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2018年8月 6日 (月)

言葉の移りゆき(107)

「開校」と「創立」

 

 高校野球の代表校を短く紹介する記事を見ていて気付いたことが、もう一つあります。たいていの学校には「創立」という言葉が使われているのですが、「開校」という言葉もあります。

 

 長崎 創成館() 3年ぶり。1962年開校の私立。デザイン科がある。生徒は制服を選べる。

 (朝日新聞・大阪本社発行、2018年7月23日・朝刊、13版、13ページ)

 

 南埼玉 浦和学院(13) 5年ぶり。1978年開校の私立。OBに元西武の鈴木健ら多数輩出。

 (朝日新聞・大阪本社発行、2018年7月24日・朝刊、13版、25ページ)

 

 南神奈川 横浜(18) 3年連続。1942年開校の私立。OBに中日の松坂大輔らプロ選手多数。

 (朝日新聞・大阪本社発行、2018年7月30日・朝刊、13版、12ページ)

 

 「開校」と「創立」はどう違うのでしょうか。

 例えば、会社の場合は、会社を「設立」しても、実際の業務を始めるまでに時間がかかって、「営業開始」が遅れることがあるでしょう。

 学校の場合も、「創立」をしても、実際の「開校」(生徒の受け入れ)が何年か後になることが考えられます。けれども、学校の場合は、生徒を受け入れ始めた時を「創立」の時期と考えるのが通常だと思います。「創立〇〇周年」というような行事は、1期生を受け入れたときから起算しているのが普通です。

 上記3校のホームページで沿革を見てみましたが、「創立」と「開校」とを区別するような書き方はしていないようです。

 二つの言葉で書き分けた理由は、結局、わからないままでした。

 学校名の変更について触れている記事もありましたが、校名の変わった学校は実際にはもっとたくさんあったことと思います。例えば大学附属高校の創立が古く、大学創立の方が後になっている場合もあります。

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