よりも望ましい状況であるという気持ちを表す言葉。「わりに・ 時間・の・ かかる・ 仕事・やっ・た。」◆思いのほかに望ましくない状況であるという気持ちを表す場合にも使うことがある。〔⇒わりあい【割合】、わんりゃい(割合)、わりかた【割り方】、わりかし【割りかし】、わりと【割と】

わりばし【割り箸】《名詞》 端から半分ほどのところまで割れ目がつけてあり、2つに割って使うようになっている、木や竹でできた箸。「弁当・を・ 買()ー・た・けど・ わりばし・が・ つい・とら・へん。」

わりびき【割り引き】《名詞、動詞する》 決まった金額からある程度の金額を安くすること。「大売り出し・の・ 日ー・に・ わりびき・で・ 売る。」「ちょっと・ぐらい・ わりびきし・てくれ・ても・ えー・やろ・に。」

わりびく【割り引く】《動詞・カ行五段活用》 ①売るときに、決まった金額からある程度の金額を安くする。「残っ・た・ 品物・を・ わりびー・で・ 売る。」②表面よりも、中味を小さく見積もる。「あいつ・の・ 言()ー・ こと・は・ ちょっと・ わりびー・て・ 考え・とか・んと・ えらい・ 目ー・に・ あう・ぞ。」■名詞化=わりびき【割り引き】

わりふり【割り降り】《名詞》 仕事などの全体をわけて、それぞれに受け持たせること。物品や金額などをそれぞれに振り分けること。また、そのようにして受け持たせたり振り分けたもの。「掃除・の・ 人数・の・ わりふり・を・ 考える。」〔⇒わりあて【割り当て】

わりふる【割り振る】《動詞・ラ行五段活用》 仕事などの全体をわけて、それぞれに受け持たせる。物品や金額などをそれぞれに分配する。「寄付金・の・ 金額・を・ みんな・に・ わりふる。」■名詞化=わりふり【割り振り】〔⇒わりあてる【割り当てる】、ふりわける【振り分ける】

わる【悪】《名詞》 ①悪い性格や考えの人。よくない行動をする人。「わる・の・ 真似・を・ し・たら・ あか・ん・よ。」②芝居や物語などに出てくる悪役の人。「あの・ 人・は・ わる・みたいや。」「わる・が・ 攻め・てき・た。」「あれ・は・ わる・か・ えーほー・か・ わから・へん。」⇒わるもん【悪者】

わる【割る】《動詞・ラ行五段活用》 ①力を加えて、ものをいくつかに分ける。破ったり砕いたりして、壊す。「手ー・が・ 滑っ・て・ 皿・を・ わっ・ても・た。」②細かく分けて、小さくする。◆縦方向に行うときに使うことが多い。「木ー・を 細く・ わる。」③水や液体を加えて、薄める。「水・で・ わる。」④割り算をする。「100・を・ 3・で・ わる。」■自動詞は「われる【割れる】」■名詞化=わり【割り】

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2017年12月25日 (月)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (604)    (通算2602回)

日常生活語 「わ」⑥

 

わやくそ【わや糞】《形容動詞や()》 ①筋道が通らなかったり、秩序がなかったりする様子。「お前・の・ 考え・は・ わやくそや・さかい・ 人・に・は・ 通用せー・へん。」②乱雑になっている様子。「犬・が・ 畑・を・ 踏みまわっ・て・ わやくそに・ し・ても・た。③壊れてしまっている様子。駄目になっている様子。「うまいこと・ いっ・とっ・た・ 話・を・ わやくそに・ し・てまい・やがっ・た。」〔⇒わや、わやくちゃ【わや苦茶】、わっちゃくちゃ(わ茶苦茶)

わやくそにする【わや糞にする】《動詞・サ行変格活用》 ①ものごとを駄目にする。ものを壊す。「落とし・て・ 時計・を・ わやくそにし・ても・た。」②まとまりを乱す。「昨日・の・ 寄り合い・は・ あいつ・が・ いら・ん・ こと・を・ 言()ー・て・ わやくそにし・やがっ・た。」③馬鹿にする。ふざける。「みんな・で・ 悪口・を・ 言()ー・て・ わやくそにし・たら・ 可哀想や・なー。」〔⇒わやにする、わやくちゃにする【わや苦茶にする】

わやくちゃ【わや苦茶】《形容動詞や()》 ①筋道が通らなかったり、秩序がなかったりする様子。「あいつ・の・ 言()ー・ 意見・は・ わやくちゃや・さかい・ 聞ー・たら・ あか・ん・ぞ。」②乱雑になっている様子。「水害・で・ 家・の・ 中・が・ わやくちゃに・ なっ・た。」③壊れてしまっている様子。駄目になっている様子。「ケーキ・を・ 落とし・て・ わやくちゃに・ なっ・た。」〔⇒わや、わやくそ【わや糞】、わっちゃくちゃ(わ茶苦茶)

わやくちゃにする【わや苦茶にする】《動詞・サ行変格活用》 ①ものごとを駄目にする。ものを壊す。「火・が・ 強すぎ・て・ 焦げ・て・ すき焼き・を・ わやくちゃにし・ても・た。」②まとまりを乱す。「耕二・の・ やつ・が・ ごじゃごじゃと・ ぬかし・て・ 寄り合い・を・ わやくちゃにし・ても・た。」③馬鹿にする。ふざける。「わし・の・ こと・を・ わやくちゃにし・やがっ・た。」〔⇒わやくそにする【わや糞にする】、わやにする〕

わやにする《動詞・サ行変格活用》 ①ものごとを駄目にする。ものを壊す。「ラジオ・を・ 直そ・ー・と・ し・た・ん・や・けど・ 結局・ わやにし・ても・た。」②まとまりを乱す。「決まりかけ・とっ・た・のに・ いら・ん・ こと・を・ 言()ー・て・ わやにし・てまい・やがっ・た。」③馬鹿にする。ふざける。「みんな・で・ わし・の・ こと・を・ わやにし・やがっ・た。」〔⇒わやくそにする【わや糞にする】、わやくちゃにする【わや苦茶にする】

わら【藁】《名詞》 稲や麦の茎を干したもの。「わら・で・ お注連〔=注連縄〕・を・ 作る。」「わら・を・ 追い炊き・に・ 使う。」

わらい【笑い】《名詞、形容動詞や()》 ①ものごとを喜んだり面白がったりして、顔をやわらげたり声を立てたりすること。「泣き・も・ わらい・も・ あんた・の・ 好きな・よーに・ し・なはれ。」②ものごとを喜んだり面白がったりして、よく声に出す癖のある人。また、そのようにする様子。「あの・ 子ー・は・ わらいや・さかい・ いっぺん・ 笑い出し・たら・ 止まら・へん。」⇒げら〕

わらいごと【笑い事】《名詞》 笑ってすませるような、小さな事柄。深刻でないこと。「大事(おーごと)・に・ なら・んと・ わらいごと・で・ 済ん・だら・ 有り難い・ こと・や。」

わらいばなし【笑い話】《名詞》 ①滑稽な内容の話。「落語・の・ わらいばなし・は・ おもろい。」②笑いながら話す程度の、気楽な話やばかばかしい話。「財布・を・ 落とし・た・ゆーて・ 大騒ぎ・を・ し・た・けど・ 家・の・ 中・から・ 出・てき・て・ わらいばなし・で・ すん・だ・ん・や。」

わらいむし【笑い虫】《名詞》 おかしいことに出会うと、笑いこける人。「あいつ・の・ わらいむし・が・ なかなか・ 止まら・へん。」

わらいもん【笑い物、笑い者】《名詞》 人に馬鹿にされて笑いの種になるものや人。「近所・の・ わらいもん・に・ なる。」

わらう【笑う】《動詞・ワア行五段活用》 ①喜んだり面白がったりして、口許をゆるめて声に出す。「漫才・を・ 見・て・ げらげら・ 笑う。」②喜んだり面白がったりして、目を細めて表情に表す。「赤ん坊・が・ にこっと・ わらう。」③馬鹿にする。あざけって、さげすむ。「失敗し・た・けど・ わらわ・んとい・てんか。」■名詞化=わらい【笑い】

わらかす【笑かす】《動詞・サ行五段活用》 ①人を笑うようにさせる。「あの・ 漫才・は・ よー・ 人・を・ わらかす・なー。」②軽蔑に値することである。軽蔑される。「あれ・で・ 大学生・や・と・は・ わらかす・よ・なー。」■名詞化=わらかし【笑かし】〔⇒わらわす【笑わす】

わらける【笑ける】《動詞・カ行下一段活用》 自然と笑える。自然と笑いが生じる。「ごっつい・ わらける・ 漫才・や。」

わらじ【草鞋】《名詞》 藁を編んで足の形に作り、紐で足に結んではくもの。「お寺・の・ 門・に・ 大けな・ わらじ・が・ 吊っ・てある。」〔⇒わらんじ(草鞋)

わらしごと【藁仕事】《名詞、動詞する》 藁を打ったり、縄をなったり、藁で何かを作ったりする作業。「わらしごと・で・ 縄・を・ なう。」「家・の・ 中・で・ わらしごとし・たら・ ごみ・が・ いっぱい・ 貯まっ・た。」

わらばい【藁灰】《名詞》 火鉢に入れたり肥料にしたりして使う、藁を燃やした後にできる粉状のもの。「わらばい・を・ 火鉢・に・ 入れる。」「風・が・ 吹い・て・ わらばい・が・ 飛び回る。」

わらび【蕨】《名詞》 ①葉は食用になり根から蕨粉をとる、山地に生えて早春に巻いた新芽を出す植物。「わらび・や・ ぜんまい・を・ 採る。」②蕨粉を原料にした餅。「夏・に・ なっ・たら・ わらび・を・ 売り・に・ 来る。」⇒わらびもち【蕨餅】

わらびもち【蕨餅】《名詞》 蕨粉を原料にした餅。「わらびもち・に・ 黄粉・を・ まぶす。」〔⇒わらび【蕨】

わらぶき【藁葺き】《名詞》 屋根を藁で覆うこと。藁で覆った屋根。「わらぶき・を・ 瓦屋根・に・ 変える。」■対語=「かわらぶき【瓦葺き】」〔⇒わらや【藁屋】、わらやね【藁屋根】

わらぼうき〔わらぼーき〕【藁箒】《名詞》 藁で作った、ごみなどを掃く用具。「わらぼーき・は・ 先・が・ じっきに・ ちび・てまう。」◆材質による名付け方には、他に「しゅろぼうき【棕櫚箒】」「たけぼうき【竹箒】」などがある。

わらや【藁屋】《名詞》 屋根を藁で覆うこと。藁で覆った屋根。「「うち・の・ 里・の・ 家・は・ わらや・です・ねん。」■対語=「かわらやね【瓦屋根】」〔⇒わらやね【藁屋根】、わらぶき【藁葺き】

わらやね【藁屋根】《名詞》 屋根を藁で覆うこと。藁で覆った屋根。「「わらやね・に・ 草・が・ はえ・とる。」■対語=「かわらやね【瓦屋根】」〔⇒わらや【藁屋】、わらぶき【藁葺き】

わらわす【笑わす】《動詞・サ行五段活用》 ①人を笑うようにさせる。「おもろい・ こと・を・ 言()ー・て・ 人・を・ わらわす・の・が・ 好きや。」②軽蔑に値することである。軽蔑される。「そんな・ あほな・ 質問し・て・ 人・を・ わらわし・たら・ あか・ん。」〔⇒わらかす【笑かす】

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2017年12月24日 (日)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (603)    (通算2601回)

日常生活語 「わ」⑤

 

わちゃくちゃ【わ茶苦茶】《形容動詞や() ①筋道が通らなかったり、秩序がなかったりする様子。「あんな・ わちゃくちゃな・ 考え・に・は・ 賛成でけ・へん。」②乱雑になっている様子。「鞄・の・ 中・が・ わちゃくちゃや。」③壊れてしまっている様子。駄目になっている様子。「ホームラン・を・ 打た・れ・て・ 試合・は・ わちゃくちゃに・ なっ・ても・た。」〔⇒わや、わやくそ【わや糞】、わっちゃくちゃ(わ茶苦茶)

わっし()】《名詞》 自分自身を指す言葉。「誰・も・ 行か・へん・の・やっ・たら・ わっし・が・ 行か・し・てもらい・ます。」〔⇒あし、あっし、あて、うち【内】、わたい()、わい、わし、わたし【私】、わて、おれ【俺】、おら()、おい()、ぼく【僕】

わっしら〔わっしらー〕(私ら)】《名詞》 ①自分たちを指す言葉。「わっしら・が・ 見回り・を・ する。」②遠慮したり卑下したりする気持ちをこめて、自分自身を指す言葉。「わっしら・ 合格し・とら・へん・の・です。」〔⇒あしら、あっしら、あてら、うちら【内ら】、わたいら(私ら)、わいら(我ら)、わしら、わたしら【私ら】、わてら、おれら【俺ら】、おらら(俺ら)、おいら(俺ら)、ぼくら【僕ら】

わっせ(忘せ)】《名詞》 ものをよく忘れること。忘れ癖のある人。「わっせ・が・ ひとっつも・ 直ら・へん。」〔⇒わすれ【忘れ】

わっせもん(忘せ物)】《名詞、動詞する》 持ってくるべきであるのに、うっかりどこかに置いたままにすること。また、そのようなもの。「わっせもん・を・ し・て・ 休み時間・に・ 家・へ・ 取り・に・ 戻る。」〔⇒わすれもん【忘れ物】

わっせる(忘っせる)】《動詞・サ行下一段活用》 ①経験したり覚えたりしたことが、記憶から消えてしまう。「昨日・の・ こと・でも・ じっきに・ わっせ・てまう。」②他のことに夢中になったり、うっかりしたりして、ある事柄に気がつかない。「あわて・て・ 家・を・ 出・て・ 傘・を・ 持っ・てくる・の・を・ わっせ・た。」③うっかりして、すべきことを、しないままにする。「宿題・を・ わっせ・た。」■名詞化=わっせ(忘っせ)〔⇒わすれる【忘れる】

わっちゃくちゃ(わ茶苦茶)】《形容動詞や()》 ①筋道が通らなかったり、秩序がなかったりする様子。「わっちゃくちゃな・ 話し方・を・ し・たら・ 聞い・とる・ 人・が・ 困る・やろ。」②乱雑になっている様子。「掃除・を・ せー・へん・さかい・ 家・の・ 中・が・ わっちゃくちゃに・ なっ・とる。」③壊れてしまっている様子。駄目になっている様子。「水・に・ 濡れ・て・ 時計・が・ わっちゃくちゃに・ なっ・ても・た。」〔⇒わや、わやくそ【わや糞】、わやくちゃ【わや苦茶】

ワット〔わっと〕【英語=watt】《名詞、助数詞》 電力をはかる単位。「わっと・が・ 大きい・さかい・ 明(あか)い・なー。」「百わっと・の・ 電球・を・ 買う。」

わっと《副詞》 ①一つ所に一斉に集まる様子。「餌(えさ)・を・ まい・たら・ 鳩・が・ わっと・ 集まっ・た。」②一斉に声を上げる様子。「みんな・が・ わっと・ 笑っ・た。」③急に泣き出す様子。また、その声。「こらえ・とっ・た・けど・ やっぱり・ わっと・ 泣き出し・た。」

わて《名詞》 自分自身を指す言葉。「わて・ ほんまに・ よー・ 言わ・ん・わ。」◆女性が使うことが多い。〔⇒あし、あっし、あて、うち【内】、わたい()、わい、わし、わっし()、わたし【私】、おれ【俺】、おら()、おい()、ぼく【僕】

わてとこ【わて所】《名詞》 ①自分の家。「わてとこ・の・ 裏・に・は・ 池・が・ ある。」②自分の家族。自分の家庭。「わてとこ・は・ みんな・ カレー・が・ 好きや。」③自分の夫。自分の妻。「わてとこ・は・ 今日・は・ 買い物・に・ 行っ・て・ 留守・です。」〔⇒うちね(内家)、うちとこ【内所】、うちとことこ【内所々】、うっとこ(内所)、うっとことこ(内所々)、わたしとこ【私所】、わたいとこ(私所)、わいとこ【わい所】、わしとこ【わし所】、わいね(わい家)⇒うちのひと【内の人】、うちのやつ【内の奴】

わてら〔わてらー〕《名詞》 ①自分たちを指す言葉。「3時・に・ なっ・たら・ わてら・が・ 交替し・ます。」②遠慮したり卑下したりする気持ちをこめて、自分自身を指す言葉。「わてらー・ あほや・さかい・ 難しー・て・ わから・へん。」〔⇒あしら、あっしら、あてら、うちら【内ら】、わたいら(私ら)、わいら(我ら)、わしら、わっしら(私ら)、わたしら【私ら】、おれら【俺ら】、おらら(俺ら)、おいら(俺ら)、ぼくら【僕ら】

わな【罠】《名詞》 ①鳥や獣をおびき寄せて、生け捕りにする仕掛け。「イタチ・が・ おる・らしー・ので・ わな・でも・ 作っ・たろ・か。」②他人をだまして陥れる計略。「仕事・を・ 請け負う・の・は・ 良()ー・けど・ わな・が・ ない・か・ 気ーつけ・なはれ。」

わなげ【輪投げ】《名詞、動詞する》 離れたところから輪を投げて、立てた棒にかける遊び。また、それに使う道具。「わなげ・の・ 台・を・ 作っ・て・ ペンキ・を・ 塗る。」「暇・や・さかい・ わなげし・て・ 遊ん・だ。」

わに【鰐】《名詞》 大きな口に鋭い歯を持ち、全身うろこで覆われて、扁平の大きな形をした、熱帯の川や沼にすむ動物。「神戸・の・ 動物園・に・ わに・が・ おっ・た。」

わはは《感動詞》 大きく口を開いて豪快に笑うときの声。「わし・の・ 話・を・ 聞ー・て・ わはは・ゆーて・ 笑い・やがっ・た。」

わびしい〔わびしー〕【侘びしい】《形容詞》 ①心を慰めるものがなくて、心細くてやるせない気持ちである。「わびしー・ 山・の・ 中・を・ 通っ・た。」②貧しく、みすぼらしくて、気持ちが晴れない。「今日・の・ 昼飯・は・ わびしー・ もん・やっ・た。」

わふく【和服】《名詞》 体にまといつけるもので、日本風のもの。日本古来の衣服。「わふく・を・ 着・て・ 卒業式・に・ 出る。」■対語=「ようふく【洋服】」〔⇒ふく【服】、きもの【着物】、きもん【着物】、きりもん【着り物】、べべ〕

わまわし〔わまーし、わーまーし〕【輪回し】《名詞、動詞する》 自転車の車輪の外枠(リム)や、樽や桶のたがの廃物などを利用して、それを道路などで転がして走る遊び。「自動車・が・ 来・ん・ とこ・で・ わまーし・を・ し・て・ 遊ぶ。」〔⇒リムまわし【英語=rim  回し】

わめく【喚く】《動詞・カ行五段活用》 ①遠くまで聞こえるように大声で叫ぶ。大きな声で話す。「子ども・が・ 泣い・て・ わめー・とる。」②怒りの気持ちを表すために荒々しく怒鳴る。相手を脅しつけるように大声を出す。「言う・ こと・を・ 聞か・へん・さかい・ わめい・たっ・た。」〔⇒どなる【怒鳴る】⇒ほえる【吠える】⇒かちわめく【かち喚く】

わや《形容動詞や()》 ①筋道が通らなかったり、秩序がなかったりする様子。「そんな・ わやな・ 話・は・ 誰・も・ 信用し・てくれ・へん。」②乱雑になっている様子。「部屋中・ わやに・ し・て・ 片づけ・とら・ん。」③壊れてしまっている様子。駄目になっている様子。「何・も・か・も・ わやに・ なっ・ても・た。」「時計・を・ 分解し・て・ とーとー・ わやに・ し・ても・た。」〔⇒わやくそ【わや糞】、わやくちゃ【わや苦茶】、わっちゃくちゃ(わ茶苦茶)

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2017年12月23日 (土)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (602)    (通算2600回)

日常生活語 「わ」④

 

わしら〔わしらー〕《名詞》 ①自分たちを指す言葉。「わしらー・は・ まだ・ 負け・へん・ぞ。」②遠慮したり卑下したりする気持ちをこめて、自分自身を指す言葉。「わしら・ そんな・ 難しい・ こと・は・ わから・へん。」◆①②ともに、主に男性が使う言葉である。〔⇒あしら、あっしら、あてら、うちら【内ら】、わたいら(私ら)、わいら(我ら)、わっしら(私ら)、わたしら【私ら】、わてら、おれら【俺ら】、おらら(俺ら)、おいら(俺ら)、ぼくら【僕ら】

わすれ【忘れ】《名詞》 ものをよく忘れること。忘れ癖のある人。「あの・ わすれ・に・ 頼ん・でも・ 覚え・とら・へん・やろ。」〔⇒わっせ(忘せ)

わすれもん【忘れ物】《名詞、動詞する》 持ってくるべきであるのに、うっかりどこかに置いたままにすること。また、そのようなもの。「電車・の・ 網棚・に・ わすれもん・を・ し・た。」〔⇒わっせもん(忘せ物)

わすれる【忘れる】《動詞・ラ行下一段活用》 ①経験したり覚えたりしたことが、記憶から消えてしまう。「聞い・た・ はし・から・ みんな・ わすれ・とる。」②他のことに夢中になったり、うっかりしたりして、ある事柄に気がつかない。「時間・が・ 経つ・の・を・ わすれ・て・ 遊ぶ。」③うっかりして、すべきことを、しないままにする。「葉書・を・ ポスト・に・ 入れる・の・を・ わすれ・た。」■名詞化=わすれ【忘れ】。〔⇒わっせる(忘っせる)

わせ【早生、早稲】《名詞》 普通より早くできる稲や野菜や果物など。「わせ・の・ 蜜柑・が・ もー・ 店・に・ 出・とる・がな。」■対語=「おくて【晩生、晩稲】」

わた【綿】《名詞》 ①実の中から、柔らかい毛が出てきて、繊維がとれる植物。「わた・を・ 植え・たら・ 黄色い・ 花・が・ 咲い・た。」②その木から採れる、白く柔らかな繊維のかたまり。「わた・を・ 打ち直す。」

わたあめ【綿飴】《名詞》 砂糖を溶かして、綿のように噴き出させたお菓子。「祭り・に・ 出・とる・ 店・で・ 孫・に・ わたあめ・を・ 買()ー・てやる。」〔⇒わたがし【綿菓子】

わたい()】《名詞》 自分自身を指す言葉。「わたい・は・ そんな・ 話・は・ 聞い・とら・しま・へん。」〔⇒あし、あっし、あて、うち【内】、わい、わし、わっし()、わたし【私】、わて、おれ【俺】、おら()、おい()、ぼく【僕】

わたいとこ(私所)】《名詞》 ①自分の家。「わたいとこ・は・ 駅・から・ 10分・ほど・です。」②自分の家族。自分の家庭。「わたいとこ・は・ みんな・ 朝・が・ 早い・ねん。」③自分の夫。自分の妻。「わたいとこ・は・ わたい・より・ 3つ・ 年上・です・ねん。」〔⇒うちね(内家)、うちとこ【内所】、うちとことこ【内所々】、うっとこ(内所)、うっとことこ(内所々)、わたしとこ【私所】、わてとこ【わて所】、わいとこ【わい所】、わしとこ【わし所】、わいね(わい家)⇒うちのひと【内の人】、うちのやつ【内の奴】

わたいら〔わたいらー〕(私ら)】《名詞》 ①自分たちを指す言葉。「今週・は・ わたいらー・が・ 掃除・の・ 当番・や。」②遠慮したり卑下したりする気持ちをこめて、自分自身を指す言葉。「わたいら・が・ 行かし・てもろて・も・ よろしー・ん・か。」◆①②ともに、主として女性が使う言葉である。〔⇒あしら、あっしら、あてら、うちら【内ら】、わいら(我ら)、わしら、わっしら(私ら)、わたしら【私ら】、わてら、おれら【俺ら】、おらら(俺ら)、おいら(俺ら)、ぼくら【僕ら】

わたいれ【綿入れ】《名詞》 表地と裏地の間に薄く綿を入れた、冬用の和服。「わたいれ・の・ ねんねこ」

わたがし【綿菓子】《名詞》 砂糖を溶かして、綿のように噴き出させたお菓子。「夜店・で・ わたがし・を・ 買う。」〔⇒わたあめ【綿飴】

わたし【私】《名詞》 自分自身を指す言葉。「わたし・は・ 病気し・た・ こと・が・ ない・ねん。」◆やや改まった場で使うことが多い言葉である。〔⇒あし、あっし、あて、うち【内】、わたい()、わい、わし、わっし()、わて、おれ【俺】、おら()、おい()、ぼく【僕】

わたしとこ【私所】《名詞》 ①自分の家。「わたしとこ・は・ 2階建て・や・ねん。」②自分の家族。自分の家庭。「わたしとこ・の・ 晩ご飯・は・ 7時頃・や。」「わたしとこ・に・は・ 金・は・ あら・へん・ねん。」②自分の夫。自分の妻。「わたしとこ・は・ 今・まで・ 病気し・た・ こと・が・ あら・しま・へん・ねん。」〔⇒うちね(内家)、うちとこ【内所】、うちとことこ【内所々】、うっとこ(内所)、うっとことこ(内所々)、わたいとこ(私所)、わてとこ【わて所】、わいとこ【わい所】、わしとこ【わし所】、わいね(わい家)⇒うちのひと【内の人】、うちのやつ【内の奴】

わたしぶね【渡し船】《名詞》 人や物を乗せて、対岸へ運ぶ船。「釣り・を・ する・ 波止・まで・ わたしぶね・で・ 連れ・ていっ・て・もらう。」

わたしら〔わたしらー〕【私ら】《名詞》 ①自分たちを指す言葉。「わたしら・は・ いつ・から・ 交替する・ん・です・か。」②遠慮したり卑下したりする気持ちをこめて、自分自身を指す言葉。「わたしら・でも・ 行っ・ても・ 良()ー・ん・か。」〔⇒あしら、あっしら、あてら、うちら【内ら】、わたいら(私ら)、わいら(我ら)、わしら、わっしら(私ら)、わてら、おれら【俺ら】、おらら(俺ら)、おいら(俺ら)、ぼくら【僕ら】

わたす【渡す】《動詞・サ行五段活用》 ①乗り物に乗せたり、橋を通らせたり、泳がせたりして、海や川などの対岸へ行かせる。「沖・の・ 波止・へ・ わたし・てくれる・ 船」②一方から他方へ移らせる。「役員・を・ 別・の・ 人・に・ わたす。」③相手やみんなの手元に届ける。「お祝い・を・ わたす。」「出席者・に・ 参加賞・を・ わたす。」■自動詞は「わたる【渡る】」

わたりどり【渡り鳥】《名詞》 燕や雁などのように海を渡って、毎年、季節によって住むところをかえる鳥。「燕・は・ 春・に・ なっ・たら・ やっ・てくる・ わたりどり・や。」

わたりろうか〔わたりろーか〕【渡り廊下】《名詞》 建物と建物とをつなぐ細長い通路。「屋根・の・ ない・ わたりろーか・は・ 困る・なー。」◆小学校時代の校舎を思い出すと、屋根がなく、渡り板を敷き並べていたようなものであっても「わたりろうか【渡り廊下】」と言っていたように思う。〔⇒ろうか【廊下】

わたる【渡る】《動詞・ラ行五段活用》 ①乗り物に乗ったり、橋を通ったり、泳いだりして、海や川などの対岸へ行く。「明石海峡大橋・を・ わたっ・て・ 淡路・へ・ 行く・」「海・を・ わたる・ 連絡船」「橋・を・ わたる。」②一方から他方へ移る。「踏切・を・ わたる。」「田圃・が・ 人・の・ 手ー・に・ わたっ・ても・た。」③相手やみんなの手元に届く。「お菓子・が・ みんな・に・ わたっ・た。」■他動詞は「わたす【渡す】」

わたる【渉る、亘る】《動詞・ラ行五段活用》 ①ある期間、中断しないで続く。「祭り・は・ 3日・に・ わたっ・て・ 続く。」②ある範囲に、広がり及ぶ。「ここら・ 一帯・に・ わたっ・て・ ごみ・が・ 散らばっ・とる。」

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2017年12月22日 (金)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (601)    (通算2599回)

日常生活語 「わ」③

 

わきみち【脇道】《名詞》 ①本道から分かれている、別の道。「わきみち・の・ 方・が・ 人・が・ 少ない。」②ものごとの本筋や話題の中心からそれた方向。「話・が・ わきみち・に・ はいっ・とる・やない・か。」③人として望ましくない方向や生き方。「子ども・が・ わきみち・へ・ 行か・ん・よーに・ 気ー・(を・) つける。」〔⇒よこみち【横道】

わぎり【輪切り】《名詞、動詞する》 円筒形や球形のものを、切り口が輪の形になるように切ること。断面が円い形のものを断面に沿って切り分けること。「大根・を・ わぎり・に・ し・て・ 関東炊き・に・ する。」

わく【枠】《名詞》 ①木・竹・金属などで作った縁。仕切のための囲い。「窓・は・ サッシ・より・ 木ー・の・ わく・の・ 方・が・ 良()ー。」「わく・の・ 中・に・ コンクリート・を・ 流す。」②決められた範囲や限界。「1時間・の・ わく・で・ 話・を・ する。」「1つ・の・ わく・の・ 中・に・ 1つ・の・ 字・を・ 書く。」

わく【湧く】《動詞・カ行五段活用》 ①水や液体がたえず地面から噴き出す。「どっこいしょ〔=地上に噴き出る浅井戸〕・が・ わい・とる。」「温泉・が・ わく。」②魚や虫などが一面に、多数あらわれる。「いかなご・が・ よー・ わい・とる・そーや。」「今年・は・ きょーさん・ 蚊ー・が・ わい・とる。」

わく【沸く】《動詞・カ行五段活用》 水などが熱せられて煮え立つ。水などの温度が上がる。「やっと・ 風呂・が・ わい・た。」■他動詞は「わかす【沸かす】」

わくわく《副詞、動詞する》 嬉しさや楽しさで心が弾む様子。期待や心配で心が落ち着かない様子。「明日・は・ 遠足・や・さかい・ 子ども・が・ わくわくし・とる。」

わけ【訳】《名詞》 ①物事や言葉の意味内容。物事の筋道。「何やら・ わけ・の・ わから・ん・ 話・を・ 聞か・され・た。」「言葉・の・ わけ・が・ わから・へん・さかい・ 字引・で・ 調べる。」②そのようになった事情・経緯。どうしてそうなったのかという原因・理由。「遅れ・た・ わけ・を・ 説明する。」③そのことに関わる、望ましくない事情。「わけ・が・ あっ・て・ 安い・ 品物」⇒つごう【都合】

わけぎ【分葱】《名詞》 葉が細く全体が小ぶりで、株分けで増える、葱の変種。「わけぎ・を・ ぬた・に・ する。」

わけへだて【分け隔て】《名詞、動詞する》 相手によって異なった扱い方をすること。「兄弟・を・ わけへだてし・たら・ あか・ん・よ。」

わけまえ【分け前】《名詞》 分配して、一人一人が得る分量。「釣っ・た・ 魚・の・ わけまえ・を・ もらう。」〔⇒ぶん【分】

わける【分ける】《動詞・カ行下一段活用》 ①基準などに従って、区切って別々にする。「ごみ・を・2つ・の・ 袋・に・ わけ・て・ 入れる。」②ひとつのものをいくつかに割って配る。「お金・を・ みんな・に・ わける。」③ひとつのものや一面にあるものを両側に押し開く。「草・を・ わけ・て・ 前・へ・ 進む。」④お金をもらって品物や権利などを他の人などに渡す。「安ー・ わけ・てもろ・てん。」◆④は、一部を渡すことも、全部を渡すことも、この言葉で表す。①②③⇒わけわけ【分け分け】(する)⇒よる【選る】⇒うる【売る】

わけわけ【分け分け】《名詞、動詞する》 ①基準などに従って、区切って別々にすること。「ちょっと・だけ・や・けど・ わけわけし・て・ みんな・で・ 食べる。」②ひとつのものをいくつかに割って配ること。「西瓜・を・ みんな・で・ わけわけし・て・ 食べ・なはれ。」「2人・で・ 別の・ もの・を・ 注文し・て・ わけわけ・を・ し・て・ 食べ・たら・ おいしー・よ。」③ひとつのものや一面にあるものを両側に押し開くこと。「袋・を・ わけわけし・て・ 中身・を・ 出す。」。」◆やや幼児語的であるが、言葉を重ねて表現する関西弁の特徴が現れていて、温かみが感じられる。「半分ずつ食べる」とか「分け合って食べる」とか言うよりも、親近感のある表現である。食べることだけでなく、仕事を「わけわけし・て」担当し、協力することもある。動詞⇒わける〕

わゴム〔わごむ〕【輪  オランダ語=gom】《名詞》 ものをまとめるようなときに使う、輪の形にした紐状のゴム。「わごむ・が・ 切れ・て・ ばらばらに・ なっ・た。」〔⇒ちぶ〕

わさ【輪さ】《名詞》 紐などを輪のように結んだもの。「わさ・を・ 作っ・て・ 紐・を・ 通す。」

わさい【和裁】《名詞、動詞する》 着物などの和服のデザインを考えたり、裁ったり縫ったりすること。「内職・で・ わさい・を・ する。」■対語=「ようさい【洋裁】」

わざと《副詞》 何かの意図があって、強いてそのようにする様子。「わざと・ 遅刻し・た・ん・と・ 違う・か。」〔⇒わざわざ〕

わさび【山葵】《名詞》 山野の渓流にはえて、根や茎は辛く、薬味や味付けなどに使う作物。「刺身・に・ わさび・を・ 添える。」

わざわざ《副詞》 ①そのことのために努力したり、特別の心遣いで行ったりする様子を表す言葉。「会社・を・ 休ん・で・ わざわざ・ 見舞い・に・ 来・てくれ・た。」②何かの意図があって、強いてそのようにする様子。「わざわざ・ めが〔=壊さ〕・ん・でも・ えー・のに。」⇒せっかく【折角】⇒わざと〕

わし【鷲】《名詞》 森や山にすみ、嘴や爪の尖った、目の鋭い、大型の鳥。「空・から・ わし・が・ 近づい・てき・たら・ 恐ろしい・なー。」〔⇒たか【鷹】

わし【和紙】《名詞》 こうぞ、みつまたなどを原料として、日本古来のやり方で昔から作られてきた手漉きの紙。「わし・で・ でけ・とる・ 葉書・に・ 筆・で・ 書く。」

わし《名詞》 自分自身を指す言葉。「お前・が・ 行か・んでも・ わし・が・ 行っ・たる。」◆主に男性が使って、えらそうな感じが伴う言葉である。女性の場合は「わっし【()】」と言うのが、落ち着いた感じを与える。〔⇒あし、あっし、あて、うち【内】、わたい()、わい、わっし()、わたし【私】、わて、おれ【俺】、おら()、おい()、ぼく【僕】

わしき【和式】《名詞》 日本風の形や、日本風のやり方。「公衆便所・も・ わしき・が・ 減っ・てき・た。」■対語=「ようしき【洋式】」

わしつ【和室】《名詞》 畳を敷いて、襖や障子などの建具がある、和風の部屋。「わしつ・に・ 仏壇・を・ 置く。」■対語=「ようしつ【洋室】」〔⇒にほんま【日本間】

わしとこ【わし所】《名詞》 ①自分の家。「わしとこ・は・ 駅・から・ 10分・ほど・や・ねん。」②自分の家族。自分の家庭。③自分の妻。「わしとこ・は・ 病気・ひとつ・ し・よら・へん。」◆男性が使って、えらそうな感じが伴う言葉である。〔⇒わいとこ【わい所】、わいね(わい家)、うちね(内家)、うちとこ【内所】、うちとことこ【内所々】、うっとこ(内所)、うっとことこ(内所々)、わたしとこ【私所】、わたいとこ(私所)、わてとこ【わて所】⇒うちのやつ【内の奴】

わしゃ《名詞(+副助詞) 私は。「わしゃ・ そんな・ こと・ 知ら・ん。」「そんな・ こと・を・ わしゃ・に・ 言()ー・な。」◆もともとは「わし+は」が「わしゃ」となったのであるが、「わしゃ」を名詞のように使うこともある。

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2017年12月21日 (木)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (600)    (通算2598回)

日常生活語 「わ」②

 

わかいしゅう〔わかいしゅー、わかいしゅ〕【若い衆】《名詞》 元気がよく、年若い男性。「わかいしゅ・が・ もっと・ 村・の・ 役・に・ 立っ・てほしい・な。」〔⇒わかいし(若い衆)、わかもん【若者】

わがえ〔わがえー〕(我が家)】《名詞》 私の家。自分の家。「わがえー・の・ こと・だけ・で・ 頭・が・ いっぱいや。」◆「うっとこ【(内所)】」が自分自身の家を表すのに対して、「わがえ【(我が家)】」は、自分自身とともに他者自身の家のことも表す。

わかがえる【若返る】《動詞・ラ行五段活用》 体力などを取り戻して若々しくなる。若々しい様子になる。「髪・を・ 短こー・に・ 切っ・て・ わかがえっ・た。」■名詞化=わかがえり【若返り】

わがし【和菓子】《名詞》 饅頭、餅菓子、羊羹などのような、日本風の菓子。「わがし・は・ 日持ち・が・ 短い。」

わかじに【若死に】《名詞、動詞する》 年若いうちに死ぬこと。平均年齢よりかなり早く死ぬこと。「事故・で・ わかじにし・た・ 人・は・ かわいそーや。」〔⇒はやじに【早死に】

わかす【沸かす】《動詞・サ行五段活用》 水などを熱して煮え立たせる。水などの温度を上げる。「コーヒー・の・ 湯ー・を・ わかす。」「今日・は・ 早め・に・ 風呂・を・ わかそ・ー・か。」■自動詞は「わく【沸く】」

わかて【若手】《名詞》 ①働き盛りで元気がある若い人。「わかて・は・ よー・ 飯・を・ 食う・なー。」②集団の中で年若い部類に属する人。「わかて・の・ ピッチャー・が・ 頑張っ・てくれ・た・さかい・ 勝て・た・ん・や。」■対語=「としより【年寄り】」「とっしょり【(年寄り)】」

わがの【我がの】《連体詞》 自分自身の。「わがの・ こと・は・ 自分・で・ せー。」「おごっ・てもらわ・んと・ わが・の・ 金・で・ 飯・を・ 食う。」〔⇒わが【我が】

わがまま【我が儘】《形容動詞や()、名詞》 他人のことなどは気にしないで、自分の都合のよいようにする様子。自分のしたいように振る舞う様子。「わがままな・ こと・(を・) 言()わ・んと・ 何・でも・ 食べ・なはれ。」〔⇒かって【勝手】、えてかって【得手勝手】、きまま【気儘】、かってきまま【勝手気儘】、わがままかって【勝手気儘】

わがままかって【勝手気儘】《形容動詞や()、名詞》 他人のことなどは気にしないで、自分の都合のよいようにする様子。自分のしたいように振る舞う様子。「わがままかってに・ 教室・の・ 中・を・ 動き回っ・たら・ あか・ん・ぞ。」〔⇒かって【勝手】、えてかって【得手勝手】、きまま【気儘】、かってきまま【勝手気儘】、わがまま【我が儘】

わがみ【我が身】《名詞》 自分自身の立場。自分自身の体。「みんな・ わがみ・の・ こと・ばっかり・ 考え・とる。」

わかめ【若布】《名詞》 不規則に羽根状に分かれており、浅い海の海底に生えている、料理に多用する海藻。「筍・と・ わかめ・を・ いっしょに・ 炊い・たら・ うまい・ぞ。」

わかめ【若芽】《名詞》 草や木や球根などから新しく出たばかりの芽。「菊・の・ わかめ・を・ 挿し木する。」〔⇒しんめ【新芽】

わかもん【若者】《名詞》 元気がよく、年若い人。青少年。「わかもん・が・ もの・を・ 食べ・ながら・ 道・を・ 歩い・とる。」◆男女ともを含めて使う。〔⇒わかいし(若い衆)、わかいしゅ【若い衆】

わからずや【分からず屋】《名詞》 ものごとの道理がわからない人。自分の思い通りにならないと気がすまない人。いくら説明しても理解・納得しようとしない人。「あんな・ わからずや・が・ ごて始め・たら・ 話・が・ なかなか・ まとまら・へん。」

わからずじまい【分からず仕舞い】《形容動詞や()》 不審や疑問であったことが明らかにならないままになってしまう様子。「あの・ 本・の・ 行方・は・ わからずじまい・や。」

わかりきった【分かりきった】《連体詞》 もともとからわかっている。誰にもわかっている。「わかりきった・ 話・を・ なんべん・も・ せ・んとい・て・か。」

わかる【分かる、解る】《動詞・ラ行五段活用》 ①知ろうとしていたことの意味・内容・事情などを理解する。「よー・ 説明し・てくれ・た・さかい・ わかっ・た。」②はっきりしていなかったことが、明らかになる。「入学試験・の・ 結果・が・ わかる。」③世の中のことや、人の気持ちなどを知って、それに添うようにする。「話・が・ よー・ わかる・ 人・に・ 頼み・なはれ。」■名詞化=わかり【分かり、解り】

わかれ【別れ】《名詞》 それまで一緒にいた人が離れること。「卒業式・の・ わかれ・が・ 辛い。」

わかれめ【分かれ目】《名詞》 ①離れるところ。分岐点。「米原・が・ 北陸・へ・の・ わかれめ・や。」②ものごとの違いが現れるところ。「ここ・が・ 勝ち負け・の・ わかれめ・や。」

わかれる【分かれる】《動詞・ラ行下一段活用》 ①それまで一つであったものが別々になる。「道・が・ 二股・に・ わかれ・とる。」②全体がいくつかに区切られている。「10人・ごと・に・ わかれ・た・ 班・に・ なっ・とる。」■名詞化=わかれ【分かれ】

わかれる【別れる】《動詞・ラ行下一段活用》 ①それまで一緒にいた人が離れる。「好きやっ・た・ 人・と・ わかれる。」「みんな・と・ わかれ・て・ 一人・で・ 電車・に・ 乗る。」②夫婦や恋人などがそれまでの関係を解消する。「わかれ・て・ 子ども・と・ 一緒に・ 住む。」③生死を別にする。「5年前・に・ 旦那さん・が・ わかれ・た。」■名詞化=わかれ【別れ】

わき【脇】《名詞》 ①胸の側面で、腕の付け根より下の部分。「わき・に・ 荷物・を・ 挟む。」②あるもののすぐ近くの場所。「鞄・を・ 机・の・ わき・に・ 置く。」③他の人のかたわら。当事者以外の立場。「あんた・の・ わき・に・ おら・し・てください。」④何かの行動などをしたすぐ後。「憶え・た・ わき・から・ 次々と・ 忘れ・てまう・がな。」⇒わきばら【脇腹】、よこばら【横腹】②③④⇒そば【傍、側】、ねき、はた【端】⇒よこ【横】

わきばら【脇腹】《名詞》 胸の側面で、腕の付け根より下の部分。「戸ー・に・ ぶち当たっ・て・ わきばら・が・ 痛う・ なっ・た。」〔⇒わき【脇】、よこばら【横腹】

わきみ【脇見】《名詞、動詞する》 見るべき方向以外に目を向けること。正面ではなく他の方を見ること。「運転し・とっ・て・ わきみし・たら・ あか・ん・ぞ。」〔⇒よそみ【余所見】

わきまえる【弁える】《動詞・ア行下一段活用》 ものごとの筋道や論理などをよく知っている。善悪や正邪などのけじめを心得る。「自分・の・ 立場・を・ わきまえ・とき・なはれ。」■名詞化=わきまえ【弁え】

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2017年12月20日 (水)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (599)    (通算2597回)

日常生活語 「わ」①

 

わ〔わー〕【輪】《名詞》 ①細長いものを曲げて円い形にしたもの。また、人などが並んで、そのような形を作っているもの。「わー・に・ なっ・て・ 座る。」②軸の周りを回って、車を動かすもの。「自転車・の・ わー・を・ 回(まー)し・て・ 遊ぶ。」③桶や樽などの外側を堅く締める、金属や竹で作ったもの。「桶・の・わー・が・ 外れ・た。」

わ〔わー〕《終助詞》 ①調子を和らげたりやさしくしたりする言葉。「そない・ 思・た・ん・や・わ。」「雨・が・ 降っ・てき・た・わ。」②疑問の気持ちや、相手に行動を促そうとする気持ちなどを表す言葉。「そんな・ こと・(を・) し・とっ・たら・ 遅れる・よ・ 早よ・ 行っ・たら・わ。」

【羽】《助数詞》 鳥などを数えるのに用いる言葉。「烏・が・ 1わ・ 飛ん・どる。」◆「3ば」のように、撥音のあとでは「ば」となる。「10(じっ)ぱ」のように、促音のあとでは「ぱ」となる。1から10までの数え方は「1わ」「2わ」「3ば」「4()わ」「5わ」「6わ」「7(ひち)わ」「8わ」「9()わ」「10(じっ)ぱ」のようになる。〔⇒ば【羽】

【把】《助数詞》 束にしたものなどを数えるのに用いる言葉。「ほうれん草・が・ 2わ・ ある。」「焚きもん〔=薪〕・ 1わ」◆「3ば」のように、撥音のあとでは「ば」となる。「10(じっ)ぱ」のように、促音のあとでは「ぱ」となる。1から10までの数え方は「1わ」「2わ」「3ば」「4()わ」「5わ」「6わ」「7(ひち)わ」「8わ」「9()わ」「10(じっ)ぱ」のようになる。〔⇒ば【把】

わあわあ〔わーわー〕《副詞と》 ①大勢の人が大きな声を出して話したり騒いだりする様子。大勢でがやがやと言い立てる様子。いろんな意見を出し合う様子。また、それらのその声。「いっぺんに・ わーわー・ 言()わ・んと・ 一人・ずつ・ しゃべっ・てくれ。」②子どもなどが大声で泣く様子。うるさくわめき立てるように泣く様子。また、その泣き声。「迷子・が・ わーわー・ 泣い・とる。」⇒わいわい。⇒わんわん〕

わあん〔わーん〕《感動詞》 子どもなどが、大声を出して泣くときの声。「わーん・ アイスクリーム・を・ 落とし・ても・た。」〔⇒ああん〕

わい()】《名詞》 ①自分自身を指す言葉。「それ・は・ わい・に・ 任し・とい・てんか。」②相手を指す言葉。相手を悪し様に言ったり見下したりするときに使う言葉。「わい・が・ し・た・ん・やっ・たら・ ちゃんと・ 謝り・なはれ。」◆主として男性が使う言葉で、親しい人や目下に向かって使うことが多い。⇒あし、あっし、あて、うち【内】、わたい()、わし、わっし()、わたし【私】、わて、おれ【俺】、おら()、おい()、ぼく【僕】⇒きさま【貴様】、われ、おまえ【お前】、おまい(お前)、おどら、おんどら、おどれ、おんどれ、おのれ【己】

わい《終助詞》 ①ものに感じた気持ちを表す言葉。「そんな・ こと・ 知ら・ん・の・や・わい。」②相手に強く響くように自分の意図を伝えようとするときに使う言葉。やや突き放した感じで、自分の言いたいことを相手に強く伝えようとするときに使う言葉。「わい〔=私〕・は・ 知ら・ん・わい。」「お前・が・ 責任・を・ 取ら・な・ あか・ん・の・や・わい。」「そー・かい・ そー・かい・ わかっ・た・わい。」◆さらに強める場合は、別の終助詞を添えて、「わい・な」「わい・や」となる。〔⇒がい。⇒よ〕

ワイシャツ〔わいしゃつ〕【英語=white shirtの意味】《名詞》 男性が背広などの下に着用する、襟付きで袖のついた衣服。「わいしゃつ・は・ 毎日・ 取り替え・て・ 着・なはれ。」〔⇒カッターシャツ【カッター  英語=shirt、カッター、シャツ【英語=shirt

わいとこ【わい所】《名詞》 ①自分の家。「いっぺん・ わいとこ・へ・ 遊び・に・ 来・やへん・か。」「わいとこ・で・ 酒・ 飲ま・へん・か。」②自分の家族。自分の家庭。「わいとこ・は・ みんな・ 朝・が・ 早い・ねん。」③自分の妻。「わいとこ・は・ 今・ 入院し・とる・ん・や。」◆男性が使う言葉で、親しい人や目下に向かって使うことが多い。〔⇒わしとこ【わし所】、わいね(わい家)、うちね(内家)、うちとこ【内所】、うちとことこ【内所々】、うっとこ(内所)、うっとことこ(内所々)、わたしとこ【私所】、わたいとこ(私所)、わてとこ【わて所】⇒うちのやつ【内の奴】

わいね〔わいねー〕(わい家)】《名詞》 ①自分の家。「わいねー・は・ 海・に・ 近い・ねん。」②自分の家族。自分の家庭。「わいねー・は・ 声・が・ 大きい・ 筋・や。」③自分の妻。「わいね・は・ 料理・が・ 下手や。」◆男性が使って、えらそうな感じが伴う言葉である。〔⇒わいとこ【わい所】、わしとこ【わし所】、うちね(内家)、うちとこ【内所】、うちとことこ【内所々】、うっとこ(内所)、うっとことこ(内所々)、わたしとこ【私所】、わたいとこ(私所)、わてとこ【わて所】⇒うちのやつ【内の奴】

ワイヤー〔わいやー〕【英語=wire】《名詞》 鉄や銅などの金属を線状に細長く延ばしたもの。「わいやー・を・ 束・に・ し・て・ でけ・た・ 太い・ 線」◆太く頑丈なものや、何本も縒り合わせたものを「ワイヤー」と言い、細いものを「はりがね【針金】」と言うことがある。〔⇒はりがね【針金】

わいら〔わいらー〕(我ら)】《名詞》 ①自分たちを指す言葉。「わいらー・は・ 昭和・の・ 時代・の・ 子ども・や。」「そんな・ こと・は・ わいら・ わかっ・とる・ぞ。」②遠慮したり卑下したりする気持ちをこめて、自分自身を指す言葉。「わいらー・に・ そんな・ 高級な・ 話・は・ わから・へん・がな。」③相手たちを指す言葉。「わいらー・ もー・ ちょっと・ 上手に・ 歌・を・ 歌え。」「俺・は・ わいら・に・ 負け・たり・なんか・ せー・へん・ つもり・や。」①②⇒あしら、あっしら、あてら、うちら【内ら】、わたいら(私ら)、わしら、わっしら(私ら)、わたしら【私ら】、わてら、おれら【俺ら】、おらら(俺ら)、おいら(俺ら)、ぼくら【僕ら】⇒われら、おのれら【己ら】、おまえら【お前ら】、おまいら(お前ら)、おどらら、おんどらら、おどれら、おんどれら、きさまら【貴様ら】

わいわい《副詞と》 大勢の人が大きな声を出して話したり騒いだりする様子。大勢でがやがやと言い立てる様子。いろんな意見を出し合う様子。また、それらのその声。「みんな・で・ わいわい・ 言()ー・て・ いっこも・ 意見・が・ まとまら・へん。」〔⇒わあわあ〕

わが【我が】《連体詞》 自分自身の。「わが・ こと・ばっかり・ 考え・てくさる。」〔⇒わがの【我がの】

わかい【若い】《形容詞》 ①動物が生まれたり、植物が芽を出したりしてからの年月が少ない。「わかい・ 人・が・ うらやましー。」「わかい・ 芽・が・ 出・とる。」②他の人と比べて、年下である。「兄貴・より・ 3つ・ わかい。」③人生経験や知恵などがしっかりと身に付いていない。未熟である。「考え方・が・ まだまだ・ わかい。」④年齢とは関係なく、元気がある。老いぼれていない。「気・が・ わかい・ 人・や。」⑤植物の実などがじゅうぶんに熟していない。「まだ・ わかい・ 瓜・や・さかい・ 苦い・なー。」

わかいし(若い衆)】《名詞》 元気がよく、年若い男性。「わかいし・が・ 遊び回っ・とっ・たら・ あか・ん・やろ。」〔⇒わかいしゅう【若い衆】、わかもん【若者】

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2017年12月19日 (火)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (598)    (通算2596回)

日常生活語 「ろ」②

 

ろうや〔ろーや〕《名詞》 悪いことをした人を捕まえて、閉じこめておくところ。罪を犯して、刑の決まった人を収容するところ。「人・の・ もの・を・ 盗ん・だら・ ろーや・に・ 入れら・れる。」◆現代の制度のもとでは「けいむしょ【刑務所】」と言うが、同じ意味で「ろうや【牢屋】」と言うこともある。〔⇒けいむしょ【刑務所】

ロープ〔ろーぷ〕【英語=rope】《名詞》 麻糸や針金などをよりあわせて作った、丈夫な綱。「船・の・ ろーぷ・を・ しっかり・ くくる。」

ロープウエー〔ろーぷうえー〕【英語=ropeway】《名詞》 空中に鋼製のロープを張って運搬用の箱を吊して、人やものを運ぶもの。「須磨・の・ 鉢伏山・の・ ろーぷうえー・に・ 乗っ・た。」〔⇒くうちゅうケーブル【空中  英語=cable

ローマじ〔ろーまじ〕【ローマ字】《名詞》 アルファベットの文字を使って日本語の言葉を書き表すこと。また、そのようにして書かれたもの。「孫・が・ ろーまじ・を・ 読める・よーに・ なっ・た。」

ろく【六】《名詞(数詞)》 ①自然数の5に、1を加えた数。「小学校・の・ 学年・は・ ろく・に・ 分かれ・とる。」②ものごとの順序や順位などを表す言葉で、5番目の次に位置するもの。「10冊・の・ うち・の・ ろく・まで・ 読ん・だ。」⇒む【六】、むっつ【六つ】⇒ろくばんめ【六番目】

ろくおん【録音】《名詞、動詞する》 再生するために、音や声をレコードやテープなどに収めること。また、収められた音。「昨日・の・ ラジオ・を・ ろくおんし・た。」「CD・の・ ろくおん・は・ 音・が・ 澄ん・で・ 味気ない。」

ろくおんき【録音機】《名詞》 音や声を記録するための機械。かつて、一般には、テープを使って記録する機械。テープレコーダー。「ろくおんき・を・ 回し・て・ 話・を・ 聞く。」

ろくがつ【六月】《名詞》 1年の12か月のうちの6番目の月。「ろくがつ・の・ 初め・に・ 田植え・を・ する。」

ろくしょう〔ろくしょー〕【緑青】《名詞》 銅の表面にできる、有毒な緑色の錆び。「寺・の・ 屋根・の・ ろくしょー・が・ 綺麗や。」

ろくすっぽ【碌すっぽ】《副詞》 十分でない様子。あまり勤勉でない様子。あまり熱を入れていない様子。「わし・の・ 話・を・ ろくすっぽ・ 聞い・とら・へん。」「ろくすっぽ・ 仕事・が・ でけ・ん・ やつ・や。」◆後ろに打ち消しの言葉を伴う。〔⇒ろくに【碌に】、ろくろく【碌々】

ろくでなし【碌でなし】《名詞、形容動詞や()》 ものの役に立たない様子。働きがなく、のらくらしている様子。また、そのような人。「就職せ・んと・ ちょっとの間・は・ ろくでなしの・ 生活・を・ し・とっ・た。」

ろくでもない【碌でもない】《形容詞》 ものの役に立たない。何の価値もない。「ろくでもない・ 物・を・ 買わ・され・ても・た。」

ろくな【碌な】《連体詞》 ①十分な。まともな。満足のいく。「弱(よお)ー・て・ ろくな・ 試合・が・ でけ・へん。」②望ましい。役に立つ。「ろくな・ 人間・に・ なろ・と・ 思(おも)・たら・ ちゃんと・ 勉強し・なはれ・よ。」◆①は、後ろに打ち消しの言葉を伴う。

ろくに【碌に】《副詞》 十分でない様子。あまり勤勉でない様子。あまり熱を入れていない様子。「昨日・は・ 台風・が・ 来・て・ ろくに・ 寝・とら・へん・ねん。」◆後ろに打ち消しの言葉を伴う。〔⇒ろくすっぽ【碌すっぽ】、ろくろく【碌々】

ろくばんめ【六番目】《名詞(数詞+助数詞)》 ものごとの順序や順位などを表す言葉で、5番目の次に位置するもの。「受付番号・は・ ろくばんめ・やっ・た。」〔⇒ろく【六】

ろくぼく【肋木】《名詞》 何本かの柱の間に丸い横木をたくさん取り付けた、体操用具。「ろくぼく・を・ 上る。」

ろくろ【轆轤】《名詞》 重いものを引っ張ったり、持ち上げたりするときに、滑車を回しながら使う道具。「ろくろ・を・ 回し・て・ 船・を・ 引っ張る。」◆漁船を海岸に引き上げるときなどに用いるものも言う。

ろくろく【碌々】《副詞》 十分でない様子。あまり勤勉でない様子。あまり熱を入れていない様子。「あいつ・と・ 話・を・ する・ 時間・が・ ろくろく・ なかっ・た。」◆後ろに打ち消しの言葉を伴う。〔⇒ろくすっぽ【碌すっぽ】、ろくに【碌に】

ロケット〔ろけっと〕【英語=rocket】《名詞》 筒の中に入れた火薬などを爆発させて、後ろへ噴き出す勢いの反動で飛ぶしかけ。また、そのような飛行物。「人工衛星・を・ ろけっと・で・ 打ち上げる。」

ろこつ【露骨】《形容動詞や()》 普通なら抑えていることを、隠さずむき出しで表現する様子。遠慮をしないで表現する様子。むき出しになっている様子。「ろこつな・ もの・の・ 言い方・を・ する・ 人・や・なー。」

ろじ〔ろーじ〕【路地】《名詞》 広い道などから脇に入ったところにある、建物と建物との間の狭い道。「子ども・が・ ろじ・に・ 集まっ・て・ 遊ん・どる。」「ろーじ・は・ 車・が・ 来・ん・さかい・ 子ども・の・ 遊び場・に・ 良()ー。」〔⇒しょうじ【小路】

ろじ【露地】《名詞》 覆いがなく、むき出しになっている地面。「ろじ・に・ 苺・を・ 植える。」

ろっこつ【肋骨】《名詞》 胸の内側を囲むように、背骨から前に曲がって出ている左右12本ずつの骨。「こけ・て・ 胸・を・ 打っ・て・ ろっこつ・に・ ひび・が・ はいっ・た。」〔⇒あばら【肋】、あばらぼね【肋骨】

ろば【驢馬】《名詞》 馬に似てそれより小さく、灰色の体で耳が長い動物。「ろば・の・ パン屋・が・ 来・た。」

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2017年12月18日 (月)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (597)    (通算2595回)

日常生活語 「ろ」①

 

ろ〔ろー〕【炉】《名詞》 火を燃やすところ。かまどなどで、火を燃やしている部分。「おくど・の・ ろー・の・ 中・に・ 灰・が・ たまっ・とる。」

ろ〔ろー〕【櫓】《名詞》 和船の船尾につけて、押したり引いたりして漕ぎ進めるための道具。「伝馬・の・ ろー・を・ こい・で・ 釣り・に・ 行く。」

ろ〔ろー〕【絽】《名詞》 一定の間隔を置いて隙間を作って模様にした、絹でできた薄い布地。「ろー・の・ のれん・が・ 涼しそーや。」

ろう〔ろー〕【蝋】《名詞》 動物や植物から採るもので、脂肪に似て柔らかく、溶けやすく燃えやすい物質。「敷居・に・ ろー・を・ 塗っ・て・ 滑りやすく・ する。」

ろうか〔ろーか〕【廊下】《名詞》 ①建物の中にあって、部屋と部屋を結ぶ細長い通り道。「校舎・の・ ろーか・を・ 走っ・たら・ あか・ん。」②建物と建物とをつなぐ細長い通路。「ろーか・に・ 屋根・が・ ない・さかい・ 雨・が・ 降っ・たら・ 困る・ねん。」⇒わたりろうか【渡り廊下】

ろうか〔ろーか〕【老化】《名詞、動詞する》 ①年をとること。年をとるにしたがって、体の働きが衰えていくこと。「体じゅう・が・ ろーかし・てき・て・ あっちこっち・が・ 痛い・ねん。」②ものが古びて、もとの機能を失っていくこと。「ゴム・が・ ろーかし・て・ ちぎれ・ても・た。」

ろうがん〔ろーがん〕【老眼】《名詞》 年をとって眼球の遠近調節が鈍くなって、近くのものが見えにくくなること。また、そのようになった眼。「ろーがん・に・ なっ・て・ 近目・の・ めがね・が・ いら・ん・よーに・ なっ・た。」

ろうがんきょう〔ろーがんきょー〕【老眼鏡】《名詞》 老眼になった人向けの、凸レンズの眼鏡。「ろーがんきょー・を・ かけ・て・ 新聞・を・ 読む。」

ろうきょく〔ろーきょく〕【浪曲】《名詞》 三味線の伴奏で、義理・人情を主題とするような物語に節を付けて一人で語る芸。「今・は・ ろーきょく・の・ 番組・は・ あんまり・ あら・へん・なー。」〔⇒なにわぶし【浪花節】

ろうご〔ろーご〕【老後】《名詞》 年をとってから後のこと。「退職し・て・から・の・ ろーご・が・ 長い。」

ろうじん〔ろーじん〕【老人】《名詞》 年齢を重ねた人。「ろーじん・の・ 集まり」〔⇒としより【年寄り】、とっしょり(年寄り)

■現在では高齢者という言葉が広く使われているが、日常では高齢者という堅い言葉よりも「ろうじん【老人】」が広く使われている。例えば、市内には高齢者大学校があるが、その名を「ろうじんだいがく【老人大学】」と呼ぶことも多い。

 ところで、明石市立高齢者大学校には「あかねが丘学園」という名称が付けられている。この学校は1981(昭和56)に明石公園内にある明石市中央公民館で開校したが、1983(昭和58)に江井島小学校に隣接して設置された。2000(平成12)に市の東部の松が丘(市立松が丘南小学校跡)に移転するまで、20年近く江井ヶ島の地にあった。言うまでもないことであるが、学園名は江井島小学校の傍を流れる赤根川に由来し、現在もそのままの名称が使われている。この学園の所在地は現在ではさらに別の場所に変わったが、「あかね」という名前は変えがたいものとなっているようである。平仮名で「あかね」と書くことによって、「茜(あかね)」というイメージも重なり合っているようである。

ろうすい〔ろーすい〕【老衰】《名詞》 年をとって体がひどく弱ること。「癌・やのー・て・ ろーすい・で・ 死に・たい。」◆かっては、死因が「老衰」とされるものが多く、「老衰」は身近な言葉であった。

ろうそく〔ろーそく〕【蝋燭】《名詞》 、明かりをとるために、糸やこよりを芯にして、周りを蝋で円柱の形に固めたもの。「ろーそく・を・ ともし・て・ 線香・に・ 火・を・ つける。」

ろうそくたて〔ろーそくたて〕【蝋燭立て】《名詞》 仏壇などで、蝋燭を立てて灯すための器具。「ろーそくたて・を・ こかし・たら・ 火事・に・ なる・ぞ。」

ろうでん〔ろーでん〕【漏電】《名詞、動詞する》 電線や電気器具の絶縁不良によって、流れては行けないところへ電気が流れること。「ろーでんし・たら・ 危ない・さかい・ よー・ 調べ・てください・な。」

ろうどう〔ろーどー〕【労働】《名詞、動詞する》 収入を得るために、体や頭を使って働くこと。「ろーどー・の・ 時間・は・ 8時間・や。」

ろうどうくみあい〔ろーどーくみあい〕【労働組合】《名詞》 働いている人たちが、自分たちの権利を守り、働く条件を良くすることを目指して作る団体。「ろーどーくみあい・が・ ストライキ・を・ する。」

ろうどく〔ろーどく〕【朗読】《名詞、動詞する》 鑑賞したり紹介したりするために、文章や詩などを周りの人によくわかるように声に出して読むこと。「上手な・ ろーどく・を・ 聞く・の・は・ 気持ち・が・ 良()ー。」

ろうにん〔ろーにん〕【浪人】《名詞、動詞する》 ①仕えている主人のもとを去り、禄を失った武士。「ろーにん・の・ 出・てくる・ 小説」②入学試験に失敗して、次の年の合格を目指している人。「ろーにん・は・ 1年間・だけ・や・ぞー・ 来年・ あか・なんだら・ 働け。」

ろうひ〔ろーひ〕【浪費】《名詞、動詞する》 お金・時間・力などを不必要なことに対してまで、無駄に使うこと。「電気・を・ つけっぱなしに・ し・て・ ろーひし・たら・ あか・ん・ぞ。」

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2017年12月17日 (日)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (596)    (通算2594回)

日常生活語 「れ」②

 

レッテル〔れってる〕【オランダ語=letter】《名詞》 品名や内容や社名を書いて、瓶や缶や商品などに貼りつける紙。「酒・の・ 瓶・に・ れってる・が・ 貼っ・てある。」

■辞典の著者が小学生の頃、日本酒の酒瓶の「レッテル」を集めるということが流行したことがありました。江井ヶ島は明石市の酒どころで、造り酒屋が多かったという地域の事情があったからでしょう。もちろん、酒瓶からレッテルをはがすというようなことではなく、未使用のレッテルを、何枚かずつ、親や知り合いからもらってきたものであるようです。金や銀の色も使った豪華な印刷もあり、それに魅了されたものです。一つの酒蔵でいくつもの商品名のもがあったから変化に富んでいましたが、一升瓶に貼るものですから、大きさにはある程度の規格が設けられていたようです。見せてもらうだけでも心が躍ったりしましたが、珍しいものを持っていると自慢になり、教室で交換をしている者もいました。

 「レッテル」に関連して、日本酒の銘柄について記します。昭和30年頃に発行された『あかし 市街全図・産業観光案内』には「明石酒造業界展望」(同書11ページ)という欄があります。広告のページであって、ここには、酒造会社の銘柄が一つずつ載せられています。

  池田平蔵商店 初笑

  田中酒造合名会社 玉箒

  田中広治商店 太陽

  三木酒造合資会社 白菊

  卜部酒造株式会社      天啓

  恵美須酒造株式会社     聖泰

  白鶴酒造株式会社江井島支店 白鶴

  藤田酒造合資会社 蛤正宗

  株式会社本卜部商店     桃正宗

  大和酒造株式会社 大和鶴

 この欄には江井ヶ島地区以外の酒造会社も広告を出しています。明石市の西部には、大久保町に3社、魚住町中尾・西岡に5社(豊田製樽所を含む)があったようです。

 規模の大きい江井ヶ嶋酒造株式会社だけは、このページには広告を載せず、他のページに白玉ホワイトワインの広告があります。江井ヶ嶋酒造の清酒は、かつては日本魂(やまとだましい)が主流でしたが、現在は銘柄を神鷹に絞り込んでいるようです。

 酒造りが途絶えることによって、かつての銘柄が記憶から薄らいでいくことは残念なことです。

れっとうせい〔れっとーせー〕【劣等生】《名詞》 技能や能力が他の人よりも劣っている人。特に、そのような児童・生徒・学生。「自慢でけ・へん・けど・ わし・は・ 小学校・の・ 時・は・ れっとーせー・やっ・た・ん・や。」■対語=「ゆうとうせい【優等生】」

レモン〔れもん〕【英語=lemon】《名詞》 香りが良くて酸っぱい、黄色で楕円形をした果物。また、その果実を実らせる木。「紅茶・に・ れもん・を・ 入れる・の・が・ 好きや。」

れる《助動詞》 ①他から働きかけを受ける意味(受身)を表す言葉。「駅・へ・の・ 道・を・ 聞か・れ・た。」「無理に・ 行かさ・れ・てん。」②そうすることができるという意味(可能)を表す言葉。「5分・で・ 行か・れる・ 場所・や。」「上手に・ 書か・れる・か。」③自然にそうなるという意味(自発)を表す言葉。「地震・の・ 時・の・ こと・が・ 思い出さ・れる。」「子ども時代・の・ こと・が・ 思わ・れる。」④その動作などをする人を敬うこと(尊敬)を表す言葉。「あんた・は・ いつ・ 行か・れ・まし・た・ん。」◆「れる」は、「える」と同様に五段活用動詞に接続する。同じ活用型の補助動詞にも接続する。〔⇒える〕

れんあい【恋愛】《名詞、動詞する》 特定の異性に特別な感情を持って、一組の男女が互いに恋しく思い慕うこと。「うち・の・ 親・は・ れんあい結婚・や。」

れんが【煉瓦】《名詞》 壁や路面に使う、粘土に砂や石灰などを混ぜて固めて焼いた赤褐色の用材。「れんが・で・ でけ・た・ 倉庫」

れんきゅう〔れんきゅー〕【連休】《名詞》 休みの日が続くこと。また、続いた休みの日。「5月・の・ れんきゅー・に・ 旅行する。」◆一般には土曜日、日曜日、祝日などが続く意味であるが、勤務の割り振りなどによって、曜日と関係のなく休みが続くことも指す。

れんげ【蓮華、紫雲英】《名詞》 田畑・野原・土手などに群がって生え、春に小さな赤紫色の花を咲かせる草。「れんげ・を・ 植え・て・ 肥(こえ)・に・ する。」

れんげ(連木)】《名詞》 食べ物などをすり鉢ですりつぶすために使う先の丸い棒。「すり鉢・に・ じゃが芋・を・ 入れ・て・ れんげ・で・ つぶす。」〔⇒すりこぎ【擂り粉木】

れんこん【蓮根】《名詞》 食用にする、蓮の地下茎。「れんこん・を・ てんぷら・に・ する。」

れんさい【連載】《名詞、動詞する》 文章や小説などを続き物として、雑誌や新聞などに何回かに分けて続けて載せること。「今・ れんさいさ・れ・とる・ 小説・が・ 好きや・ねん。」

れんしゅう〔れんしゅー〕【練習】《名詞、動詞する》 学問や技能やスポーツなどを確実に身に付けて向上させるために、繰り返して習ったり行ったりすること。「普段・から・の・ れんしゅー・が・ 足ら・へん・さかい・ 負け・ても・た・ん・や。」〔⇒けいこ【稽古】

れんじゅう〔れんじゅー〕【連中】《名詞》 一緒に物事を行う人たち。似たような好みや考えなどを持っている、一定の範囲の人たち。「不良・の・ れんじゅー・が・ 集まっ・とる。」〔⇒れんちゅう【連中】、つれ【連れ】、なかま【仲間】、グループ【名詞=group

レンズ〔れんず〕【英語=lens】《名詞》 ものを大きく見たり小さく見たりする目的で、ガラスなどの片面または両面を丸く作り、光線を集めたり発散させたりするもの。「眼鏡・の・ れんず」

れんぞく【連続】《名詞、動詞する》 同じようなものごとが次から次へと続いていること。また、続けること。「この・ 道・は・ 信号・が・ れんぞくし・とる。」

れんたん【練炭】《名詞》 太く短い円柱形で何本かの細い穴が通っている、石炭や木炭などの粉を練り固めて作った燃料。「焜炉・で・ れんたん・を・ いこす。」

れんたんひばち【練炭火鉢】《名詞》 熾した練炭を入れたるための素焼きの陶器を中に収めていて、暖をとったり湯を沸かしたりする用具。「れんたんひばち・に・ 茶瓶・を・ かけ・ておく。」

れんちゅう〔れんちゅー〕【連中】《名詞》 一緒に物事を行う人たち。似たような好みや考えなどを持っている、一定の範囲の人たち。「若い・ れんちゅー・が・ もっと・ 頑張ら・んと・ あか・ん・やろ。」〔⇒れんじゅう【連中】、つれ【連れ】、なかま【仲間】、グループ【名詞=group

レントゲン〔れんとげん〕RÖntgen】《名詞》 透過性の強い電磁波の性質を利用して、体の中の様子などを写し出すもの。「健康診断・で・ れんとげん・を・ 撮る。」

れんらく【連絡】《名詞、動詞する》 ①交通機関などのつながりがあること。つながりをつけること。「明石・から・ れんらく・の・ 船・が・ ある。」②情報などを知らせること。必要なことがらを通知すること。「葬式・が・ でけ・た・さかい・ みんな・に・ れんらくする。」

れんらくせん【連絡船】《名詞》 対岸や島々と結んで人や物を運ぶ船。「淡路行き・の・ れんらくせん」

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2017年12月16日 (土)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (595)    (通算2593回)

日常生活語 「れ」①

 

れい〔れー〕【礼】《名詞、動詞する》 ①感謝の気持ちをあらわすためにおくる、言葉や金品。「世話・に・ なっ・た・ れー・を・ 言()ー。」②敬意を表したり、人間関係を円滑にしたりするために、頭を下げること。「頭・を・ さげ・て・ 軽く・ れー・を・ する。」⇒おじぎ【お辞儀】

れい〔れー〕【例】《名詞》 同じようなものごとの中から、そのよりどころや代表的な見本として、特に取り上げて示すことがら。「何・か・ れー・を・ 書い・てくれ・たら・ わかりやすい・ん・や・けど。」

れい〔れー〕【霊】《名詞》 ①死んだ人の魂。「お盆・に・ 先祖・の・ れー・が・ 戻っ・てくる。」②目に見えず、想像を超えた不思議な力を持っているもの。「れー・に・ とりつか・れる。」

れい〔れー〕【零】《名詞》 ①数がまったくないこと。正でも負でもない数字。「寒暖計・が・ れー・まで・ 下がっ・た。」「数学・の・ 試験・は・ 難しー・て・ れー点・やっ・た。」②能力などがまったくないこと。「人・から・の・ 信用・は・ れー・や。」〔⇒ぜろ【英語=zero

れいか〔れーか〕【零下】《名詞》 温度計の示す値がセ氏零度よりも低いこと。また、その割合や数値。「れーか3度・に・ なっ・た。」

れいがい〔れーがい〕【例外】《名詞》 いつものやり方などから外れていること。一般的な基準や原則から外れていること。「世の中・に・は・ れーがい・も・ ある・わい・なー。」

れいぎ〔れーぎ〕【礼儀】《名詞》 社会生活をしていく上で、人に対して失礼にならないようにする作法や、その具体的なしぐさ。「れーぎ・ 正しい・ 人・や。」

れいきゅうしゃ〔れーきゅーしゃ〕【霊柩車】《名詞》 遺体を収めた棺を運ぶ自動車。「真っ黒・の・ れーきゅーしゃ」

れいじょう〔れーじょー〕【礼状】《名詞》 感謝の気持ちを伝える手紙。「早め・に・ れーじょー・を・ 書い・とけ・よ。」

れいぞうこ〔れーぞーこ〕【冷蔵庫】《名詞》 ①食べ物を低い温度で保存するために、中を冷たくしてある箱形の入れ物。「昔・は・ 氷・で・ 冷やす・ れーぞーこ・を 使(つこ)・とっ・た。」②氷を入れて冷やすものに代わって登場した、電気の力を用いて食品などを冷やして貯蔵する入れ物。「停電・で・ れーぞーこ・の・ 中・の・ もん・が・ 傷ん・だ。」⇒でんきれいぞうこ【電気冷蔵庫】

れいど〔れーど〕【零度】《名詞》 セ氏温度計では水が凍る温度で、温度を測るときの起点となる位置。「今朝・は・ ごっつい・ 冷え・て・ れーど・より・ 下・に・ なっ・た。」

れいとう〔れーとー〕【冷凍】《名詞、動詞する》 保存するために食べ物などを凍らせること。また、凍らせたもの。「買()ー・てき・た・ 魚・を・ れーとー・に・ する。」

れいねん〔れーねん〕【例年】《名詞》 毎年そのようにすると決まっているものごとの、いつもの年。自然現象などの傾向としてそのようになっていることがらの、いつもの年。「秋・の・ 祭り・は・ れーねん・ 10月・の・ 最後・の・ 土曜・と・ 日曜・や・ねん。」「れーねん・ 台風・は・ 2回・ぐらい・ やっ・てくる。」

れいふく〔れーふく〕【礼服】《名詞》 冠婚葬祭などの儀式のときに着る服。「今晩・ お通夜・が・ でけ・た・さかい・ れーふく・を・ 出し・てんか。」

れいぼう〔れーぼー〕【冷房】《名詞、動詞する》 電気の力などによって、室内や車内などの温度を外より下げて、涼しくすること。また、そのための装置。「れーぼーの・ つい・た・ 電車」■対語=「だんぼう【暖房】」〔⇒クーラー【英語=cooler

レース〔れーす〕【英語=lace】《名詞》 細い糸で透かし模様を作って編んだ布。「れーす・に・ なっ・とる・ 服」

レール〔れーる〕【英語=rail】《名詞》 ①電車や汽車を支えて進む方向などを定める鉄製の軌条。「れーる・の・ はた・で・ 遊ん・だら・ 危ない・ぞ。」②引き戸やカーテンの開閉のために取り付けた棒状のもの。「れーる・に・ 油・を・ 塗っ・て・ 滑りやすい・よーに・ する。」⇒せんろ【線路】

れきし【歴史】《名詞》 人間の社会やいろいろな物事の、昔から今までの移り変わりの有り様。また、それを書き記したもの。「学校・で・ 日本・の・ れきし・を・ 勉強する。」「れきし・の・ ある・ 学校」◆特に、長い期間にわたるものを指して言うことがある。

レコード〔れこーど〕【英語=record】《名詞》 音楽などが録音されている溝のある円盤。「れこーど・を・ かける。」

レスリング〔れすりんぐ〕【英語=wrestling】《名詞》 ①二人の競技者がマット上で組み合って、相手の両肩をマットに押さえつけることによって勝敗を決める格闘技。「日本・は・ れすりんぐ・に・ 強い。」②興業として行われる、大衆娯楽としての格闘技。「街頭テレビ・で・ レスリング・を・ 見・た。」⇒プロレス【英語=professinal wrestling

れつ【列】《名詞》 順に長く並んだもの。「れつ・に・ 割り込ま・ない・よーに・ し・てください。」

れっしゃ【列車】《名詞》 鉄道線路を走らせるために、機関車・客車・貨車・電車などをつないで編成したもの。「貨物・の・ れっしゃ・が・ 50台・も・ つない・で・ 走っ・とる。」

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2017年12月15日 (金)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (594)    (通算2592回)

日常生活語 「る」

 

るい【塁】《名詞》 野球をするときの攻撃や守備の拠点として、内野の4隅にあるもの。また、その位置に置く、座布団のような形をしたもの。「なんとかし・て・ るい・に・ 出・んと・ 点・が・ 取れ・へん。」〔⇒ベース【英語=base

るす【留守】《名詞、動詞する》 ①住んでいる人などが外に出かけていて、家にいないこと。「るす・やっ・たら・ もーいっぺん・ 行き直さ・な・ しょがない・なー。」「昨日・は・ るすし・てまし・てん。」②活動していないことにすること。「今日・は・ 耳・ るす・や・ねん。何・も・ 言わ・んとい・てんか。」

るすばん【留守番】《名詞、動詞する》 住んでいる家の人が不在となるときに。一人だけ家に残ったり、別の人が家人に代わったりして、その家を守ること。また、その役目をする人。「るすばん・を・ しっかり・ 頼み・まっ・せ。」「犬・が・ るすばんし・とり・ます・ねん。」

ルンペン〔るんぺん〕【ドイツ語=Lumpen(襤褸、の意)から】《名詞》 一定の住所や職業がなく、さまよって生活をしている人。「昔・は・ 公園・なんか・に・ るんぺん・が・ おっ・た。」

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2017年12月14日 (木)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (593)    (通算2591回)

日常生活語 「り」③

 

りょうがわ〔りょーがー〕【両側】《名詞》 左右や表裏などのように相対する二つの側の両方。「道・の・ りょーがわ・に・ 広がっ・たら・ あか・ん。」■対語=「かたがわ【片側】」「かたっかわ【片っ側】」

りょうきん〔りょーきん〕【料金】《名詞》 そのものを使ったり利用したりしたことに対して支払う金銭。「映画・の・ りょーきん・が・ 上がっ・た。」

りょうし〔りょーし〕【漁師】《名詞》 水産物を獲ったり、養殖したりする職業。また、それを仕事としている人。「家・は・ りょーし・を・ し・とる。」「会社・を・ 辞め・て・ りょーし・を・ する。」〔⇒ぎょぎょう【漁業】

りょうしゅうしょう〔りょーしゅーしょー〕【領収証】《名詞》 一方が金品などを渡して、他方が手に入れたということを証明する書き付け。「金・を・ 渡し・たら・ 忘れ・ん・よーに・ うけとり・を・ 貰(もろ)・てこい・よ。」〔⇒うけとり【受け取り】

りょうしん〔りょーしん〕【両親】《名詞》 その人を生み育てた、父親と母親。「貧乏やっ・た・さかい・ りょーしん・とも・に・ 働い・とっ・た。」〔⇒ふたおや【二親】

りょうて〔りょーて〕【両手】《名詞》 ①左右2つの手の双方。「りょーて・で・ かかえる。」②金銭などに関して、10という数字を意味する言葉。「りょーて〔=例えば、10万円〕・は・ ちょっと・ 高い・やない・か。」■対語=「かたて【片手】」

りょうはし〔りょーはし〕【両端】《名詞》 長いものや広いものの両方の末の部分。「縄・の・ りょうはし・を・ 持っ・て・ 回す。」「風呂敷・の・ りょーはし・を・ 結ぶ。」■対語=「かたはし【片端】」

りょうほう〔りょーほー、りょーほ〕【両方】《名詞》 二つあるものの双方。「りょーほー・ 合わし・て・ 千円・で・ 買()ー・た。」■対語=「かたほう【片方】」「かたいっぽう【片一方】」「かたっぽう【片っ方】」〔⇒じょうほう(両方)、りょほ(両方)、じょほ(両方)

りょうり〔りょーり〕【料理】《名詞、動詞する》 材料を煮たり焼いたりなどの手を加えて、おいしく食べられるようにすること。また、そのようにして作ったもの。「りょーり・が・ 上手な・ 奥さん・やっ・たら・ ありがたい。」

りょうわき〔りょーわき〕【両脇】《名詞》 ①胸の側面で、腕の付け根より下の部分の、左右の双方。「新聞・を・ りょーわき・に・ 挟む。」②ものの傍の、相対する2つの側。「家・の・ りょーわき・に・ 溝・が・ ある。」

りょかん【旅館】《名詞》 旅行者を泊めるための設備を整えて、料金を取って営業している建物。とりわけ、和風の建物。「港・の・ そば・に・ ある・ りょかん」〔⇒やどや【宿屋】、やど【宿】

りょこう〔りょこー〕【旅行】《名詞、動詞する》 ある期間、住んでいるところを離れて、あるいは移動しながら過ごすこと。「たまに・は・ 奥さん・を・ りょこー・に・ 連れ・ていっ・てあげ・なはれ。」◆鉄道・バス・飛行機などの交通機関を利用するものを言う。〔⇒たび【旅】

りょひ【旅費】《名詞》 旅行に必要な、交通費や宿泊料などのお金。「温泉旅行・の・ りょひ・を・ 積み立てる。」

りょほ(両方)】《名詞》 二つあるものの双方。「それ・は・ りょほ・とも・ 欲しー・ねん。」「りょほ・の・ 手」■対語=「かたほう【片方】」「かたいっぽう【片一方】」「かたっぽう【片っ方】」〔⇒りょうほう【両方】、じょうほう(両方)、じょほ(両方)

リレー〔りれー〕【英語=relay】《名詞、動詞する》 ①出来るだけ速く届けるために、ものを次々と受け継いで次の人に渡していくこと。「バケツ・りれー・を・ する。」②陸上競技や水泳競技など、1チームの選手が、順番に決められた距離を走ったり泳いだりして、合計の速さを競うもの。「4百メートルりれー」

りれきしょ【履歴書】《名詞》 その人がたどってきた学業や仕事などに関することを、時間の順番に書き記したもの。「りれきしょ・を・ 書い・て・ 面接・を・ 受け・に・ 行く。」

りん《名詞》 ①何かを告げるために、振ったりたたいたりして鳴らす金属製の道具。「玄関・の・ りん・が・ 鳴っ・た。」②仏壇に置いて、経を読むときなどにたたいて音を出すもの。「線香・を・ 立て・て・ りん・を・ 鳴らす。」

りんかく【輪郭】《名詞》 もののまわりの形を表す線。「暗(くろ)ー・て・ 山・の・ りんかく・が・ よー・ わから・へん。」

りんかんがっこう〔りんかんがっこー〕【林間学校】《名詞》 夏季に山や高原などで集団生活をして、体を鍛えたり学習したりする行事。「夏休み・に・ りんかんがっこー・に・ 行く。」

りんご【林檎】《名詞》 寒い土地で栽培されて、春に白い花が咲き、秋に球形の甘酸っぱい果実を実らせる木。また、その果実。「りんご・で・ ジャム・を・ 作る。」「修学旅行・の・ 時・に・ りんご狩り・を・ し・た。」

りんじ【臨時】《名詞》 ①決まったときでなく、必要なときに行うこと。「りんじ・の・ 電車」②継続することではなく、その時限りであること。「りんじ・に・ 人・を・ 雇う。」

りんじゅう〔りんじゅー〕【臨終】《名詞》 人の命が終わるとき。人が死にゆく間際。死の瞬間。「お祖母ちゃん・の・ りんじゅー・は・ 夜中・やっ・た。」〔⇒しにぎわ【死に際】、さいご【最期】

りんりき(人力)】《名詞》 人を乗せて、人が引いていく二輪車。「駅前・で・ りんりき・に・ 乗っ・た。」〔⇒じんりきしゃ【人力車】、じんりき【人力】、りんりきしゃ(人力車)

りんりきしゃ(人力車)】《名詞》 人を乗せて、人が引いていく二輪車。「タクシー・が・ でける・ 前・は・ りんりきしゃ・やっ・た。」〔⇒じんりきしゃ【人力車】、じんりき【人力】、りんりき(人力)

りんりん《副詞と》 金属が何度も触れ合う様子。また、その音。「風・が・ 吹い・たら・ 風鈴・が・ りんりんと・ 鳴る。」

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2017年12月13日 (水)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (592)    (通算2590回)

日常生活語 「り」②

 

リヤカー〔りやかー〕【和製英語=rear car】《名詞》 人が引いたり自転車につないで引いたりする、荷台の広い2輪車。「自転車・で・ りやかー・を・ 引っ張っ・ていく。」

りゃく【略】《名詞、動詞する》 ①本来あるべきものを省いて簡単にすること。予定からはずすこと。「時間・が・ ない・さかい・ はじめ・の・ 挨拶・は・ りゃくし・ます。」②内容を縮めて簡単にすること。「短こーに・ りゃくし・て・ 説明する。」

りゃくしき【略式】《名詞》 目的やあり方を損なわない範囲で、ものごとの一部分を省いたり、簡単にしたりしたもの。「りゃくしき・の・ 地図・を・ 書い・て・ 説明する。」

りゃくず【略図】《名詞》 わかりやすく伝えるための、必要なところだけを書いた図。「家・から・ 駅・まで・を・ りゃくず・で・ 説明する。」「家・の・ 間取り・の・ りゃくず」

りゃくれき【略歴】《名詞》 その人の今までの学業や仕事などの歴史のあらまし。また、それを記したもの。「話・の・ 前・に・ 講師・の・ りゃくれき・を・ 紹介する。」

りゆう〔りゆー〕【理由】《名詞》 ものごとが、そのようであるわけ。根拠づけたりつじつまを合わせたりする内容。「決まり・を・ 変える・ りゆー・を・ ちゃんと・ 説明せ・なんだら・ みんな・が・ 賛成し・てくれ・へん・やろ。」「欠席する・ りゆう」

りゅう〔りゅー〕【龍】《名詞》 体は大蛇に似て、頭に二本の角があり、口のあたりに長い髭をもった、想像上の動物。「りゅー・の・ 絵・の・ 掛け軸・を・ かける。」〔⇒たつ【龍】、たつ【辰】

りゅうがく〔りゅーがく〕【留学】《名詞、動詞する》 外国など、よその土地に行って学問・芸術・技術などを勉強をすること。「1年間・ アメリカ・へ・ りゅーがくする。」

りゅうかん〔りゅーかん〕【流感】《名詞》 ウイルスによっておこり、高熱を出し、急性肺炎を起こしやすい伝染病。インフルエンザ。「流行性感冒」の略。「りゅーかん・に・ かかっ・て・ 学校・へ・ 行け・なんだ。」〔⇒はやりかぜ【流行り風邪】

りゅうぎ〔りゅーぎ〕【流儀】《名詞》 ①芸事や武道などで、以前から伝えられてきたやり方。「お茶・の・ りゅーぎ・を・ 守る。」②その人やその家などに特有のやり方。「人・に・ よっ・て・ りゅーぎ・が・ 違う。」

りゅうぐう〔りゅーぐー〕【竜宮】《名詞》 深海の底にあるという、想像上の宮殿。「りゅーぐー・から・ 帰っ・た・ 浦島太郎・の・ 話」〔⇒りゅうぐうじょう【竜宮城】

りゅうぐうじょう〔りゅーぐーじょー〕【竜宮城】《名詞》 深海の底にあるという、想像上の宮殿。「りゅーぐーじょー・の・ 乙姫さん・に・ 会う。」〔⇒りゅうぐう【竜宮】

りゅうこう〔りゅーこー〕【流行】《名詞、動詞する》 一時的に急な勢いで、病気や嗜好などが世の中に広がること。「今年・の・ りゅーこー・の・ 服・を・ 着る。」

りゅうこうか〔りゅーこーか〕【流行歌】《名詞》 主として日本で作られた、大衆的な音楽。ある時期に、生活感情などを反映して、人々の心をとらえて広く好まれ歌われる歌。「美空ひばり・の・ りゅーこーか・が・ 好きやっ・た。」〔⇒かようきょく【歌謡曲】

りゅうせんけい〔りゅーせんけー〕【流線型】《名詞》 空気や水の抵抗を少なくして速く走らせるために、乗り物などの角を滑らかな形にしたもの。「りゅーせんけー・の・ 新幹線」

りゅうちょう〔りゅーちょー〕【流暢】《形容動詞や()》 つかえないで、滑らかに話したり動いたりする様子。「りゅーちょーな・ 日本語・を・ 話す・ 外国・の・ 人」「りゅーちょーに・ 踊る。」

りゅうは〔りゅーは〕【流派】《名詞》 芸術や武道などで、やり方や考え方などの違いから生じたそれぞれの系統。「決まり・の・ 少ない・ りゅーは・の・ 方・が・ ありがたい・と・ 思う。」

りよう〔りよー〕【利用】《名詞、動詞する》 ①そのものの持つ特徴や利点をうまく生かして、役に立つように使うこと。「割引券・を・ りよーする。」②そのためにあるわけでないものを、うまく使って何か別のものに役立てること。「廃物・の・ りよー・で・ 置物・を・ 作る。」③自分の都合のよいように使うこと。「法律・を・ りよーし・て・ 金儲け・を・ し・やがっ・た。」

りょう〔りょー〕【漁】《名詞》 魚や貝などを獲ること。「海・が・ 荒れ・て・ りょー・は・ 休み・や。」

りょう〔りょー〕【寮】《名詞》 学生や勤め人などが、自宅を離れて共同で生活する施設。「学生時代・は・ りょー・に・ 入っ・とっ・た。」〔⇒きしゅくしゃ【寄宿舎】

りょう〔りょー〕【量】《名詞》 ものの大きさ・重さ・数・割合などの、多い少ないの程度。「今年・は・ 雨・の・ りょー・が・ 多い・なー。」「水・の・ りょー・を・ 少な目・に・ し・て・ 炊く。」〔⇒ぶんりょう【分量】

りょう〔りょー〕【良】《名詞》 成績や品質の評価をするとき、普通よりは優れた段階にあること。「りょー・や・さかい・ まー・ 悪ー・ない・ん・や。」◆一般に「しゅう【秀】」「ゆう【優】」「りょう【良】」「か【可】」の段階となることが多い。「しゅう【秀】」を除いた3段階もある。

りょうあし〔りょーあし〕【両足】《名詞》 左右2つの足の双方。「りょーあし・に・ まめ・が・ でけ・た。」■対語=「かたあし【片足】」

りょうがえ〔りょーがえ〕【両替】《名詞、動詞する》 ①異なった通貨の間で、ある貨幣を同じ価値の他の貨幣に取り替えること。「円・と・ ドル・の・ りょーがえ」②同一通貨の中で、ある貨幣や通貨を単位の異なる貨幣や硬貨に取り替えること。「1万円札・を・ りょーがえし・てもらう。」

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2017年12月12日 (火)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (591)    (通算2589回)

日常生活語 「り」①

 

【里】《名詞》 尺貫法の長さの単位で、1里はおよそ3930メートルの長さ。「1時間・に・ 1り・を・ 歩く。」「昔・の・ 人・は・ 1日・に・ 10り・も・ 15り・も・ 歩い・た。」

りいん〔りーん〕《副詞と》 電話・ベル・鈴などが尾を引くように鳴る様子。また、その音。「事務所・で・ りーん・ りーんと・ 鳴っ・とる・ぞ。」「電話・の・ りーん・で・ 目・が・ 覚め・た。」

りえき【利益】《名詞》 ①事業などによって得る、金銭上の儲け。利潤。「りえき・が・ 上がら・へん。」②役に立ったり、ためになったりすること。「みんな・の・ りえき・を・ 考え・て・ 自治会・の・ 行事・を・ 決める。」

りか【理科】《名詞》 自然にあるものや、自然の出来事について学習する、小学校、中学校、高等学校の教科の名。「りか・の・ 実験・で・ 試験管・を・ 割っ・ても・た。」

りく【陸】《名詞》 地球上で、水におおわれないで、土地が広がっているところ。「りく・に・ 住ん・どる・ 動物」「りく・に・ 上がっ・た・ 亀」■対語=「うみ【海】」

りくぐん【陸軍】《名詞》 主に陸上で戦闘や防衛にあたる軍隊。「りくぐん・の・ 戦車」■対語=「かいぐん【海軍】」

りくじょう〔りくじょー〕【陸上】《名詞》 ①地続きに土地が広がっているところの上。「船・で・は・ なく・て・ りくじょー・で・ 運ぶ。」②走る、投げる、跳ぶことなどを競う運動競技の総称。「部活・で・ りくじょー・を・ し・とる。」⇒りくじょうきょうき【陸上競技】

りくじょうきょうぎ〔りくじょーきょーぎ〕【陸上競技】《名詞》 走る、投げる、跳ぶことなどを競う運動競技の総称。「私・は・ りくじょーきょーぎ・の・ 短距離・が・ 専門・や。」〔⇒りくじょう【陸上】

りくち【陸地】《名詞》 ①地球上で水に覆われていない部分。地続きに土地が広がっているところ。「海・の・ 向こー・に・ りくち・が・ 見え・てき・た。」②山ではなく平らな土地が広がっているところ。「淡路島・は・ りくち・が・ 少ない・よーに・ 見える・けど・ 平野・も・ ある・ん・や・ぜ。」

りくつ【理屈】《名詞》 ①世間の人がもっともだと考えている考え方。筋道の通った論理。「りくつ・が・ 通っ・とら・ん・ 話」②自分の考えを合理化するために、無理につじつまを合わせた考え方。論理ばかりに片寄ること。「りくつ・ばっかり・ 言()ー・て・ 仕事・を・ せ・ん・ 人・や。」

りこん【離婚】《名詞、動詞する》 男女が夫婦としての法律上の関係をやめて、別れること。「りこんし・たら・ 子ども・が・ 可哀相や。」■対語=「けっこん【結婚】」

りし【利子】《名詞》 お金を貸したり預けたりしたことに対して、一定の割合で受け取る報酬。「このごろ・は・ 銀行・に・ 貯金し・ても・ りし・なんか・ あて・に・ でけ・へん。」〔⇒りそく【利息】

りす【栗鼠】《名詞》 森林にすんで木の上を走り回る、鋭い前歯と、房のような長い尾をもつ小動物。「かいらしー・ りす・が・ 木ー・の・ 上・に・ すん・どる。」

リズム〔りずむ〕【英語=rhythm】《名詞》 音の強弱、長短、高低などが一定の間隔などを伴って繰り返されるときの、音の組み合わせや規則的な流れ。「りずむ・に・ 合わし・て・ 踊る。」

りそく【利息】《名詞》 金銭を貸したり預けたりしたことに対して、一定の割合で受け取る報酬。「サラ金・で・ 金・を・ 借っ・たら・ 高い・ りそく・を・ 取ら・れる・ぞ。」〔⇒りし【利子】

りつ【率】《名詞》 ある数が全体の数に対して占める大小の関係。また、そのようになる可能性。「儲かる・ りつ・の・ 高い・ 商売・を・ する。」「貯金・の・ 利子・の・ りつ」〔⇒ぶあい【歩合】、ぶ【分】、わりあい【割合】、わんりゃい(割合)、わり【割】

りっきょう〔りっきょー〕【陸橋】《名詞》 道路や鉄道線路などを越えるために、その上に架け渡した施設。「但馬・の・ 余部・の・ りっきょー・が・ 架け替え・られ・た。」〔⇒はし【橋】

リックサック〔りっくさっく〕【ドイツ語=Rucksack】《名詞》 山登りやハイキングなどのとき、食べ物や持ち物や装備品などを入れて背負う袋。「りっくさっく・に・ 弁当・と・ 水筒・を・ 入れ・て・ 持っ・ていく。」

りっこうほ〔りっこーほ〕【立候補】《名詞、動詞する》 選挙のときに、選ばれる側に立つことを名のり出ること。「わし・の・ 友だち・が・ 市会議員・に・ りっこーほし・た。」

リットルびん〔りっとるびん〕【フランス語=litre  瓶】《名詞》 醤油などを入れるための2リットル入りのガラス瓶。「醤油・は・ りっとるびん・で・ 買い・よっ・た。」◆酒などを入れる「いっしょうびん【一升瓶】」に対して、醤油などを入れる瓶はやや容量の多い、2リットル入りになつていた。

りっぱ【立派】《形容動詞や()》 ①周りの人が感心するような様子。もの怖じせず、堂々として見事である様子。「りっぱな・ 挨拶・を・ する。」「りっぱな・ 体格・を・ し・とる。」「りっぱな・ 家・を・ 建て・た・ん・や・なー。」②特に劣っているところが見あたらないほど、内容や外観などが優れている様子。「りっぱな・ 成績・を・ 取り・なはれ・よ。」

リボン〔りぼん〕【英語=ribbon】《名詞》 飾りや目印などのために使う、綺麗な色をした、幅の狭い布。「入学式・で・ りぼん・を・ つけ・てもらう。」「頭・に・ りぼん・を・ し・て・ かいなしー・なー。」

リムまわし〔りむまーし、りんまーし〕【英語=rim  回し】《名詞、動詞する》 自転車の車輪の外枠(リム)や、樽や桶のたがの廃物などを利用して、それを道路などで転がして走る遊び。「りむまーしし・て・ 道・を・ 走り回る・ とき・は・ 気ーつけ・なはれ・よ。」◆リムという言葉を、車輪の「輪(りん)」と誤解して発音していたこともあるように思われる。〔⇒わまわし【輪回し】

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2017年12月11日 (月)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (590)    (通算2588回)

日常生活語 「ら」②

 

らけらけ《副助詞》 ものごとの範囲や限度を強く言おうとするときに使う言葉。「こん・らけらけ・で・ 百円・に・ 負け・とく・わ。」〔⇒だけだけ、なけなけ、だけ、らけ、なけ〕

らしい〔らしー〕《助動詞》 ①伝聞などに基づいて、ものごとを推し量ることを表す言葉。「明日・も・ 雨・が・ 続く・らしー。」②婉曲的に断定することを表す言葉。「どーやら・ あんた・の・ 方・が・ 悪い・らしー・なー。」

らしい〔らしー〕《接尾語》[名詞や、形容詞や形容動詞の語幹に付く] いかにもそれに相応しいということを表す言葉。そのものの特徴をよく備えているということを表す言葉。「子どもらしー・ はきはきし・た・ 返事・を・ する。」「あいつらしー・ 立派な・ 最期・やっ・た。」「春らしい・ 一日・やっ・た。」「馬鹿らしー・ 間違い・を・ し・た。」「可愛らしー・ 女・の・ 子」

ラジオ〔らじお〕【英語=radio】《名詞》 ①放送局から電波で音声を送る通信方法。また、それを用いた通信や、その番組内容。「らじお・で・ 阪神・の・ 試合・を・ 聞く。」②放送局からの電波をとらえて聞く受信機。「携帯用・の・ らじお・を・ 買()ー・た。」

らす《助動詞》 ①人に何かをするようにしむけるという意味(使役)を表す言葉。「早()よ・ 子ども・に・ 服・を・ 着・らせ。」②人にそれをすることを認めるという意味(許可)や、それをするがままにさせておくという意味(放任)を表す言葉。「眠たい・ん・やっ・たら・ 勝手に寝・らし・とい・たれ。」◆「らす」は、「さす」と同様に上一段活用動詞、下一段活用動詞、カ行変格活用動詞に接続する。同じ活用型の補助動詞も同様である。〔⇒す、さす〕

らっかさん【落下傘】《名詞》 上空を飛行中の航空機から飛び降りたり、ものを投下させたりするときに、安全に地面に着けるようにするための、半球形をして傘の形に開く用具。「らっかさん・で・ ヘリコプター・から・ 降りる。」

らっぱ【喇叭】《名詞》 ①息を強く吹いて音を出す、先が朝顔のように広がっている金管楽器。「らっぱ・ 吹い・て・ 豆腐屋(とふや)・が・ 回っ・てき・た。」②大げさであったり、嘘が混じっていたりする話。「あいつ・の・ 話・は・ らっぱ・や。」

らっぱのみ【喇叭飲み】《名詞、動詞する》 水、ジュース、酒などを入れた瓶に直接、口をつけて飲むこと。「一升瓶・を・ らっぱのみする・ 大酒飲み・や。」◆瓶の尻を高く上げて、まるでラッパを吹いているような形になるので、このように言う。〔⇒くちのみ【口飲み】

ラムネ〔らむね〕【英語=lemonadeの変化】《名詞》 ①炭酸水に砂糖や香料などで味をつけた飲み物。「喉・が・ 渇い・て・ サイダー・か・ らむね・が・ 欲しなっ・た。」②子どもが遊びに使う、ガラスの小さな球。「道いっぱいに・ らむね・を・ 広げ・て・ 遊ん・だ。」◆②は、ラムネを入れた瓶の口に使われている玉のことを指して、このように言う。⇒ラムネのたま【英語=lemonade  の玉】

ラムネがし〔らむねがし〕【英語=lemonade  菓子】《名詞》 炭酸水に砂糖などで味をつけた飲み物を思わせて、清涼な味のする小粒の菓子。「らむねがし・で・ 口・を・ 涼しゅー・ する。」

ラムネのたま〔らむねのたま〕【英語=lemonade  の玉】《名詞》 子どもが遊びに使う、ガラスの小さな球。「らむねのたま・を・ 道・に・ 広げ・て・ 当て合い・を・ し・て・ 遊ぶ。」◆ラムネを入れた瓶の口に使われている玉のことを指して、このように言う。〔⇒ラムネ【英語=lemonadeの変化】

られる《助動詞》 ①他から働きかけを受ける意味(受身)を表す言葉。「みんな・に・ ほめ・られ・た。」②そうすることができるという意味(可能)を表す言葉。「今年・は・ 暑い・さかい・ まだ・ 夏服・が・ 着・られる。」③自然にそうなるという意味(自発)を表す言葉。「昨日・の・ 失敗・が・ なんべんも・ 考え・られ・て・ 頭・から・ 離れ・へん。」④その動作などをする人を敬うこと(尊敬)を表す言葉。「寿司・か・ 何・ど・ 食べ・られ・ませ・ん・か。」◆「られる」は、「らえる」と同様に上一段活用動詞、下一段活用動詞、カ行変格活用動詞に接続する。同じ活用型の補助動詞も同様である。〔⇒らえる〕

らん【欄】《名詞》 枠で区切られている、文字などを書くために決められた場所。「字ー・は・ らん・の・ 中・に・ 書い・てください。」

らん【蘭】《名詞》 東洋系のものや西洋系のものがあって、花は独特の形で品種が多く、鉢植えで観賞用に栽培される草花。「らん・の・ 花・の・ 展覧会・を・ 見・に・ 行く。」

らんがい【欄外】《名詞》 枠のある、決められた場所以外のところ。「都合・が・ 悪い・ 場合・は・ らんがい・に・ その・よーに・ 書い・とい・てください。」

らんかん【欄干】《名詞》 転落を防いだり飾りとしたりするために、橋や階段などのふちに設けられている手摺り。「大きな・ 橋・の・ らんかん・に・ もたれ・て・ 話・を・ する。」

らんざつ【乱雑】《形容動詞や()》 ①ごたごたしていて秩序がない様子。散らかっていて整理がついていない様子。「らんざつな・ 部屋・を 片づけ・なさい・」②細かいところには注意が行き届かず、荒っぽい様子。「らんざつな・ 字ー・を・ 書い・とる。」■対語=「ていねい【丁寧】」

ランチ〔らんち〕【英語=launch】《名詞》 艀(はしけ)などを引っ張ったり、大きな船との連絡に使ったりする、エンジン付きの小型の船。「沖・を・ らんち・が・ 通っ・とる。」

らんとう〔らんとー〕【乱闘】《名詞、動詞する》 敵と味方が入り乱れて争ったり、殴り合ったりすること。「プロレス・は・ 時々・ らんとー・を・ する。」

ランドセル〔らんどせる〕【オランダ語=ranselの変化】《名詞》 小学生などが学用品を入れて背中に負う鞄。「孫・の・ 入学祝い・に・ らんどせる・を・ 買う。」〔⇒はいのう【背嚢】

ランニング〔らんにんぐ〕【英語=running shirtの略】《名詞》 袖がなく、襟の部分が大きく開けられている、男子用の下着。「らんにんぐ・ 一枚・で・ 仕事・を・ する。」

ランプ〔らんぷ〕【英語=lamp】《名詞》 石油などをしみこませた芯に火をつけて、まわりをガラスのほやで囲っている照明器具。「らんぷ・の・ 油・を・ つぎ足す。」「らんぷ・の・ ほや・を・ 磨く。」

らんぼう〔らんぼー〕【乱暴】《形容動詞や()、動詞する》 他人に対して荒々しい行いをしたり、粗雑な言葉を口にしたりすること。「人・に・ らんぼーし・たら・ あか・ん・よ。」「らんぼーな・ しゃべり方・を・ する・ 人・や・なー。」

らんま【欄間】《名詞》 和室の通風や装飾のために、鴨居と天井との間に、透かし彫りの板や格子などをはめた部分。「らんま・に・ えー・ 彫刻・が・ し・てある。」

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2017年12月10日 (日)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (589)    (通算2587回)

日常生活語 「ら」①

 

ら〔らー〕【等】《接尾語》[人や動物や段階・場所などを表す言葉に付く] ①人や動物などが複数であることを表す言葉。「僕らー・は・ 5人・の・ 仲間・や。」「あいつらー」②人が同等であったり同類であったりするものをまとめて指す言葉。「今井らー・が・ 行っ・てくれる・ねん。」③自分をへりくだるときに使う言葉。「わしらー・に・は・ でけ・まへ・ん。」④段階や場所などのおよその見当を表す言葉。「今日・の・ 仕事・は・ そこらー・で・ おい・とき・なはれ。」⇒たち【達】

ラーメン〔らーめん〕【中国語から。拉麺】《名詞》 中国風の麺を茹でてスープに入れて、焼き豚などを加えた食べ物。「昼飯・は・ らーめん・で・ すまそ・-。」◆元々は「しなそば【支那蕎麦】」と言うことが多かったように思う。〔⇒しなそば【支那蕎麦】、ちゅうかそば【中華蕎麦】、ちゅうか【中華】

ライオン〔らいおん〕【英語=lion】《名詞》 アフリカなどの草原に住む、体長2メートルほどで、褐色や黄土色の短い毛で、雄にはたてがみがある猛獣。「サファリパーク・で・ らいおん・を・ 見・た。」〔⇒しし【獅子】

らいげつ【来月】《名詞》 今月の次の月。「らいげつ・に・ なっ・たら・ 寄せ・てもらい・ます。」◆「らいげつ【来月】」の次の月は「さらいげつ【再来月】」「らいらいげつ【来来月】」と言う。■対語=「せんげつ【先月】」

らいしゅう〔らいしゅー〕【来週】《名詞》 今日が属している日曜日から土曜日までの7日間の、その一つ次の7日間。「らいしゅー・の・ 月曜・は・ 振替休日・や。」◆「らいしゅう【来週】」の次の週は「さらいしゅう【再来週】」「らいらいしゅう【来来週】」と言う。■対語=「せんしゅう【先週】」

らいねん【来年】《名詞》 今年の次の年。「阪神・は・ らいねん・こそ・は・ 優勝・や。」◆その次の年は「さらいねん【再来年】」。■対語=「きょねん【去年】」「きょうねん【(去年)】」、「さくねん【昨年】」

らいひん【来賓】《名詞》 会合や式典などに招いた大切な客。公式行事などに招待した客。「らいひん・を・ 式場・に・ 案内する。」

らいらいげつ【来来月】《名詞》 今月の2か月後。来月の次の月。「らいらいげつ・が・ 応募・の・ 締め切り・や。」〔⇒さらいげつ【再来月】

らいらいしゅう〔らいらいしゅー〕【来来週】《名詞》 今週の2週後。来週の次の週。「らいらいしゅー・の・ 月曜日・に・ もー一度・ 集まっ・てください。」〔⇒さらいしゅう【再来週】

らえる《助動詞》 ①他から働きかけを受ける意味(受身)を表す言葉。「道・を・ 尋ね・らえ・た・けど・ わから・なんだ。」②そうすることができるという意味(可能)を表す言葉。「十・まで・ 数え・らえる・よーに・ なっ・た。」③自然にそうなるという意味(自発)を表す言葉。「先・の・ こと・が・ 案じ・らえ・て・ しょーがない。」④その動作などをする人を敬うこと(尊敬)を表す言葉。「今朝・は・ 何時・に・ 起き・らえ・まし・た・ん。」◆「らえる」は、「られる」と同様に上一段活用動詞、下一段活用動詞、カ行変格活用動詞に接続する。同じ活用型の補助動詞も同様である。〔⇒られる〕

らく【楽】《形容動詞や()、動詞する》 ①心や体に負担がかからず、安らかでゆったりしている様子。「親・を・ らくに・ さし・たり・たい。」「かしこまら・んと・ らくに・ し・てください。」「熱・が・ 下がっ・て・ らくに・ なっ・た。」②十分なゆとりを持って、それが行える様子。たやすい様子。簡単な様子。「らくに・ 勝て・た。」③可能である様子。差し支えがなく、大丈夫である様子。「今日・の・ 寄り合い・に・ 出る・の・は・ らくや。」

らくがき【落書き】《名詞、動詞する》 紙や布などにいたずら半分で字や絵などを書く(描く)こと。汚してはいけない塀や壁などに、字や絵などを書く(描く)こと。また、そのようにして書かれた(描かれた)もの。「らくがき・に・ し・て・は・ 上手や・なー。」「道・に・ チョーク・で・ らくがきし・て・ 遊ん・だ。」「塀・に・ らくがき・を・ さ・れ・た。」

らくご【落語】《名詞》 伝統的な芸能で、滑稽な話を身振りや手振りを交えて語り、話の終わりに落ち(下げ)がついている、一人で語る話。「米朝さん・の・ らくご・を・ 聞い・た。」

らくご【落伍】《名詞、動詞する》 力が足りなくて、仲間などについていけなくなること。他の人たちより遅れること。「いっぺん・ らくごし・たら・ 追いつく・の・は・ 無理や。」

らくせん【落選】《名詞、動詞する》 ①優れた作品などを決める選考で、漏れること。「いっぺん・ぐらい・ らくせんし・ても・ 気ー・ 落とさ・んと・ もーいっぺん・ 頑張っ・てみな・はれ。」②選挙での得票数が少なくて、選ばれないこと。「あの・ 人・は・ なんべん・ らくせんし・ても・ また・ 立候補し・とる。」■対語=「とうせん【当選】」、①「にゅうせん【入選】」

らくだ【駱駝】《名詞》 ①首と足が長く、背中に瘤(こぶ)のある、砂漠にすむ大形のけもの。「ふたこぶ・の・ らくだ」②灰褐色をした毛織物。「らくだ・の・ シャツ・を・ 着る。」

らくだい【落第】《名詞、動詞する》 ①一定の資格や条件などにかなうかどうかを調べるために、学校・会社・団体などが行う試験に受からないこと。「弁護士試験・に・ 5回・も・ らくだいし・とる。」②能力や品質などが決められた基準に達していないこと。「そんな・ 歌い方・で・は・ まだまだ・ らくだい・や。」③成績が悪くて、上の学年や段階などに進めないこと。卒業できないこと。「らくだいし・ても・ また・ 頑張っ・たら・ えー・やん。」■対語=①②「ごうかく【合格】」

らくらく【楽々】《副詞と》 ものごとが非常にたやすくできる様子。身体的あるいは精神的な苦痛を伴わないで行うことができる様子。「高い・ 山・に・ らくらくと・ 登る。」

らけ《副助詞》 ①ものごとの範囲や限度を表す言葉。「あと・ 1時間・らけ・ 仕事し・てくれ・へん・か。」②前に置かれた言葉を強調する気持ちを表す言葉。「こん・らけ・ 頑張っ・ても・ 褒め・てもらわ・れ・へん。」③したことに応じて、成果がもたらされるということを表す言葉。「頑張っ・た・らけ・ 成績・が・ 上がっ・た。」〔⇒だけ、なけ。⇒だけだけ、なけなけ、らけらけ〕

ラケット〔らけっと〕【英語=racket】《名詞》 テニス、卓球、バドミントンなどで、ボールや羽根を打つのに使う道具。「新しー・ らけっと・を・ 買(こー)・てもろ・た。」

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2017年12月 9日 (土)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (588)    (通算2586回)

日常生活語 「よ」⑩

 

よろしい〔よろしー〕【宜しい】《形容詞》 ①立派で優れている様子。たいへん良く、難点がない様子。満足した気持ちになる様子。「この・ 絵・は・ なかなか・ よろしー・なー。」②相手の言うことを聞き入れたり許容したりするときに使う言葉。差し支えない。「お前・の・ 言()ー・よーに・ し・たら・ よろしー。」③それ以上は要らないという様子。「今日・は・ 魚・は・ よろしー・ねん。」◆③は、婉曲に断る気持ちを表す言葉でもある。〔⇒けっこう【結構】、ええ(良え)

よろしおあがり【宜しお上がり】《成句》 「いただきます」や「ごちそうさま」という言葉に応えて、どうぞ召し上がってくださいという気持ちや、よく召し上がっていただいたという気持ちや、お粗末さまという気持ちなどを述べる言葉。〔⇒よろしゅうおあがり【宜しゅうお上がり】

よろしく【宜しく】《副詞》 ①その場の成り行きや状況にうまく適合するようにする様子。「みんな・で・ よろしく・ やっ・とい・てんか。」②ひとにものを頼むときなどに使う挨拶の言葉。「よろしく・ お願いし・ます。」〔⇒よろしゅう【宜しゅう】

よろしゅう〔よろしゅー〕【宜しゅう】《副詞》 ①その場の成り行きや状況にうまく適合するようにする様子。「よろしゅー・ 決め・とい・てください。」②ひとにものを頼むときなどに使う挨拶の言葉。「よろしゅー・ お頼(たの)・もーし・ます。」〔⇒よろしく【宜しく】

よろしゅうおあがり〔よろしゅーおあがり〕【宜しゅうお上がり】《成句》 「いただきます」や「ごちそうさま」という言葉に応えて、どうぞ召し上がってくださいという気持ちや、よく召し上がっていただいたという気持ちや、お粗末さまという気持ちなどを述べる言葉。〔⇒よろしおあがり【宜しお上がり】

よろよろ《副詞と、形容動詞や、動詞する》 体が不安定でよろめきそうな様子。足元がしっかりせずに、ふらついている様子。「よろよろと・ 歩く・ 人・や・さかい・ 心配や。」「よろよろし・ながら・ 歩い・とる。」〔⇒ひょろひょろ〕

よわい【弱い】《形容詞》 ①ものに力や勢いがない。体や心がしっかりしていない。「今年のチームはよわい。」「鉄棒・は・ よわい・ねん。」「気・が・ よわい。」②長持ちしない。丈夫でなく、壊れやすい。「よわい・ 紙袋・や・さかい・ 気ー・ つけ・て・ 持っ・ていっ・てんか。」③きっきりとしなくて、微かである。「懐中電灯・の・ 光・が・ よわい。」④健康でない。体力が優れない。「親父・は・ このごろ・ だいぶ・ よおーに・ なっ・た。」⑤得意でない。対応しきれない。「船・に・は・ よおー・て・ 酔ー・てまう・ねん。」⑥きつい態度がとれない。「孫・に・は・ よわい」■対語=「つよい【強い】」「つおい【(強い)】」

よわき【弱気】《名詞、形容動詞や()》 性格、心の持ち方、考え方などがしっかりしていなくて、周囲から逃げ出そうとしていること。消極的で、勇気が足りないこと。気性が弱くて、他に譲ってしまうこと。「物忘れ・が・ ひどなっ・て・ よそ・へ・ 行く・ こと・は・ だいぶ・ よわき・に・ なっ・てき・とる。」■対語=「つよき【強気】」

よわたり【世渡り】《名詞、動詞する》 世の中を生きていくこと。暮らしを立てていくこと。人との関係を取り結ぶこと。「無口で・ よわたり・が・ 下手や。」

よわみ【弱み】《名詞》 他人に対して引け目を感じるところ。他人に狙われて恐れているところ。弱点。「人・の・ よわみ・に・ つけこみ・やがっ・た。」■対語=「つよみ【強み】」

よわみそ【弱味噌】《名詞》 意気地のない人。意志などがしっかりしていない人。「よわみそ・で・ 暗い・ ところ・が・ 恐(おと)ろしー・やて。」〔⇒よわむし【弱虫】、しがんだ〕

よわむし【弱虫】《名詞》 意気地のない人。意志などがしっかりしていない人。「よわむし・で・ 何・でも・ 人・に・ たよる。」〔⇒よわみそ【弱味噌】、しがんだ〕

よわる【弱る】《動詞・ラ行五段活用》 ①体力や勢いなどが衰える。「体・が・ よわっ・てき・た。」②処置や判断のしようがなくて苦しむ。困惑する。「若い・ とき・ 就職でき・ず・に・ よわっ・てん。」③物やお金がなくて、苦しむ。「借金・で・ よわっ・とる・ねん。」⇒まいる【参る】②③⇒こまる【困る】

よん【四】《名詞(数詞)》 ①自然数の3に、1を加えた数。「よん・万円」②ものごとの順序や順位などを表す言葉で、3番目の次に位置するもの。「オリンピック・の・ 順位・の・ よん・は・ メダル・が・ もらわ・れ・へん。」〔⇒し【四】⇒よ【四】、よっつ【四つ】⇒よばんめ【四番目】、よんばんめ【四番目】

よんばんめ【四番目】《名詞(数詞+助数詞)》 ものごとの順序や順位などを表す言葉で、3番目の次に位置するもの。「始発・から・ よんばんめ・の・ 電車」〔⇒よばんめ【四番目】、し【四】、よん【四】

よんみゃ(宵宮)】《名詞》 2日間にわたって催される秋祭りの初日。「この頃・は・ よんみゃ・は・ 壇尻・が・ 村・の・ 中・を・ 回る・だけ・や。」◆「夜宮」ではなく、「宵宮」の発音がつづまったものと思われる。2日目は「ひるみや【昼宮】」「ほんみや【本宮】」と言う。〔⇒よみや(宵宮)

よんりゃい(寄り合い)】《名詞、動詞する》 ①相談や決め事などのために、人々が集まること。また、その集まり。「日曜・に・ よんりゃいし・て・ 決める。」②雑多なものの集まり。「いろんな・ 店・の・ よんりゃい・の・ 商店街」〔⇒よりあい【寄り合い】

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2017年12月 8日 (金)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (587)    (通算2585回)

日常生活語 「よ」⑨

 

より《格助詞》 ①時間や空間の起点や通過点を表す言葉。「ここ・より・ 前・に・ 並ん・でください。」「試合・は・ 2時・より・ 始まる。」②比較する基準や対象を表す言葉。「バス・より・ 電車・の・ 方・が・ 安い・やろ。」「野球・より・ サッカー・の・ 方・が・ 好きや・ねん。」「あっち・のん・より・ こっち・のん・が・ 面白・そーや。」「今日・は・ 昨日・より・は・ 寒ー・ない。」③順序などを表す言葉。「好きな・ もん・より・ 食べ始める。」④他に方法や手段などがないという気持ちを表す言葉。「こー・ なっ・たら・ わし・が・ やる・より・ 方法・が・ あら・へん。」「歩く・より・ しょーがない。」「頭・を・ 下げ・て・ 頼む・より・ あら・へん。」「考え方・は・ これ・より・ あら・へん。」①③⇒から。②④⇒よか、よりか。⇒しか〕

よりあい【寄り合い】《名詞、動詞する》 ①相談や決め事などのために、人々が集まること。また、その集まり。「村・の・ 自治会・の・ よりあい・に・ 行く。」②雑多なものの集まり。「あの・ 店・は・ 安物・の・ よりあい・や。」〔⇒よんりゃい(寄り合い)

よりか《格助詞》 ①比較する基準や対象を表す言葉。「明日・よりか・ あさって・の・ 方・が・ 天気・が・ 良()ー・みたいや。」②他に方法や手段などがないという気持ちを表す言葉。「黙っ・とる・よりか・ 言()ー・ 方・が・ ましや。」「宿題・を・ 見せ・てくれる・の・は・ あんた・よりか・ おら・へん。」〔⇒よか、より。⇒しか〕

よりさがす【選り探す】《動詞・サ行五段活用》 多くのものの中から選ぶ。ものを選ぶためにかきまわす。「おもちゃ・を・ よりさがし・て・ 何もかも・ 放り出し・とる。」

よりつく【寄り付く】《動詞・カ行五段活用》 そばへ寄ってくる。「怒りっぽい・ 人・や・さかい・ みんな・が・ よりつか・へん。」「道・を・ 歩い・とっ・たら・ 猫・が・ よりつい・てき・た。」

よりどり【選り取り】《形容動詞や()》 多くのものの中から、自分の好みのものを自由に選び取る様子。「よりどり・で・ 一個・ 五百円・や。」〔⇒よりどりみどり【選り取り見取り】

よりどりみどり【選り取り見取り】《形容動詞や()》 多くのものの中から、自分の好みのものを自由に選び取る様子。「よりどりみどりで・ 好きな・ 物・を・ 取り・なはれ。」〔⇒よりどり【選り取り】

よりによって【選りに選って】《副詞》 ①最も望ましくない事態になったという気持ちを表す言葉。「よりによって・ 運動会・の・ 日・に・ 台風・が・ 来・た。」②他の人が念を入れて選んだものが、よくなかったという批判の気持ちを表す言葉。「よりによって・ ゲテもん・を・ 買()ー・てき・た。」

よりみち【寄り道】《名詞、動詞する》 ①目的地までの途中で、他の場所に立ち寄ること。「よりみちせ・んと・ 帰っ・てこい・よ。」②途中で、他のことに時間を費やすこと。「ちょっと・ よりみちし・て・ 今・は・ 予備校・に・ 行っ・とる。」〔⇒みちくさ【道草】

よる【夜】《名詞》 日没から日の出までの、空が暗い間。「よる・は・ 早め・に・ 店・を・ 閉める。」■対語=「ひる【昼】」〔⇒よ【夜】、よさり【夜さり】、ばん【晩】

よる【寄る】《動詞・ラ行五段活用》 ①あるものに向かって近づく。「暑い・さかい・ こっち・へ・ よら・んとい・て。」②目的の場所へ行く途中に、ついでに他の場所を訪れる。「スーパー・に・ よっ・て・から・ 帰る。」③離れた場所にあった人やものなどが、ひとつの所に移動する。「村・の・ 運動会・に・ 大勢・が・ よっ・た。」④真ん中ではなくて、少し片側に位置する。「駅・から・ ちょっと・ 西・に・ よっ・た・ ところ・に・ 中学校・が・ ある。」⑤年齢が多くなる。「年・が・ よっ・た・ 人」⑤皺や波などが重なってできる。「顔・に・ しわ・が・ よっ・た。」■他動詞は「よせる【寄せる】」■名詞化=より【寄り】⇒あつまる【集まる】、あつばる【集ばる】

よる【選る】《動詞・ラ行五段活用》 ①いくつかのものの中から、目的、基準、好みなどにかなうものを取り出す。「自分・の・ 好きな・ 柄・の・ 靴下・を・ よる。」②基準などに従って、区切って別々にする。「使える・ 紙・を・ よっ・て・ 残し・とき・なはれ。」「燃える・ ごみ・を・ よっ・て・ 袋・に・ 入れる。」〔⇒えらぶ【選ぶ】⇒わける【分ける】

よる【縒る】《動詞・ラ行五段活用》 紐や糸などをねじり合わせて、逆方向に回すような力を両端から繰り返して加える。「糸・を・ よっ・て・ 紐・に・ する。」「紙・で・ こより・を・ よる。」◆細いものを作るときは「よる【縒る】」、太いものを作るときは「なう【綯う】」と言うことが多い。■名詞化=より【縒り】

よる《助動詞》 ①動作や状態が継続していることを表す言葉。…しつつある。…している。「学校・へ・ 行き・よる・ 途中・で・ 忘れ物・に・ 気・が・ つい・た。」「火事・が・ いき・よる。」「お湯・が・ 沸き・よる。」「蝋燭・の・ 灯ー・が・ 消え・よる。」②過去の習慣や経験などを表す言葉。「買い物(かいもん)・は・ 明石・の・ 町・へ・ 行き・よっ・た。」③相手や第三者の行動を非難する気持ちで使う言葉。「言()ー・ こと・を・ 聞っ・きょら・ん。」◆①は、自分との距離を保って、やや突き放した見方をしているような語感がある。〔⇒とる、とう〕

よれよれ《形容動詞や()》 布・紙・衣服などが、古くなったり皺がよったりして、張りがなくなっている様子。「よれよれに・ なっ・た・ 紙・を・ ポケット・から・ 出し・た。」「雨・に・ ぬれ・て・ ズボン・が・ よれよれに・ なっ・た。」「よれよれ・が・ 1枚・ ある。」

よれる【縒れる】《動詞・ラ行下一段活用》 ねじったような状態になる。まくれ上がったような状態になる。「ズボン・の・ すそ・が・ よれ・とる・さかいに・ 直し・なはれ。」

よろける《動詞・カ行下一段活用》 体が安定を失って、足元がふらついて、転びそうになる。足元が定まらないで動く。また、実際に転んでしまう。「道・を・ 歩い・とっ・て・ よろけ・て・ 尻餅・を・ つい・た。」〔⇒ひょろける、ひょろひょろする、ひょろつく〕

よろこび【喜び】《名詞》 良くて嬉しく思うことがら。結婚・出産・合格・昇進などの嬉しい出来事。「よろこび・を・ 祝う。」

よろこぶ【喜ぶ】《動詞・バ行五段活用》 良いことがあって好ましく思う。望ましい出来事に満足して、嬉しく思う。また、そのような気持ちを態度で現す。「今年・も・ みんな・ 元気やっ・た・ん・で・ よろこん・どり・ます・ねん。」「試合・に・ 勝っ・て・ みんな・ よろこん・どっ・た。」■名詞化=よろこび【喜び】〔⇒ころこぶ〕

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2017年12月 7日 (木)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (586)    (通算2584回)

日常生活語 「よ」⑧

 

よびすて【呼び捨て】《名詞、動詞する》 人を指し示したり、人を呼んだりするときに、敬称をつけないで、その人の名前だけを言うこと。「偉い・ 人・は・ よびすて・に・ でけ・へん。」

よびだす【呼び出す】《動詞・サ行五段活用》 ①声や文字で知らせて、来させる。「校内放送・で・ よびだす。」②呼びかけて、外へ出す。「家・の・ 外・へ・ よびだし・た。」■名詞化=よびだし【呼び出し】

よぶ【呼ぶ】《動詞・バ行五段活用》 ①他の人に向かって声をかける。「名前・を・ よぶ。」②声をかけて、自分の方に来させる。「タクシー・を・ よぶ。」③招待をする。「友だち・を・ 家・に・ よぶ。」③ご馳走をしたり、ご馳走になったりする。「誕生会・に・ うまい・ もん・を・ よん・だろ・か。」「お茶・ 一杯・ よん・でー・な。」

よふけ【夜更け】《名詞》 夜遅い頃。深夜。「よふけ・に・ 打ち上げ花火・を・ さ・れ・たら・ うるそー・て・ 寝・られ・へん。」

よぶん【余分】《名詞、形容動詞や()》 ①一定の数量や必要な数量よりも、多くあること。「みんな・より・ よぶん・に・ 働い・た。」②配ったり割り当てたりしたものの余りのもの。「よぶん・は・ 次・の・ とき・に・ 使お・ー。」③必要な度を超えて、無益・無駄であること。ない方がよいのに、あること。「よぶんな・ こと・は・ 言わ・んとき。」①③⇒よけい【余計】⇒よ【余】

よほう〔よほー〕【予報】《名詞》 天気や交通などの状況を前もって推測して、知らせること。また、その知らせ。「天気・の・ よほー」

よぼう〔よぼー〕【予防】《名詞、動詞する》 病気や災害などが起こらないように、前もって防ぐ手だてをとること。「日射病・の・ よぼー・に・ 帽子・を・ かぶる。」

よぼうちゅうしゃ〔よぼーちゅーしゃ〕【予防注射】《名詞》 感染症にかからないように、注射によってワクチンなどを体内に入れること。「インフルエンザ・の・ よぼーちゅーしゃ」

よぼよぼ《形容動詞や()、動詞する》 ①年老いて、気力や体力が衰えている様子。「よぼよぼに・ なら・ん・ うち・に・ し・とき・たい・ こと・が・ いっぱい・ ある。」②怪我をしていたりして、歩くことが不自由である様子。「よぼよぼ・ 歩く・さかい・ 足・が・ 遅い。」〔⇒よたよた〕

よぼる《動詞・ラ行五段活用》 液体を容器の口から注いで容器を元に戻した後に、液体が容器の口から縁を伝わって流れる。「醤油指し・から・ 醤油・が・ よぼっ・とる。」「よぼら・ん・よーに・ 上手に・ ソース・を・ かけ・なはれ。」◆この言葉の意味を表す全国共通語は見あたらない。「こぼれる【零れる】」「つたわる【伝わる】」「ながれる【流れる】」などとは異なる意味を表す言葉である。

よまわり〔よまーり〕【夜回り】《名詞、動詞する》 火事や盗難などを防ぐために、夜に見回ること。また、それをする人。「年・の・ 暮れ・に・は・ よまーり・の・ 当番・が・ あっ・た。」

よみ【読み】《名詞》 ①文字で書かれたものを読むこと。「よみ・ 書き・ 算盤」②文字で記された言葉をどう発音するかということ。「難かしー・ 字ー・の・ よみ・を・ 調べる。」③現在の状況をもとに、先々のことを見通すこと。「よみ・が・ 浅かっ・た。」

よみがい【読み甲斐】《名詞》 読むのに値する価値や効果。読むのに努力を要する分量。「この・ 本・は・ いろいろ・ 教え・られ・て・ よみがい・が・ あっ・た。」〔⇒よみで、よみごたえ【読み応え】

よみかけ【読みかけ】《名詞》 途中まで読むこと。途中まで読んでやめること。「本・を・ よみかけ・に・ し・て・ 眠っ・ても・とっ・た。」〔⇒よみさし【読みさし】

よみごたえ【読み応え】《名詞》 読むのに値する価値や効果。読むのに努力を要する分量。「しんどかっ・た・けど・ なかなか・ よみごたえ・が・ あっ・た。」〔⇒よみで、よみがい【読み甲斐】

よみさし【読みさし】《名詞》 途中まで読むこと。途中まで読んでやめること。「よみさし・の・ 本・を・ 図書館・に・ 返し・た。」〔⇒よみかけ【読みかけ】

よみさす【読みさす】《動詞・サ行五段活用》 途中まで読む。読んでいる途中でやめる。「よみさし・て・ やめ・たら・ あか・ん・やろ。」■名詞化=よみさし【読みさし】

よみせ【夜店】《名詞》 縁日などが行われている夕方や夜に、道端でものを売る店。催し物として夜に出す店。「よみせ・を・ ひやかし・に・ 行く。」

よみち【夜道】《名詞》 夜の暗い道。「雨・が・ 降っ・とる・ よみち・は・ 気持ち・が・ 悪い。」

よみで〔よみでー〕【読みで】《名詞》 読むのに値する価値や効果。読むのに努力を要する分量。「よみでー・の・ ある・ 分厚い・ 本・や・さかい・ 3日・は・ かかる・やろ。」〔⇒よみがい【読み甲斐】、よみごたえ【読み応え】

よみもん【読み物】《名詞》 小説・物語など、気軽に楽しんで読めるもの。「図書館・で・ よみもん・を・ 借る。」

よみや(宵宮)】《名詞》 2日間にわたって催される秋祭りの初日。「よみや・は・ 土曜日・の・ 昼から・ 始まる。」◆「夜宮」ではなく、「宵宮」の発音がつづまったものと思われる。2日目は「ひるみや【昼宮】」「ほんみや【本宮】」と言う。〔⇒よんみゃ(宵宮)

よめ【嫁】《名詞》 ①結婚相手の女性。「よめ・が・ 里帰りし・た。」②結婚して息子の妻となった女性。「よめ・は・ 会社・に・ 勤め・とる。」■対語=「むこ【婿】」

よめいり【嫁入り】《名詞、動詞する》 女性が結婚して、相手の男性の家の一員になること。とつぐこと。また、その儀式。「よめいり・の・ 日取り」

よめはん【嫁はん】《名詞》 結婚相手の女性を、敬意を込めて言う言葉。「よめはん・が・ 実家・に・ 帰っ・て・ お産・を・ し・た。」■対語=「むこはん【婿はん】」

よめる【読める】《動詞・マ行下一段活用》 ①読むことができる。「小さい・ 字ー・が・ よめ・ん・よーに・ なっ・た。」②あらかじめ判断ができる。「勝つ・か・ 負ける・か・ よめ・ん・なー。」

よもぎ【蓬】《名詞》 灰白色の葉裏に毛が生えて、かぐわしい香りのする野草で、若葉を摘んで餅などに入れることがある草。「よもぎ・で・ 団子・を・ 作る。」

よやく【予約】《名詞、動詞する》 品物の売買、乗り物などの座席、宿泊先、出席する時刻などを前もって約束すること。また、その約束の内容。「歯医者・の・ 時間・を・ よやくする。」

よゆう〔よゆー〕【余裕】《名詞、形容動詞や()》 ①必要な量より多く豊かであること。また、その数量。「時間・に・ よゆー・が・ ある。」「予算・に・ よゆー・が・ 無()ー・ なっ・た。」②ゆったり落ち着いた気持ちでいる様子。「今日・の・ 試合・は・ よゆーで・ 見・ておら・れ・た。」⇒あまり【余り】

より【縒り】《名詞》 紐や糸などをねじり合わせて、逆方向に回すような力を両端から繰り返して加えること。「ロープ・に・ より・を・ かける。」

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2017年12月 6日 (水)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (585)    (通算2583回)

日常生活語 「よ」⑦

 

よつすじ【四つ筋】《名詞》 2本の道が直角に交わっているところ。「よつすじ・の・ 信号・を・ ちゃんと・ 守れ・よ。」〔⇒よつつじ【四つ辻】、よつかど【四つ角】、じゅうじろ【十字路】

よつだま【四つ玉】《名詞》 算盤で今使われている、珠が、はりの上に1つ、下に4つついているもの。「よつだま・の・ 算盤・を・ 使(つこ)ー・て・ 練習する。」■対語=「いつつだま【五つ玉】」

よったり【四人】《名詞》 人数が4であること。「子ども・は・ よったり・ おる・ねん。」◆「ひとり【一人】」「ふたり【二人】」「さんにん【三人】」の次は「よにん【四人】」の他に「よったり【四人】」とも言う。〔⇒よにん【四人】

よっつ【四つ】《名詞(数詞+助数詞) ①自然数の3に、1を加えた数で、個数などをかぞえる場合に使う言葉。「東西南北・の・ よっつ・の・ 方角」②4歳。「よっつ・に・ なっ・て・ 幼稚園・に・ 行っ・とる。」⇒し【四】、よん【四】、よ【四】

よつつじ【四つ辻】《名詞》 2本の道が直角に交わっているところ。「よつつじ・に・ ある・ お菓子屋さん」〔⇒よつかど【四つ角】、よつすじ【四つ筋】、じゅうじろ【十字路】

よっつわり【四つ割り】《名詞、動詞する》 全体を4つに分けること。4つに分けたひとつ分。「遺産・の・ よっつわり・を・ もらう。」〔⇒よつわり【四つ割り】

よってこって【寄ってこって】《副詞》 大勢の人が集まって、心を合わせたり示し合わせたりして。「よってこって・ わし・の・ 意見・に・ 反対し・やがっ・た。」「よってこって・ 仕事・を・ し・たら・ いっぺんに・ 済ん・でも・た。」〔⇒よってたかって【寄って集って】

よってたかって【寄って集って】《副詞》 大勢の人が集まって、心を合わせたり示し合わせたりして。「よってたかって・ わし・に・ 仕事・を・ 押しつけ・た。」「よってたかって・ 殴り・に・ 来・よっ・た。」〔⇒よってこって【寄ってこって】

ヨット〔よっと〕【英語=yacht】《名詞》 三角の帆を張って風を受けて走る、スポーツ用の西洋風の小型船。「よっと・で・ 淡路島・へ・ 行く。」「よっと・の・ マーク・の・ つい・た・ 鉛筆」

よっぱらう【酔っ払う】《動詞・ワア行五段活用》 酒を飲んで、精神的・身体的に普通でなくなる。酒が体に盛んにまわる。「ビール・ 1杯・ 飲ん・だら・ よっぱらう・ほど・ 弱い・ねん。」

よっぽど【余っ程】《副詞、形容動詞や()》 ①普通に考えられるよりも、程度をかなり超えている様子。「よっぽど・ 腹・が・ 立っ・とっ・た・さかい・ あないに・ 怒っ・た・ん・やろ・なー。」「そん・だけ・ 言()ー・ん・や・さかい・ あいつ・も・ よっぽどの・ こと・なん・やろ。」②思い切ってことを起こそうかとしている心の様子。「あんまり・にも・ 無茶な・ こと・を・ 言ー・やがる・さかい・ よっぽど・ どつい・たろ・か・と・ 思(おも)・た・ん・や。」

よつわり【四つ割り】《名詞、動詞する》 全体を4つに分けること。4つに分けたひとつ分。「西瓜・を・ よつわりし・て・ 食う。」〔⇒よっつわり【四つ割り】

よつんばい《名詞、動詞する》 両の手足を地につけて這う形になること。また、その姿勢で前進すること。「よつんばい・に・ なっ・て・ ほら穴・を・ くぐる。」〔⇒もうもう〕

よてい〔よてー〕【予定】《名詞、動詞する》 後に行うことなどを前もって決めておくこと。また、その内容。「よてい・が・ 詰まっ・とる・ので・ 行け・まへ・ん。」「送別会・を・ よてーする。」

よどおし〔よどーし〕【夜通し】《副詞》 前夜から朝までずっと同じような状態が続くことを表す言葉。「よどーし・ テレビ・で・ サッカー・ 見・とっ・てん。」〔⇒ひとばんじゅう【一晩中】、しとばんじゅう(一晩中)

よなか【夜中】《名詞》 ①夜がいちばん更けた時間帯。「よなか・まで・ 本・を・ 読ん・どっ・てん。」②日付が変わる、午前0時頃。「もー・ よなか・を・ 回っ・た・ぞ。」⇒まよなか【真夜中】、しんや【深夜】

よなが【夜長】《名詞》 秋になって、日没が早くなり夜が長くなったと感じられること。また、その長い時間。「秋・の・ よなが・に・ 本・を・ 読む。」

よなきそば【夜鳴き蕎麦】《名詞》 夜にラッパなどを吹いたり、音楽を鳴らしながら売りに来る蕎麦。「よなきそば・の・ 音・が・ する。」

よなび(夜業)】《名詞、動詞する》 昼間の仕事で間に合わなかった分を、夜にも引き続いてすること。夜の時間を惜しんで仕事をすること。また、その仕事の内容。「よなび・に・ 針仕事・を・ する。」〔⇒よなべ【夜業】、よなべしごと【夜業仕事】、よなびしごと(夜業仕事)

よなびしごと(夜業仕事)】《名詞、動詞する》 昼間の仕事で間に合わなかった分を、夜にも引き続いてすること。夜の時間を惜しんで仕事をすること。また、その仕事の内容。「わし・は・ テレビ・を・ 見る・の・が・ よなびしごと・や・ねん。」〔⇒よなべ【夜業】、よなび(夜業)、よなべしごと【夜業仕事】

よなべ【夜業】《名詞、動詞する》 昼間の仕事で間に合わなかった分を、夜にも引き続いてすること。夜の時間を惜しんで仕事をすること。また、その仕事の内容。「仕事・が・ だいぶ・ 残っ・ても・た・さかい・ よなべする。」〔⇒よなび(夜業)、よなべしごと【夜業仕事】、よなびしごと(夜業仕事)

よなべしごと【夜業仕事】《名詞、動詞する》 昼間の仕事で間に合わなかった分を、夜にも引き続いてすること。夜の時間を惜しんで仕事をすること。また、その仕事の内容。「飯・を・ 済まし・て・から・ よなべしごと・で・ 縄・を・ なう。」〔⇒よなべ【夜業】、よなび(夜業)、よなびしごと(夜業仕事)

よにげ【夜逃げ】《名詞、動詞する》 借金などで行き詰まって、その土地におれなくなって、夜中にこっそりと家を捨てて逃げ出すこと。「いつ・の・ 間・に・か・ 借金・で・ よにげし・た。」

よにん【四人】《名詞》 人数が4であること。「よにん・で・ 麻雀・を・ する。」〔⇒よったり【四人】

よのなか【世の中】《名詞》 人々が集まって暮らしているところ。人々が生活している現実社会。自分が生きている社会。「よのなか・に・は・ いろんな・ 人・が・ おる・ん・や・なー。」〔⇒せけん【世間】

よばれます【呼ばれます】《感動詞》 食事をはじめるときの挨拶の言葉。◆食事を準備してくれた相手への感謝の気持ちを表す。〔⇒いただきます【頂きます】

よばれる【呼ばれる】《動詞・ラ行下一段活用》 ①他の人から声をかけられる。「卒業式・は・ 一人・ずつ・ 名前・を・ 呼ばれる。」②指名を受けて、引き寄せられる。「本社・に・ よばれ・て・ 研修・を・ 受ける。」③声をかけられて、招待を受ける。「姪・の・ 結婚式・に・ よばれ・とる・ねん。」④ご馳走になる。「おいしー・ もん・を・ よばれ・た。」

よばんめ【四番目】《名詞(数詞+助数詞)》 ものごとの順序や順位などを表す言葉で、3番目の次に位置するもの。「左・から・ よばんめ・の・ 家」〔⇒よんばんめ【四番目】、し【四】、よん【四】

よび〔よーび〕【予備】《名詞》 足りなくなる場合や必要になる場合に備えて、前もって用意しておくこと。また、用意しておくもの。「お金・を・ よび・に・ ちょっと・ 余計・に・ 持っ・ていく。」

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2017年12月 5日 (火)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (584)    (通算2582回)

日常生活語 「よ」⑥

 

よせがね【寄せ鉦】《名詞》 葬式が行われることを、村の中に触れて回るときに打ち鳴らす、平たいもの。また、それをたたいた音。「よせがね・が・ 聞こえる・けど・ 誰・が・ 死ん・でやっ・た・ん・やろ。」◆葬式が始まる1~2時間前に触れて回って、葬式に駆けつけることができるように配慮するものである。近隣に葬儀場が整備され自宅で葬式を執り行うことがなくなったことに並行して、「よせがね【寄せ鉦】」を叩いて回ることもなくなった。

よせや【寄せ屋】《名詞》 金属や衣類や紙類などの廃品を回収する業者。「よせや・が・ 来・たら・ 新聞・を・ 出し・とい・てんか。」〔⇒てんや【てん屋】、ぼろや【襤褸屋】、くずや【屑屋】

よせる【寄せる】《動詞・サ行下一段活用》 ①あるものをある場所に近づける。「机・を・ 壁・の・ 方・に・ よせる。」②離れた場所にいた人やものをひとつの所にいるようにする。集めて片づける。「ごみ・を・ 一所(ひとところ)・に・ よせる。」③こちらに近づく。「大きな・波・が・ よせ・てき・た。」④相手のところへ行く。「近い・ うち・に・ よせ・てもらい・ます。」⑤足し算をする。数を加える。「交通費・を・ 全部・ よせ・たら・ 3000円・に・ なっ・た。」⑥仲間に加える。全体の数に含める。「旅行・の・ 話・が・ ある・そーや・けど・ 私・も・ よせ・てもらわ・れ・へん・やろ・か。」「ぼく・も・ 隠れんぼ・に・ よせ・てほしー・ねん。」■自動詞は「よる【寄る】」〔⇒よす【寄す】⇒あつめる【集める】、あつべる【集べる】⇒いれる【入れる】、ええる(入える)、えれる(入れる)、まぜる【混ぜる、交ぜる】

よそ【余所】《名詞》 ①自宅以外の場所。家族や親戚など以外の人。「よそ・に・ 泊まる。」「よそ・の・ 人・に・も・ 挨拶し・なはれ。」②自分の側でないもの。自分の属していないところ。「予選・で・ よそ・の・ 学校・に・ 負け・た。」「よそ・の・ 国・の・ 動物」■対語=②「うち【内】」

よそいき【余所行き】《名詞、動詞する》 ①自宅から他のところへ出かけること。とりわけ、行楽などの楽しみを伴う外出。「ちょっと・ よそいきし・て・ 留守・に・ し・てまし・てん。」②着物や服のうち、特別立派なもの。最も上等の着物。外出するときに着る、特別な衣服。晴れ着。「よそいき・に・ 着替える。」③改まった言葉や行動など。「今日・は・ よそいき・の・ 声・で・ 挨拶し・ます。」⇒いっちょうらい(一張羅)

よそいきのかお【余所行きの顔】《名詞》 化粧をして整えた顔。とりすました顔。「美容院・へ・ 行っ・て・ よそいきのかお・に・ する。」

よそう〔よそー〕【予想】《名詞、動詞する》 前もってあれこれと推測して、経過や結果などの見込みをつけること。また、その内容。「競馬・の・ よそー・が・ 外れ・た。」〔⇒けんとう【見当】

よそごと【余所事】《名詞》 自分とは直接に関係のないこと。他人にかかわること。「自分・の・ こと・や・のに・ よそごと・みたいに・ 言()ー・とる。」〔⇒ひとごと【他人事】、しとごと(他人事)

よそみ【余所見】《名詞、動詞する》 ①見るべき方向以外に目を向けること。正面ではなく他の方を見ること。「よそみし・て・ 自転車・に・ 乗っ・とっ・たら・ 電信柱・に・ ぶち当たる・ぞ。」②集中力を欠いて、きょろきょろすること。「授業中・に・ よそみ・ばっかり・ し・とっ・たら・ あか・ん・ぞ。」⇒わきみ【脇見】

よそもん【余所者】《名詞》 その土地で生まれ育った人でなく、他の土地から移住してきた人。他の国から来た人。自分たちのグループに属していない人。「よそもん・や・さかい・ 村・の・ しきたり・が・ わから・へん。」

よだち〔よーだち〕【夜立】《名詞》 夏の午後に、急に激しく降り出して、しばらくたつと止む雨。「よだち・に・ 遭()ー・て・ びしょぬれに・ なっ・た。」「傘・を・ 持っ・とら・ん・ 時・に・ よーだち・に・ おー・た。」◆夜に近い時間帯という感覚で言っているのか、「ゆうだち【夕立】」の発音が変化したものか、判断しにくい。〔⇒ゆうだち【夕立】

よたよた《形容動詞や()、動詞する》 ①年老いて、気力や体力が衰えている様子。「一日中・ よたよた・ 過ごし・てます・ねん。」②怪我をしていたりして、歩くことが不自由である様子。「よたよたと・ し・て・ 真っ直ぐに・ 歩か・れ・へん。」③酒に酔って歩き方が定まらない様子。「酔ー・て・ よたよたし・ながら・ 歩い・て・ 帰っ・た。」④どう対処していいのか、困っている様子。「店・は・ よたよたし・て・ 潰れ・そーや。」①②⇒よぼよぼ〕

よだれ【涎】《名詞》 無意識のうちに、あるいは意識しても止めることができなくて、口の外に流れ出る唾液。「赤ん坊・が・ よだれ・を・ くる。」「牛・の・ よだれ」

よだれかけ【涎掛け】《名詞》 乳児の首に掛けて、よだれを受ける布。「濡れ・た・ よだれかけ・を・ 換え・てやる。」

よだれくり【涎繰り】《名詞、形容動詞や》 口の外に唾液を流れ出させている人。また、その様子。「この・ 子ー・は・ ほんまに・ よだれくりや・なー。」〔⇒よだれたらし【涎垂らし】

よだれたらし【涎垂らし】《名詞、形容動詞や》 口の外に唾液を流れ出させている人。また、その様子。「よだれたらしや・さかい・ よだれかけ・を・ つけ・たる。」〔⇒よだれくり【涎繰り】

よちよち《副詞と、動詞する》 ①小さな子どもが、ちょっと不安定な様子で歩く様子。「やっと・ よちよちと・ 歩ける・よーに・ なった。」「畳・の・ 上・で・ よちよちし・とる。」②重いものを持ったりすることによって、足どりが安定しない様子。老人・病人・怪我人などの足どりがこころもとない様子。「おじいさん・が・ よちよちと・ 歩く。」

よっか【四日】《名詞》 ①1か月のうちの4番目の日。「5月・の・ よっか・は・ みどりの日・や。」②1日を4つ合わせた日数。「試験・が・ よっか・ 続く・ねん。」

よつかど【四つ角】《名詞》 2本の道が直角に交わっているところ。「よつかど・は・ いっぺん・ 止まり・なはれ。」〔⇒よつつじ【四つ辻】、よつすじ【四つ筋】、じゅうじろ【十字路】

よっこいしょ《感動詞》 ①重いものを持ち上げたり動かしたりする際に、力を入れたり弾みをつけたりするときの掛け声や、その際の思いを表す言葉。「よっこいしょ・と・ 大きな・ 箱・を・ 動かす。」②座ったり立ち上がったりするときの掛け声や、その際の思いを表す言葉。「よっこらしょ・と・ 掛け声・ 掛け・て・ 立た・んと・ おれ・ん・よーな・ 年・に・ なっ・ても・た。」〔⇒どっこいしょ、どっこらしょ、よっこらしょ。⇒うんとこさ、うんとこせ、うんとこしょ、うんとしょ〕

よっこらしょ《感動詞》 ①重いものを持ち上げたり動かしたりする際に、力を入れたり弾みをつけたりするときの掛け声や、その際の思いを表す言葉。「よっこらしょ。怪我せ・ん・よーに・ ゆっくり・ 持っ・ていこ・ー・な。」②座ったり立ち上がったりするときの掛け声や、その際の思いを表す言葉。「よっこらしょ・ あの・ 椅子・に・ 座ろ・ー・か。」〔⇒どっこいしょ、どっこらしょ、よっこいしょ。⇒うんとこさ、うんとこせ、うんとこしょ、うんとしょ〕

よっしゃ《感動詞》 引き受けたり容認したりする気持ちを表す言葉。「よっしゃ・ わし・に・ 任し・とい・てくれ。」

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2017年12月 4日 (月)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (583)    (通算2581回)

日常生活語 「よ」⑤

 

よごす【汚す】《動詞・サ行五段活用》 汗・泥・油などの、汚いものを付けて、美しさを失わせたり、不潔にしたりする。不純物などを混じらせて汚くする。「どろんこ・で・ からだ中・を・ よごす。」「服・を・ よごさ・ん・よーに・ 気ー・ つけ・て・ ご飯・を・ 食べ・なはれ。」■自動詞は「よごれる【汚れる】」■名詞化=よごし【汚し】

よこだおし【横倒し】《名詞》 立っていたものが倒れて横向きになること。「脱線し・て・ 電車・が・ よこだおし・に・ なっ・た。」

よこづけ【横付け】《名詞、動詞する》 船や車などを、目的の場所にぴったりと近づけること。「玄関・に・ 車・を・ よこづけする。」

よこったげに【横ったげに】《副詞》 正面ではなく横に向いた形である様子。「椅子・に・ よこったげに・ 座っ・て・ 行儀・が・ 悪い・ こと・や。」「慌て・て・ よこったげに・ 走る。」「蟹・が・ よこったげに・ 歩い・とる。」〔⇒よこむき【横向き】

よこっちょ【横っちよ】《名詞》 正面ではなく、左右などの横の方向。脇の方。かたわら。「よこっちょ・に・ 鞄・を・ 抱え・て・ 駅・まで・ 走る。」「よこっちょ・に・ 隠れ・とっ・て・ 見つから・なんだ。」〔⇒よこあい【横合い】、よこて【横手】

よこっつら【横っ面】《名詞》 顔の側面。「よこっつら・を・ 蜂・に・ 刺さ・れ・た。」〔⇒よこつら【横面】

よこづな【横綱】《名詞》 ①相撲の番付で一番上の階級。また、その階級の力士。「わし・の・ 子ども時代・の・ よこづな・は・ 大鵬・と・ 柏戸・や。」②同じようなものの中で、最も優れたもの。「この・ 靴・は・ 履き心地・の・ 良さ・は・ よこづな・や。」

よこつら【横面】《名詞》 顔の側面。「腹・が・ 立っ・た・さかい・ よこつら・を・ はりまし・たっ・た。」〔⇒よこっつら【横っ面】

よこて【横手】《名詞》 正面ではなく、左右などの横の方向。脇の方。かたわら。「学校・の・ よこて・に・ 交番・が・ ある。」〔⇒よこあい【横合い】、よこっちょ【横っちよ】

よこどり【横取り】《名詞、動詞する》 他人のものを脇から無理に奪い取ること。「分け前・を・ よこどりさ・れ・てたも・た。」「大きな・ 犬・が・ えさ・を・ よこどりし・た。」

よこばら【横腹】《名詞》 胸の側面で、腕の付け根より下の部分。「蚊ー・に・ 刺さ・れ・て・ よこばら・が・ かいい・ねん。」〔⇒わきばら【脇腹】、わき【脇】

よこみち【横道】《名詞》 ①本道から分かれている、別の道。「よこみち・ 通る・ 方・が・ 早い・ぞ。」②ものごとの本筋や話題の中心からそれた方向。「よこみち・の・ 話・ばっかり・ し・て・ 結論・が・ 出ー・へん。」③人として望ましくない方向や生き方。「よこみち・へ・ 入っ・て・ 悪い・ こと・を・ し・たら・ あか・ん・よ。」〔⇒わきみち【脇道】

よこむき《副詞に、名詞》 正面ではなく横に向いた形である様子。「自転車・の・ 荷台・に・ よこむきに・ 座る。」〔⇒よこったげに【横ったげ】

よこむすび【横結び】《名詞、動詞する》 結び目が横長にできるような結び方。「のし紙・は・ よこむすび・に・ なっ・とる。」■対語=「たてむすび【縦結び】」「たつむすび【立つ結び】」

よこめ【横目】《名詞》 顔を動かさないで、目だけ横に動かして見ること。また、その目つき。「ほし・そーに・ お菓子・を・ よこめ・で・ 見・とる。」

よごれ【汚れ】《名詞》 美しさを失わせたり不潔にさせたりする、汗・泥・油などの汚いもの。混じった不純物など。「部屋・の・ よごれ・が・ 目立っ・とる。」「ジーパン・の・ 裾・に・ よごれ・が・ ある。」

よごれる【汚れる】《動詞・ラ行下一段活用》 汗・泥・油などの、汚いものが付いて、美しさを失ったり、不潔になったりする。不純物などが混じって汚くなる。「汗・ かい・て・ シャツ・が・ よごれ・た。」■他動詞は「よごす【汚す】」■名詞化=よごれ【汚れ】

よさ【良さ】《名詞》 良いと思われる点。良いと思われる程度。長所。「あいつ・の・ よさ・は・ 人柄・が・ えー・ こと・や。」「勘・の・ よさ」■対語=「わるさ【悪さ】」

よさ【夜さ】《助数詞》 夜の回数を数える言葉。「ひとよさ・も・ ふたよさ・も・ 歯痛(はいた)・で・ 寝・られ・なんだ。」〔⇒ばん【晩】

よさり【夜さり】《名詞》 ①日没から日の出までの、空が暗い間。「よさり・は・ 寒かっ・た・なー。」②空が暗くなって、夜になった頃。日没後の比較的早い時間帯。「宿題・を・ よさり・の・ うち・に・ し・てしまう。」⇒よる【夜】、よ【夜】⇒よさりがた【夜さり方】

よさりがた【夜さり方】《名詞》 空が暗くなって、夜になった頃。日没後の比較的早い時間帯。「よさりがた・から・ 強い・ 風・が・ 吹き出し・た。」〔⇒よさり【夜さり】

よしあし【良し悪し】《名詞、形容動詞や()》 ①良いか悪いかということ。また、その区別。「勘・の・ よしあし・で・ 勝負・が・ 決まる。」②良いことも悪いこともあって、一概には言えないこと。とりわけ、良いとは言えないこと。「大きい・ 会社・に・ 入っ・たら・ 遠い・ 所・へ・ 転勤・に・ なっ・て・ よしあし・や。」〔⇒よしわるし【良し悪し】

よしず【葭簾】《名詞》 掛け垂らして部屋の内外を区切ったり、日光をさえぎったりするための、細い葭()を糸で編み連ねたもの。「よしず・の・ 張っ・てある・ 店・で・ 氷・を・ 食う。」

よしゅう〔よしゅー〕【予習】《名詞、動詞する》 これから学ぶところを、前もって勉強したり練習したりすること。「よしゅーせ・なんだら・ 勉強・が・ わから・ん・よーに・ なり・まっ・せ。」■対語=「ふくしゅう【復習】」〔⇒したしらべ【下調べ】

よしわるし【良し悪し】《名詞、形容動詞や()》 ①良いか悪いかということ。また、その区別。「この・ やり方・の・ よしわるし・を・ 決め・てんか。」②良いことも悪いこともあって、一概には言えないこと。とりわけ、良いとは言えないこと。「早(はよ)ー・ 見舞い・に・ 行く・の・も・ よしわるしや。」〔⇒よしあし【良し悪し】

よす【寄す】《動詞・サ行五段活用》 ①あるものをある場所に近づける。「舟・を・ 波止・に・ よし・た。」②離れた場所にいた人やものをひとつの所にいるようにする。集めて片づける。「ごみ・を・ よし・て・ ちり取り・に・ 入れる。」③こちらに近づく。「ごみ・が・ こっち・へ・ よし・てき・た。」④相手のところへ行く。「明日・ よし・てもらい・ます。」⑤足し算をする。数を加える。「入り用・を・ よし・たら・ 合わし・て・ なんぼ・に・ なり・ます・か。」⑥仲間に加える。全体の数に含める。「鬼ごっこ・に・ よし・てー。」〔⇒よせる【寄せる】⇒いれる【入れる】、ええる(入える)、えれる(入れる)、まぜる【混ぜる、交ぜる】

よすみ【四隅】《名詞》 四角いものの四つの角。「風呂敷・の・ よすみ・を・ 合わせ・て・ たたむ。」

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2017年12月 3日 (日)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (582)    (通算2580回)

日常生活語 「よ」④

 

よく【欲】《形容動詞や()》 ものをほしがる気持ちが、他の人よりも強い様子。けちである様子。「よくな・ こと・を・ 言()ー・て・ みんな・を・ 困らせ・とる。」

よくい【欲い】《形容詞》 ものをほしがる気持ちが、他の人よりも強い。けちである。「人・の・ もん・まで・ 持っ・てかえっ・てしも・て・ よくい・ こと・を・ する・ やつ・や。」〔⇒よくどしい【欲どしい】

よくじつ【翌日】《名詞》 その日の、次の日。「運動会・の・ よくじつ・は・ 代休・に・ なる。」■対語=「ぜんじつ【前日】」〔⇒あくるひ【明くる日】あけのひ【明けの日】、あとのひ〔あとのひー〕【後の日】

よくたれ【欲たれ】《名詞、形容動詞や()、動詞する》 ほしがる気持ちが、他の人よりも強いこと。分け前を他の人よりも多く取ろうとすること。また、そのような人。「よくたれ・や・さかい・ 人・の・ もん・を・ 何・でも・ 欲しがる。」〔⇒よくちん【欲ちん】、よくばり【欲張り】、よくぼり(欲張り)

よくちん【欲ちん】《名詞、形容動詞や()、動詞する》 ほしがる気持ちが、他の人よりも強いこと。分け前を他の人よりも多く取ろうとすること。また、そのような人。「よくちん・や・さかい・ 自分・の・ 分・を・ よーけに・ しょ・ー・と・ する。」〔⇒よくたれ【欲たれ】、よくばり【欲張り】、よくぼり(欲張り)

よくどしい〔よくどしー、よくどーしー〕【欲どしい】《形容詞》 ものをほしがる気持ちが、他の人よりも強い。けちである。「よくどしー・に・ せ・んと・ 人・の・ こと・も・ 考え・なはれ。」〔⇒よくい【欲い】

よくばり【欲張り】《名詞、形容動詞や()、動詞する》 ほしがる気持ちが、他の人よりも強いこと。分け前を他の人よりも多く取ろうとすること。また、そのような人。「あんな・ よくばりな・ 人・は・ めずらしー。」〔⇒よくたれ【欲たれ】、よくちん【欲ちん】、よくぼり(欲張り)

よくばる【欲張る】《動詞・ラ行五段活用》 必要以上にほしがる気持ちが強く、他の人より多くのものを取ろうとする。「そないに・ よくばっ・ても・ 一人・で・ 全部・は・ 食べ・られ・へん・やろ。」■名詞化=よくばり【欲張り】〔⇒よくぼる(欲張る)

よくぼけ【欲呆け】《形容動詞や()、動詞する》 欲が強くて、他のことを見失っていること。また、それによって、かえって失敗すること。「年・を・ とっ・て・ よくぼけし・たら・ みっともない・ぞ。」

よくぼり【欲(張り)】《名詞、形容動詞や()、動詞する》 ほしがる気持ちが、他の人よりも強いこと。分け前を他の人よりも多く取ろうとすること。また、そのような人。「よくぼり・が・ みんな・ かき集め・て・ 持っ・ていき・やがっ・た。」〔⇒よくたれ【欲たれ】、よくちん【欲ちん】、よくばり【欲張り】

よくぼる(欲張る)】《動詞・ラ行五段活用》 必要以上にほしがる気持ちが強く、他の人より多くのものを取ろうとする。「よくぼっ・て・ 人・と・ 喧嘩する。」■名詞化=よくぼり(欲張り)〔⇒よくばる【欲張る】

よくめ【欲目】《名詞》 自分の都合の良いように、ものごとを実際よりもよく見ること。また、その見方。「親・の・ よくめ・で・ 子ども・が・ よー・ 見える。」

よくも《副詞》 相手の行為に対して、驚いたり感心したりする気持ちを表す言葉。また、非難する気持ちを表す言葉。なんとまあ。「よくも・ 嘘・を・ つい・た・な。」「よくも・ こないに・ 細かい・ 絵ー・が・ 描け・た・もん・や・なー。」

よくよく《副詞》 ①そうなることは避けられないことである様子。「あの・ 時・は・ よくよく・ 運・が・ 向い・とら・なんだ・ん・や。」②他に方法や手段がなくて、どうにも仕方がなくなった様子。「よくよく・の・ こと・が・ あっ・たら・ 連絡し・て・な。」

よけい〔よけー、よけ〕【余計】《名詞、形容動詞や()》 ①一定の数量や必要な数量よりも、多くあること。「5人・ よけー・に・ 集まっ・た。」②必要な度を超えて、無益・無駄であること。ない方がよいのに、あること。「はた・から・ よけな・ こと・を・ 言わ・んとい・てんか。」〔⇒よぶん【余分】

よけい〔よけー、よけ〕【余計】《副詞に》 ①前よりもさらに程度が高まることを表す言葉。「甘やかし・た・さかい・ よけ・ 言ー・ こと・を・ 聞か・ん・よーに・ なっ・た・ん・や。」②そのことによって、むしろ逆の方向に向かうことを表す言葉。あべこべに。「そんな・ こと・を・ し・たら・ よけ・ 損する・ぞ。」〔⇒よけのこと(余計の事)⇒ますます【益々】、いっそう【一層】、いちだんと【一段と】⇒かえって【却って】

よけのこと(余計の事)】《副詞》 ①前よりもさらに程度が高まることを表す言葉。「節分・が・ すん・で・から・ よけのこと・ 寒さ・が・ 厳しー・ なっ・た。」「さっき・より・も・ よけのこと・ 腹・が・ 減っ・てき・た。」「こっち・の・ 方・が・ よけのこと・ 値ー・が・ 高い・ん・と・ 違(ちゃ)う・か。」②そのことによって、むしろ逆の方向に向かうことを表す言葉。あべこべに。「いっぺん・ 負け・て・から・ よけのこと・ やる気・が・ 出・てき・た。」〔⇒よけい【余計】⇒ますます【益々】、いっそう【一層】、いちだんと【一段と】⇒かえって【却って】

よける【避ける】《動詞・カ行下一段活用》 ①出会ったり、ぶつかったりしないように、近づかないようにしたり脇へ寄ったりする。「車・を・ よける。」②望ましくないものに合わないようにする。災害などから逃れるために対策をとる。「台風・を・ よけ・て・ 船・が・ 避難し・てくる。」〔⇒さける【避ける】

よこ【横】《名詞》 ①上下に広がる方向に対して、水平に広がる方向。前後に広がる方向に対して、左右に広がる方向。また、その長さ。「よこ・の・ 長さ・は・ 縦・の・ 2倍・や。」②他の人のかたわら。当事者以外の立場。「よこ・で・ 見・とら・んと・ 仕事・を・ 手伝(てっと)ー・てんか。」■対語=①「たて【縦】」「たつ【()】」⇒ねき、はた【端】、そば【傍、側】、わき【脇】

よこあい【横合い】《名詞》 正面ではなく、左右などの横の方向。脇の方。かたわら。「よこあい・から・ 子ども・が・ 走っ・てき・た。」〔⇒よこて【横手】、よこっちょ【横っちよ】

よこう〔よこー〕【予行】《名詞、動詞する》 儀式や演技などがうまく行えるように、前もって本番と同じように練習すること。「運動会・の・ よこー・が・ 雨・で・ 延び・た。」〔⇒よこうえんしゅう【予行演習】

よこうえんしゅう〔よこーえんしゅー〕【予行演習】《名詞、動詞する》 儀式や演技などがうまく行えるように、前もって本番と同じように練習すること。「よこーえんしゅー・で・は・ 1等・やっ・てん・けど・なー。」〔⇒よこう【予行】

よこがお【横顔】《名詞》 正面からではなく、横から見た顔。横向きの顔。「鼻筋・が・ 通っ・て・ 立派な・ よこがお・や。」

よこぎる【横切る】《動詞・ラ行五段活用》 道や海などで、何かの前方を通って、一方の側から他方の側へ行く。「国道・を・ 電車・の・ 線路・が・ よこぎっ・とる。」「フェリーボート・の・ 前・を・ 漁船・が・ よこぎる。」

よごしちゃんこ【汚しちゃんこ】《形容動詞や()》 汗・泥・油などが付いて、ずいぶん美しさが失われていたり、不潔であったりする様子。また、わざとそのようにしている様子。「どろんこ遊び・を・ し・て・ 服・を・ よごしちゃんこに・ し・ても・とる。」

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2017年12月 2日 (土)

奥の細道を読む・歩く(223)

北前船の中継地、宮ノ越

 

 『曾良随行日記』の7月23日の項に「廿三日 快晴。翁ハ雲口主ニテ宮ノ越に遊。予、病気故不行。」とあります。宮ノ越は、宮腰とも書くようですが、今の金石(かないわ)です。

 金沢では、まず金石に向かってバスに乗ります。バス乗り場はJRのガード下で、中橋という停留所ですが、ここから海の方向に広い道が続いています。金石に着くと駅名板のモニュメントが作られていますが、この道はかつて電車が走っていました。ここは北前船の寄港地でもあって、幕末に豪商の銭屋五兵衛が活躍したところです。

 本龍寺には銭屋五兵衛の墓がありますが、五兵衛は「海の百万石」と言われるほどに財をなした人です。その五兵衛に憧れ、貿易商の道を歩んで安宅産業を創始したのが、金石出身の安宅弥吉ですが、本龍寺には弥吉の墓もあります。

 その本龍寺に、芭蕉の「小鯛さす柳すゞしや海士が軒」の句碑があります。曾良は随行しなかったのですが、芭蕉は宮ノ越で俳諧の席を持っています。その時の作は「海士が妻」であったようで、句碑は誤伝に基づいて刻まれたようです。「小鯛さす柳すゞしや海士が妻」という句は、漁師の妻が小鯛の口に柳の枝を刺して持ち歩いているが、その柳の葉がなんとも涼しげである、という意味です。