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2018年1月 5日 (金)

じいさまはヤマへしばかりに -明石日常生活語辞典を作るということ-⑦

()辞典の記述の仕方

 

 日常生活語辞典は、次のように記述していきます。

① 見出し語は、一般の国語辞典の書き方に沿いますが、実際に発音しているのに近い形を書きます。よく似た発音の形も見出し語としてあげますが、それは、見出しの数を増やそうという意図ではなくて、さまざまな形で検索しやすいようにするためです。

  接頭語、接尾語、慣用句なども見出しとして挙げます。擬声語や擬態語などをできるだけ多く集めるようにします。

  全国共通語と同じ形の言葉も、そのまま記述します。その言葉を使っているという事実を示すことが記録になっています。

② 品詞は、一般的な学校文法によって区別します。すべての言葉に品詞名などを記し、動詞は活用の種類を記し、その他の文法的な説明も煩雑にならない範囲で行います。

③ 言葉の意味については、単なる言葉の置き換えは避けて、その言葉の持つ意味や働きを説明するように心がけています。

④ それぞれの言葉には、具体的な用例を示します。意味をいくつかに分類する場合は、それぞれについて具体的な用例をあげます。

  用例は、短い句の形ではなく、文の形で表現するようにします。その用例文は、文節ごとの分かち書きとして、かつ、文節の中を単語に分けて、単語と単語の間にコンマ()を入れます。ごく一部の例外を除けば、用例の中に現れるそれぞれの単語は、この辞典の見出し語として記載している語です。

⑤ それぞれの語と同意である言葉、きわめて近い意味を持つ言葉は、矢印()で比較・参照できるようにします。そのことによって、俚言同士の関連性を示すとともに、俚言がどのような共通語に置き換えられる傾向にあるかということも示すことになります。

  ひとつの言葉と他の言葉との同じ意味の言葉、対になる言葉、派生する言葉などの関係も示しますが、それは、共通語・俚言という垣根を設けることなく行います。そのことによって共通語と俚言の橋渡しをする類義語辞典・同義語辞典・対義語辞典の役割もそなえることができると考えています。

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