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2019年3月29日 (金)

言葉の移りゆき(342)

バスケットとテレビジョンに共通すること
 まず、記事を引用します。
 2014年11月~18年11月、日本スポーツ協会に寄せられた暴力、暴言の相談は315件。日本バスケット協会によると、このうち60件がバスケット関連で全競技を通じて最も多く、大半が小学生を対象としたミニバスケットボールだった。
 (朝日新聞・大阪本社発行、2019年3月22日・朝刊、13版、15ページ、河野正樹)
 そして、この記事の見出しは、次のようになっていました。
 バスケ界 暴力根絶へ
  訴え大半 小学生対象のミニバス
   協会 対策強化
 もし「ミニバス」という言葉だけを目にしたら、マイクロバスか、あるいはそれよりも小さなバスを想像するかもしれませんが、この記事では誤解は生じません。
 見出しには「バスケ界」という言葉と「ミニバス」という言葉とが使われています。もちろん「バスケットボールの世界」と「ミニバスケットボール」とを縮めた言い方であることはわかります。けれども「バスケットボール」を、「バスケ」と言い「バス」と言う2種類があるのはなぜなのでしょうか。一般的な略し方は「バスケ」だと思います。
 すぐに思いつくのは、複合語で後ろに他の言葉がある場合は「バスケ」、前に他の言葉がある場合は「バス」となるのだろうということです。
 これは「テレビジョン」という言葉と共通しているようです。「テレビ番組」「テレビ受像機」という場合は「テレビ」という3音ですが、「日本テレビ」「関西テレビ」の略称を「日テレ」「カンテレ」と呼んで、2音になっています。(これは会社側が作った呼称と言ってよいのかもしれませんが…。)
 誰が作ったルールでもありませんが、そのように言うのが滑らかだということであるのかもしれません。

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