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2020年2月11日 (火)

生きる折々(42)

俳句の面白さを感じ始めた


 『俳句、やめられません』(小学館)という岸本葉子さんの本を読んで、俳句を作ることは面白いなぁと思うようになりました。岸本さんは、その句を読んだときに眼前に情景が広がるような作品であるべきだと言います。抽象的なものを詠んだら、他の人が読んだときに面白く感じないだろうという意見です。それから、季語にはしっかりとした意味合いが込められているのだから、その込められた意味を詠み加える必要はないと言います。わずか十七音ですから、その通りだと思います。けれどもそのような考えには、はっとさせられました。実作をする場合の心の動かし方などについても、わかりやすく説明がしてありますから、作ってみたいという気持ちに向かって誘導されていくような、楽しい本です。
 引き続いて、『俳句で夜遊び、はじめました』(朔出版)を読み始めています。夜に開催される句会のことから話が始まっています。句会というのは楽しいものだと実感させられます。騒がしい飲み屋の一角で句会が開かれるなどという情景は、何と楽しいことかと思います。
 実は私、句会というものには2、3回出たことがあります。けれども、初心者にはなかなか緊張するもので、その後は、出席することを渋っています。下手な作品を出すことを恐れているということもあります。
 その句会は退職教員の会です。高等学校では国語を教えましたから、俳諧の時代のものも現代俳句も、毎年、授業をしています。けれども教科書に掲載されている俳句は評価の定まったものばかりで、そんな作品に近づけるわけはありませんから、自分で作ることは敬遠してきました。授業はできても、実作はできません。
 けれども、岸本さんの本は、句作の苦しみも書かれていますが、心わくわくするようなことが書かれているのです。実感がこもった文章ですから、つい引き込まれていきます。自分も作ってみたい、作れそうだという気持ちにさせられます。
 俳句を作っている人の中には、高度な世界を作り上げている方もいるでしょうが、生活の楽しみのひとつとして取り組んでいる人もいるでしょう。私も、楽しみながら作ってみて、かっこうが少し整ってきたら、句会に出てみようかと思うようになりました。句会は希望して申し出れば会員になれるのですが、しばらく作ってみてから、句会に出ることを考えてみようかと思っています。

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