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2020年2月18日 (火)

兵庫県の方言(4)

アクセントについて


 次に、兵庫県の方言の特徴の2つ目。アクセントのことをお話しします。
 テレビやラジオのニュースなどを聞いているときに、東京アクセントと関西アクセントの違いを意識しないでおられるのは、単語としてのアクセントが強調されないで、全体の抑揚、イントネーションの中でアクセントが緩和されて聞こえてくるからです。けれども、区切って、丁寧に発音するのを聞くと、地名でもアクセントの違いが強調されます。鉄道の不通区間を知らせる場合などに、「姫路」という一拍目が高いアクセントを聞くことがあります。普段、私たちが「姫路」と発音している平板なものとは違いますから、違和感を持つことがあります。
 阪神間や播磨地域は関西アクセントです。京阪アクセントとも言います。ところが、兵庫県は全地域が関西アクセントかというと、実はそうではありません。兵庫県内でも但馬の地域は東京アクセントです。また、隣りの県では岡山や鳥取は東京アクセントです。関西アクセントのただ中にいる人は、関西アクセントの地域が広いように思っていますが、実際にはそうではないのです。
 ところで、関西でも、同じ言葉を、違ったアクセントで話していることに気付かれたことはありますか。
 「その映画は 前に 見た」と言うときの「前に」というアクセントと、「もー少し 前に 進んでください」と言うときの「前に」というアクセントとは、違っています。「前に 見た」と、「前に 進む」。私たちは同じ言葉であっても、無意識のうちにアクセントを使い分けているのです。

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