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2018年5月24日 (木)

言葉の移りゆき(37)

「行けたら行く」という言葉②

 

 「行けたら行く」という言葉について特集した記事がありました。その記事の見出しは「『行けたら行く』の返事は不愉快」となっていて、方向性がはっきりしているのですが、そこに載せられている8つの意見には、誘われて困惑する様子と、誘う側の対応策などが語られていました。( )内は投稿ネームです。

 

 一度でもそのように言われたら二度と誘わないことにしています。(ころころ)

 失礼な言葉だと思います。「気が向いたら行ってやるよ」と同じ意味。(シナモンベーグル)

 「いつ来るのかと待つのも落ち着かないので欠席にさせて」。 …(中略)… 誘った相手からの返事に対してモヤモヤと我慢せず、こう言えばよかったんですね。(茶々呑)

 私は急な仕事などが入りやすいので、割とそういう返事をしてしまう気がします……。 …(中略)… なるべく、そう言わないように気をつけます。(ねこ)

 即断で出欠の返答を求める方が、「私の誘いへの対応を最優先しろ」と迫っているようで、自己中心的ではないでしょうか。(白鳥)

 誘う側に事情があるように、誘われる側にも事情はあるのです。(natu)

 「行けたら行くね」と言われたら、「来られたら来てね」と表面的には言いながら、内心では冷静に「欠席」とします。(akireta)

 私の場合、期限を決めて参加申し込みと会費の集金を一緒にします。期限まで会費がもらえなかったら、欠席にします。(紅葉)

 (読売新聞・大阪本社発行、20171212日・夕刊、3版、4ページ、「発言小町」)

 

 「行けたら行く」というのは面と向かって誘われたり電話を受けたりの場合の答えです。葉書などで回答する場合は、こんな曖昧な返事をすることはないでしょう。面と向かって、あるいは電話などで誘われた場合、その場で回答を求められることが多く、きっぱり断りにくくて「行けたら行く」という言葉に逃げ込むのかもしれません。

 本当に行けるか行けないかがわからない場合は、何日までに改めて返事をすると伝えるようにして、行けない(行くつもりがない)場合ははっきりと「欠席」と言うべきでしょう。

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