2017年8月17日 (木)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (474)    (通算2472回)

日常生活語 「ふ」⑧

 

ぶちかます《動詞・サ行五段活用》 相手に強くぶつかっていく。強い一撃を加える。「思いきり・ ぶちかまさ・なんだら・ 勝た・れ・へん・ぞ。」

ぶちこわす【ぶち壊す】《動詞・サ行五段活用》 ①物を荒々しく叩いて、使えないようにする。物をだめにする。「古ー・なっ・た・ 犬小屋・を・ ぶちこわし・ても・た。」②物事をだいなしにして、成り行かなくする。「縁談・を・ ぶちこわさ・れ・ても・た。」

ぶちっと《副詞》 急に勢いよく断ち切る様子。また、その音。「ゴム・が・ ぶちっと・ 切れ・た。」

ぷちぷち《副詞と》 ①小さいものをつぶす様子。また、その音。「胡麻・を・ 指・で・ ぷちぷちと・ つぶす。」②長いものを切り分ける様子。「長い・ 糸蒟蒻・を・ ぷちぷちと・ 切る。」〔⇒ぷつぷつ、ぷつんぷつん〕

ぶちます《動詞・サ行五段活用》 拳骨や何かの物を使って、相手の頭、顔、体などに力を込めて強く撲つ。「腹・が・ 立っ・た・さかい・ ぶちまし・たっ・てん。」◆「ぶつ」に接尾語「ます」が付いて荒々しい感じを表現したものであるが、現在の本方言では「ぶつ」を使わない。「ます」「まーす」には「回す」のイメージが伴う。似た言葉として「どつきます」「かちます」「はります」などがある。ものを打つ場合や、自分を誤って打ってしまった場合などにも使うことがある。〔⇒なぐる【殴る】、なぐります【殴ります】、どつく、どつきますどやす、かちます、しばく〕

ぶちゃたる《動詞・ラ行五段活用》 ①ものに突き当たる。衝突する。「自転車・に・乗っ・とっ・て・ 電信柱・に・ ぶちゃたっ・た。」②困難なことに直面する。どうにもならない事柄に会う。「難(むつか)しー・ 問題・に・ ぶちゃたっ・て・ 何・にも・ わから・へん。」◆「ぶちあたる【ぶち当たる】」がつづまった言葉であるが、「ぶちあたる」を使うことは少ない。

ぶちょうほう〔ぶちょーほー〕【不調法】《形容動詞や()、動詞する》 ①ものごとに慣れていなくて、下手な様子。行き届かなくて、体裁がよくない様子。「ぶちょーほーな・ 挨拶・に・ なっ・ても・て・ すん・まへん・でし・た。」②失敗をする様子。しくじる様子。「ぶちょーほーし・て・ コップ・を・ ひっくり返し・て・ 恥ずかしかっ・てん。」③酒や煙草などがのめない様子。「ぶちょーほーで・ 一滴・も・ あき・まへ・ん・ねん。」

ぷちんと《副詞》 ①長く細いものに力が加わって瞬時に切れる様子。また、その音。「輪ゴム・が・ ぷちんと・ 切れる。」②それまで続いていた話や放送などが突然切れる様子。「チャイム・が・ 鳴っ・た・さかい・ 話・を・ ぷちんと・ 止め・ても・た。」③丸くて小さなものをつぶす様子。また、その音。「しらみ・を・ ぷちんと・ つぶす。」〔⇒ぷつんと、ぷっつんと〕

ぷちんぷちん《副詞と》 力が加わっていくつにも切れたり折れたりする様子。いくつにも切ったり折ったりする様子。「あっちこっち・で・ ぷちんぷちんと・ 切れる。」〔⇒ぷつんぷつん〕

ふつう〔ふつー〕【普通】《名詞、形容動詞や()》 ①他の多くのものと変わっていない様子。ごくありふれた様子。「勉強・の・ 出来・は・ ふつーやっ・た。」②標準的なものであって、格別変わったものでないこと。「ふつーの・ 値段・の・ 帳面・を・ 買()ー・た。」③物事の量や範囲についての大部分。ものごとの大まかな全体。すべてに行きわたってはいないが、主要なところすべてが、そのようである様子。「朝・は・ ふつー・ 6時・に・ 起きる。」⇒たいてい【大抵】、たいがい【大概】、だいたい【大体】、ほとんど【殆ど】、おおかた【大方】、おおむね【概ね】、あらかた【粗方】、あらまし〕

ふつう〔ふつー〕【普通】《名詞》 すべての駅や停留所に止まる電車や列車やバスなどの乗り物。「うち・の・ 近く・の・ 駅・は・ ふつー・しか・ 止まら・へん。」◆JRの大都市近郊区間では、「かくえきていしゃ【各駅停車】」と区別して、主要な駅だけに停まるものを「ふつう【普通】」と言うことがある。〔⇒ふつうでんしゃ【普通電車】、かくてい【各停】

ふつうでんしゃ〔ふつーでんしゃ〕【普通電車】《名詞》 基本的にはすべての駅に止まる電車。「ふつうでんしゃ・を・ 新快速・が・ 追い抜く。」◆JRの大都市近郊区間では、「かくえきていしゃ【各駅停車】」と区別して、主要な駅だけに停まるものを「ふつう【普通】」と言うことがある。〔⇒ふつう【普通】、かくてい【各停】

ふつか【二日】《名詞》 ①1か月のうちの2番目の日。「来月・の・ ふつか・は・ 日曜日・や。」②1日を2合わせた日数。「この・仕事・に・は・ ふつか・ かかる。」

ぶっきょう〔ぶっきょー〕【仏教】《名詞》 釈迦が説いた教えに基づいて成立した宗教。「うち・は・ ぶっきょー・の・ 真言宗・や。」

ぶっきょう〔ぶっきょー〕(不器用)】《形容動詞や()》 ①手先でする仕事が上手でない様子。「ぶっきょーで・ 細かい・ 豆・は・ つまま・れ・へん。」②ものごとを進める手際が上手でない様子。ものごとをうまく処理できない様子。「包丁・ 持たし・たら・ ぶっきょーで・ じっきに・ 怪我し・てまう。」③抜け目なく立ち回れない様子。「ぶっきょーで・ 出世・なんか・ でけ・へん。」■対語=「きよう【器用】」〔⇒ぶきよう【不器用】

ふっきん(布巾)】《名詞》 食器や食卓などを拭く、小さな布きれ。「醤油・(を・) こぼし・た・さかい・ ふっきん・を・ 持っ・てき・てんか。」〔⇒ふきん【布巾】

ぶつくさ《副詞と》 ①小さい声で、続けてものを言う様子。また、その声。「ぶつくさと・ 何か・ 言()ー・とる・けど・ 聞こえ・へん・がな。」②不平や不満をつぶやく様子。「ぶつくさ・ ぶつくさ・ 文句・を・ ぬかし・やがっ・た。」〔⇒ぶつぶつ。⇒ぐずぐず【愚図愚図】

ふっくら《副詞と、動詞する》 ①食べ物などが柔らかくふくらんでいて、望ましく感じられる様子。「豚まん・を・ 蒸し・たら・ ふっくらと・ 出来(でけ)上がっ・た。」②体や顔が丸々としている様子。「ふっくらし・た・ 顔・の 人」

ぶつける《動詞・カ行下一段活用》 ①手につかんでいたものを、反動を利用して空中に放り出す。手の力で遠くへ飛ばす。相手に当てることを目的にして放り出す。「野良犬・が・ 来・た・さかい・ 石・を・ ぶつけ・て・ 追い払(はろ)・た。」

②そのままの状態で放置する。うち捨てておく。要らないものとして、置いたり投げ出したりする。「脱い・だ・ もん・を・ ぶつけ・んと・ きちんと・ たたみ・なはれ。」

〔⇒ほかす【放下す】、ほりなげる【放り投げる】、ちゃいする、ぽいする。⇒ほる【放る】、なげる【投げる】⇒すてる【捨てる】、してる(捨てる)、ほったらかす【放ったらかす】、ほっちらかす【放っ散らかす】、ほっとく【放っとく】

ふっしん【普っ請】《名詞、動詞する》 ①建物を建てたり、直したりすること。「ふっしん・が・ 済ん・で・ 親戚・に・ 見・てもらう。」②道路を作ったり、直したりすること。「みんな・で・ たんぼ道・の・ ふっしん・を・ する。」〔⇒ふしん【普請】

ぶつぞう〔ぶつぞー〕【仏像】《名詞》 信仰や礼拝の対象としての、彫刻したり絵に描いたりした、仏の姿。「お寺・の・ ぶつぞー・まで・ 盗む・ 罰当たり・が・ おる・ん・や・て。」

ぶっそう〔ぶっそー〕【物騒】《形容動詞や()》 世の中が穏やかでない様子。いつか何かが起こりそうで、危険を感じる様子。「ぶっそーな・ 事・が・ 続い・とる・さかい・ 戸締まり・は・ きちんと・ し・とき・よ。」「ぶっそーや・さかい・ 財布・に・ 気ー・ つけよ。」「夜・の・ 一人歩き・は・ ぶっそーや。」「ぶっそーな・ 所・へ・は・ 行く・な・よ。」

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2017年8月16日 (水)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (473)    (通算2471回)

日常生活語 「ふ」⑦

 

ふせる【伏せる】《動詞・サ行下一段活用》 ①顔やものを下に向ける。「読みさし・の・ 本・を・ ふせる。」②内緒にする。「この・ 話・は・ まだ・ ふせ・とい・て・ほしー・ねん。」⇒うつぶせる【俯せる】、うつむせる(俯せる)、うつむける【俯ける】、うつぶける(俯ける)

ふそく【不足】《名詞、形容動詞や()、動詞する》 ①十分でないこと。足りないこと。足りない数量。「小銭・が・ ふそくし・とる・ので・ お釣り・の・ 要ら・ん・よーに・ 払(はろ)・て・ください。」②思い通りにならなくて、気に入らないこと。気に入らないことを態度にあらわすこと。「周り・の・ 人・の・ ふそく・を・ 言ー・たら・ あき・まへん・で。」⇒たらず【足らず】⇒ふへい【不平】、ふまん【不満】

ふぞく【附属、付属】《名詞、動詞する》 ①主であるものに付いていること。「機械・に・ コード・は・ ふぞくし・て・ます。」②大学などの上級学校に付いている学校。「孫・は・ ふぞく・の・ 小学校・に・ 行っ・とる・ねん。」

ふそくたらたら【不足たらたら】《形容動詞や()》 他人に対する不平や不満などを次々に言う様子。「ふそくたらたらと・ 言ー・に・ 来・た。」〔⇒もんくたらたら【文句たらたら】

ふた【蓋】《名詞》 ①瓶などの口につけて、中身が漏れないようにするもの。「瓶・の・ ふた」②箱などで、中身の出し入れができるようになっているところ。「箱・の・ ふた・を・ 開ける。」③外のものが入ってくるのを防ぐために、上などに置くもの。「どーけ〔=野壺〕・に・ ふた・を・ する。」◆瓶などの場合は「つめ【詰め】」と言うことが多い。①③⇒かぶせ【被せ】、せん【栓】、つめ【詰め】⇒キャップ【英語=cap

ふた【二】《接頭語》 (後ろの名詞にかかっていく言葉で)2を表す言葉。「やり方・が・ ふた通り・ ある。」「ふた道・ あっ・て・ 迷ー・た。」「ふた股」

ふだ【札】《名詞》 ①文字や記号などを書いた、小さな板や紙。「名前・を・ 書い・た・ ふだ・を・ 机・の・ 上・に・ 置く。」②神や仏の加護がこもっているとされる、神社や寺で出すお守り。「おふだ・を・ 買()ー・てき・て・ 祀る。」③乗り物や映画館や球場などで、料金を払った証明として渡され、乗車や入場ができるしるしとなっているもの。「芝居・を・ 見・に・いく・ ふだ・が・ 手・に・ 入ら・へん。」⇒おふだ【お札】⇒きっぷ【切符】、けん【券】

ぶた【豚】《名詞》 肉を食べる目的で飼育する、鼻と耳が大きく、ずんぐり太っている家畜。「ぶた・の・ 肉・を・ 食べる。」〔⇒ぶうぶう〕

ぶたい【舞台】《名詞》 芝居や歌や踊りなどの演技をするために設けられている、見物席よりも一段高い場所。「ぶたい・で・ 劇・を・ する。」「体育館・の・ ぶたい・に・ 上がっ・て・ 話・を・ する。」

ふたいとこ【二従兄弟、二従姉妹】《名詞》 従兄弟・従姉妹の関係にある人の子ども同士の関係。父母の従兄弟・従姉妹にあたる人の子。「いっしょの・ 職場・の・ 人・が・ ふたいとこ・やっ・た・ こと・が・ わかっ・た。」〔⇒またいとこ【又従兄弟、又従姉妹】

ふたえ【二重】《名詞》 ①ものが二つ重なっていること。「数珠・を・ ふたえ・に・ し・て・ 使う。」②ひだがあって、上まぶたが二重であるように見えること。また、そのようなまぶた。「ふたえ・の・ かいらしー・ 女・の・ 子・やっ・た。」⇒ふたかわめ【二皮目】

ふたおや【二親】《名詞》 その人を生み育てた、父親と母親。父親と母親のどちらも健在であること。「ふたおや・とも・ 会社・に・ 勤め・とる。」■対語=「かたおや【片親】」〔⇒りょうしん【両親】

ふたかわめ【二皮目】《名詞》 ひだがあって、上まぶたが二重であるように見えること。また、そのようなまぶた。「ふたかわめ・の・ 可愛(かい)らしー・ 子ども」〔⇒ふたえ【二重】

ふたご【双子、二子】《名詞》 同じ母親から、同時に生まれた2人の子。「ふたご・や・さかい・ ほんまに・ よー・似・とる・なー。」

ぶたご《形容動詞や()》 ものごとを行うのが不器用であること。「何・を・ さし・て・も・ ぶたごで・ 上手に・でけ・へん・ 子ー・や。」

ふたことめ【二言目】《名詞》 言い始めは何であっても、次には必ずそのことを言うこと。また、その言葉。「ふたことめ・に・は・ 文句・ばっかり・ 言()う。」

ふたたび【再び】《副詞》 重ねて、もう一度。「ふたたび・ 同窓会・を・ し・た・の・は・ 20年後・やっ・た。」「高校時代・は・ ふたたび・ 戻っ・てくる・ こと・なんか・ あら・へん。」

ふたつ【二つ】《名詞(数詞+助数詞) ①自然数の1に、1を加えた数で、個数などをかぞえる場合に使う言葉。「眼鏡・を・ ふたつ・ 持っ・とる。」「ふたつ・とも・ 欲しー・ねん・けど 無理やろ・か。」②2歳。「孫・は・ もーじき・ ふたつ・に・ なり・ます。」⇒に【二】、ふ【二】

ふたつき【二月】《名詞》 ①1年を12に分けたときの、そのふたつ分。ほぼ60日の長さ。「ふたつき・ かかっ・て・ 絵ー・を・ 1枚・ 描い・た。」②その月から次の月にまたがる長さ。「文化祭・は・ 10月・と・ 11月・の・ ふたつき・に・ またがる。」〔⇒にかげつ【二か月】

ふたつわり【二つ割り】《名詞、動詞する》 全体を2つに分けること。2つに分けたひとつ分。「西瓜・を・ 真ん中・から・ ふたつわり・に・ する。」

ふたみ【二見】《固有名詞》 ①明石市の西部にある町名のひとつで、1951(昭和26)の合併前は加古郡二見町であった地域。「ふたみ・は・ 漁師町・やっ・た。」②山陽電気鉄道の東二見駅のこと。「ふたみ・に・ 電車・の・ 車庫・が・ ある。」③山陽電気鉄道の東二見駅のあたり。「ふたみ・の・ 商店街」

ふたば【双葉】《名詞》 草木などが芽を出したばかりの、二枚の小さな葉。「朝顔・の・ ふたば・が・ 出・てき・た。」

ぶたまん【豚饅】《名詞》 豚肉を具として挟んで蒸し上げた、中華風の饅頭。「肉饅・は・ 牛肉・で・ ぶたまん・は・ 豚肉・や。」

ふたり【二人】《名詞》 人数が2であること。一人と一人。両人。また、夫婦や恋人などの対になっている人。「もー・ ふたり・で・ 映画・に・ 行く・ こと・も・ 無()ーなっ・た。」「向こー・から・ 来る・ ふたり・とも・ 知っ・た・人・や。」

ふだん【不断、普段】《名詞》 ①特別なこともなく、繰り返される日常。「式服・や・のー・て・ ふだん・の・まま・の・ 服・で・ 来・てください。」「ふだん・(は・) 体・に・ 気ー・つけ・てますか。」②休日でない日。例えば、月曜日から金曜日までの日。③ずっと以前から最近までにわたる日々。「ふだん・ 来・たい・と・ 思(おも)・とっ・た・ 所(とこ)・へ・ やっと・ 来・た。」〔⇒へいじつ【平日】⇒いつも【何時も】、いっつも(何時も)、いっつもかっつも(何時もかっつも)、いつもかも【何時もかも】、へいじょう【平常】、へいぜい【平生】、ひごろ【日頃】

ふち【縁】《名詞》 ①ものの周りや端の方。中心からはずれた辺り。「お茶碗・の・ ふち・が・ 欠け・た。」「池・の・ ふち・を・ 一周する。」②ある場所から近いところ。あるもののそば。「学校・の・ ふち・に・ 家・が・ 立っ・とる。」〔⇒へり【縁】、きわ【際】⇒ねき、はた【端】

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2017年8月15日 (火)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (472)    (通算2470回)

日常生活語 「ふ」⑥

 

ぶさほう〔ぶさほー〕【不作法、無作法】《形容動詞や()》 礼儀から外れている様子。みっともない感じが伴う様子。「何に・も・ 知ら・ん・さかい・ ぶさほーな・ こと・を・ し・ても・ 堪忍し・て・な。」「ぶさほーな・ 話し方・や・さかい・ 腹・が・ 立つ。」

ぶざま【無様、不様】《形容動詞や()》 みっともなくて、見苦しい様子。体裁が悪くて、見るに耐えられない様子。やり方が下手な様子。「ぶざまな・ 恰好」「ぶざまな・ 負け方・を・ し・たら・ なり・が・ わるい。」

ふさわしい〔ふさわしー〕【相応しい】《形容詞》 そのものによく似合っている様子。その立場などにとって望ましい様子。「新入社員・に・ ふさわしー・ 服装・を・ し・なはれ。」

ふし【節】《名詞》 ①竹や葦などの茎にある、盛り上がってこぶのようになっている区切り。「ふし・の・ 上側・で・ 切る。」②木の幹から出た枝のあと。「ふし・の・ 少ない・ 材木」③歌や曲の旋律の流れ。「上手な・ ふし・で・ 歌う。」④話し方の調子や抑揚。「ふし・を・ 付け・て・ 喋る。」

ふじ【藤】《名詞》 幹が蔓のように巻き付いて延びる木で、初夏の頃に長い房のようになった薄紫色の花を咲かせる木。「中尾・の・ 住吉神社・の・ ふじ・は・ 有名な・ん・や・で。」

ぶじ【無事】《名詞、形容動詞や()》 ①特別な事件や事故などが起こらずに、変わったことがなく、ものごとが平滑に進むこと。「長い・ 休み・が・ ぶじに・ 終わっ・た。」②大した怪我や病気もなく健康であること。達者であること。また、怪我や病気に遭ったにもかかわらず、命に別状がないこと。「爺ちゃん・は・ ぶじに・ 80歳・に・ なっ・た。」

ふしあな【節穴】《名詞》 板などの節が抜け落ちたあとの穴。「板囲い・の・ ふしあな・から・ 中・を・ のぞく。」◆ものを見る目がしっかりしていないことの比喩としても使う。

ふしぎ【不思議】《形容動詞や()》 疑問に思うが、その原因や理由などに見当がつかない様子。普通に考えることができず、怪しい様子。「あの・ 材料・が・ こんな・ 美味しー・ 料理・に・ なる・や・なんて・ ふしぎや・なー。」「いつ・の・ 間・に・やら・ 財布・が・ 無()ーなっ・て・ ふしぎな・ こと・や。」

ふしぎがる【不思議がる】《動詞・ラ行五段活用》 その原因や理由などに見当がつかず、疑問に思う。普通に考えることができず、怪しいと感じる。「子ども・は・ 何・でも・ ふしぎがっ・て のぞき込む・ん・や。」

ふしぶし【節々】《名詞》 手足などの、あちらこちらの関節。「冬・に・ なっ・たら・ ふしぶし・が・ 痛む。」

ふしまつ【不始末】《名詞》 ①ものごとの処理や後始末などが悪いこと。「火ー・の・ ふしまつ・は・ えらい・ こと・に・ なり・まっ・せ。」②行いや対応の悪さによって起こる、他人に迷惑をかける出来事。「ふしまつ・を・ お詫び・に・ 行く。」

ふしまわし〔ふしまーし〕【節回し】《名詞》 歌や語り物などの流れにおける、音の高低や調子の変化。「ふしまーし・の・ 上手な・ 歌い方」

ふじゆう〔ふじゆー〕【不自由】《名詞、形容動詞や()、動詞する》 ①思うようにならないこと。不便であること。「バス・の・ 便・が・ 減っ・て・ ふじゆー・に・ なっ・た。」②物資などが欠乏すること。「戦後・は・ ふじゆーな・ 思い・を・ し・てき・た。」〔⇒ふじゅう【不自由】

ふじゅう〔ふじゅー〕【不自由】《名詞、形容動詞や()、動詞する》 ①思うようにならないこと。不便であること。「年・ とっ・て・ 足・が・ だいぶ・ ふじゅーに・ なっ・てき・た。」②物資などが欠乏すること。「食べる・ もの・に・ ふじゅーする。」「何・の・ ふじゅー・も・ なく・ 大きなっ・た。」〔⇒ふじゆう【不自由】

ぶしょう〔ぶしょー〕【不精、無精】《形容動詞や(ナ・ノ)、動詞する》 ちょっとしたことに対しても、体を動かすのを面倒がる様子。途中の経過を省いたりして、きちんと取り組まない様子。怠け心のある様子。「ぶしょーし・て・ 髭・を・ 伸ばし・とる。」「ぶしょーで・ ちゃんと・ 掃除・を・ せー・へん・さかい・ 家・が・ 汚れ・とる。」〔⇒ぶしょうたれ【不精垂れ、無精垂れ】

ぶしょうたれ〔ぶしょーたれ、ぶしょたれ〕【不精垂れ、無精垂れ】《形容動詞や(ナ・ノ)、動詞する、名詞》 ちょっとしたことに対しても、体を動かすのを面倒がる様子。途中の経過を省いたりして、きちんと取り組まない様子。怠け心のある様子。また、そのような人。「ぶしょたれ・が・ 部屋・を・ 散らかし・て・ばっかり・ し・とる。」「座っ・た・まま・で・ ぶしょたれせ・んと・ 立っ・て・ 取り・に・ 行き・なはれ。」〔⇒ぶしょう【不精、無精】名詞⇒ぶしょうたれもん【不精垂れ者、無精垂れ者】

ぶしょうたれもん〔ぶしょーたれもん、ぶしょたれもん〕【不精垂れ者、無精垂れ者】《名詞》 ちょっとしたことに対しても、体を動かすのを面倒がる人。途中の経過を省いたりして、きちんと取り組まない人。怠け心のある人。「ぶしょたれもん・に・ 掃除・を・ さし・たら・ 真ん中・だけ・ 掃き・やがっ・た。」〔⇒ぶしょうたれ【不精垂れ、無精垂れ】

ふしん【普請】《名詞、動詞する》 ①建物を建てたり、直したりすること。「久しぶりに・ 家・を・ ふしんする。」②道路を作ったり、直したりすること。「新道・を・ ふしんし・とる。」〔⇒ふっしん【普っ請】

ふじんかい【婦人会】《名詞》 地域の女性たちが集まって活動する集団。「ふじんかい・が・ 敬老会・の・ 世話・を・ する。」

ぶすっと《副詞、動詞する》 ①ものを断ち切る様子。また、その音。「藁・の・ 束・を・ ぶすっと・ 輪切り・に・ し・ていく。」②やわらかいものに勢いよく突き刺さる様子。やわらかいものを刺す様子。「包丁・で・ ぶすっと・ やら・れ・たら・ えらい・ こと・や。」③口数が少なく、愛想がなく、機嫌が悪そうな様子。「ぶすっと・ し・て・ もの・を・ 言()わ・へん。」〔⇒ぶつっと。⇒むすっと、むつっと、むっつり〕

ふすま【襖】《名詞》 和風の部屋の仕切や押入の戸などに使う、木の骨組みの上に、両側から紙や布を張った建具。「引き違い・の・ ふすま」

ふすま?】 小麦を精白したときに残る外皮。「ふすま・を・ 鶏・の・ 餌・に・ する。」〔⇒もみじ〕

ふせぐ【防ぐ】《動詞・ガ行五段活用》 ①攻めてこられないように守る。好ましくないものが内に入らないように遮る。「打ち込ま・れる・の・を・ ふせぐ。」②日光や寒さや風などを遮る。「目張りし・て・ 風・を・ ふせぐ。」「日焼け・を・ ふせぐ。」③よくないことが起こらないように、手段を講じる。「交通事故・を・ ふせぐ。」「火事・を・ ふせぐ。」

ふせっせい〔ふせっせー〕【不摂生】《名詞、形容動詞や()、動詞する》 暴飲暴食や不規則な生活などをして、健康に注意した生活をしないこと。「徹夜・ばっかり・ し・て・ ふせっせーし・とっ・たら・ 病気・に・ なる・ぞ。」■対語=「せっせい【摂生】」

ふせる【臥せる】《動詞・ラ行五段活用》 ①横になって寝る。「昼間・から・ ふせっ・とっ・たら・ みっともない。」②病気で寝る。病床につく。「一週間・ほど・ ふせっ・て・まし・てん。」◆あしざまに言うときは「どぶせる【ど臥せる】」になる。〔⇒どぶせる【ど臥せる】

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2017年8月14日 (月)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (471)    (通算2469回)

日常生活語 「ふ」⑤

 

ふくれる【膨れる】《動詞・ラ行下一段活用》 ①中から盛り上がって丸みをもって大きくなる。中身や規模などが大きくなる。「焼い・とる・ 餅・が・ ふくれ・てき・た。」②不機嫌そうな顔をする。「ふくれ・て・ もの・を・ 言わ・へん。」■他動詞は「ふくらす【膨らす】」「ふくらます【膨らます】」〔⇒ふくらむ【膨らむ】

ふくろ【袋】《名詞》 ①紙、布、皮などで作り、中に物を入れて、口を閉じるようにしたもの。「紙・の・ ふくろ」②植物の実などで、薄皮などで覆われているもの。「蜜柑・の・ ふくろ」

ふくろう〔ふくろー、ふくろ〕【梟】《名詞》 円形の頭部や目が大きく、森に住んで夜に活動する鳥。「遠い・ とこ・で・ ふくろー・が・ 鳴い・とる。」〔⇒ほくろう()

ふくろべ(綻べ)】《名詞》 ①衣服や靴下などが破れること。また、そうなったところ。「ふくろべ・に・ つぎ・を・ あてる。」②服などの縫い目が解けて隙間ができること。また、そうなったところ。「ふくろべ・が・ でけ・て・ 中・が・ 見え・とる。」〔⇒ほくろべ【綻べ】、ほころべ【綻べ】

ふくろべる(綻べる)】《動詞・バ行下一段活用》 ①衣服や靴下などが破れる。「いつ・の・ 間・に・やら・ 靴下・が・ ふくろべ・とる。」②服などの縫い目が解けて隙間ができる。「背中・の・ 真ん中・が・ ふくろべ・とる。」■名詞化=ふくろべ(綻べ)〔⇒ほくろべる【綻べる】、ほころべる【綻べる】

ふけ【雲脂】《名詞》 頭の皮膚が乾いて、白く小さく剥がれたもの。「髪・の・ 毛ー・に・ ふけ・が・ つい・とる。」

ふけいき〔ふけーき〕【不景気】《名詞、形容動詞や(ナ・ノ)》 ①会社や店などが繁盛しない様子。商売の様子や儲かり具合がよくない様子。「店・が・ ふけーきに・ なっ・て・ 潰れ・た。」②社会全体の経済活動の状況が不振である様子。「世・の・中・ みんな・ ふけーきに・ なっ・とる。」■対語=「けいき【景気】」

ふけいざい〔ふけーざい〕【不経済】《形容動詞や()》 無駄にお金を使う様子。無駄に費用などがかかる様子。労力や時間などが無駄に費やされる様子。「余っ・た・ もん・を・ 捨て・たり・し・て・ ふけーざいな・ 食べ方・ せ・んとき。」

ふけつ【不潔】《形容動詞や()》 ①汚れていて、さっぱりしていない様子。「あいつ・の・ 下宿・は・ ふけつな・ 部屋・やっ・た。」②細菌などが付いて、衛生上、よくない様子。「ふけつな・ まま・で・ ほっとか・んと・ 手ー・を・ 洗え。」③生活の姿勢などがふしだらであること。「ふけつな・ 男・の・ 子・と・ つきおー・たら・ あか・ん・よ。」■対語=「せいけつ【清潔】」

ふける【耽る】《動詞・カ行五段活用》 一つのことに一生懸命になって心を奪われる。一つのことに夢中になって、他の大事なことを忘れる。「本・を・ 読む・の・に・ ふける。」「パチンコ・に・ ふけっ・とる。」

ふける【老ける】《動詞・カ行下一段活用》 ①老齢になる。年を重ねる。「去年・より・ ひとつ・ ふけ・た。」②見た目が老人ぽくなる。年をとったように見える。「劇・で・ ふけ・た・ 役・を・ する。」「ふけ・て・ 見える。」

ふける【更ける】《動詞・カ行下一段活用》 ①夜が深まる。夜になってから時間が経過する。「だいぶ・ ふけ・て・ 寒なっ・てき・た。」②その時になって、たけなわになる。「秋・が・ ふけ・てき・た。」

ふご【畚】《名詞》 藁などを編んで作った、口の開いた大きな袋状の入れ物。「ふご・に・ 弁当・ 入れ・て・ 田圃・へ・ 持っ・ていく。」

ふこう〔ふこー〕【不孝】《名詞、形容動詞や()、動詞する》 子が親の心に従って行動せず、親を大切にしないこと。子のことで親を悲しませたり心配させたりすること。また、そのようにする子。「親・を・ 大事に・ せ・ん・ ふこーな・ やつ・や。」◆親以外の人に対して使うこともある。■対語=「こうこう【孝行】」。〔⇒おやふこう【不孝】

ふこう〔ふこー〕【不幸】《名詞、形容動詞や()》 ①不満を感じたり心配したりすることがあって、恵まれた状態であると感じられないこと。「奥さん・が・ 早死にし・て・ ふこーな・ 人・や。」②家族や親戚などの、身近な人が死ぬこと。「あんたとこ・ ごふこー・が・ あっ・た・ん・や・て・なー。」◆①は、「しあせがわるい【(仕合せが悪い)】」という言い方をすることが多い。■対語=①「こうふく【幸福】」

ふごう〔ふごー〕【符号】《名詞》 ものごとの意味や内容を表すために、一定の約束に基づいて、他と区別するように決めた、文字や数字以外の図形。「その・ ふごー・の・ 席・は・ 向こー・の・ 方・や。」〔⇒きごう【記号】、しるし【印】

ふごうかく〔ふごーかく〕【不合格】《名詞、動詞する》 ①一定の資格や条件などにかなうかどうかを調べるために、学校・会社・団体などが行う試験に受からないこと。「勉強し・た・けど・ また・ ふごーかく・やっ・てん。」②能力や品質などが決められた基準に達していないこと。「ふごーかく・の・ 品物・は・ 市場・に・は・ 出さ・れ・へん。」■対語=「ごうかく【合格】」

ふこうへい〔ふこーへー〕【不公平】《形容動詞や()》 判断や対応の仕方などがかたよっていて公正を欠く様子。一方をひいきにする様子。「こないに・ 税金・ 取ら・れる・や・なんて・ ふこーへーや。」■対語=「こうへい【公平】」

ふさ【房、総】《名詞》 ①花や実などがたくさん集まって、一つにまとまって枝から垂れ下がったもの。「バナナ・の・ ふさ」②糸などを束ねて、その先をばらばらに散らして、飾り物としたもの。「提灯・の・ ふさ」

ぶさいく【不細工】《名詞、形容動詞や()》 ①ものを作ったときの出来上がりが不格好であること。また、作り方が不器用であること。「ぶさいくな・ 花・の・ 活け方・を・ する。」②器量や立ち居振る舞いが良くないこと。「電信柱・に・ いかたっ・て・ ぶさいくな・ こと・や。」「ぶさいくな・ 顔」「ぶさいくな・ 歩き方」③扱い方が無礼であったり、体裁が悪かったりすること。「ぶさいくな・ こと・を・ し・ても・た・さかい・ 謝り・に・ 行か・んならん。」

ふさがる【塞がる】《動詞・ラ行五段活用》 ①空いていたものが閉じる。くっつく。「傷口・が・ ふさがっ・た。」②前方に何かがあって、通れなくなる。「道・が・ 工事・で・ ふさがっ・とる。」③手や体、器具などや、日時・日程などが、使われていたり予定がきまっていたりして、空いていない状態になっている。「今・は・ 手ー・が・ ふさがっ・とる・さかい・ 手伝わ・れ・へん。」■他動詞は「ふさぐ【塞ぐ】」■対語=「あく【空く】」

ふさぐ【塞ぐ】《動詞・ガ行五段活用》 ①空いていたものを閉じる。くっつける。「貝・を・ 触っ・たら・ 貝殻・を・ ふさい・だ。」②前方に何かを設けて、通れなくする。「中学生・が・ 道・を・ ふさい・どる・さかい・ 歩か・れ・へん。」③手や体、器具などや、日時・日程などを、使ったり予定を決めたりして、空いていない状態にする。「こっち・が・ 大事な・ 行事・や・さかい・ 他・の・ 予定・で・ ふさが・んとい・て・な。」■自動詞は「ふさがる【塞がる】」■対語=「あける【空ける】」

ふざける《動詞・カ行下一段活用》 ①人を楽しませるために、おどけたことを言ったり、騒いだりする。戯れて遊ぶ。「ふざけ・とっ・て・ ガラス・を・ めん・だ。」②真面目でない取り組み方をする。真剣でないような振る舞いをする。「ふざけ・とら・んと・ ちゃんと・ 勉強し・なさい。」〔⇒じゃれる、ほたえる〕

ふさふさ《形容動詞や()、動詞する》 細長いものがたくさん集まって垂れ下がっている様子。「髪・が・ ふさふさし・とる。」「あの・ 犬・の・ しっぽ・は・ ふさふさや。」

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2017年8月13日 (日)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (470)    (通算2468回)

日常生活語 「ふ」④

 

ふきん【布巾】《名詞》 食器や食卓などを拭く、小さな布きれ。「ふきん・で・ お膳・ ふい・とい・てんか。」〔⇒ふっきん(布巾)

ふく【服】《名詞》 ①体にまといつけるもの。「遊ん・どっ・て・ ふく・を・ 汚し・た。」②体にまといつけるもので、日本風のもの。日本古来の衣服。「ふく・の・ 袖・が・ ひっかかっ・た。」〔⇒きもの【着物】、きもん【着物】、きりもん【着り物】、べべ。⇒きるもん【着る物】⇒わふく【和服】

ふく【福】《名詞》 幸せを呼ぶもの。運のいいこと。「ふく・の・ 神さん・に・ 来・てほしー・と・ 思(おも)・とる・ねん。」

ふく【副】《名詞》 主なものや、中心となるものの次に位置するもの。補助となるもの。「あいつ・は・ 会長・と・ 違(ちゃ)う・ねん・ ふく・や・ねん。」「学級・の・ ふく委員長・に・ なる。」「自治会・の・ ふく会長」

ふく【拭く】《動詞・カ行五段活用》 紙や布などでこすって、汚れや水分を取り除く。汚れたところをきれいにする。「汚れ・た・ 窓・を・ ふく。」〔⇒ふきふきする【拭き拭きする】

ふく【葺く】《動詞・カ行五段活用》 屋根を瓦・藁・トタンなどで覆う。「藁・で・ 屋根・を・ ふく。」

ふく【噴く】《動詞・カ行五段活用》 ①火、岩、水、ガスなどが、内側から勢いよく飛び出る。沸騰した湯があふれ出る。「山・が・ 火ー・を・ ふく。」②粉などが一面に現れ出る。「粉ー・を・ ふい・た・ 正月・の・ 柿串」「塩・を・ ふい・た・ 鮭」

ふく【吹く】《動詞・カ行五段活用》 ①風が起きる。風が通り抜ける。「風・が・ ふい・て・ 涼しー。」②口をすぼめて息を勢いよく出す。「熱い・ お茶・を・ ふい・て・ 冷ます。」③息を出して楽器を鳴らす。「ハモニカ・を・ ふく。」④大げさな言い方をする。「ほら・を・ ふく。」②③⇒ふきふきする【吹き吹きする】

ふく《動詞・カ行五段活用》 魚のうろこを、こすったり削ったりして取る。「べら・の・ うろこ・を・ ふく。」

ふぐ【河豚】《名詞》 うろこがなく、体が丸くて口が小さく、美味なものとして賞賛されるが猛毒を持った魚。「ふぐ・を・ 食い・たい・けど・ 恐い・なー。」

ぶく《動詞・ガ行五段活用》 子どもの遊びなどで、手持ちの札などがなくなって、負けてしまう。「全部・ 取ら・れ・て・ ぶい・ても・た。」

ふくじ【服地】《名詞》 洋服を仕立てるのに使う布地。洋服の生地。「ふくじ・を・ 買()ー・て・ 仕立て・てもらう。」

ふくしゅう〔ふくしゅー〕【復習】《名詞、動詞する》 一度習ったことを、繰り返し勉強したり練習したりすること。「宿題・と・ ふくしゅー・を・ 忘れ・たら・ あか・ん・ぜ。」■対語=「よしゅう【予習】」〔⇒おさらい〕

ふくそう〔ふくそー〕【服装】《名詞》 衣服や装飾具などを付けた身なり。身につけている衣服など。「きちんと・し・た・ ふくそー・で・ 行き・なはれ。」

ぶくっと《副詞》 一部分だけが、ふくれたり、浮き上がったりしている様子。「蚊ー・に・ かま・れ・て・ 腕・が・ ぶくっと・ はれ・た。」〔⇒ぷくっと〕

ぷくっと《副詞》 一部分だけが、ふくれたり、浮き上がったりしている様子。「かばん・が・ ぷくっと・ ふくれ・とる。」〔⇒ぶくっと〕

ふくびき【福引き】《名詞、動詞する》 商店の売り出しや宴会の余興などとして使う、当たった人にお金や景品を出すくじ。また、そのようなことをする催し。「大売り出し・の・ ふくびき・で・ 当たっ・た。」「会社・の・ 忘年会・で・ ふくびきする。」

ぶくぶく《名詞》 液体の中に空気が入って、丸くふくれた玉。「池・の・ 底・から・ ぶくぶく・が・ 上がっ・てき・た。」「蟹・が・ ぶくぶく・を・ 吐い・とる。」◆幼児語。〔⇒あわ【泡】、あぶく()

ぶくぶく《名詞、動詞する》 水や消毒液で口や喉をすすぎ清めてから吐き出すこと。「家・に・ 戻ったら・ じっきに・ ぶくぶくし・なさい。」◆幼児語。〔⇒うがい【嗽】、がらがら〕

ぶくぶく《副詞と》 ①液体の中に空気が入って丸くふくれた玉を出している様子。また、それが浮き上がってくる様子。また、その音。「蟹・が・ ぶくぶくと・ 泡・を・ 出し・とる。」②口の中に水を含んでうがいをする様子。また、その音。「口・を・ ぶくぶくと・ ゆすぐ。」③軽いものがゆっくりと水中に沈んでいく様子。「落とし・た・ 財布・が・ 水・に・ ぶくぶくと・ 沈ん・だ。」④体が肥え太って、締まりがない様子。「最近・ 体・が・ ぶくぶと・ し・てき・た。」⇒ぷくぷく〕

ぷくぷく《副詞と》 ①液体の中に空気が入って丸くふくれた玉を出している様子。また、それが浮き上がってくる様子。また、その音。「池・の・ 底・から・ 泡・が・ ぷくぷく・ わい・てくる。」②柔らかくふくらんでいる様子。「赤ちゃん・の・ ぷくぷくと・ し・た・ ほっぺた」「ぷくぷくと・ おいしそーな・ 大福餅」⇒ぶくぶく〕

ふくぶくしい〔ふくぶくしー〕【福々しい】《形容詞》 顔が丸々としていて、いかにも円満そうに見える様子。お金がいっぱいあって幸福そうに見える様子。、「ふくぶくしー・ 顔・を・ し・た・ 男・の・ 子」

ぶくぶくする《動詞・サ行変格活用》 ①水の中で溺れそうになってもがく。水に溺れる。「沖・の・ 方・へ・ 行っ・たら・ ぶくぶくする・さかい・ 危ない。」②ものが水の中に深く入る。「金槌・を・ 落とし・たら・ 水・の・ 底・に・ ぶくぶくし・ても・た。」③水の奥深いところから泡が立ち続ける。「池・が・ ぶくぶくし・とる。」④体が柔らかくふくらむ。「食べ過ぎ・て・ 体・が・ ぶくぶくし・てき・た。」⇒あっぷあっぷする、あっぷっぷする。⇒しずむ【沈む】

ふくむ【含む】《動詞・マ行五段活用》 ①中身に加える。中に包み持つ。「交通費・も・ 入場料・も・ ふくん・で・ある。」②相手の考えや気持ちなどを理解する。「こっち・の・ 事情・も・ ふくん・どい・てください。」

ふくめる【含める】《動詞・マ行下一段活用》 中身に加えるようにする。同じように扱う。「食費・も・ ふくめ・た・ 宿賃」「家族・も・ ふくめ・て・ 参加さ・せる・ 運動会」

ふくめん【覆面】《名詞、動詞する》 布などで顔を覆い包むこと。また、そのようにして使う布など。「ふくめんし・た・ 強盗・が・ 入っ・た・ん・や・て。」

ふくらす【膨らす】《動詞・サ行五段活用》 中から盛り上がって丸みをもって大きくなるようにする。「ふくらし粉・を・ 入れ・て・ パン・を・ 大きく・ ふくらす。」「怒っ・て・ ほっぺた・を・ ふくらし・とる。」■自動詞は「ふくらむ【膨らむ】」「ふくれる【膨れる】」〔⇒ふくらます【膨らます】

ふくらます【膨らます】《動詞・サ行五段活用》 中から盛り上がって丸みをもって大きくなるようにする。「風船・を・ ふくらます。」■自動詞は「ふくらむ【膨らむ】」「ふくれる【膨れる】」〔⇒ふくらす【膨らす】

ふくらむ【膨らむ】《動詞・マ行五段活用》 中から盛り上がって丸みをもって大きくなる。中身や規模などが大きくなる。「蕾・が・ ふくらん・でき・た。」「怪我し・た・ ところ・が・ 膿ん・で・ ふくらん・だ。」■他動詞は「ふくらす【膨らす】」「ふくらます【膨らます】」〔⇒ふくれる【膨れる】

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2017年8月12日 (土)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (469)    (通算2467回)

日常生活語 「ふ」③

 

ふかす【吹かす】《動詞・サ行五段活用》 ①吹くようにさせる。「子ども・に・ シャボン玉・を・ ふかす。」②煙草の煙を口から吐き出す。煙草の煙を深く吸い込まないで、口先だけで吸う。「人・の・ はた・で・ 煙草・を・ ふかさ・んとい・て。」③エンジンの回転を速くする。「ふかし・て・ 車・を・ 走らす。」

ふかす【蒸かす】《動詞・サ行五段活用》 食べ物に強い湯気をあてて蒸して柔らかくする。「芋・を・ ふっくらと・ ふかす。」

ぶかつ【部活】《名詞、動詞する》 学校や会社などで、同好の者が行う文化やスポーツなどの活動。「ぶかつし・て・ 帰っ・たら・ 8時・に・ なる。」◆「ぶかつどう【部活動】」を短く言ったもの。

ふかふか《形容動詞や()》 ふっくらと柔らかく膨れている様子。「ふかふかの・ 蒸しパン・が・ でけ・た。」「干し・て・ ふかふかに・ なっ・た・ 布団・で・ 寝る。」◆熱や蒸気などが加えられて、そのようになることを言うことが多い。

ふがふが《形容動詞や()》 ①鼻に抜けたような発音をして、他の人には聞き取りにくいように聞こえる様子。「歯ー・が・ 抜け・て・ ふがふが・ 言()ー・とる・さかい・ 聞こえにくい。」②食べ物に噛みごたえがない様子。「鬆()ー・の・ 入っ・た・ ふがふがの・ 大根」

ぶかぶか《形容動詞や()》 服・帽子・靴・入れ物などが大きすぎて、中に隙間が多くて、ゆる過ぎる様子。「ぶかぶか・の・ 帽子・が・ 風・で・ 飛ん・だ。」「兄貴・から・ 貰(もろ)ー・た・ 服・が・ 大きすぎ・て・ ぶかぶかやっ・た。」「箱・が・ 大きすぎ・て・ 中・が・ ぶかぶかで・ 動き回る。」

ぶかぶか《副詞と》 管楽器やアコーデオンなどを勢いよく鳴らす様子。また、その大きく低い感じの音。「チンドン屋・が・ 歩き・ながら・ ぶかぶか・ やっ・とる。」〔⇒ぷかぷか〕

ぷかぷか《副詞と》 ①管楽器やアコーデオンなどを勢いよく鳴らす様子。また、その軽い感じの音。「笛・を・ ぷかぷか・ 吹く。」②ものが水などに軽々と浮かんでいる様子。あちこちに数多く浮かんでいる様子。「死ん・だ・ 魚・が・ ぷかぷか・ 浮い・とる。」③煙草をしきりに吹かす様子。「人・の・ 端(はた)・で・ ぷかぷか・ 吸わ・んとい・てくれ・へん・か。」⇒ぶかぶか〕

ふかぶかと【深々と】《副詞》 行動や姿勢などのありさまや深さが普通以上である様子。「ふかぶかと・ 頭・を・ さげる。」「椅子・に・ ふかぶかと・ 座る。」◆丁寧に動く様子、ゆったりとした様子などの印象が伴う言葉である。

ふかまる【深まる】《動詞・ラ行五段活用》 程度や様子の度合いが、ますます進む。「秋・も・ ふかまっ・てき・まし・た・なー。」

ふき【蕗】《名詞》 地下茎から大きな丸い葉を出し、早春には薹(とう)と呼ばれる花茎を出して、白い花を咲かせる植物。「ふき・の・ 葉ー・を・ 摘ん・で・ 佃煮・に・ する。」

ふきあれる【吹き荒れる】《動詞・ラ行下一段活用》 風が激しく吹く。「台風・が・ 一日中・ ふきあれ・た。」

ふきおろす【吹き下ろす】《動詞・サ行五段活用》 風が、高いところから低いところに向かって強く吹く。「六甲山・から・ ふきおろす・ 冷たい・ 風」

ふきげん【不機嫌】《名詞、形容動詞や()》 心の有り様が安定していないこと。駄々をこねていること。「朝・から・ 子ども・が・ ふきげんや・ねん。」■対語=「きげん【機嫌】」「ごきげん【御機嫌】」

ふきこむ【吹き込む】《動詞・マ行五段活用》 ①風が強く吹いて、風そのものや雨・雪などがすき間から中へ入ってくる。「戸ー・の・ 間・から・ 風・が・ ふきこん・でくる。」②思い切り息を強く出して、空気を入れる。「風船・に・ 息・を・ ふきこん・で・ 膨らます。」

ふきさらし【吹き曝し】《名詞》 囲いや覆いなどがなくて、風や雨が直接あたるままになっていること。また、そのような場所。「バス・の・ 停留所・は・ 囲い・も・ 何(なん)に・も・ 無()ー・て・ ふきさらし・で・ 困っ・た。」

ふきだす【吹き出す】《動詞・サ行五段活用》 ①風が動いて通り始める。「そろそろ・ 北風・が・ ふきだす・ 頃・や。」②笛やらっぱなどを演奏し始める。「トランペット・を・ ふきだし・た・さかい・ やかましー。」■名詞化=ふきだし【吹き出し】

ふきだす【噴き出す】《動詞・サ行五段活用》 ①たまっていた水や蒸気などが、外に向かって勢いよく出る。「釜・から・ 湯気・が・ ふきだし・とる。」「水道・が・ 破裂し・て・ 水・が・ ふきだす。」②体の内にあるものが勢いよく外へ出る。「走っ・たら・ 汗・が・ ふきだし・た。」

ふきつける【吹き付ける】《動詞・カ行下一段活用》 ①風が勢いよく動いて通る。「北風・が・ ふきつける。」②息などを強く出して、かけたり当てたりする。「ガラス・に・ 息・を・ ふきつける。」③水やペンキなどを霧のように勢いよく出して、くっつける。「板・に・ ペンキ・を・ ふきつける。」

ふきとばす【吹き飛ばす】《動詞・サ行五段活用》 ①風が勢いよく動いて通って、ものを遠くまで空中を動かす。「台風・が・ 店・の・ 看板・を・ ふきとばし・た。」②息を強く出して、ものを飛ばせる。「机・の・ 上・の・ 消しゴム・の・ 屑・を・ ふきとばす。」③それまでの気持ちや雰囲気を一気に払いのける。「びくびくし・た・ 気持ち・を・ ふきとばす。」

ふきながし【吹き流し】《名詞》 輪のようにした布を竿の先につけて、風になびかせるもの。特に、鯉のぼりに付ける、そのようなもの。「鯉のぼり・の・ ふきながし」

ふきぬける【吹き抜ける】《動詞・カ行下一段活用》 風が勢いよく動いて、通り過ぎる「小路(しょーじ)・を・ 風・が・ ふきぬける。」

ふきふきする【拭き拭きする】《動詞・サ行変格活用》 紙や布などでこすって、汚れや水分を取り除く。汚れたところをきれいにする。「お茶碗・を・ ふきふきする。」◆幼児語。〔⇒ふく【拭く】

ふきふきする【吹き吹きする】《動詞・サ行変格活用》 ①口をすぼめて息を勢いよく出す。「熱い・さかい・ ふきふきし・て・ 冷まし・なはれ。」「熱い・ お粥(かい)さん・を・ ふきふきし・ながら・ 食べる。」②息を出して楽器を鳴らす。「笛・を・ ふきふきし・て・ 鳴らす。」◆幼児語。〔⇒ふく【吹く】

ふきぶり【吹き降り】《名詞》 強い雨が落ちているときに、強い風が加わること。「ふきぶりや・さかい・ 傘・を・ ささ・れ・へん。」

ふきもどし【吹き戻し】《名詞》 ◆実は、この言葉は方言語彙にはない。細長い筒から大きく息を吹き込むと、ゼンマイのような巻紙がピーンと伸びて、口を離すとヒュルヒュルと巻き戻るという、笛の玩具である。駄菓子屋や祭りの出店で買ったように思う。けれども、きちんとした名前がなかった。「ひゅるひゅる」とか言っていたようにも思うが、確証はない。淡路市に「吹き戻しの里」というところがあり、そこが現在の生産拠点と言ってよい。八幡光雲堂という会社である。

ぶきよう〔ぶきよー〕【不器用】《形容動詞や()》 ①手先でする仕事が上手でない様子。「ぶきよーで・ 細かい・ 仕事・は・ でけ・へん。」②ものごとを進める手際が上手でない様子。ものごとをうまく処理できない様子。「仕事・が・ ぶきよーで・ いつも・ 怒ら・れ・て・ばかり・や。」③抜け目なく立ち回れない様子。「わし・は・ 生き方・が・ ぶきよーや・ねん。」■対語=「きよう【器用】」〔⇒ぶっきょう(不器用)

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2017年8月11日 (金)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (468)    (通算2466回)

日常生活語 「ふ」②

 

ふうせんガム〔ふーせんがむ〕【風船ガム】《名詞》 かむことよりも、ふくらませて遊ぶことを目的に作られているチューインガム。「ふーせんがむ・を・ ぷーと・ 吹い・て・ 風船・を・ こしらえる。」

ふうと〔ふーと〕《副詞》 口をすぼめて息を吹きかける様子。風が当たる様子。また、その音や声。「熱い・ お茶・を・  ふーと・ 吹く。」〔⇒ふっと〕

ぷうと〔ぷーと〕《副詞》 ①汽笛や放屁の音などがする様子。また、その音。「ぷーと・ クラクション・が・ 鳴っ・て・ びっくりし・た。」「大きな・ 音・で・ ぷーと・ 屁・を・ こい・た。」②ふくらんでいる様子。ふくれている様子。「風船・が・ ぷーと・ ふくらん・どる。」③不平の気持ちや、気合いを入れた気持ちが現れている様子。「ほっぺた・を・ ぷーと・ ふくらし・て・ 怒っ・とる。」〔⇒ぷっと〕

ふうとう〔ふーとー〕【封筒】《名詞》 手紙や書類などを入れる紙の袋。「お金・を・ ふーとー・に・ 入れ・て・ 渡す。」

ふうふ〔ふーふ〕【夫婦】《名詞》 結婚している、一組の男の人と女の人。「ふーふ・で・ 山登り・に・ 行く。」〔⇒みょうと【夫婦】、みおと【夫婦】

ふうふう〔ふーふー〕《副詞と、動詞する》 ①熱い食べ物や飲み物を、吹いて冷ます様子。熱いものを冷ますために、口をすぼめて、繰り返して吹く様子。また、その音。「おかいさん・を・ ふーふーし・て・ 食べる。」「お汁・が・ 熱い・さかい・ ふーふーし・て・から・ 食べ・なはれ。」②吹いて火を消す様子。また、その息づかい。「ふーふーし・て・ 蝋燭・を・ 消し・て・ ケーキ・を・ 食べる。」③苦しそうな息づかいをしている様子。生活が苦しそうな様子。「給料・が・ 少(すけ)のー・て・ ふーふー・ 言()ー・て・ます・ねん。」④他の人から苦しめられたり、仕事などに追い回されたりしている様子。「一日中・ ふーふー・ 言()ー・て・ 得意先回り・を・ し・た。」◆①②は幼児語。

ぶうぶう〔ぶーぶー〕《名詞》 ①肉を食べる目的で飼育する、鼻と耳が大きく、ずんぐり太っている家畜。「ぶーぶー・を・ 飼う。」②エンジンの力で車輪を回して道路を進む乗り物。「広い・ 道・は・ ぶーぶー・が・ 走っ・とる・さかい・ 気ーつけ・や。」「ぶーぶー・に・ 乗っ・て・ 動物園・へ 行く。」◆幼児語。⇒ぶた【豚】⇒じどうしゃ【自動車】、じとうしゃ(自動車)、ぷっぷ、ぽっぽ、くるま【車】

ぶうぶう〔ぶーぶー〕《副詞と》 ①他人に向かって、不平や不満を述べる様子。「ぶーぶー・ 言()ー・たら・ 新しー・ 品物・と・ 換え・てくれ・た。」②自動車の警笛、ほら貝などで低い音を鳴らす様子。また、その音。「後ろ・の・ 車・が・ ぶーぶーと・ 鳴らし・た。」③豚が低い声で鳴く様子。また、その鳴き声。「小屋・の・ 中・で・ ぶーぶーと・ 鳴い・とる。」

ぷうぷう〔ぷーぷー〕《副詞と、動詞する》 ①らっぱを低い音で鳴らしたり放屁などをしたりしている様子。また、その音。「ぷーぷー・ こい・たら・ 臭い・やないか。」②湯が沸いて、湯気などが勢いよく吹き出している様子。また、その音。「茶瓶・が・ ぷーぷー・ 沸い・とる。」

ふうみ〔ふーみ〕【風味】《名詞》 口に含んだときに感じられる、その飲食物がもたらす上品な香りや味わい。「ふーみ・が・ 無()ー・て・ 物足ら・ん。」

ふうらいぼう〔ふーらいぼー〕【風来坊】《名詞》 ①気まぐれで、落ち着きのない人。「あいつ・は・ 町・の・ 中・を・ うろうろし・とる・ ふーらいぼーや。」②決まった職業を持っていない人。無職の人。「ふーらいぼー・を・ せ・んと・ 働い・たら・ どない・や。」

ふうりゅう〔ふーりゅー〕【風流】《形容動詞や()》 心を動かしたり心を休めたりするところがあって、上品で味わいのある様子。「ふうりゅーな・ 琴・の・ 音・が・ 聞こえる。」

ふうりん〔ふーりん〕【風鈴】《名詞》 金属・陶器・ガラスなどで作られた、小さな釣り鐘のような形の鈴で、風に吹かれて出す音を楽しむもの。「ふーりん・が・ りんりん・ 鳴っ・とる。」「姫路・の・ 明珍・の・ ふーりん・は・ 火箸・で・ でけ・とる。」

プール〔ぷーる〕【英語=pool】《名詞》 水を貯めるように作った水泳用の施設。「ぷーる・で・ 泳ぐ・ 練習する。」

ぶうん〔ぶーん〕《副詞と》 ①小さな虫が飛んでくる様子。また、その音。「蚊ー・が・ 耳元・で・ ぶーんと・ 言()ー。」②低く小さく聞こえる音。「飛行機・が・ 高い・ 空・を・ ぶーんと・ 飛ん・どる。」

ぷうんと〔ぷーんと〕《副詞、動詞する》 においが強く漂ってくる様子。「腐っ・た・ におい・が・ ぷーんとする。」

ふえ【笛】《名詞》 ①中が空洞になっている竹・木・金属などの管に穴を空けて、息を吹き込んで鳴らす楽器。「ふえ・と・ 太鼓・で・ 合奏する。」②合図のために、吹いて音を出す道具。ホイッスル。「電車・の・ 車掌・が・ ふえ・を・ 吹い・た。」

ふえいせい〔ふえーせー〕【不衛生】《形容動詞や()》 体や環境が汚れていて、健康のために良くないと思われる様子。「ふえーせーな・ 手ー・で・ 食べ物・を・ 触っ・たら・ あか・ん。」

フェリー〔ふぇりー〕【英語=ferry】《名詞》 旅客や貨物を、自動車ごと載せて運ぶ船。「淡路島・へ・の・ たこ()-ふぇりー・が・ 無()ーなっ・た。」〔⇒ヘリー【英語=(ferry)、フェリーボート【英語=ferry boat、へリーボート【英語=(ferry boat)

フェリーボート〔ふえりーぼーと〕【英語=ferry boat】《名詞》 旅客や貨物を、自動車ごと載せて運ぶ船。「明石海峡・の・ ふぇりーぼーと」〔⇒フェリー【英語=ferry、ヘリー【英語=(ferry)、へリーボート【英語=(ferry boat)

ふえる【増える、殖える】《動詞・ア行下一段活用》 ①それまでよりの数量よりも多くなる。「参加する・ 希望者・が・ ふえ・た。」「今年・の・ 夏・は・ 蚊ー・が・ ふえ・た。」「梅雨・に・は・ 黴菌・が・ ふえる。」②利益を得て財産などが多くなる。「利子・で・ 貯金・が・ ふえ・た。」■対語=「へる【減る】」■他動詞は「ふやす【増やす、殖やす】」

フォーク〔ふぉーく〕【英語=fork】《名詞》 洋食で、食べ物を刺して口へ運ぶ道具。「スパゲティ・を・ ふぉーく・で・ 食べる。」〔⇒ホーク【英語=(fork)

ふか【鱶】《名詞》 紡錘形をした体の表面はざらざらして、鋭い歯をもって凶暴な海の魚。「ふか・が・ 泳い・どる・さかい・ 海水浴・は・ 気ー・ つけ・なはれ。」〔⇒さめ【鮫】

ぶか【部下】《名詞》 仕事などにおいて、上司の下にいて、監督や指図を受けて動く人。「会社・で・は・ ぶか・が・ 10人・ おり・ます。」

ふかい【深い】《形容詞》 ①水面や表面からの距離が長い。「ふかい・ 堀・や・さかい・ はまっ・たら・ えらい・ こと・に・ なる。」「ふかい・ とこ・まで・ 潜る。」②外までの距離が長い。奥行きが遠い。「奥・が・ ふかい・ 洞穴(ほらあな)・や。」③色や香りなどが濃い。「ふかい・ お茶」「ふかい・ 青い・ 色・が・ 好きや。」④内容が詳しく濃い。内容を理解するのに骨が折れる。「ごっつー・ ふかい・ 話・やっ・た・さかい・ よー・ わから・なんだ。」⑤とても親しい。関係が並みの程度ではない。「ふかい・ 付き合い」■対語=「あさい【浅い】」

ふかさ【深さ】《名詞》 表面から底や奥までの距離。また、それが相当な距離であること。「池・の・ ふかさ・を・ 測る。」■対語=「あささ【浅さ】」

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2017年8月10日 (木)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (467)    (通算2465回)

日常生活語 「ふ」①

 

ふ〔ふー〕【麩】《名詞》 小麦粉を水でこねて、澱粉を取り去って、蛋白質で作った食品。「すき焼き・に・ ふー・を・ 入れる。」

ふ〔ふー〕【歩】《名詞》 将棋の駒のひとつで、前に一つだけ動くことのできるが、敵陣に入って成ると金将と同じ働きをするもの。「相手・の・ ふー・を・ 取る。」

【二】《名詞》 数を1音節ずつで言うときの「二」を表す言葉。◆1から10までを「ひ」「ふ」「み」「よ」「い」「む」「な」「や」「こ」「と」と言う。長音化して「ひー【一】」「ふー【二】」「みー【三】」…と言うこともある。〔⇒に【二】、ふたつ【二つ】

ぶ〔ぶー〕【部】《名詞》 ①同じ趣味や目的を持った者で構成しているまとまり。「バレー・の・ ぶー・に・ 入っ・て・ 練習する。」②会社・団体などの組織を区分けした単位。「経理・の・ ぶー・で・ 働い・とる。」③全体を何らかの基準で分けた、その一つ一つ。「走り・は・ 足・の・ 遅い・ ぶー・に・ 入っ・とる。」「上・の・ ぶー」⇒クラブ【英語=club。倶楽部】

ぶ〔ぶー〕【分】《名詞》 ①全体の中に占める大小の関係で、全体の10分の1のこと。「桜・は・ まだ・ 3ぶ・ぐらい・の・ 咲き・や。」②全体を100としたときの割合。「割」という数値の10分の1を表す単位。「1割2ぶ」③気温や体温などの数値を表す「度」の10分の1を表す単位。「熱・が・ 38度6ぶ・ ある。」④尺貫法で長さを表す単位であり、1分は約0.3センチで、10分で1寸となる長さ。「1寸3ぶ・の・ 長さ・で・ 切る。」⑤ある数が全体の数に対して占める大小の関係。また、そのようになる可能性。「どーも・ こっち・に・ ぶー・が・ ない・みたいや。」⇒ぶあい【歩合】、りつ【率】、わりあい【割合】、わんりゃい(割合)、わり【割】

ぶあい【歩合】《名詞》 ある数が全体の数に対して占める大小の関係。また、そのようになる可能性。「勝つ・ ぶあい・は・ あら・へん・やろ・なー。」〔⇒ぶ【分】、りつ【率】、わりあい【割合】、わんりゃい(割合)、わり【割】

ファール〔ふぁーる〕【英語=foul】《名詞》 野球で、打球が一塁線、三塁線の外側にそれること。「えー・ 当たり・や・けど・ ふぁーる・に・ なっ・た。」〔⇒ハール(英語=foul)

ぶあいそう〔ぶあいそー、ぶあいそ〕【無愛想】《形容動詞や()、動詞する》 人に好感を持たれるような動作をしなかったり、言葉を出したりしない様子。愛らしさに欠けて、素っ気ない様子。「ぶあいそな・ もの・の・ 言い方・を・ する。」「あの・ 人・は・ ぶあいそーする・さかい・ みんな・に・ 好か・れ・へん。」◆「あいそう【愛想】」が主として名詞の働きをするのに対して、「ぶあいそう【無愛想】」は主として形容動詞の働きをする。■対語=「あいそう【愛想】」

ぶあつい【分厚い】《形容詞》 平たい形のもので、かなりの厚みがある。物の表と裏などの間に幅がある。「ぶあつい・ 本・を・ 1月・ かかっ・て・ やっと・ 読ん・でも・た。」「ぶあつい・ 卵焼き・を・ 食べ・た。」■対語=「うすい【薄い】」〔⇒あつい【厚い】、ふとい【太い】、ぶっとい(太い)、ぶとい(太い)

ぶあついめ【分厚いめ】《名詞、形容動詞や() ものの厚みが、少し太いこと。比較的太いと思われること。「寒ーなっ・てき・た・さかい・ ぶあついめの・ シャツ・を・ 着る。」■対語=「うすいめ【薄いめ】」〔⇒ぶあつめ【分厚め】〕、ふとめ【太め】、ふといめ【太いめ】

ぶあつめ【分厚め】《名詞、形容動詞や() ものの厚みが、少し太いこと。比較的太いと思われること。「ぶあつめの・ 手袋・を・ はく。」■対語=「うすめ【薄め】」〔⇒ぶあついめ【分厚いめ】、ふとめ【太め】、ふといめ【太いめ】

ふあん【不安】《名詞、形容動詞や()》 うまくいかないかもしれないという恐れがあって、気がかりで落ち着かないこと。また、その気持ち。「明日・の・ 試験・が・ ふあんで・ 寝ら・れ・へん。」

フアン〔ふあん〕【英語=fan】《名詞》 ①スポーツ・芸能などを熱心に愛好する人。「野球・の・ ふあん」②特定のスポーツ選手や芸能人などを熱心に応援する人。「美空ひばり・の・ ふあん」◆「ふぁん」でなく、「ふあん」という発音が多い。

ふあんふあん《形容動詞や()、動詞する》 いかにも柔らかく膨らんでいる様子。軽く弾力のある様子。「ふあんふあんの・ パン」〔⇒ふわふわ、ふわんふわん、ふんわり、ふわっと〕

ぶいぶい《名詞》 背中は卵形で光沢のある金緑色の堅い殻におおわれている昆虫。黄金虫。「電気・の・ 灯(ひー)・ めがけ・て・ ぶいぶい・が・ 飛ん・でき・た。」〔⇒かなぶん【金ぶん】

フイルム〔ふいるむ〕【英語=film】《名詞》 ①薄いセルロイド製で、写真を感光させるために使う撮影用品。「写真機・に・ ふいるむ・を・ 入れる。」②薄いセルロイドに焼き付けた映画やスライドなど。「映画・の・ ふいるむ」◆「ふぃるむ」でなく、「ふいるむ」という発音が多い。

ぶいん【部員】《名詞》 同じ趣味や目的を持った者で構成しているまとまりに入っている人。会社や団体などの組織を区分けした、それぞれの単位に所属する人。「野球・の・ ぶいん」「会社・の・ 部員・で・ 忘年会・を・ する。」

ふう〔ふー〕【風】《名詞》 ①慣例として行ってきている習わし。しきたり。「そない・ する・の・が・ 村・の・ ふー・や。」「宗派・が・ 違(ちご)・たら・ 葬式・の・ ふー・も・ 違う。」②ものごとのやり方。具合や様子。「知ら・ん・ ふー・やっ・た。」「こんな・ ふー・に・ する・ん・や・さかい・ 真似し・て・ やっ・てみな・はれ。」③人やものの身なりや形。外から見たときの様子や形。身に付けている服装などの印象。他人から見られたときの全体的な印象。「もっと・ ましな・ ふー・を・ し・なはれ。」「ふー・を・ かまう。」⇒なり【形】、かっこう【格好】、すがた【姿】、ていさい【体裁】

ふう〔ふー〕【封】《名詞、動詞する》 ①袋のような形のものの口を閉じること。「手紙・の・ ふー・を・ する。」②袋のようなものがしっかり閉じられていること。また、そのようになっているもの。「ふー・を・ 切っ・たら・ 早(はよ)ー・ 食べ・んと・ いか・ん。」

ふう(ふー)【二】《名詞》 数を2音節で数えていくときの「に【二】」を表す言葉。◆1から10までを「ひい【一】」「ふう【二】」「みい【三】」「よお【四】」「いつ【五】」「むう【六】」「なな【七】」「やあ【八】」「ここ【九】」「とお【十】」と言う。ただし、単独で「ふう【二】」と言うことはない。〔⇒に【二】、ふたつ【二つ】

ふうがわり〔ふーがーり〕【風変わり】《形容動詞や()》 状況・性質・行動などが普通と変わっている様子。「ふーがーりな・ 家・が・ 建っ・とる。」

ふうけい〔ふーけー〕【風景】《名詞》 見渡して目に入る、自然や人工物のありさまや風物の様子。また、そこから醸し出される趣。その場の有様。「電車・の・ 窓・から・ 見える・ ふーけー・が・ だんだん・ 春らしゅー・ なっ・てき・た。」〔⇒けしき【景色】、ながめ【眺め】

ふうさい〔ふーさい〕【風采】《名詞》 身なりや容姿などの様子。また、それによって人に与える印象。「ふーさい・の・ 上がら・ん・ 人」〔⇒みかけ【見掛け】、みため【見た目】、みてくれ【見てくれ】

ふうせん〔ふーせん〕【風船】《名詞》 紙やゴムなどで作った袋の中に空気などを入れて、膨らませる玩具。「祭り・で・ 大(おお)けな・ ふーせん・を・ 買()ー・た。」◆「かみふーせん【紙風船】」「ごむふーせん【ゴム風船】」と言い分けることがある。ゴム風船の中に水を入れて、ゴムなどの紐をつけて、手で打ち付ける遊びが流行した時期があった。

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2017年8月 9日 (水)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (466)    (通算2464回)

日常生活語 「ひ」24

 

ピン〔ぴん〕【英語=pin】《名詞》 ①板や壁などに紙片などを張るときに使う、頭に笠形のものがついた釘。画鋲。「壁・に・ カレンダー・を・ ぴん・で・ 留める。」「紙・を・ 五枚・ずつ・ ぴん・で・ 留める。」②衣服などに留めつける用具。「ネクタイ・の・ ぴん」③髪の形を整えたり、乱れるのを防ぐために使う用具。「前髪・を・ ぴん・で・ 留める。」⇒おしピン【押し  英語=pin、びょう【鋲】、がびょう【画鋲】

ひんがらぼし【ひんがら干し】《形容動詞や()、名詞》 日光に長時間あたって、水分が乏しくなっている様子。また、そのようになったもの。「蛙・が・ ひんがらぼしに・ なっ・とる。」〔⇒かんからぼし【かんから干し】、かんかんぼし【かんかん干し】

ひんがらめ【ひんがら目】《名詞》 左右二つの目の視線が異なった方に向いているように見える目の様子。斜視。やぶにらみ。「あの・ 子・は・ ちょっと・ ひんがらめ・や。」

びんかん【敏感】《形容動詞や()》 感覚や感じ方が鋭い様子。「びんかんな・ 犬・や・さかい・ ちょっと・ 物音・が・ し・ても・ 目ー・を・ 覚まし・てまう。」■対語=「どんかん【鈍感】」

ピンきゅう〔ぴんきゅー〕【英語=ping-pongの略  球】《名詞》 卓球の競技で使う、セルロイド製のたま。「思いっ切り・ 打っ・たら・ ぴんきゅー・が・ へちゃがっ・た。」

ひんけつ【貧血】《名詞》 血液の中の赤血球などが少なくなること。「ひんけつ・で・ ふらふらする。」

ひんしつ【品質】《名詞》 品物の性質やよしあし。「食べる・ もん・は・ ひんしつ・の・ えー・の・を・ 買わ・んと・ あき・まへん。」

ひんじゃく【貧弱】《形容動詞や() ①知識や能力などがじゅうぶんでない様子。「ひんじゃくな・ 手紙・しか・ よー・ 書か・ん・さかい・ 恥ずかしい・ねん。」②品物などが小さかったり上質でなかったりして、見ばえがしない様子。「結婚祝い・は・ ひんじゃくな・ 包み紙・で・は・ 失礼や。」⇒ひんそう【貧相】

ひんしゅ【品種】《名詞》 農作物や家畜の、同じ種の中での分類の単位。品物の種類。「稲・の・ ひんしゅ」

びんする【便する】《動詞・サ行変格活用》 離れたところにいる人に知らせる。「お父さん・が・ 亡くなっ・た・(と・) 言()ー・て・ びんし・てき・た。」「急な・ こと・で・ よー・ びんせ・んと・ すんまへん。」

ピンセット〔ぴんせっと〕【オランダ語=pincet】《名詞》 手に触れてはいけないものや手でつまめないほどの小さなものをつまむための、V字形をした道具。「脱脂綿・を・ ぴんせっと・で・ つまん・で・ 消毒する。」

びんせん【便箋】《名詞》 手紙を書くための、罫線の印刷された用紙。「びんせん・ 3枚・に・ びっしり・ 書い・て・ 送っ・た。」

ひんそう〔ひんそー、ひんそ〕【貧相】《形容動詞や()》 ①顔つきや姿がみすぼらしいこと。「ひんそな・ 恰好」②品物などが小さかったり上質でなかったりして、見ばえがしない様子。「ひんそーな・ 歳暮・や・けど・ 贈ら・ん・より・は・ ましやろ。」⇒ひんじゃく【貧弱】

びんづめ【瓶詰め】《名詞、動詞する》 食品や飲料などを瓶に詰めて密封すること。また、瓶に詰められた食品。「海苔・の・ 佃煮・を・ びんづめする。」

ぴんと〔ぴーんと〕《副詞、動詞する》 ①線状のものを、勢いよく引っ張る様子。真っ直ぐに張りつめている様子。引き締まっている様子。「糸・の・ 両端・を・ ぴんと・ 引っ張る。」「ゴム・が・ ぴーんと・ 張っ・て・ 切れ・そーに・ なっ・とる。」②広い面が、引っ張られた状態になっている様子。「セロファン・を・ ぴーんと・ 張る。」③一瞬のうちに、心に浮かぶ様子。緊張している様子。「あいつ・が・ 怪しー・と・ ぴーんと・ き・た。」「幕・が・ 開く・ 前・は・ みんな・ ぴーんとし・とっ・た。」⇒ぴんぴん〕

ひんね(昼寝)】《名詞、動詞する》 疲れをとるなどのために、昼間に少しの時間だけ眠ること。「あー・ よー・ ひんねし・た。」〔⇒ひるね【昼寝】

ぴんぴん《副詞に、形容動詞や()、動詞する》 ①勢いよく、跳ね上がったり反り返ったりして動く様子。新鮮である様子。「釣っ・た・ばっかり・で・ 魚・が・ ぴんぴんし・とる」②健康で元気がよい様子。「80・を・ 過ぎ・た・けど・ まだ・ ぴんぴんし・て・ 働い・て・ます。」③線状のものを、勢いよく引っ張る様子。真っ直ぐに張りつめている様子。「ロープ・を・ ぴんぴんに・ 張る。」④真新しくて、柔らかさがない様子。「ぴんぴん・の・ 一万円札・で・ 払う。」「ぴんぴん・の・ 帽子」⑤服などが、背丈に比べて短い様子。着物の背丈が足りなくておかしく見える様子。「背ー・が・ 伸び・て・ 服・が・ ぴんぴんに・ なっ・た・なー。」⇒ぴんと。⇒ちょっぴん、ちょっぴんぴん、ちんちくりん〕

びんぼう〔びんぼー、びんぼ〕【貧乏】《名詞、形容動詞や()、動詞する》 お金が乏しくて、生活するのが苦しいこと。財産などが少ないこと。「戦争・の・ 後・は・ みんな・が・ みんな・ びんぼーやっ・た・ん・や。」「火事・が・ いっ・て・から・は・ びんぼーし・て・ます・ねん。」〔⇒びんぼうたれ【貧乏垂れ】

びんぼうたれ〔びんぼーたれ、びんぼたれ〕【貧乏垂れ】《名詞、形容動詞や()、動詞する》 お金が少なくて、生活するのが苦しいこと。「わし・は・ びんぼたれや・さかい・ 寄付する・の・は・ やめ・とく。」◆「びんぼう【貧乏】」であることを口汚く言う言葉。〔⇒びんぼう【貧乏】

ピンぼけ〔ぴんぽけ〕【オランダ語=brandpuntから  呆け】《名詞、動詞する》 ①写真で、ピントが合わず、ぼやけて写ること。ぼやけた写真。「ぴんぼけし・て・ 誰・を・ 写し・た・ん・やら・ わから・へん・ねん。」②言動などが的はずれで、肝心な点からずれていること。「あいつ・の・ 言()ー・ こと・は・ ぴんぼけ・ばっかり・や。」

ピンポン〔ぴんぽん〕【英語=ping-pong】《名詞、動詞する》 真ん中にネットを張った台の両側から、セルロイド製の小さなボールをラケットで打ち合う競技。「昼休み・に・ ぴんぽんし・て・ 遊ぶ。」〔⇒たっきゅう【卓球】

ひんやり【冷んやり】《副詞と、動詞する》 肌や舌が、水や空気などを冷たく感じる様子。体が涼しく感じたり、寒さを感じたりする様子。不安やおそれを感じる様子。「西瓜・が・ ひんやりと・ うまい。」「朝晩・ ひんやりし・てき・て・ 気持ち・が・ えー。」「北・から・ ひんやりし・た・ 風・が・ 吹い・てくる。」〔⇒ひいやり【冷いやり】

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2017年8月 8日 (火)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (465)    (通算2463回)

日常生活語 「ひ」23

 

ひるやすみ【昼休み】《名詞、動詞する》 昼食や疲労回復のために、正午前後にしばらく休むこと。また、その時間。「会社・の・ ひるやすみ・は・ 1時間・ ある・ねん。」

ひれ【鰭】《名詞》 魚などの背・尾・胸・腹などにあって扇子のような形をして、泳ぐときに使うもの。「鯛・の・ ひれ・は・ 硬い。」

ひろい【広い】《形容詞》 ①ものとものとの間隔や隙間が大きい。空間や面積に余裕がある。「ひろい・ 運動場・で・ 遊ぶ。」②仕切られた幅が大きい。「ひろい・ 道・が・ でけ・た。」③及ぶ範囲が大きい。「あいつ・は・ 読ん・どる・ 本・が・ ひろい・さかい・ 何・でも・ 知っ・とる。」■対語=「せまい【狭い】」「せばい【(狭い)】」

ひろいもん【拾い物】《名詞》 ①落ちているのを取り上げたもの。誰かが落としていって、気づいていないもの。「ひろいもん・を・ 警察・に・ 届け・ておい・た。」②思いがけない儲けもの。予想していなかった幸運なこと。「試験・を・ 3つ・ 受け・たら・ 3つ・とも・ 通っ〔=合格し〕・て・ えらい・ ひろいもん・やっ・た。」〔⇒ひらいもん(拾い物)

ひろう【拾う】《動詞・ワア行五段活用》 ①置かれていたり落ちていたりするものを取り上げて、手にする。「海・で・ 貝殻・を・ ひろう。」②失うはずのものを、失わずに済む。「負け・とっ・た・ 試合・を・ ひろ・た。」■対語=「すてる【捨てる】」「してる【(捨てる)】」〔⇒ひらう(拾う)

ひろうえん〔ひろーえん〕【披露宴】《名詞》 結婚したことを広く知らせるために、客を招いて催す宴席。「ホテル・で・ ひろーえん・を・ する。」

ひろうす〔ひろーす〕(飛龍頭)】《名詞》 豆腐を崩した中に、細かく刻んだ野菜・昆布などを入れて、油で揚げたもの。がんもどき。「関東(かんと)炊き・に・ ひろーす・を・ 入れる。」〔⇒ひろす(飛龍頭)

ビロード〔びろーど〕【ポルトガル語=veludo】《名詞》 表面の毛を立てた、柔らかくて艶のある織物。「しっくり・ し・た・ びろーど・の・ 服」〔⇒ビロド【ポルトガル語=veludo

ひろがる【広がる】《動詞・ラ行五段活用》 ①面積や間隔などが大きくなる。「狭かっ・た・ 運動場・が・ ひろがっ・た。」②広々と見渡せる。「町・の・ 周り・に・は・ 田圃・が・ ひろがっ・とる。」③かたまっていたものが、ばらばらになる。「運動場・に・ ひろがっ・て・ 体操・を・ する。」④行きわたる。流行する。「インフルエンザ・が・ ひろがる。」■他動詞は「ひろげる【広げる】」■対語=①「せばまる【狭まる】」■名詞化=ひろがり【広がり】

ひろげる【広げる】《動詞・ガ行下一段活用》 ①面積や間隔などを大きくする。「売場・を・ ひろげる。」「狭い・ 道・を・ ひろげる。」②閉じたり畳んだり、収めてあったりしたものを開く。「本・を・ ひろげ・て・ 読む。」「店・を・ ひろげ・とっ・たん・や・けど・ 誰・も・ 来・なんだ。」③かたまっていたものを、ばらばらにする。あたり一面に置き並べる。「積み木・を・ ひろげ・て・ 遊ん・どる。」■自動詞は「ひろがる【広がる】」■対語=①「せばめる【狭める】」⇒あける【開ける】

ひろさ【広さ】《名詞》 面積の大きさ。面積の大きさの程度。面積が大きいこと。「運動場・の・ ひろさ・は・ 1000坪・や。」■対語=「せまさ【狭さ】」「せばさ【(狭さ)】」

ひろす(飛龍頭)】《名詞》 豆腐を崩した中に、細かく刻んだ野菜・昆布などを入れて、油で揚げたもの。がんもどき。「よー・ 味・が・ しみこん・どる・ ひろす」〔⇒ひろうす(飛龍頭)

ビロド〔びろど〕【ポルトガル語=veludo】《名詞》 表面の毛を立てた、柔らかくて艶のある織物。「びろど・の・ 上着」〔⇒ビロード【ポルトガル語=veludo

ひろば【広場】《名詞》 屋外で大勢の人が集まることのできるような、面積の大きい場所。「駅前・の・ ひろば」

ひろびろ【広々】《副詞と、動詞する》 面積が大きい様子。面積が十分にあって、窮屈さを感じない様子。「田圃・が・ ひろびろと・ 続い・とる。」「ひろびろし・た・ 体育館」

ひろま【広間】《名詞》 大勢の人が集まることのできる、面積の大きい部屋。面積の大きい座敷。「ひろま・で・ 宴会・を・ する。」◆より大きいものは「おおひろま【大広間】」と言う。

びわ【枇杷】《名詞》 背の高い常緑樹で秋に白い花が咲き、夏の初めにだいだい色の実が生る木。また、その実。「びや・の・ 実ー・が・ 好きや。」「びわ・の・ 実ー・を・ ちぎる。」〔⇒びや(枇杷)

ひわり【日割り】《名詞》 ①給料などを1日ごとに割り当てて、計算すること。「ひわり・で・ 日当・を・ 計算する。」②何日もかかる仕事について、前もって、1日ごとの仕事の予定などを決めること。また、その決めた内容。「出・てくる・ 人数・を・ ひわり・で・ 決め・とく。」

()あらためる〔ひー()あらためる〕【日()改める】《動詞・マ行下一段活用》 予定されていたその日をやめて、別の日にする。「ひーをあらため・て・ 出直し・てき・まっ・さ。」〔⇒ひをかえる【日を変える】

ひをかえる〔ひーをかえる〕【日を変える】《動詞・ア行下一段活用》 予定されていたその日をやめて、別の日にする。「明日・は・ 都合・が・ 悪い・さかい・ ひーをかえ・てんか。」〔⇒ひ()あらためる【日()改める】

ひん【品】《名詞》 人やものにそなわっていて、外に現れてくる値打ちや好ましい感じ。「ひん・の・ えー・ 柄・の・ 着物」

ひん【品】《接尾語》 それに該当する品物であることを表す言葉。「高級ひん」「二流ひん」

ひん《助動詞》[動詞や助動詞の未然形に付く] 前にある言葉を打ち消すときに使う言葉。「一人・で・ よー・ 降り・ひん。」◆動詞や助動詞に接続し、形容詞や形容動詞には接続しない。「へん」を使う方が圧倒的に多いが、「ひん」を多用する人もある。〔⇒ない、へん、ん、まへん、しまへん、やへん〕

びん【瓶】《名詞》 ガラス・陶器・金属などで作った、液体などを入れる容器。「びん・を・ 落とし・て・ 割っ・ても・た。」「1升・ 入る・ びん」「ビールびん」「空()きびん」「空(から)びん」◆明石市大久保町西島にある酒造会社の中で最大の会社は江井ヶ嶋酒造であるが、その会社の瓶詰めをする蔵を、「びんば【瓶場】」と呼んでいた。「びんば・に・ 行っ・とる。」と言えば、その会社でその仕事をしているということがわかった。同様に「しょうちゅうば【焼酎場】」という言葉もあり、今だに、それら言葉を聞くことがある。なお、江井ヶ嶋酒造は、わが国で初めて酒瓶としての一升瓶を作った会社として知られている。

びん【便】《名詞》 ①人、物、手紙などを運ぶ手段。「飛行機・の・ びん・で・ 行く。」「船・の・ びん・が・ ない・さかい・ 届け・られ・へん。」②都合の良い機会や伝手。「誰・ど・が・ 行っ・てくれる・ びん・は・ ない・やろ・か。」「バス・の・ 良()ー・ びん・が・ ある・ん・やっ・たら・ 行き・たい・ねん・けど・な。」

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