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2018年1月 9日 (火)

奥の細道を読む・歩く(225)

兼六園を歩く

 

 金沢城公園のそばを通ると、三文豪が並んでいる像があります。百間掘を通って、兼六園に入ります。

 まずは、芭蕉の句碑を目指して歩きます。碑面は文字が読みとりにくい状態になっていますか、これは「あかあかと日は難面(つれなく)も秋の風」を刻んだものです。

 太陽は夏と同じように照りつけてはいるが、風には秋の風情が漂ってくる、という意味です。「あかあかと」は明々とともとれるし、赤々とともとれます。この句は、金沢に着くより前に想を得て、金沢での句会で披露したようです。ただし、「奥の細道」の文章の流れの中では、小松への途中の吟とされています。

 園内は花菖蒲などが満開です。和服姿の女性もいて、池の周りは華やかです。兼六園に来るのは3度目ぐらいですが、写真や映像でしばしば目にしていますから、新しい印象はありません。

 兼六亭で昼食をとることにして、治部煮を注文します。この店には、「室生犀星の小説『性に眼覚める頃』、お玉の掛茶屋が今の兼六亭です」という説明板が掛けられています。治部煮は代表的な加賀料理の一つのようですが、私たちの注文したのは、観光客向けのものでしょうから、本格的なものとはどう違うのかはわかりません。

 真弓坂口から、兼六園を出ます。

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